『ぽこ あ ポケモン』は、ほのぼのスローライフ&サンドボックスゲーム…のはずなのに、フィールドに散らばる「ニンゲンのきろく」を読み進めていくと、背筋がゾクッとするような衝撃の裏設定が明かされていくんです。

「かわいいポケモンと島づくりを楽しんでいたのに…まさかこんな重いストーリーが隠されていたなんて…」と、心を揺さぶられたプレイヤーが続出しています。

この記事では、ニンゲンのきろく全126個の中でも特に重要な「日記」カテゴリ全16個を中心に、記録から読み解けるストーリーの全貌をネタバレ込みで徹底解説していきます。

ネタバレ注意!この記事には、ぽこあポケモンのメインストーリー、エンディング、日記・手紙・記録の内容に関する重大なネタバレが含まれています。未クリアの方はご注意ください。

「ニンゲンのきろく」とは?

まずは基本情報から。「ニンゲンのきろく」は、かつてこの世界で暮らしていた人間たちが残した文書や写真のことです。フィールド上でキラキラ光っているアイテムとして拾うことができます。

ただし、主人公のメタモンは人間の文字を読むことができません。プレイヤーだけが読めるという、ちょっと切ない仕組みになっているんですよね。

カテゴリ主な内容
新聞12個当時のニュース、通行止め情報、デパート再開告知など
日記16個住人・ハッカー・博士・シェフなどの個人記録(本記事のメイン)
雑誌53個当時の流行、ポケモン関連情報、広告など
メモ11個個人的な走り書き、買い物リストなど
手紙12個住人同士のやり取り、別れの手紙など
論文4個研究レポート、ポケモン保護プロジェクト関連
写真18個かつての街並み、住人の日常風景
合計126個コレクション画面で確認可能(LRボタンでタブ切替)

一見すると何気ない新聞や雑誌に見えるものも、つなぎ合わせると「この世界で何が起きたのか」という衝撃の真実が浮かび上がってきます。中でも「日記」カテゴリは、ストーリーの核心に最も深く切り込む重要な記録です。

日記カテゴリ全16個の概要

日記は大きく分けて6つのシリーズ+個別日記で構成されています。

シリーズ名冊数書き手重要度
あるハッカーの独り言 1〜66冊謎のハッカー最重要(世界の真相)
とあるハカセの日記 1〜66冊モンジャラのトレーナーの博士最重要(保護計画の詳細)
キイチのにっき1冊住人キイチ高(日常生活の記録)
船乗りツヨシの日記1冊船乗りツヨシ高(港町の生活記録)
ヒマリの日記1冊住人ヒマリ高(一般住人の視点)
とあるシェフの日記1冊シェフ中(特定クエスト後に出現)

この中でも「あるハッカーの独り言」と「とあるハカセの日記」の2シリーズは、世界の真相に直結する超重要な記録です。順番に内容を見ていきましょう。

「あるハッカーの独り言」シリーズ(全6冊)―世界の真実を暴いた男

このシリーズは、各地の洞窟や地下道、ゲート付近など人目につかない場所に隠されています。そして、その内容はこのゲーム世界の真相を根底から覆す衝撃的なものです。

ハッカーが発見した真実

ハッカーは、ある巨大な財団が世界規模で何かを隠していることに気づきます。その財団は、深刻な異常気象が進行している事実を世間から隠蔽していたのです。

異常気象の内容は深刻でした。

  • 大規模な干ばつ(パサパサこうやの街が荒野になった原因)
  • 火山の大噴火(ゴツゴツやまの街が火山灰に埋もれた原因)
  • 頻発する暴風雨(ドンヨリうみべの街が分厚い暗雲に覆われた原因)

そう、今プレイヤーが見ている荒れ果てた各エリアの姿は、すべてこの異常気象の結果だったんです。

財団の極秘計画

財団はこの異常気象に対して、2つの計画を極秘に進めていました。

計画1:人類の宇宙避難

食料不足で地上での生存が不可能になると判断した財団は、人間を宇宙に避難させる計画を実行します。ただし、この計画は「成功する可能性が低い」ものでした。

計画2:ポケモン保護プロジェクト

野生のポケモン全てを避難させることは困難だったため、財団は世界中のポケモンを巨大なコンピューターシステムに格納して保護する計画を立てました。人間が地球に帰還するまでの間、ポケモンたちはコンピューターの中で眠り続ける、という仕組みです。

ハッカーが気づいた絶望的な事実

ここからが本当に重いところです。

ハッカーはシステムを調べるうちに、衝撃的な事実を発見します。

人類は地球に戻るためのエネルギーを失い、宇宙を漂流している。帰還の見込みはない。つまり、コンピューターの中のポケモンたちは、誰にも迎えに来てもらえないまま、永遠に眠り続けることになる。

人間が帰ってくることを前提に設計された保護システムは、定期的なメンテナンスを必要としていました。しかし人間が戻れない以上、システムはいずれ限界を迎え、ポケモンたちもそのまま消えてしまう可能性があったのです。

ハッカーが仕込んだ「希望のプログラム」

この事実を知ったハッカーは、ポケモンたちをコンピューターの中で永遠の眠りにつかせるわけにはいかないと決意します。そして密かにひとつのプログラムを追加しました。

ハッカーのプログラム:「システムが維持の限界を迎えたとき、その環境にもっとも適応できるポケモンを、自動的にシステムから外の世界へ送り出す」

このプログラムによって選ばれたのが、あらゆる環境に適応できる「へんしん」の能力を持つポケモン――メタモンでした。

つまり、主人公のメタモンがこの世界に送り出されたのは、ハッカーが人知れず仕込んだプログラムのおかげだったんです。「システムの限界」が来た時に、ポケモンたちに未来を与えるために。

「とあるハカセの日記」シリーズ(全6冊)―モジャンボはかせの秘密

高台の墓石周辺、廃墟、洞窟など、かつての研究施設跡のような場所で見つかるシリーズです。

博士の正体

日記の書き手は、モンジャラ(モジャンボの進化前)をパートナーポケモンとして連れていた研究者です。この博士は財団のポケモン保護プロジェクトに参画していました。

ここで「あれ?」と気づいた方もいるのではないでしょうか。そう、この博士のモンジャラこそが、後に進化して「モジャンボはかせ」になったと考えられているのです。

モジャンボはかせの正体:ゲーム序盤から一緒にいるモジャンボはかせは、人間の道具を身につけた変わったモジャンボ。その不思議な知識や人間らしい振る舞いは、かつてハカセのパートナーだったからこそ。長い年月を経て、トレーナーなき世界でたった一匹、メタモンの目覚めを待ち続けていたのです。

日記から分かる保護プロジェクトの詳細

博士の日記には、ポケモン保護プロジェクトの内側が記されています。

  • 世界中のポケモンをコンピューターに格納する作業の記録
  • 全ての野生ポケモンを保護することの困難さ
  • ポケモン愛護団体からの抗議の声
  • プロジェクトに対する博士自身の葛藤
  • パートナーであるモンジャラへの想い

「ポケモンを守るための計画なのに、コンピューターに閉じ込めることが本当に正しいのか」――博士の苦悩が伝わってくる内容です。

「R団したっぱ日記」シリーズ―ロケットに込められた意味

実はこのシリーズは日記カテゴリではなく、タブレットなどで読める記録として各地に散っています。しかしエンディングに直結する超重要シリーズなので、ここで一緒に紹介させてください。

R団の知られざる目的

ぽこポケの世界でもR団(ロケット団)は存在していました。環境崩壊を前にして人類が宇宙避難を決定した際、団員たちはバラバラの避難船に振り分けられることになります。

それを嫌がったボスは、R団だけで一緒に宇宙へ行ける独自のロケットを建造する計画を立てました。重要なのは、このロケットには往路だけでなく、地球に帰還するための復路の燃料も積み込まれていたということ。

しかし結局、R団のロケット計画は実行されないまま終わり、団員たちはバラバラに宇宙へ送られてしまいます。残されたのは、完成したロケットと入団チャレンジのシステムだけ。

したっぱが残した最後のメッセージ

最後まで地上に残ったしたっぱは、タブレットにメッセージを残しました。「いつかこのチャレンジをクリアした誰かが、このロケットを使ってくれますように」と。

このメッセージが、エンディングで大きな意味を持つことになります。

個別日記の内容

キイチのにっき

場所:マップ中央のクラフト台付近のツタを登った先

パサパサこうやの街に住んでいたキイチの個人日記です。かつてこの場所が緑豊かで人々が暮らしていた時代の日常が記されています。今は干からびた荒野になってしまったこのエリアに、人の温もりがあった頃の記録として、切なさが胸に迫ります。

船乗りツヨシの日記

場所:マップ南側の船の奥の部屋

港で働いていた船乗りツヨシの記録です。ドンヨリうみべの街がかつて活気ある港町だったことが伝わってきます。異常気象で海が荒れ始め、やがて船が出せなくなっていく様子も読み取れます。

ヒマリの日記

場所:マップ南側の建物内

一般住民ヒマリの日記です。日常のなかで少しずつ変化していく環境を、一般市民の目線から記しています。大きな計画のことなど知る由もなく、ただ日々を送っていた住人の記録は、財団やハッカーの記録とは違った重みがあります。

とあるシェフの日記

場所:ポケモンセンター周辺(特定クエスト後に出現)

かつてこの世界で料理を作っていたシェフの記録です。ポケモンのために料理を作ることへの情熱や、食材が手に入りにくくなっていく中での苦労が記されています。

だれかの日記(メタモンのトレーナーの日記)

場所:ポケモンセンター内

これは最重要クラスの日記です。「だれか」と名前が伏せられていますが、実は主人公メタモンのかつてのトレーナーが書いた日記なんです。

明かされる事実:メタモンが料理の基礎を知っているのは、かつてトレーナーと一緒にレストランに通っていたから。メタモンはシェフが料理をする様子をじーっと眺めていたという描写があり、好奇心旺盛で特に人間のすることに興味があった、とトレーナーが愛情を込めて記しています。

この日記を読むと、メタモンがただの「システムから送り出されたポケモン」ではなく、誰かに深く愛されていたパートナーだったことがわかります。そのトレーナーも今は宇宙のどこかにいるのだと思うと…胸が締め付けられますね。

日記から読み解く世界の全体像

バラバラに散らばった記録をつなぎ合わせると、この世界で起きたことの全体像が見えてきます。時系列で整理してみましょう。

時期出来事関連記録
かつて人間とポケモンが共存する平和な世界。キイチ、ツヨシ、ヒマリたちが各地で暮らしていたキイチのにっき、ツヨシの日記、ヒマリの日記、写真
異変の始まり異常気象が深刻化。干ばつ・噴火・暴風雨が頻発。財団がこの事実を隠蔽新聞、ハッカーの独り言
極秘計画始動財団が人類の宇宙避難計画とポケモン保護プロジェクトを極秘で開始ハカセの日記、論文
ポケモン格納世界中のポケモンが巨大コンピューターシステムに格納される。博士のモンジャラも対象ハカセの日記
R団の抵抗R団が独自のロケットを建造。団員がバラバラにされることへの抵抗R団したっぱ日記
人類宇宙へ人類が宇宙へ避難。R団のロケットは発射されず地上に残されるR団したっぱ日記、手紙
ハッカーの介入ハッカーが人類帰還不可能の事実を発見。自動送出プログラムを密かに仕込むハッカーの独り言
長い時間の経過人間のいない世界で時が流れる。街は荒廃し、モンジャラはモジャンボに進化(ゲーム内の風景そのもの)
システムの限界保護システムが維持限界を迎え、ハッカーのプログラムが起動。メタモンが外の世界へ送り出されるハッカーの独り言
ゲーム開始メタモンが「不思議な声」に導かれて目覚め、モジャンボはかせと出会う。世界の復興が始まるゲーム本編

各エリアの「過去の姿」

日記や記録を読むと、今は荒れ果てた各エリアのかつての姿が見えてきます。

エリア現在の姿かつての姿荒廃の原因
パサパサこうやの街乾燥した荒野緑豊かな街大規模な干ばつ
ゴツゴツやまの街火山灰に覆われた鉱山町跡にぎやかな鉱山町火山の大噴火
ドンヨリうみべの街暗雲に覆われた港活気ある港町頻発する暴風雨
キラキラうきしまの街浮遊する島群・雲海先進的な都市異常気象による地殻変動

メタモンが環境を改善し、ポケモンを呼び集めることで、少しずつかつての姿を取り戻していく――それがこのゲームの本質なんですね。

エンディングと日記の繋がり(最大のネタバレ)

最大級のネタバレ注意!ここからはエンディングの具体的な内容に触れます。

エンディングの流れ

4つの島すべてをクリアし、各地のビルを建て直したメタモン。パサパサこうやの街の浜辺で「最後の入団チャレンジ」を受けることになります。

  1. モジャンボはかせがクラッカーを鳴らす
  2. 何者かに襲撃されている可能性があります。緊急脱出プログラムを起動します」というアナウンスが流れる
  3. 建物が轟音とともにモンスターボール柄のロケットに変形
  4. ロケットが宇宙へ向かって発射される
  5. 各島のポケモンたちに見守られながら、ロケットは宇宙の彼方へ消えていく

このロケットこそ、R団が建造して地上に残されていたものです。R団したっぱの日記にあった「往復燃料を積んでいる」という記述が、ここで重大な意味を持ちます。

ロケットの先にいたもの

ロケットが到着した先は、宇宙ステーションのような場所でした。そこから出てきたのは、宇宙服を着たニンゲン(人間)

ロケットには、メタモンとポケモンたちが復興しつつある街で元気に暮らしている姿を写した1枚の写真が搭載されていました。

エンディングの意味:ロケットにはR団が積んだ往復分の燃料がある。宇宙の人間たちは、地球が復興しつつあることを知った。そして帰るための手段を手に入れた。――人間はまだ「戻らない」のではなく、「まだ戻れない」だけ。いつか帰ってくるかもしれない、という希望を残して物語は幕を閉じます。

全ての記録がつながる瞬間

エンディングを迎えてから日記を読み返すと、全ての記録が一本の線でつながります。

  • ハッカーの独り言:メタモンが送り出された理由
  • ハカセの日記:モジャンボはかせがメタモンを待ち続けていた理由
  • R団したっぱ日記:エンディングのロケットの正体と燃料のこと
  • だれかの日記:メタモンにはかつて愛してくれたトレーナーがいたこと
  • 住人たちの日記:メタモンが復興しようとしている街には、かつて人々の日常があったこと

「ほのぼのスローライフゲーム」の裏に隠された、ポストアポカリプス(終末後の世界)のやさしい物語。それがぽこあポケモンの真の姿だったんです。

日記の入手場所まとめ

最後に、日記全16個の入手場所をまとめておきます。コンプリートの参考にしてくださいね。

No.日記名入手場所
1キイチのにっきマップ中央のクラフト台付近、ツタを登った先
2船乗りツヨシの日記マップ南側の船の奥の部屋
3ヒマリの日記マップ南側の建物内
4あるハッカーの独り言1洞窟内部
5あるハッカーの独り言2地下道付近
6あるハッカーの独り言3ゲート周辺
7あるハッカーの独り言4各地の隠し通路付近
8あるハッカーの独り言5各地の隠し通路付近
9あるハッカーの独り言6キラキラうきしまの街エリア
10とあるハカセの日記1高台の墓石周辺
11とあるハカセの日記2廃墟内部
12とあるハカセの日記3洞窟内部
13とあるハカセの日記4研究施設跡
14とあるハカセの日記5各地の隠しエリア
15とあるハカセの日記6各地の隠しエリア
16とあるシェフの日記ポケモンセンター周辺(特定クエスト後)

コレクション確認方法:メニュー → コレクション → 「ニンゲンのきろく」を選択。LRボタンでカテゴリを切り替えて、日記タブを表示すればOKです。

まとめ:ほのぼのの裏に隠された感動の物語

ぽこあポケモンの日記・記録から見えてくるのは、「やさしいポストアポカリプス」とも呼ぶべき物語です。

  • 異常気象で荒廃した世界から人間は宇宙へ逃げた
  • ポケモンたちはコンピューターに格納されて眠り続けていた
  • ハッカーの密かなプログラムによってメタモンが選ばれ、外の世界へ
  • 博士のモンジャラ(モジャンボ)が長い年月ひとりで待ち続けていた
  • R団が残したロケットが人間と再びつながる希望の架け橋に
  • メタモンにはかつて愛してくれたトレーナーがいた

ポケモンと一緒に島を開拓して、環境を整えて、街を復興していく――その一つひとつの作業が、「いつか人間が帰ってこられるように」という願いの上に成り立っていたのだと気づいたとき、このゲームの見え方が180度変わります。

日記を全部集めてから改めてフィールドを歩くと、荒れた景色のひとつひとつに、かつてここで暮らしていた人々の面影が見えてくるような気がしませんか。ぜひ全126個のニンゲンのきろくをコンプリートして、この世界の全貌を味わってみてください。