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ウィッチャー原作からドラマ・ゲームで利用した設定と伏線まとめ

ウィッチャー原作からNetflixドラマに引用した設定をまとめようと考えているけれど、なかなか原作が読み終わらないので、気づいたことから書き始めてしまおうと考えたーーぼくです!

ウィッチャーサーガ5部作、Netflixドラマ見終わった人は読み始めた人も多いのではないでしょうか。
ぼくも類にもれずその一員ってなわけです。

で。

ウィッチャー1エルフの血脈を読み進めていて、「おや、これって?」って思ったことがあり、「これはまとめたら面白いかも?」と思ったので、急遽記事として作成していくことにしました。
何度か読んでみたいと思うので、あまり形に囚われず、継ぎ足し継ぎ足しで、記事更新していこうと思います。

ウィッチャー原作1巻:エルフの血脈

ウィッチャー原作1巻とドラマシーンの繋がりを感じたことについてまとめます。

トリス・メリゴールドが松明で焼かれたわけ

トリス・メリゴールド「もう2度と胸の開いた服を着ないと誓ったわ・・・」
これは、ソドンの丘の戦いを振り返ったシーンでトリス・メリゴールドがいうセリフの意訳です。

で。

何を思い浮かべたかというと、このシーンです。

by Netflix

これです。これ。
門を守っていたシーンです。

ウィッチャーNetflixドラマ版8話(最終話)結末あらすじネタバレ考察!こんにちわ! ーー2度の驚きの法で結び付けられるゲラルトとシリラの運命に感動を覚えながらも、「驚きの法ってけっこうあちこちで乱発されて...

なんで、急に、あんなに強調して、露骨に胸に松明を押し当ててたのか、の答えってこれだったんだと思うんですよね。

胸に強く焼印したシーン
↓ からの
「もう2度と胸の開いた服は着ない・・・」と、トリス・メリゴールドは服の胸元を強く握りしめて言った。
みたいにシーズン2でなるんじゃないでしょうか。
フラッシュバックシーン挿入されそうですね。

ウィッチャー原作2巻:屈辱の刻

ウィッチャー2巻屈辱の刻からドラマで利用されたっぽい設定をまとめます。

イェネファーの子宮摘出手術

ウィッチャーの原作を読んでいくと、なんかドラマと違和感あることは多いです。
いいとか、わるいとか。
そういうことではなくて。
違和感は違和感です。
違和感は謎です。
謎は読書の視聴の楽しみです。
何が言いたいかって?

ウィッチャー最高!



で。

何が違和感かっていうと、ヴィセンナのまとめでも書いたように、どうやら魔法使いだからと言って、不妊ってわけじゃないみたいなんですよね。

Netflixウィッチャー人物紹介 ヴィセンナ(ゲラルトの母)ゲラルトの母にして、魔法使いヴィセンナについてまとめます。 キャスト ゲラルトの母。魔法使いヴィセンナのキャストを紹介します。 ...

ヴィセンナのまとめでは、「ドルイドだから」と結論づけてしまっていましたが、どうやら違うようです。
アレツザ以外のメイジだったらあるいは? とも思ったんですけど、それも違いそう。

キーラって魔法使いも出てくるんですが、子ども産む気満々みたいです。

それにそもそも、シリラが古代エルフーーララ・ドーレンーーの血を引いているということからも、ファルカの乱のファルカもですけど、魔法使いでも子どもは産めるわけですよね。
ただティサイア教室の人らはみんな産めないのかもしれません。

あの施術に関係している記載が2巻にありました。

「魔法使いは子どもを残すべきではない。よって、みんな魔法使いは子宮を摘出すべきだ。by ティサイア」みたいな小説内の創作引用部分にありました。

魔法使いは子どもを残すべきでないということと、子宮を摘出すべき! というのは、全体の合意事項というか、全体の意志ではなくて、元々提唱していたのは、ティサイアだったみたいです。

ここらへんから膨らまして、というか強調? して、ドラマに描いたのが4話「宴、命、葬」のイェネファーのくだりだったのかもしれませんね。

ポータルと砂漠

4話「宴、命、葬」で、イェネファーがポータルを使い飛び回るシーンがあります。
そのシーンが、2巻屈辱の刻のシーンのオマージュになっていると思いました。

そのうちの2巻関連シーンは、砂漠。
シリラがまさにポータルを使って、砂漠をさまようシーンがあります。
その砂漠が、きっとイェネファーがポータルを使って暗殺者から逃げてたどり着いた砂漠と同じ砂漠なのだと思います。
なので、Netflixドラマでシーズン2以降、シリラが砂漠をさまようシーンになったら、同じセットで撮影され「あれ、これって?」って既視感からのWebでの会話って流れで盛り上がるんじゃないでしょうか。

ウィッチャー原作3巻:炎の洗礼

ポータルと海岸

こちらも、4話「宴、命、葬」のイェネファーのポータル関連です。
イェネファーはカリス王妃の赤ん坊を連れて、水辺に現れます。
実は、3巻炎の洗礼で、結社の会合から無理やり脱出したイェネファーは、スケリッジの海辺に漂着します。
まさに、映像にしたら同じ感じになるんじゃあ、ないでしょうか。

(あの時の赤ちゃんが導いてくれたのね・・・)
イェネファーは自分の脱出に安堵しながらも、昔自分が助けられなかった赤子の冥福を案じた。

みたいな投げれのシーンになるかもしれません。

ウィッチャー原作5巻:湖の貴婦人

湖の貴婦人は、五巻にしてウィッチャーサーガ5部のラストです。
シリラとガラハドの語りという体なのですが、その中で、ゲームに関連するドラマではないですが、ゲーム側で引用している記載を発見したのでシェアします。

ウィッチャーのゲームはシリラの創作話である仮説

それは、ラストに、ガラハドが「その後、二人(ゲラルトとイェネファー)はどうなったんだい?」と、暴動に巻き込まれて重傷を負い、シリラがポータルで別の世界に連れ出したあとのことを、訊ねます。

シリラは答えます。「馬鹿ね、ふたりはそのあと、家を立てて、結婚して、子どもと友人と楽しく余生を過ごしたに決まっているじゃない」と、幸せな未来をーーありえない結末を語るのです。

このシーン。

原作では、死んでしまった二人を弔って、あの二人が幸せにならないはずがない、なったはずだ、なるべきだ、というシリラの願いからの発言であって現実にはありえないことであることは、シリラ自身もわかっているのではないかと思います。

が、ゲーム版。

二人は生きていました。

そしてウィッチャー3までの物語を終えて
ゲーム十周年の記念動画がこれです。



ね?
どうですか?

この未来像ってシリラがガラハドに話た未来そのままじゃないですか?

ということは、これについては2つの仮説があります。

  1. ガラハドと会話しているシリラは実はウィッチャー3のあとのシリラ説
  2. 10周年ムービーが実は結末ではないのだけれど、製作者が湖の貴婦人のラストを引用して作った説

1について考えると夜も眠れなくなります。
なので、2がライトでいいなあ、と思います。

なぜ1だと重いか。
それは、1を前提にすると、そもそもゲーム版ウィッチャーは存在せず、湖の貴婦人以降の話は、シリラの創作、と考えられなくもないからです。
その創作の締め括りが、十周年記念ムービーで、5巻のラストとつながっているのだとしたら・・・

幸せな映像だけに、幸せすぎるからこそ、悲しさは増します・・・

ウィッチャー1、ウィッチャー2、ウィッチャー3の話は、シリラが父と母(ゲラルトとイェネファー)を妄想のなかだけでも幸せな結末にたどり着かせたいーーそんな想いの産物なのかもしれないのだから。

続く・・・

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