【Scott Pilgrim EX】完全ガイド|伝説のベルトスクロールが新生!原作者参加の完全新規ストーリーを徹底解説
Scott Pilgrim EXは、カナダの人気グラフィックノベル「Scott Pilgrim」シリーズを原作としたベルトスクロールアクションゲームの最新作です。2026年3月5日にNintendo Switch 2/Switch向けに発売され、原作者ブライアン・リー・オマリー氏自身がストーリー執筆に参加した完全新規の物語が楽しめる、ファン待望の一本となっています。前作「Scott Pilgrim vs. The World: The Game」から大きく進化したゲームシステムと、Anamanaguchiによる全曲新規のサウンドトラック。「あのスコット・ピルグリムが帰ってきた!」と思わず声が出てしまう、最高にロックでパンクな作品なんです。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | Scott Pilgrim EX |
| 発売日 | 2026年3月5日(Switch / Switch 2版) |
| 価格 | 3,800円 |
| 対応プラットフォーム | Nintendo Switch 2 / Nintendo Switch / PS5 / PS4 / Xbox / PC |
| 開発 | Tribute Games |
| パブリッシャー | Tribute Games |
| プレイ人数 | 1〜4人 |
| ジャンル | ベルトスクロールアクション |
| プレイ時間 | 約4〜5時間(リプレイ性高い) |
マルチプラットフォーム展開ということで、お持ちのハードを選ばずに遊べるのも嬉しいポイントですね。Switch 2で友達と集まってワイワイ遊ぶもよし、一人でじっくりやり込むもよし。3,800円というお手頃価格なのも、気軽に手を出しやすいんじゃないでしょうか。
原作「Scott Pilgrim」とメディア展開の歴史
そもそも「Scott Pilgrim」ってどんな作品?という方もいらっしゃるかもしれませんので、少し原作についてお話ししますね。
原作はカナダのコミックアーティスト、ブライアン・リー・オマリー氏によるグラフィックノベルシリーズです。2004年から2010年にかけて全6巻が刊行されました。カナダ・トロントを舞台に、冴えないバンドマンのスコット・ピルグリムが、運命の女性ラモーナ・フラワーズと付き合うために、彼女の「7人の邪悪な元カレたち(The League of Evil Exes)」と戦う、というなんとも突拍子もないストーリーなんです。
格闘ゲームやRPGのようなバトル描写、レトロゲーム風の演出、そしてカナダのインディーズ音楽シーンの空気感が絶妙にミックスされた独特の世界観が、世界中のファンを虜にしました。日本の漫画やゲームからの影響を公言している作品だけに、日本のファンにとっても親しみやすい雰囲気があるんですよね。
メディア展開もかなり充実しています。2010年にはマイケル・セラ主演の実写映画「Scott Pilgrim vs. The World」が公開。エドガー・ライト監督の独創的な映像表現が話題になりました。さらに2023年にはNetflixでアニメシリーズ「Scott Pilgrim Takes Off」が配信。原作キャストが声優として集結し、原作とは異なるオリジナル展開で大きな反響を呼びました。
そして今回の「Scott Pilgrim EX」は、このNetflixアニメの時間軸の「その後」を描く物語。原作者オマリー氏自身がストーリーを手掛けているということで、これはもうファンにとってはたまらない一本ですよね。
完全新規ストーリー:原作者が紡ぐ新たな物語
本作の舞台は20XX年のトロント。7人の邪悪な元カレたちとの戦いが終わった後の世界です。しかし、平和は長くは続きませんでした。トロントの街は新たな脅威に晒されることになります。
街を支配しようとしているのは、「ヴィーガンズ(Vegans)」「ロボッツ(Robots)」「デーモンズ(Demons)」の3つのギャング組織。それぞれ異なる思想と戦い方を持つ彼らが、トロントの覇権を巡って暗躍しています。スコットたちは再び立ち上がり、街の平和を取り戻すために戦うことになるわけです。
原作をご存知の方なら、「ヴィーガンズ」と聞いてピンと来るかもしれませんね。原作でもヴィーガンの超能力者トッド・イングラムが登場しましたが、今回はさらにスケールアップした形で物語に絡んできます。原作者オマリー氏ならではの、あのユーモアセンスとパンクスピリットが全編に溢れたストーリーになっているんです。
Netflixアニメから入った新しいファンの方にとっても、前作ゲームからのオールドファンにとっても、しっかり楽しめる内容になっています。「原作者書き下ろし」という看板は伊達じゃないですよ。
ちなみに、3つのギャング組織にはそれぞれ異なるボスキャラクターが存在し、どの組織から攻略するかはプレイヤーの自由です。オープン構造を活かした「自分だけの攻略順序」が楽しめるのも、本作のストーリーの魅力の一つ。「まずはデーモンズから倒そう」「いや、ロボッツが気になるからそっちからだ」なんて、友達と攻略方針を議論するのも楽しいんですよね。
プレイアブルキャラクター:個性豊かな7人の戦士たち
本作では7人のプレイアブルキャラクターが最初から全員使用可能です。前作のように特定キャラクターをアンロックする必要がないのは、非常にありがたい設計ですね。友達と集まっていきなりお気に入りのキャラで遊べるわけですから。
| キャラクター名 | 特徴 | 備考 |
|---|---|---|
| Scott Pilgrim | シリーズの主人公。バランス型のオーソドックスなファイター | おなじみの顔 |
| Ramona Flowers | スコットの恋人。サブスペース・ハンマーを駆使するパワータイプ | おなじみの顔 |
| Lucas Lee | 元カレの一人にしてアクション映画スター。豪快なパワー攻撃 | おなじみの顔 |
| Roxie Richter | ラモーナの元カノ。素早い刀さばきが持ち味のスピードタイプ | おなじみの顔 |
| Matthew Patel | 最初の元カレ。魔法攻撃とデーモン召喚で戦うテクニカルファイター | 新規参戦 |
| Robot-01 | ロボッツ陣営から参戦のオリジナルキャラクター | 完全新規キャラ |
| Gideon Graves | 原作のラスボスにして7人目の邪悪な元カレ。トリッキーな戦闘スタイル | おなじみの顔 |
特に注目したいのが、新規参戦のMatthew PatelとRobot-01の2キャラクターです。Matthew Patelは原作で最初に戦う元カレでありながら、前作ゲームではプレイアブルではなかっただけに、「やっとプレイアブルになった!」と喜ぶファンも多いのではないでしょうか。Robot-01は本作オリジナルのキャラクターで、ロボッツ陣営ならではのメカニカルなアクションが楽しめます。
そして元ラスボスのGideon Gravesがプレイアブルとして使えるというのも、なかなか胸アツですよね。かつての敵と肩を並べて戦うという展開は、まさにゲームならではの醍醐味です。
ゲームシステムの大進化:リニアからオープン構造へ
本作で最も大きく変わったのが、ゲーム構造です。前作「Scott Pilgrim vs. The World: The Game」は、ステージ1からステージ7まで順番にクリアしていくリニアな構成でした。いわゆる「ファイナルファイト」や「ベア・ナックル」のような、クラシカルなベルトスクロールの形式ですね。
しかし本作では、約40スクリーンにも及ぶ自由探索型のオープン構造に生まれ変わっています。これは「くにおくんの時代劇だよ全員集合」や「River City Ransom」に近い構造と言えばわかりやすいでしょうか。トロントの街を自由に歩き回りながら、ギャングたちと戦い、ショップで買い物をし、サブイベントをこなしていく。ベルトスクロールアクションの爽快感はそのままに、探索の自由度が格段に上がっているんです。
キャラクター成長システム
前作では経験値を稼いでレベルアップすることで新しい技を覚えていくシステムでしたが、本作では7人全員が最初からフルムーブセットを持っています。つまり、ゲーム開始直後からすべての技が使えるということ。「序盤は弱い技しかなくてつまらない」ということがないんですね。
では成長要素はないのかというと、そうではありません。敵を倒して得たコインを使って、各キャラクターのステータスをアップグレードできるシステムになっています。攻撃力、防御力、スピードなど、自分のプレイスタイルに合わせてカスタマイズできるわけです。
この設計変更は非常に巧みだと感じます。最初から全技が使えることで「このキャラはどんな動きができるのか」がすぐにわかりますし、ステータスアップグレードで長期的な成長の楽しみもしっかり残っている。ベルトスクロールアクションの「とりあえず触ってすぐ楽しい」という良さと、「やり込むほどに強くなる」というRPG的な深みを、うまく両立させているんです。
最大4人の協力プレイ
もちろん、シリーズの伝統である最大4人の協力プレイも健在です。友達と一緒にトロントの街を暴れ回る楽しさは、前作から引き続き本作でも最大の魅力の一つ。オープンな構造になったことで、「あっちのエリアに行ってみよう」「このショップに寄ろう」といった相談をしながら遊べるのも新鮮です。
ちなみに、4人プレイ時のカオスっぷりは本作でも健在です。画面上に大量のエフェクトが飛び交い、敵がコインをばらまきながら吹っ飛んでいく。この「ごちゃごちゃしてるけど楽しい」感覚は、まさにScott Pilgrimシリーズの真骨頂と言えるでしょう。
Anamanaguchiによる全曲新規サウンドトラック
Scott Pilgrimシリーズの音楽といえば、Anamanaguchi。チップチューンとロックを融合させた唯一無二のサウンドで、前作のサウンドトラックはゲーム音楽史に残る名盤として知られています。あの「Another Winter」のイントロを聴いただけで血が騒ぐ、という方も多いのではないでしょうか。
本作でもAnamanaguchiが全曲新規制作でサウンドトラックを担当しています。前作のエッセンスを引き継ぎながらも、さらにパワーアップした楽曲群。ゲームを遊んでいるだけで自然と体が動いてしまうような、最高にグルーヴィーなサウンドが全編を彩ります。
正直なところ、サウンドトラックだけでも価格分の価値があると言っても過言ではないでしょう。ゲームを遊びながらイヤホンやヘッドホンで聴くと、また格別の体験になりますよ。
前作のサウンドトラックは、ゲームが一度配信停止になった後もファンの間で語り継がれ、チップチューン音楽の名盤として独立した人気を保ち続けていました。本作の楽曲もその系譜を継ぐものであり、戦闘シーンでアドレナリンを爆発させるアップテンポな曲から、街をぶらぶら歩く時のリラックスした曲まで、場面に合わせた幅広い楽曲が用意されています。個人的には、ショップ内で流れるBGMがお気に入りですね。あの独特のほのぼの感がたまりません。
評価:Nintendo Life 9/10の高評価
海外の大手ゲームメディアNintendo Lifeでは9/10という非常に高いスコアを獲得しています。前作もNintendo Lifeで高い評価を受けていましたが、本作はそれをさらに上回る評価です。
高評価の理由として挙げられているポイントをまとめてみましょう。
- 原作者参加のストーリー:ファンサービスに留まらない、しっかりとした新規の物語
- オープン構造への進化:自由度の高い探索が加わり、ゲームとしての奥行きが大幅に増した
- 全キャラ最初からプレイアブル:キャラ選択の自由度が高く、リプレイ性に貢献
- Anamanaguchiの新規サウンドトラック:前作に匹敵する、あるいはそれ以上の音楽体験
- ピクセルアートの美しさ:Tribute Gamesの職人芸が光る、細部まで作り込まれたグラフィック
一方で、メインストーリーのプレイ時間が約4〜5時間とやや短めという指摘もあります。ただし、7人のプレイアブルキャラクターそれぞれで遊ぶ楽しみや、オープン構造ならではの探索要素、そして協力プレイの楽しさを考えると、リプレイ性は非常に高いと言えます。「一周で終わり」ではなく「何度も遊びたくなる」タイプのゲームですね。
3,800円という価格設定も、この内容であれば十分に納得できるのではないでしょうか。むしろコストパフォーマンスは相当高いと思います。
Switch 2で遊ぶメリット
本作はマルチプラットフォーム対応ですが、Switch 2で遊ぶメリットもしっかりあります。
まず、携帯モードでの協力プレイ。Joy-Conをシェアして、いつでもどこでも2人プレイが楽しめるのはSwitchシリーズならではの強みです。友人の家でサッと取り出して遊べる手軽さは、他のプラットフォームにはない魅力ですよね。
また、ベルトスクロールアクションというジャンル自体が、短い時間でサクッと遊べるのも携帯機との相性が抜群です。通勤電車の中で一区画だけ探索する、お昼休みにボス戦に挑む、そんな遊び方ができるのはSwitch 2版ならではの楽しみ方です。
Switch 2のパワーアップした性能のおかげで、画面に大量のキャラクターやエフェクトが表示される場面でも、安定したフレームレートでプレイできるのも見逃せないポイント。特に4人協力プレイ時は画面上の情報量がとんでもないことになりますが、Switch 2ならスムーズに動作します。ピクセルアートの美しいドット絵が高精細なディスプレイで映えるのも、Switch 2ならではの体験です。
こんな方におすすめ
最後に、本作をどんな方におすすめしたいかをお伝えしますね。
- 前作のファン:あの感動がパワーアップして帰ってきました。迷わず買いです
- 原作コミックやNetflixアニメのファン:原作者書き下ろしの新ストーリーはマストプレイ
- レトロゲーム好きの方:River City Ransom風の自由探索とベルトスクロールの融合は最高です
- 友達とワイワイ遊びたい方:最大4人協力プレイは文句なしに盛り上がります
- チップチューン音楽が好きな方:Anamanaguchiの新譜が聴けるだけで価値があります
まとめ:伝説のベルトスクロールが最高の形で新生
「Scott Pilgrim EX」は、前作の魅力を受け継ぎながら、ゲームとしての構造を大胆に進化させた傑作です。原作者ブライアン・リー・オマリー氏が直接参加した完全新規ストーリー、リニアからオープンへと変貌したゲーム構造、最初から全技が使える7人のプレイアブルキャラクター、そしてAnamanaguchiによる珠玉のサウンドトラック。どこを取っても「ファンが求めていたもの」と「予想を超える進化」の両方が詰まっています。
Nintendo Life 9/10という高評価も納得の完成度。3,800円で最大4人の協力プレイが楽しめるコストパフォーマンスも優秀です。プレイ時間こそ4〜5時間と短めですが、7キャラでのリプレイや探索の奥深さを考えれば、長く付き合える一本になるでしょう。
Scott Pilgrimを知っている方も、今回初めて触れるという方も、ぜひこの最高にロックなベルトスクロールアクションを体験してみてくださいね。トロントの街で待っていますよ!







