【The Forest】あらすじ・ゲームシステム・Steam評価まとめ|日本語対応と続編も紹介

The Forestは、旅客機の墜落を生き延びた主人公が、人食いミュータントの社会が存在する謎めいた森で生き抜く、一人称視点のサバイバルホラーです。開発・販売はEndnight Games Ltd。Steamでは2014年5月30日に早期アクセスが始まり、約4年を経た2018年4月30日に正式版(V1.0)へ移行しました。
Steamストアの説明文は、敵となる遺伝子変異体の一族を「信念、家族、道徳を持ち、ほとんど人間に見える」存在として紹介しています。
Steamのユーザーレビューは約68万件が集まり、評価ラベルは「圧倒的に好評」です(2026年9月2日取得)。発売から8年が過ぎた現在の仕様、物語の入口、遊び方、評価、購入前に確認したい点を、公式情報と攻略Wikiの情報を分けて整理します。
作品概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | The Forest |
| 開発・販売 | Endnight Games Ltd |
| 発売日 | 2018年4月30日(Steam正式版)/早期アクセス開始は2014年5月30日 |
| 価格 | 451円(通常価格2,050円、78%オフ。2026年9月2日取得)。セール価格は時期で変わるため、購入時の価格はSteamストアで確認してください |
| ジャンル | アクション、アドベンチャー、インディー、シミュレーション |
| プレイ形態 | シングルプレイヤー/オンライン協力プレイ/LAN協力プレイ |
| 対応言語 | 日本語を含む16言語。日本語はインターフェイスのみ対応で、フル音声は英語のみ |
| プラットフォーム | PC(Windows)。PlayStation 4版は2018年11月6日配信(米PlayStation公式サイトの表記) |
| VR | 対応(SteamVR または Oculus PC) |
| Steam Deck | プレイ可能(「確認済み」ではない) |
| ストア・公式サイト | Steamストアページ/Endnight Games公式サイト |
Steamのストア情報では追加コンテンツ(DLC)は登録されておらず、購入するのは本編のみです。VR版も、購入済みの全プレイヤーに向けた無料アップデートとして配信されました。動作環境の最低要件は、ストアの表記でWindows 7、メモリ4GB、GeForce 8800GT、ストレージ5GBです。
世界観・ストーリー
公式説明が語る範囲
Steamストアの説明文は、物語の出発点を短くまとめています。プレイヤーは旅客機墜落の唯一の生存者で、気がつくと謎めいた森にいて、人食いミュータントの社会を相手に生き延びることになります。
もう少し踏み込んだ説明が、PS4版の発売日を告知したPlayStation.Blogの記事(2018年8月29日)にあります。Endnight Gamesの開発者は本作を「旅客機の墜落を2人とも生き延びた後、行方不明になった息子を探す父親」の物語と紹介しました。食料と水を探し、夜が近づけば火とシェルターで暖を取る。最初は穏やかに見える森に、やがて不吉な何かが潜んでいると分かる、という導入です。ストアの説明文は「唯一の生存者」と書いていますが、開発者記事では父と息子の2人が墜落を生き延びたと説明されており、表現に違いがあります。
同じ記事で開発者は「このゲームは何をすべきかを指示しない」とも述べています。戦闘と探索に集中する人もいれば、拠点づくりに没頭する人もいて、プレイヤーごとに違う物語を体験する設計です。
冒頭の流れ(攻略Wikiの記述)
ここからは攻略Wiki(The Forest Wiki)の記述です。主人公の名前はEric LeBlanc、息子はTimmy LeBlancとされています。ゲームは機内の座席から始まり、隣にはTimmyが座っています。本を手に取ると機体が揺れ始め、そのまま墜落。通路で目を覚ました主人公は、赤く塗られた男がTimmyを抱え上げるのを目にして再び気を失い、次に目覚めたところから操作が始まります。
Wikiによると、主人公は建築の手引きとなるサバイバルガイドとライターを最初から持っており、最初の武器になる斧は機内で手に入れます。サバイバルガイドのTo Doリストに最初に載る項目は「Find Timmy」。舞台は「the Peninsula(半島)」と呼ばれ、地上の森のほかに洞窟網と山があります。
ストーリーの進み方:Wikiによれば物語の多くは任意で、各地で見つかる物語関連の品の一部がサバイバルガイドのノート欄に加わっていきます。正式版(V1.0)の告知では、終盤の大幅な作り直しと、新しい別エンディングの追加が発表されました。結末の内容は本記事では扱いません。
ゲームシステム・遊び方
昼に備え、夜を守る基本の流れ
Steamストアの説明文は遊び方を「昼に探索と建築、夜に拠点防衛」と要約しています。木を切ってキャンプを作り、火で暖を取り、食料を探して飢えをしのぐ。武器と道具をクラフトし、夜は拠点にこもるか、こちらから敵に攻め込むかを選びます。この流れを図1にまとめました。

ストアの説明文によると、森の木と植物はすべて切り倒すことができます。PlayStation.Blogの開発者記事はこの点を「ほぼすべてに干渉できるゲームを作りたかった」と説明し、ベリーやキノコを採って食料にする、動物を狩って皮を防具にする、といった例を挙げています。
クラフトと建築
クラフトは、森で拾った物を組み合わせて新しい道具を作る仕組みです。開発者記事が示す例は、棒から槍を作って魚を獲る、スーツケースを壊して見つけた布と酒を組み合わせて火炎瓶を作る、というものです。
建築には、あらかじめ用意された建物を選んで建てる方法と、自由度の高いカスタム建築の2通りがあります。開発者記事は、ジップラインでつないだツリーハウス、海で生き延びるためのいかだ、罠で囲んだ海辺の要塞を例に挙げています。倒した敵を建材に使うこともでき、頭を壁に飾る、骨で柵を作るといった使い方が紹介されています。
攻略Wikiによれば、建築の入口になるのがサバイバルガイドです。建物の絵と必要な資材が載った本で、火、シェルター、食料と水、保管、罠、防衛設備、ボートなどのページに分かれています。To Doリストやステータスを確認する情報欄もこの本の中にあります。
敵との向き合い方
ストアの説明文は、敵への対処を2つ示しています。ステルスでやり過ごすか、棒と石で作った粗末な武器で直接戦うかです。開発者記事には、茂みに隠れればほとんどの敵を避けられるとあります。
敵の姿は時間の経過で変わります。開発者記事によると、最初に出会う敵は比較的人間に近い姿ですが、時間が経つと、地下の洞窟の奥からより歪んだ生き物が現れるようになります。攻略Wikiは敵を食人族(Cannibal)と変異体(Creepy Mutant)に分け、変異体の例としてArmsy、Virginia、Cowmanなどの名前を挙げています。
攻略Wikiには「正気度(Sanity)」というステータスも記載されています。敵を倒す、洞窟で過ごすといった行動で下がり、睡眠や音楽、新鮮な肉を食べることで上がる数値で、サバイバルガイドのステータスページで確認できます。
洞窟探索
地上の下には、広大な洞窟網と地下湖があります(ストアの説明文)。開発者記事は洞窟について「本物の恐怖と閉塞感を作りたかった」と述べ、ゲーム中でも特に恐ろしい生き物と、最良の武器・道具の両方が置かれていると説明しています。伐採を速くするチェーンソーも、洞窟の深部で見つける品です。
難易度モードとマルチプレイ
攻略Wikiによると、難易度は新規ゲーム開始時に選択します。通常の設定メニューでは途中変更できません。同Wikiには、Steam版に限り、開発者コンソールのコマンド(setdifficultymode)で難易度を切り替える手段も掲載されています(PS4版とVRでは使えないとの記載)。開始時に選べるのは図2の5つで、敵が出ず資材なしで建築できるCreativeはゲームをクリアすると解放されます。Peacefulは地上に食人族と変異体が出ないモードで、開発者記事でも、建築とサバイバルだけに集中したい人向けの「peaceful mode」として触れられています。

マルチプレイは協力プレイが基本です。開発者記事によれば、本作は当初シングルプレイ専用として作られ、ファンの要望を受けてマルチプレイが実装されました。同記事には「いまではマルチプレイが最良の遊び方だと感じている」という開発者のコメントもあります。
人数は、PS4版が最大4人(米PlayStation公式サイト)。PC版は攻略Wikiの記述で、通常のP2P接続が最大8人、それ以上で遊ぶ場合は専用サーバーを立てる形です。専用サーバーへの対応は早期アクセス中の2017年4月(V0.59)に始まりました。
VR対応
VR版は2018年5月22日にベータとして配信され、ViveとOculus Riftに対応しました。正式版の告知では、本編を丸ごと遊べる内容で、腕時計型のHUD、立体的なインベントリ、モーション操作での伐採が特徴として挙げられています。同年6月15日のパッチでVR版もマルチプレイに対応し、VRのプレイヤーと通常版のプレイヤーが一緒に遊べるようになりました。
早期アクセスから正式版、その後のアップデート
本作は早期アクセスでの開発期間が長く、正式版の告知で開発チームは「この4年間支えてくれたプレイヤー」に謝意を述べています。正式版の後も2019年まで機能追加が続きました。主な出来事は図3と下の表のとおりです。

| 時期 | 内容(Steamの公式告知より) |
|---|---|
| 2014年5月30日 | Steam早期アクセス開始 |
| 2018年4月30日 | V1.0(正式版)。クラフトできる防寒スーツ、終盤の作り直し、別エンディング、洞窟の作り直し |
| 2018年5月22日 | VRベータ配信(Vive、Oculus Rift) |
| 2018年6月15日 | VR版がマルチプレイに対応 |
| 2018年11月6日 | PlayStation版の配信(10月28日の告知で予告された日付) |
| 2018年12月10日 | V1.10。新しい建築物、新しい洞窟、新しい武器種、終盤のクリーチャー2種、描画の改善、マルチプレイのチート対策 |
| 2019年1月23日 | v1.11。マルチプレイでプレイヤー間のダメージを増やすオプション(初期設定はオフ) |
| 2019年9月10日 | V1.12。VR版がIndexコントローラーに対応 |
販売面では、2018年11月にPC版の販売本数が530万本を超えたと開発元が発表した、と複数のゲームメディアが報じています。同じ報道によると、当初の開発予算は12万5,000ドルでした。
Steamでの評価
Steamレビューでは、2026年9月2日の取得時点で総数680,992件、うち好評650,537件、不評30,455件で、評価ラベルは最上位の「圧倒的に好評」です。好評の割合は約95.5%にあたります。この件数はSteam以外で入手したキーによるレビューを含む集計で、Steamで購入したユーザーに限ると約58万件です(2026年10月11日時点)。
日本語のレビューに絞ると、ストアページの表示(Steamで購入したユーザーの集計)は1,090件中88%が好評の「非常に好評」。過去30日間のレビューも2,987件中94%が好評で「非常に好評」でした(いずれも2026年10月11日時点)。
| 指標 | 数値 | 出典 |
|---|---|---|
| Steamレビュー(全言語) | 680,992件・圧倒的に好評 | Steam(2026年9月2日取得) |
| Steamレビュー(日本語) | 1,090件・非常に好評(88%) | Steamストアページ(2026年10月11日) |
| Metacritic(PC版) | 83 | Steamストアページの表示 |
| OpenCritic | 81(批評家27件の平均) | OpenCritic |
海外メディアのレビューでは、Game Informerが10点中9点を付け、環境と敵の不気味な造形、音響、退いてはまた現れる敵の予測しにくい動き、洞窟探索を評価しました。一方で、協力プレイでは戦闘がプレイヤー側に有利になり、怖さが大きく薄れるとも指摘しています。Destructoidは9.0点で、洞窟の緊張感と、環境の描写で語られる物語、建築の操作画面を評価し、不満点として時折のクラッシュや物理挙動の乱れ、終盤の持ち物管理の煩雑さを挙げました。
Steamの日本語レビューを見ると、一部のレビューでは建築要素への不満が書かれています。同じレビューが戦闘、探索、ストーリー、フレンドとのプレイは面白いと評価している例もあり、どの要素を重視するかで感想が分かれる様子がうかがえます。
こんな人におすすめ・購入前の注意点
向いている人:
・木を切り、拠点を建て、罠を並べるといった物づくりに時間をかけたい人
・何をすべきかをゲームに指示されず、自分で行き先を決める遊び方が好きな人
・閉塞感のある洞窟を探索するタイプのホラーを遊びたい人
・友人と協力して拠点を作りたい人(オンライン協力プレイ、LAN協力プレイに対応)
・VRでサバイバルホラーを体験したい人
購入前の注意:
・Steamストアの成人向けコンテンツ説明には、激しい暴力、流血と人体損壊、ホラー的な題材、一部の裸体表現が含まれると記載されています。敵の手足を切断する、建材に使うといった描写があります。
・日本語対応はインターフェイスのみです。音声は英語で、ストアの言語表では字幕の欄に対応言語の表示がありません。
・対応OSはWindowsのみです。Steam Deckの互換性は「プレイ可能」で、「確認済み」ではありません。
・コントローラーは「部分的コントローラサポート」の表示です。
・難易度は新規ゲーム開始時に選択します。通常の設定メニューでは途中変更できません(攻略Wikiには、Steam版でコンソールコマンドを使って変更する手段が載っています)。
続編と類似作品
シリーズの続編
Endnight Gamesは本作の後にSons Of The Forestを開発しました。Steamでは2023年2月23日に早期アクセスが始まり、2024年2月22日に正式版となっています。開発はEndnight Games Ltd、販売はNewnightで、日本語にも対応しています(音声は英語のみ)。ストアの説明文は「とある富豪が孤島で行方不明になったという。捜索のため派遣されたキミは、やがてそこが人食い族のはびこる恐怖の島であることに気づく」というもので、価格は3,400円です(2026年10月11日時点)。
さらに、ゲームメディア各社の報道によると、2025年12月のThe Game Awards 2025で新作Forest 3が発表されました。Endnight Gamesの公式サイトには「In development(開発中)」と掲載されており、対応機種と発売時期は発表時点で明らかにされていません。
遊び心地の近い作品
| 作品 | 開発元・Steam発売日(正式版) | 共通点と違い(Steamストアの記載より) |
|---|---|---|
| Green Hell | Creepy Jar/2019年9月5日 | アマゾンのジャングルが舞台のオープンワールド・サバイバル。クラフト、狩り、シェルターの設置が中心で、オンライン協力プレイに対応 |
| サブノーティカ | Unknown Worlds Entertainment/2018年1月23日 | 未知の海洋世界で機器をクラフトし、珊瑚礁や洞窟を探検する。シングルプレイヤー専用 |
| Raft | Redbeet Interactive/2022年6月20日 | 海で漂流物を集め、浮かぶ拠点を広げていく。人食いザメが脅威。オンライン協力プレイに対応 |
| 7 Days to Die | The Fun Pimps/2024年7月25日 | FPS、サバイバルホラー、タワーディフェンス、ロールプレイングを組み合わせたオープンワールド。協力プレイと対戦の両方に対応 |
表の日付はSteamストアに表示されている正式版のリリース日です。4作とも日本語に対応しています。
まとめ
- 作品の位置づけ: Endnight Games Ltdが開発・販売する一人称視点のサバイバルホラー。Steam早期アクセスは2014年5月30日、正式版は2018年4月30日
- モードと人数: 難易度は攻略Wikiによると5種類。PS4版は最大4人、PC版は攻略Wikiの記述でP2P最大8人。VRにも対応
- 評価: Steamレビューは680,992件で「圧倒的に好評」(2026年9月2日取得)。Metacriticは83(Steamストア表示)
- 価格: 451円(通常価格2,050円、78%オフ。2026年9月2日取得)。購入時の価格はSteamストアで確認
- 注意点: 流血・人体損壊の表現がある。日本語はインターフェイスのみ対応。対応OSはWindowsのみ
- シリーズ: 続編Sons Of The Forestが2024年2月22日に正式版となり、Forest 3も発表済み










68万件で圧倒的に好評は確かにすごい。でも、この作品の怖さは、ひとりで洞窟の暗がりにいる時の緊張にあるだろ。Game Informerも、協力プレイだと戦闘がプレイヤー有利になり、怖さが大きく薄れると指摘していた。建築も楽しいけど、友達と遊ぶなら、その怖さを捨てる覚悟が要るんじゃないか。
ひとりで暗がりにいる緊張感、それは分かるけどさ。友達と叫びながら拠点を組んでる最中って、別の種類の怖さがあるんだよ。夜、仲間の声がだんだん遠くなって、森にひとり取り残される瞬間。あれは一緒に遊んでるからこそ刺さる怖さだと思う。協力で戦闘が有利になって、孤独な張り詰めた空気が薄まるのは確かだよ。でも、その分「夜をどう持ちこたえるか」を覚悟して遊ぶ価値は十分あるって!
カイの指摘するとおり、協力で怖さが薄れるという見方には一理あります。ただ、怖さは戦闘の有利不利だけで決まるわけではないと思います。昼に拠点を広げ、夜に守る流れがあるからこそ、帰る場所が脅かされる緊張が生まれます。さらに、何をすべきか指示されない設計なので、夜ごとに自分で判断を迫られます。協力プレイでは、その夜の脅威をどう保つかが見どころになりそうです。