Genome Guardian 2は、微小な世界で自作のナノボットを操り、押し寄せる微生物(Microbes)の群れを撃ち落としていくローグライトシューティングです。舞台は「The Abyss」と呼ばれる存在の内部。開発者の告知によれば、The Abyssは30年以上にわたって惑星を脅かしてきた怪物(beast)で、止められるのはその体内に送り込まれたナノボットだけ、という設定になっています。

武器はDNAの塩基にちなんだA・C・G・Tの4文字を組み合わせて作り、ストア説明では70種類のハイブリッド生体兵器が用意されています。本作は2026年3月5日にSteamで早期アクセスを開始し、2026年10月11日に正式リリースを迎えました。開発・販売はAlpherior。日本語を含む10言語に対応しています。

一言で言うと:パーツを組んで作ったナノボットで微生物のウェーブを生き延び、ウェーブの合間にDNAを買い足して武器を合成していく見下ろし型のシューティング。ラン外の研究(Research)で恒久的な強化を積み上げ、6つのモードと深度(DEPTH)を解放していきます。

基本情報

項目内容
タイトルGenome Guardian 2
開発・販売Alpherior
発売日2026年10月11日(正式リリース)/早期アクセス開始は2026年3月5日
価格通常1,800円。リリース記念セールで35%オフの1,170円(Steamストアの表示では10月25日に終了)
ジャンルアクション/カジュアル/インディー/RPG(Steamのジャンル表示)。ユーザータグには「ローグライト」「弾幕天国」「見下ろし型シューティング」などが付いている
対応言語日本語対応あり(インターフェイス・フル音声・字幕)。ほかに英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語(スペイン)、韓国語、ポルトガル語(ブラジル)、ロシア語、中国語(簡体字)
プラットフォームPC(Windows 10・64ビット)。Steam Deckの互換性表示は「プレイ可能」
プレイ人数シングルプレイヤー
その他Steam実績100個、フルコントローラサポート、クラウドセーブ、体験版あり
ストアページSteam:Genome Guardian 2

価格・レビュー数などの数値は2026年10月13日時点のSteamの表示にもとづきます。動作環境は最低・推奨とも同じ内容で、メモリ4096MB、ストレージの空き容量1000MBと記載されています。Steam Deckについては、ストア説明に「Steam Deck で快適に動作!」とある一方、Valveの互換性区分は「確認済み」ではなく「プレイ可能」です。開発者は早期アクセス開始時の告知で、確認済みになっていない理由は一部のテキストが小さいことだけだと説明しています。

世界観・ストーリー|The Abyssの体内に送り込まれたナノボット

ストアの説明文は本作の舞台を「生物発光の生命と言葉にできない恐怖が渦巻く」微小な世界と表現しています。プレイヤーが動かすのはナノボット、敵は微生物(Microbes)です。

物語の骨格は、2026年4月の「THE STORY UPDATE」と10月の正式リリース時の告知で開発者が説明しています。

  • The Abyss:ナノボットが潜り込んでいる相手。「A.B.Y.S.S. Labs」という研究所の中から生まれたとされ、30年以上にわたって脅威であり続けている
  • ナノボット:30年前にThe Abyssへ注入された存在で、プレイヤー自身
  • Files:ラン中に見つかる紙の資料。30年前のニュース記事、名前の明かされない科学者の日誌、各Guardianに関する記録などがあり、全部で70件
  • Cure Progress:メインメニューに表示される治療薬の進み具合。ゲーム内要素の解放とFilesの回収を進めると伸びていく

正式版では結末まで遊べるようになりました。告知によると、ゲーム内のDATABASEにあるJournal(日誌)18件をすべて見つけてCure Progressを100%にすると、The Abyssの心臓へ治療薬を注入しに向かう最後の挑戦が解放されます。挑むにはVIRUSモードの深度5で「p53」というGuardianを選ぶ必要があります。

物語の扱いについて:ストーリーは、プレイの途中で届く通信(Abyss Transmissions)と回収した資料から読み取る形式です。開発者は、通信を非表示にする設定を用意したこと、すでに長時間遊んでいても物語は最初から始まることを告知で説明しています。物語を追わずにシューティングとビルドだけを遊ぶこともできます。

ゲームシステム・遊び方

1回のランの流れ

本作のランはウェーブ制です。基本の流れでは、ウェーブ中に微生物を倒して通貨のBiomassを集め、ウェーブの合間のショップでDNAやGeneなどを買ってナノボットを強化します(後述のDRAFT・MINERモードは収入の仕組みが異なります)。Steamの実績には、ショップの品ぞろえを引き直す「Reroll」や、出てほしくない品を除外する「Banish」の回数を数えるものがあります。全体の流れは図1のとおりです。

Genome Guardian 2の1回のランの流れを示した図
図1:1回のランの流れ(Steamストア説明・開発者告知・Steam実績をもとに作成)

ストア説明では1回のランは「20分ラン」とされ、いつでも保存して再開できます。ラン中には次のような要素が登場します。

  • サイド目標:ストア説明では、達成すると追加資金が得られるとされています。開発者告知には「Studies」という課題が登場し、Biomassなどの報酬が得られます
  • 鉱物鉱床(Deposits):壊して資源を手に入れる採掘対象
  • ガジェット(Gadget):発動して使うアクティブスキル。全12種
  • Powerpolyp:ストアの日本語表記は「強化ポリープ」。発動させて使う強化要素
  • 変異(Mutations)・異常(Anomalies):ランの途中で条件を変える要素。告知には微生物の体力を増やすMutationや、選択肢を選ぶAnomalyが登場します

射撃には熱の概念があります。開発者告知ではCore(コア)のステータスとして熱の上限(Heat Max)や冷却の速さが挙げられており、日本語のSteamレビューにも「ショットにはオーバーヒート概念があり」撃ち続けることが難しい、という記述があります。

ランが終わると、ラン外の研究(Research)で恒久的な強化を進めます。RESEARCHメニューでは強化のほか一部のパーツも研究の対象です。パーツやモードの解放条件はゲーム内のCHECKLISTに一覧表示されます。

1ランの長さについて:ストアの表記は「20分ラン」です。一方、日本語のSteamレビューには「1ゲーム30分程度」「30ウェーブがまず長い」という記述があり、早期アクセス版の実況動画(Hultutiチャンネル)でも、ウェーブ30を生き残るという目標に触れています。いずれも早期アクセス中のプレイヤー報告で、モードや腕前によって所要時間は変わるとみられます。

DNAを組み合わせる武器合成

武器づくりの中心は4種類のDNAヌクレオチドです。ストア説明では、それぞれに次の性質が割り当てられています。

DNA性質(ストア説明)
A高速射撃
C精密
G拡散
T爆発

ストアに載っている合成例は「Shotgun+Bomb」で爆発と拡散を合わせた「Blast Shotgun」、「SMG+Pistol」で正確かつ高速連射の「Scout Rifle」の2つ。さらにBlast ShotgunとScout Rifleを掛け合わせることもでき、こうした組み合わせの総数が70種類とされています。発見済みの武器はゲーム内のデータベースで試し撃ちできます。

開発者告知では、武器はDNAの文字列で呼ばれています。Aを1つ入れると「Submachine Gun」、AAで「Assault Rifle」、AAAで「Light Machinegun」、AAAAで「Minigun」という具合で、告知に出てくる武器名は4文字までです。4種類すべてを使うACGTは「Chromaelstrom」、Tを4つ並べたTTTTは「Nuke」という名前が付いています。

標準のMotherboard(マザーボード)にはDNAスロットが4つ、Geneスロットが3つあります。Geneは武器のGeneスロットに入れる追加要素で、告知には「Sticky」などの名前が登場します。2026年8月のアップデートでは5つ目の文字として「U(Uracil)」が加わりました。ただしUは武器の種類を増やすものではなく、DNAスロットに入れるとGeneスロットが1つ増えるという扱いです。

なお、日本語のSteamレビューには基本武器を「単体火力ピストル、連射マシンガン、広範囲ショットガン、ボムの4種類」と紹介するものがあります(プレイヤー報告)。

ナノボットの組み立て

2025年11月の発表時、開発者が続編の新要素として最初に挙げたのが、ナノボットそのものを細かく組み立てる仕組みです。ストア説明では、パーツの組み合わせで射撃方法・行動・移動が変わり、動かない固定タレットから走り回る機体まで作れるとされています。構成は24個のロードアウトに保存でき、塗装とパターンも変更できます。

Steam実績の達成条件から読み取れるパーツの種類と数は次のとおりです。

種類数開発者告知・実績名から分かること
Guardian24開発者いわく「キャラクターの選択肢(character choices)のようなもの」。後述のRINGMASTERやSERAPHのように個別のルールを持つものがある
Hull12名前の例:Crossbow、Baphomet
Platform12移動の仕方を決めるパーツ。名前の例:Tank、Spider、Lander
Barrel12名前の例:Minelayer、Tractor
Bracket12名前の例:Orbit、Spinner、Sprinkler
Core12熱の上限や冷却に関わるパーツ
Motherboard12DNA・Gene・Chipのスロット数を決めるパーツ
Mod96個別の効果を足す追加パーツ
Gadget12アクティブスキル。名前の例:Repair、Cloak

Guardianの個性は強く、正式版で加わった「RINGMASTER」はナノボットが中央に固定され、移動操作でスポットライトを動かします。照らした微生物は受けるダメージが50%増えて動きも遅くなりますが、スポットライトの外にいる微生物へのダメージは50%減ります。「SERAPH」は微生物を倒すと自分がダメージを受け、ウェーブ終了時に生き残っている微生物の数だけBiomassと回復を得るという、倒さないことを求めるGuardianです。

6つのモードと深度(DEPTH)

モードは全部で6つ。最初に遊べるのはVIRUSだけで、残りは実績と同じ条件を満たすと解放されます(図2)。日本語名はSteam実績の日本語表記です。

Genome Guardian 2の6つのモードと解放条件を示した図
図2:6つのモードと解放条件(Steam実績の達成条件・開発者告知をもとに作成)
モード解放条件(Steam実績)特徴(ストア説明・開発者告知)
VIRUS(ウイルス)最初から遊べる物語の最後の挑戦はこのモードの深度5から始まる
SHMUP(シューティング)VIRUSモードで勝利する縦スクロールシューティングになる
BROOD(ブルード)すべての微生物を発見するPowerpolypが3つ1組で出現する
DRAFT(ドラフト)Researchメニューの「BUFFS」ページの研究をすべて終えるGeneにRARE・EPIC・LEGENDARYの等級が付く。選んだものは入れ替えも移動もできず、回復ボタンもない。微生物はBiomassを落とさず、ショップを飛ばす「Skips」という資源が加わる
MINER(採掘者)Modを48個解放する収入のすべてを鉱床の採掘でまかなう。このモード専用の鉱床があり、一部は壊すと害になる
GHOST(亡霊)The Abyssを倒す正式版で追加。開発者は「クリア後の超高難度という位置づけではない」と説明

難易度にあたるのが深度(DEPTH)です。実績は各モードの深度1・3・5での勝利に用意されており、勝利するとモードごとに決まったパーツが解放されます。The Abyssを倒した後には、6モードすべてで「DEPTH X」という最高難度が選べるようになります。開発者によれば、DEPTH Xの勝利には解放要素も実績も結びついておらず、挑むかどうかは完全に任意です。

このほか、内容が切り替わる「Daily Dive」があります。前作にあった要素を作り直したもので、本作には2026年8月のアップデートで加わりました。毎回3つの特殊条件が付き、深度は常に5。初めてクリアすると、CHECKLISTの項目(モードと称号を除く)を1つ選んで解放できる「Enzyme」が手に入ります。ストア説明には改良版のエンドレスモードも挙げられており、実績には「ウェーブ100を生き残る」が含まれています。

早期アクセスから正式版までの歩み

本作は2025年11月に発表され、体験版の配信を経て、約7か月の早期アクセス期間に4回の大型アップデートを重ねました(図3)。早期アクセス開始時点で遊べた内容は、開発者の告知によるとGuardian 14体、Mod 81個、モード3つ。正式版では未実装の表示がなくなり、実績の条件に並ぶGuardian 24体、Mod 96個、モード6つがすべて遊べます。

Genome Guardian 2の発表から正式リリースまでの年表
図3:発表から正式リリースまでの歩み(Steamニュースの開発者告知をもとに作成。日付は告知の投稿日・UTC)

正式リリース時の告知で、開発者はこれが最後の大型アップデートであり、コンテンツと機能の面でゲームは「完成」したと述べています。あわせて、開発を放棄するわけではなく不具合には対応を続けること、100時間を超える内容があることも書かれています。DLCは2026年10月13日時点で配信されていません。

正式リリースの翌日(告知の投稿日は10月12日・UTC)にはUpdate 1.0.1が配信されました。チュートリアルのうちスキップできる範囲が広がり、最後の挑戦で進行不能になる不具合などが修正されています。

Steamでの評価

Steamレビューでは、2026年10月13日時点で455件のレビューが集まり、うち435件が好評、20件が不評。評価ラベルは「非常に好評」です。好評の割合は約96%にあたります。早期アクセス開始から約7か月分のレビューを含む数字で、正式版になってから書かれたレビューはまだ少数です。

レビューの内容には、次のようなものがあります。

  • ビルドの幅:英語の好評レビューには、開始時のロードアウト、パーツ、Mod、Geneの組み合わせの多さを挙げるものがあります
  • 遊び方の幅:日本語レビューでは「タワーディフェンス的にも、ヴァンサバライク的にも、縦シューティング的にも遊べる。」という記述や、自動照準をオンにして眺めて楽しめるという記述があります
  • 前作との比較:日本語レビューに「前作より武器の個性が出てるし、日本語もあるから買い。」という一文があります。一方、英語の不評レビューには、前作を持っているなら新しく見るものは多くないという趣旨のものもあります
  • テンポ:好評を付けつつ「30ウェーブがまず長い」「中間ショップで何も買えない事が多々ある」と書く日本語レビューがあります
  • チュートリアル:英語の不評レビューの一部は、飛ばせないチュートリアルや繰り返し出るポップアップを理由に挙げています。逆に、チュートリアルを丁寧だと評価するレビューもあります

日本語のレビューは確認した時点で4件で、いずれも好評、いずれも早期アクセス中に書かれたものでした。日本語訳の品質に触れた日本語レビューは見当たりません。正式リリース時の告知には翻訳を多数改善したという記載がありますが、対象の言語は示されていません。

こんな人におすすめ・購入前の注意点

向いている人:
・武器やパーツの組み合わせを試すこと自体が好きな方(武器70種、パーツは9種類の枠に分かれる)
・短い時間で区切って遊べるローグライトを探している方(ストア表記は「20分ラン」で、途中保存にも対応。実際の所要時間には幅があります)
・自分で狙って撃つ遊び方と、自動照準・自動発射に任せる遊び方を切り替えたい方
・コントローラーやSteam Deckで遊びたい方(フルコントローラサポート、Steam Deckは「プレイ可能」)
・日本語のインターフェイスで遊びたい方

購入前の注意点:
・序盤のチュートリアルは完全には飛ばせません。Update 1.0.1でスキップできる範囲は広がりましたが、開発者は最初の6ウェーブにあたる「The Basics」などを今後もスキップ不可のままにすると告知しています
・画面の光り方が強い作品です。中国語(簡体字)のレビューには、設定を調整しないと光過敏や3D酔いを起こしやすいと警告するものがあります。ストア説明には色覚異常・酔いやすさ・クモ恐怖症へのアクセシビリティ対応が挙げられているので、気になる方は先に設定を確認してください
・Guardianの「Jester」は好みが分かれます。不評レビューには、Jesterを使うとステータス表示が別の文言に置き換わり、画面が点滅して状況が分からなくなると書くものがあります。Jesterを理由にした中国語・韓国語の不評レビューに対して、開発者は好みでないキャラクターは使わなければよいという趣旨で返信しています
・対応OSはWindowsのみです。

体験版(Genome Guardian 2 Demo)がSteamで配信されています。開発者は体験版の配信時に、進行状況を製品版へ引き継げると告知していました。光の強さやチュートリアルの長さが気になる場合は、先に体験版で確かめる方法があります。

類似作品・関連作

レビューやSteamのストア上で、本作と並べて名前が挙がっている作品を出どころとあわせて整理します。

作品どこで挙がっているか
Nova Drift日本語レビュー2件が比較対象にしている。うち1件は違いを「画面外ループが無い」点だと説明。Steamの「類似アイテム」にも表示される
BrotatoSteamの「類似アイテム」に表示される。英語レビューに、CrimsonlandとBrotatoを掛け合わせたようだと書くものがある
Vampire Survivors英語レビューで比較対象として言及されている。日本語レビューにも「ヴァンサバライク的にも」遊べるという表現がある
Genome Guardian同じ開発者による前作(2024年5月7日発売)。本作のストア説明は自らを前作の「大幅拡張版」と位置づけている
Cell Command同じ開発者による別作品(2025年6月19日発売)。開発者は、本作とCell Commandは1つにつながった物語で、A・C・G・Tの仕組みを別の形で使っていると説明している

開発者は告知の中で、The Abyssが最終的にどうなるかはCell Commandを遊ぶまで分からないと書いています。Steamには前作やCell Commandと本作を組み合わせたバンドルも用意されています。

まとめ

  • どんなゲームか:The Abyssの体内でナノボットを操り、微生物のウェーブを生き延びるローグライトシューティング。ウェーブの合間にショップで強化する
  • 発売日と価格:2026年10月11日に正式リリース(早期アクセス開始は2026年3月5日)。通常1,800円、リリース記念セール中は1,170円
  • 武器合成:A・C・G・Tの4文字を組み合わせ、70種類の武器を作る
  • ナノボット構築:GuardianやPlatformなど9種類のパーツ枠を組み合わせ、24個のロードアウトに保存できる
  • モード:VIRUS・SHMUP・BROOD・DRAFT・MINER・GHOSTの6つ。深度(DEPTH)で難易度が上がる
  • 日本語対応:インターフェイス・フル音声・字幕のすべてに対応表示あり
  • Steamでの評価:455件中435件が好評で「非常に好評」(2026年10月13日時点)
  • 注意点:序盤のチュートリアルは一部スキップ不可。光の強い演出があるため設定の確認を。対応OSはWindowsのみ
  • 今後:開発者は正式リリースを最後の大型アップデートと位置づけ、以降は不具合対応を続けるとしている