Fate/strange Fakeは、2026年1月よりA-1 Pictures制作でTVアニメが放送中の注目作ですが、この作品で最も「得体が知れない」キャラクターといえば、やはりフランチェスカ・プレラーティではないでしょうか。可愛らしい少女の見た目なのに、やっていることは完全に黒幕。知れば知るほど「この子、一体何者なの……?」と底知れない恐怖を感じるキャラクターなんです。

今回は、そんなフランチェスカの「正体」に焦点を当てて、彼女の謎めいた設定をじっくり掘り下げていきますね。

フランチェスカ・プレラーティとは何者か

フランチェスカは、偽りの聖杯戦争において真キャスターのマスターを務める人物であり、この物語の黒幕の一人です。CVは内田真礼さんが担当されていて、可愛らしさと不気味さが同居する絶妙な演技が光っています。

外見は10代半ばの少女。白いゴスロリ調の衣装を身にまとい、髪には髑髏が浮かんでいるという、なかなかインパクトのあるビジュアルですよね。「可愛いけど絶対近づきたくない」という第一印象、皆さんも同じではないでしょうか。

正体は歴史上のフランソワ・プレラーティ本人

さて、ここからが本題です。フランチェスカの正体、それは歴史上に実在したフランソワ・プレラーティその人なんです。

フランソワ・プレラーティといえば、あのジル・ド・レェに魔術を教えた人物として知られています。ジル・ド・レェはジャンヌ・ダルクの戦友として有名ですよね。そのジルに魔術の道を示した張本人が、数百年の時を経て少女の姿で聖杯戦争に関わっている――これだけでもう、とんでもない設定だと思いませんか?

しかも現在でもジルに対して一定の執着や思い入れを持っているというのが、また興味深いところです。数百年という途方もない時間を生きてきたにもかかわらず、かつての「教え子」のことを忘れていない。ここに、フランチェスカという存在の底知れなさと、どこか人間くさい一面が垣間見えるんですよね。

数百年を生き延びた方法:肉体の乗り換え

では、歴史上の人物がなぜ現代まで生きているのか。その答えは「肉体の乗り換え」にあります。

フランチェスカは数百年にわたって肉体を乗り換え続けてきました。現在の少女の体は「使い始めて3年」とのこと。つまり、あの10代半ばの少女の姿は、あくまで「今の器」に過ぎないわけです。

これ、冷静に考えるとかなりゾッとする設定ですよね。3年前にはまた別の誰かの体を使っていて、その前もまた別の体で……と、何百年もそれを繰り返してきたということですから。可愛らしいゴスロリ少女の見た目と、その裏にある果てしない時間の重みのギャップが、このキャラクターの魅力であり恐ろしさでもあります。

「本当の意味で死んだのはまだ一度だけ」という謎

フランチェスカにまつわる謎の中でも特に気になるのが、「本当の意味で死んだのはまだ一度だけ」という設定です。

数百年を生きてきた存在が「一度だけ死んだ」とは、一体どういうことなのでしょうか。肉体を乗り換えているということは、肉体の死は何度も経験しているはず。それなのに「本当の意味での死」は一度だけ。ここには何か重大な秘密が隠されているように感じますよね。

この「一度の死」が何を指すのか、今後の物語で明かされるのかどうか――考えれば考えるほど気になるポイントです。

「何度も聖杯戦争を見てきた」歴戦の観察者

フランチェスカは「何度も聖杯戦争を見てきた」と発言しています。数百年を生きてきたからこそ可能な経験ですが、これは物語において非常に大きな意味を持っています。

聖杯戦争のルールも、サーヴァントの特性も、マスターたちの行動パターンも、全て「経験済み」なわけですから。他の参加者たちが手探りで戦っている中、一人だけ答えを知っているようなもの。黒幕としてこれ以上ないアドバンテージですよね。

マスターとサーヴァントが同一人物という異常事態

フランチェスカの設定で最も衝撃的なのが、真キャスターの召喚方法です。なんと、自分自身(フランソワ・プレラーティ)を触媒にして、サーヴァント化した自分を召喚したというのです。

つまり、マスターとサーヴァントが同一人物。これはFateシリーズの聖杯戦争において、明らかに異常な事態です。通常、マスターは英霊を召喚して契約するわけですが、フランチェスカの場合は「現在の自分」が「英霊化した自分」を呼び出している。もう発想からして規格外ですよね。

こんな離れ業ができてしまうところに、数百年の魔術の蓄積と、彼女の底知れない力量が表れています。

腹部の大きな口と「大迷宮の攻略」という願い

フランチェスカの身体的な特徴として見逃せないのが、腹部にある大きな口の存在です。そこには「様々なものが収納されている」とのこと。可愛らしい少女の外見からは想像もつかない、なんとも不気味な設定ですよね。

そして彼女が聖杯に賭ける願いは「ある大迷宮の攻略」。数百年を生きてきた魔術師が、聖杯の力を借りてまで攻略したい「大迷宮」とは一体何なのか。この願いの詳細もまた、物語の大きな謎の一つとなっています。

暗躍する黒幕としての顔

フランチェスカは物語の中で、各陣営に煽りや嫌がらせを行いながら暗躍しています。聖杯戦争を「楽しんでいる」ようにすら見える立ち回りは、何度も聖杯戦争を見てきた余裕の表れなのかもしれません。

また、ファルデウス・ディオランドとは協力関係にありますが、その関係性がまた面白いんです。お互いに嫌味を嫌味で返すという、なんとも大人げない(?)やり取りを繰り広げています。数百年を生きた魔術師と切れ者の協力者が、嫌味合戦をしている光景は、どこかコミカルでもありますよね。

まとめ:底知れない黒幕の全貌はまだ見えない

フランチェスカ・プレラーティの正体をまとめると、以下のようになります。

項目内容
正体歴史上のフランソワ・プレラーティ本人
歴史的背景ジル・ド・レェ(ジャンヌ・ダルクの戦友)に魔術を教えた人物
生存方法数百年にわたり肉体を乗り換え(現在の体は使用3年目)
外見10代半ばの少女。白いゴスロリ調衣装、髪に髑髏
役割真キャスターのマスター / 黒幕の一人
特殊能力自分自身を触媒にサーヴァント召喚(マスター=サーヴァント)
聖杯への願い「ある大迷宮の攻略」
CV内田真礼

歴史上の人物が少女の姿で現代に生き続け、自分自身をサーヴァントとして召喚し、嫌味を言いながら暗躍する。こんなキャラクター、なかなかいないですよね。

TVアニメでは内田真礼さんの演技によって、フランチェスカの無邪気さと底知れなさが見事に表現されています。原作を知っている方も、アニメから入った方も、この黒幕の「正体」を意識しながら見ると、また違った楽しみ方ができるのではないでしょうか。まだまだ明かされていない謎も多いキャラクターですので、今後の展開にも注目していきたいですね。