『ぽこ あ ポケモン』のニンゲンのきろく全126個のうち、「メモ」カテゴリは全11個。数こそ少ないものの、その中に含まれる「だれかの日記」シリーズは、主人公メタモンの過去を知るうえで最重要クラスの記録なんです。

何気ない買い物リストや献立メモの中に、かつてこの世界で暮らしていた人々の日常が垣間見えたり。ポケモンセンターで見つかる日記からは、メタモンとトレーナーの温かい思い出が語られていたり。そしてエンディング後に現れる構想メモでは、R団の計画の全貌が明かされたり。

この記事では、メモ全11個の内容と入手場所を、ストーリー考察と合わせて網羅的にお伝えしていきますね。

ネタバレ注意!この記事には、ぽこあポケモンのメインストーリー、エンディング、メモ・日記の内容に関する重大なネタバレが含まれています。

メモカテゴリの全体像

メモ全11個は、大きく3つのグループに分けられます。

グループ該当メモ重要度内容の傾向
だれかの日記(1〜4)メモ7・8・9・10最重要メタモンのトレーナーの記録
日常メモ(6種)メモ1〜6かつての住人の何気ない生活記録
したっぱ日記・構想メモメモ11最重要R団のロケット計画の核心

メモ全11個の入手場所一覧

まずは全体マップです。コンプリートの参考にどうぞ。

No.メモ名エリア入手場所の詳細
1生活の質を上げるコツパサパサこうやの街マップ東側ゲート付近の小屋跡地
2開店準備に必要なことパサパサこうやの街マップ中央のクラフト台がある廃墟内
3明日の献立メモゴツゴツやまの街マップ南側の廃墟内、洗面台の横
4観察メモゴツゴツやまの街東側の島のゲート付近
5買い物メモゆめしまランダム入手
6スケジュール管理用メモゆめしまランダム入手
7だれかの日記1パサパサこうやの街ポケモンセンター修理後、センター内
8だれかの日記2ドンヨリうみべの街ポケモンセンター修理後、センター内
9だれかの日記3ゴツゴツやまの街ポケモンセンター修理後、センター内
10だれかの日記4キラキラうきしまの街ポケモンセンター修理後、センター内
11したっぱ日記・構想メモ各地エンディング後に入手可能

入手のコツ:だれかの日記1〜4は各エリアのポケモンセンターを修理しないと出現しません。ポケセン修理はストーリー進行に必要なので、普通にプレイしていれば取り逃しはありませんが、修理直後にセンター内をチェックする習慣をつけておくと確実です。

「だれかの日記」シリーズ(メモ7〜10)― メタモンとトレーナーの絆

メモカテゴリの中で圧倒的に重要なのがこのシリーズです。各エリアのポケモンセンターで1冊ずつ見つかり、全4冊で完結します。

書き手はメタモンのかつてのトレーナー

「だれか」と名前が伏せられていますが、この日記を書いたのは主人公メタモンのかつてのトレーナーです。メタモンとの旅の日々、ポケモンへの愛情、そしてこの世界がまだ平和だった頃の暮らしが綴られています。

だれかの日記1(パサパサこうやポケセン)

最初の1冊は、トレーナーがメタモンとの生活を振り返る内容です。メタモンが好奇心旺盛で、特に人間のすることに強い興味を示していたことが記されています。

自分のパートナーであるメタモンの性格を、愛情を込めて観察し記録している様子が伝わってきます。メタモンがただの「バトル用のポケモン」ではなく、トレーナーにとってかけがえのない存在だったことが読み取れますね。

だれかの日記2(ドンヨリうみべポケセン)

トレーナーとメタモンがレストランを訪れたエピソードが記されています。

印象的なエピソード:レストランでメタモンがシェフの料理する姿をじーっと眺めていたという描写。メタモンは食べること自体よりも、「人間が料理を作る過程」に興味を持っていたのです。トレーナーは「あの時の料理は本当においしかった。メタモンはシェフが作る様子をずっと見ていたね」と振り返っています。

この記述は、ゲーム内でメタモンがなぜ料理の基礎を知っているのかという伏線の回収になっています。かつてトレーナーとレストランに通い、シェフの技を観察していたからこそ、今のメタモンは料理ができるんですね。

だれかの日記3(ゴツゴツやまポケセン)

トレーナーとメタモンの旅の思い出が続きます。各地を巡りながら、さまざまな体験を共にしてきた記録です。

メタモンの「へんしん」能力に対するトレーナーの視点も記されており、メタモンが変身を通じて世界を理解しようとする姿に感動を覚えていたことが伝わってきます。

だれかの日記4(キラキラうきしまポケセン)

シリーズ最終章。トレーナーが旅の集大成として、メタモンへの想いをまとめた内容です。

ポケモン図鑑がこのトレーナーのものであることが示唆されており、メタモンが目覚めた際にポケモン図鑑が再起動したのは、かつてのトレーナーの図鑑だったからです。つまりメタモンは、トレーナーの遺した図鑑とともに、トレーナーの記憶を受け継いで旅を続けているのです。

4冊を通して見えてくること:メタモンは単にハッカーのプログラムで「環境に最も適応するポケモン」として選ばれただけではありません。かつて人間と深い絆を結び、人間の営みを好奇心いっぱいに観察し、トレーナーと世界を旅した経験がある。だからこそメタモンは、荒廃した世界でも「人間が暮らしていた街」を復興する方法を知っているのです。

日常メモ(メモ1〜6)― 失われた平穏な日々

ストーリーの核心には直接関わりませんが、かつてこの世界で暮らしていた人々の「何でもない日常」が垣間見える、味わい深い記録です。

メモ1. 生活の質を上げるコツ

場所:パサパサこうやの街、東側ゲート付近の小屋跡地

日々の暮らしをちょっと良くするためのアドバイスが書かれたメモです。今は干からびた荒野にある小屋の跡に、かつて誰かが丁寧に暮らしていたことが伝わってきます。「生活の質を上げよう」と思えるほど、穏やかな日々があったんですよね。

メモ2. 開店準備に必要なこと

場所:パサパサこうやの街、中央のクラフト台がある廃墟内

お店を開くための準備リストです。仕入れ先の確認、内装の手配、メニューの考案…。パサパサこうやの街にはかつてお店が並ぶ商店街のような場所があったことを想像させます。開店を楽しみにしていた人は、果たして夢を叶えられたのでしょうか。

メモ3. 明日の献立メモ

場所:ゴツゴツやまの街、南側の廃墟内、洗面台の横

翌日の食事メニューを考えた献立メモです。洗面台の横に置かれていたところに、家事の合間にさっと書いた生活感がにじみ出ています。火山灰に埋もれた鉱山町で、誰かが家族のためにごはんを作ろうとしていた。その何気ない日常が、今はもうないんだと思うと切なくなりますね。

メモ4. 観察メモ

場所:ゴツゴツやまの街、東側の島のゲート付近

何かを観察した記録です。ポケモンの生態を観察していたのか、自然現象を記録していたのか。ゲート付近という場所を考えると、異常気象の前兆を気にかけていた住人の記録かもしれません。

メモ5. 買い物メモ

場所:ゆめしま(ランダム入手)

買い物リストです。日用品や食材の名前が並んでいる、ごくごく普通のメモ。でも、「普通の買い物ができる日常」がもうこの世界にはないと思うと、このありふれたメモに胸が締め付けられます。

メモ6. スケジュール管理用メモ

場所:ゆめしま(ランダム入手)

予定を管理するためのメモです。会議の時間、友人との約束、やるべきことのリスト――。明日が来ることを疑いもしなかった時代の記録です。スケジュール管理をするということは、「未来がある」と信じていたということ。それがこの世界では叶わなかったのだと思うと、短いメモにもストーリーの重みが宿ります。

日常メモが語るもの:これら6つのメモは、一見すると取るに足らない走り書きです。でも、「かつてここに人間の暮らしがあった」という事実を最も生々しく伝えてくれるのは、実はこういう何気ないメモなんですよね。献立を考え、買い物をし、スケジュールを組む。そんな当たり前の日常が、環境崩壊によって失われてしまった。メタモンが今やっている「街の復興」は、こうした日常を取り戻すための活動でもあるのです。

メモ11. したっぱ日記・構想メモ ― R団ロケット計画の核心

入手条件:エンディング後

エンディングをクリアした後に入手できる、R団したっぱが残した最後の記録です。雑誌カテゴリの「R団したっぱ日記」シリーズを締めくくる内容でもあります。

記されている内容

このメモには、R団のロケット建造計画の構想が詳しく記されています。

記載事項内容
ロケットの目的R団の団員たちが一緒に宇宙へ行くため
燃料について往復分の燃料を搭載(地球に帰還できる設計)
入団チャレンジの真意ロケット完成後に使える人材を確保するためのテスト
したっぱの願いいつかチャレンジをクリアした誰かが、このロケットを使ってくれること

エンディングとの直結:R団のロケットに往復分の燃料が積まれているという情報は、エンディングでロケットが宇宙の人間のもとに届いた時に決定的な意味を持ちます。宇宙を漂流する人類がエネルギー不足で帰還できなかった問題を、R団のロケットの燃料が解決する可能性があるのです。皮肉にも、かつて悪事を働いていたR団の「仲間と一緒にいたい」という願いが、人類帰還の希望を生み出したんですね。

メモとストーリー全体の繋がり

メモ11個を読むと、ぽこあポケモンのストーリーを3つの視点から味わえます。

視点1:「人間の日常」が失われた世界

日常メモ(1〜6)は、献立を考え、買い物をし、お店を開こうとしていた「普通の人々」の暮らしの断片です。今のメタモンが復興しているのは、まさにこの「当たり前の日常」がかつてあった場所。メモを読んでからフィールドを歩くと、廃墟のひとつひとつに人の息遣いが感じられるようになります。

視点2:メタモンは「愛されていた」ポケモン

だれかの日記(7〜10)は、メタモンがハッカーのプログラムによって機械的に選ばれただけの存在ではないことを教えてくれます。トレーナーと一緒にレストランに行き、料理に興味を持ち、世界を旅した。その経験と絆があるからこそ、メタモンは人間の街を再建できるのです。

視点3:悪役が生んだ「希望」

したっぱ日記・構想メモ(11)は、R団というかつての悪の組織が結果的に人類帰還の鍵を残していたという、予想外の展開を明かします。悪事を働いていた団員たちの「仲間とバラバラにされたくない」という素朴な願いが、往復燃料付きのロケットという希望に繋がったのです。

メモのコンプリートガイド

取り逃しやすいメモ

メモ注意点
メモ5・6(買い物・スケジュール)ゆめしまでのランダム入手。何度もゆめしまに通う必要あり
メモ7〜10(だれかの日記1〜4)ポケモンセンター修理後にセンター内に出現。修理を忘れるとずっと取れない
メモ11(したっぱ構想メモ)エンディングクリア後にしか出現しない

効率的な集め方

  1. 各エリア攻略時に廃墟・小屋を隅々までチェック(メモ1〜4)
  2. ポケモンセンター修理後にすぐ中に入って確認(メモ7〜10)
  3. ゆめしまをこまめに巡回(メモ5・6)
  4. エンディングクリア後に各地を再探索(メモ11)

確認方法:メニュー → コレクション → 「ニンゲンのきろく」を選択。LRボタンでカテゴリタブを切り替えて「メモ」タブを表示すれば、取得済み・未取得のメモを確認できます。

まとめ:小さなメモに詰まった大きな物語

メモカテゴリ全11個の内容を改めて整理します。

  • 日常メモ(1〜6):かつての住人の何気ない暮らしの記録。献立、買い物、開店準備など、失われた「普通の日常」が胸に迫る
  • だれかの日記(7〜10):メタモンのトレーナーの記録。レストランでの思い出、メタモンの好奇心、旅の記憶。メタモンが愛されていたパートナーだったことがわかる最重要シリーズ
  • したっぱ日記・構想メモ(11):R団のロケット計画の詳細と往復燃料の存在。エンディングの「希望」に直結する記録

たった11個の短いメモですが、「人間の日常」「メタモンとトレーナーの絆」「R団が残した希望」という3つの物語の層が詰め込まれています。

メモを全部集めてから改めてゲームを振り返ると、メタモンが街を復興し、料理を作り、ポケモンたちと暮らすことの全てに、かつてトレーナーと過ごした日々の記憶が息づいていることに気づくはずです。ぜひ11個全てをコンプリートして、この小さなメモに込められた大きな物語を味わってみてくださいね。