アニメ2期2シーズン開始記念!
転スラ人物紹介解説シリーズです。
この記事を読むと、クロエ・オベールについて以下のことがわかるようになります。
アルティメットスキル「時空之王(ヨグ・ソートス)」のつよさ
アルティメットスキル「正義之王(ミカエル)」のつよさ
【転スラ】クロエ・オベールの能力と強さをネタバレ解説!【転生したらスライムだった件】
イングラシア王国の自由組合にて保護され、学生として過ごしている10歳の少女クロエ・オーベルのポテンシャルは高く、リムルも注目しました。
しかしそれ以上に謎が多く、例えば魔素の暴走で体が崩壊しないように宿した精霊は元・精霊女王だったラミリスを大いにうろたえさせたほどです。
そんなクロエが今後持つアルティメットスキルは強力なものばかりで、リムルのアルティメットスキルにも匹敵します。
何故ならクロエこそがヴェルドラを封印し、シズを保護した勇者だからです。
アルティメットスキル「希望之王(サリエル)」のつよさ
勇者としてのクロエが保有するアルティメットスキル「希望之王(サリエル)」は書籍版とWeb版でその詳細が異なります。
Web版における「希望之王」は事情によって破滅の未来を回避するために時間を超えてきたパートーナーであるヒナタのユニークスキル「簒奪者(ウバウモノ)」と「数学者(カワラヌモノ)」が統合されたスキルです。
ヒナタのユニークスキルを統合して生み出された「希望之王」の効果は破格で、このスキルを使った攻撃は「万物を滅ぼす」とまで言われています。
また「希望之王」には他にも「思考加速」や「空間支配」などがあり、ヴェルドラがリムルと出会う要因となった「無限牢獄」も「希望之王」によるものです。
しかし書籍版では一転、「希望之王」はある人物が保有していたユニークスキルが戦いの最中でアルティメットスキルに進化し、その後勇者に託された結果となります。
その人物とはグランベル・ロッゾ、クロエたちがいるイングラシア王国に隣接している小国・シルトロッゾ王国のトップです。
この王国はロッゾ一族という一族が統治しており、西方諸国評議会の創始者であるグランベルがいることもあって強い発言権を持っていました。
おまけにグランベル自身も人類側の切り札として名高い真なる勇者であり、人類のために1000年間も戦い続けた人物です。
一族のNo2であり妻の転生体であるマリアベルとともに経済によって人間社会をおさめようとしましたが、ユウキの暗躍やルミナスの介入によって徐々に追い込まれていき、マリアベルを失ってしまいます。
絶望し、疲れ果てたグランベルは最後の賭けに挑み、ルミナスと戦って敗北しました。
このルミナスとの戦いでグランベルのユニークスキル「不屈者(アキラメヌモノ)」がアルティメットスキル「希望之王」へと進化したというわけですが、その効果は大きく変わっています。
書籍版における「希望之王」は「生命の根源、また輪廻の輪を管理する」という能力で、ルミナスが獲得している「色欲之王」と酷似していますが、グランベルから「希望之王」を受け継いだクロエはこのアルティメットスキルをコントロールできないようです。
正しくは神智核(マナス)となったクロエの別人格こと勇者クロノアが「希望之王」の制御に集中している状態となります。
アルティメットスキル「時空之王(ヨグ・ソートス)」のつよさ
アルティメットスキル「時空之王(ヨグ・ソートス)」は元々、ユニークスキル「時間旅行(トキノタビビト)」という時間に干渉するスキルでした。
書籍版ではクロエはリムルの干渉を受けた際、「時空之王」を獲得して時間の停止といった時間操作が可能となります。
しかしユニークスキル「時間旅行」とアルティメットスキル「時空之王」を比べればあまり大差がないように思われますが、前者は自動的に、後者は自らの意志によって発動するのが大きな違いです。
実はクロエこそがヴェルドラを封印し、シズを保護した女勇者ですが、そうなった原因はこの「時間旅行」のせいです。
元々クロエは魔王レオンとともに転スラ世界に転移してきましたが、ユウキによって未来に召喚されました。
この意図していない事態により、レオンはクロエを探してラミリスに聞きこんだりシズを召喚したりしますが、この話は関係ないので省きます。
未来に召喚されたクロエはそこでリムルと出会い、リムルのおかげで命を取り留めますが、現実はそう上手くいきません。
というのも、転スラ世界はバッドエンドが確定した世界だからです。
そのバッドエンドはさまざまで、ヴェルドラが暴走したりリムルがヒナタやユウキに敗北したりなどが挙げられます。
そんな破滅の未来を迎えた末にヒナタが死亡するとユニークスキル「時間旅行」が発動し、クロエは2000年前の過去に跳躍するのです。
何故ヒナタの死亡が過去に跳躍するトリガーになっているのか、その詳細は今のところ明らかにされていません。
しかし死んだヒナタの魂をクロエが取り込むことは何度も繰り返されたループにおいて確定事項となっていました。
実のところクロエは2000年という時間を何度もループしており、勇者として活動していたのです。
とはいえループの記憶は曖昧になっているところもあり、また転スラ世界では「同じ時間軸に同一の魂は存在できない」というルールが設けられているため、眠りにつく時期もありました。
また別人格のクロノアが制御できなくなってしまうこともあったため、シズのもとから去ったというわけです。
いずれにしても、アルティメットスキル「時空之王」の元になった「時間旅行」は物語に大きな影響を与えていたのは間違いありません。
その証拠にシズが被っていた仮面がディアブロの腕を吹き飛ばしたことにとってシズに興味を抱かせ、のちのリムルを知るきっかけになったりしています。
アルティメットスキル「正義之王(ミカエル)」のつよさ
アルティメットスキル「正義之王(ミカエル)はクロエが獲得しているわけではないものの、クロエをはじめ、天使の名前を冠したアルティメットスキルの保持者たちには関係があるスキルです。
元の保有者は「星王竜」ヴェルダナーヴァでしたが、ヴェルダナーヴァは「正義之王」を嫌い、始まりの勇者ルドラが獲得していた「誓約之王(ウリエル)」という空間管理のスキルと交換しました。
つまり現在の「正義之王」の保有者は皇帝ルドラといいたいところですが、少々厄介な事態になっています。
確かに東の帝国を統べるルドラのアルティメットスキルではあるものの、同時に「正義之王」は独自の意志を持っており、ヴェルダナーヴァの復活のために暗躍中です。
実は転スラ世界には「天魔大戦」という500年周期で勃発する戦争があります。
これは天使族の軍勢が地上の都市を進行目標として出現し、それに呼応するように魔に属する者たちも活性化し、あらゆる種族がしのぎを削る戦争です。
この天使族の軍勢を召喚しているのが「正義之王」です。
そんな「正義之王」の能力は支配に特化しており、これによってヴェルダナーヴァからは嫌われました。
竜種も含めた意志ある者たちをはじめ、支配下に置いた対象が持つ能力の操作や破壊不可能な常時発動タイプの防御結界などが主な能力です。
しかし「正義之王」の厄介な能力は天使の名前を冠したアルティメットスキルに対して、絶対的な支配を行使できることに尽きます。
これはアルティメットスキルだけではなく、保有者を操ることもできるため、一時的とはいえクロエは操られてしまいました。
「正義之王」の支配から脱する方法は悪魔の名前を冠したアルティメットスキルを獲得するか、リムルの力もとい神核化した「智慧之王(ラファエル)」の力を借りるかのどちらかです。
そのおかげでリムルは「正義之王」の支配下に置かれていません。
リムルはクロエに力を貸そうとしますが「これ以上頼ってはダメになってしまうから」と言って、その提案を断り、自力で何とかしようとしているところです。
まとめ
アルティメットスキル「時空之王(ヨグ・ソートス)」のつよさは時間旅行が主で世界をループさせていた
アルティメットスキル「正義之王(ミカエル)」のつよさは、天使の名を関するアルティメットスキルへの支配力
「【転スラ】クロエ・オベールの能力と強さをネタバレ解説!【転生したらスライムだった件】」
楽しんでいただけましたでしょうか!
アニメも再開され、マンガ版に追いつくかもしれませんね。
ぜひ、事前にマンガも合わせせて読んだり、原作Web小説も読んでみることをおすすめします。
そうするとまた違う絵が見えてくることでしょう。
この記事が皆さんの雑談の種になることを、祈ってます。それではまた!