アニメ2期2シーズン開始記念!
転スラ人物紹介解説シリーズです。
この記事を読むと、巨乳秘書シオンについて以下のことがわかるようになります。
シオンの能力の疑問点
【転スラ】シオンの能力と強さをネタバレ解説!【転生したらスライムだった件】
シオンは豚頭帝(オークロード)が起こした騒動で大鬼族(オーガ)里を滅ぼされてしまい、生き残った仲間たちとともにあてもなく彷徨っていたところ、誤解が生んだ縁でリムルに拾われたヒロインです。
クールビューティーな容姿とグラマラスな身体がもたらすイメージに反して表情豊かで、心のままに行動し、持ち前の怪力で物事を解決しようとします。
しかし仲間となった直後からリムルの秘書兼ボディガードを希望しており、悪戦苦闘しながらもリムルに尽くす姿は見ていて愛らしいです。
ファンからの人気も高いシオン、けれどもそんなシオンの能力は現在ユニークスキルに留まっています。
その理由は何か、それを含めてシオンの能力や印象に残っているシーンなどを取り上げていきます。
ユニークスキル「料理人(リョウリニン/サバクモノ)」
愛用している大太刀「剛力丸」と桁外れの怪力を使い、豪快に敵をなぎ倒していくのがシオンの戦い方です。
蘇生した後は「完全記憶」と「超速再生」というスキルがもたらされたおかげでほぼ不死身の半精神生命体となっているうえに、同じく蘇生された不死身の同胞たちで編成された紫克衆(ヨミガエリ)の長となっています。
けれどもシオンがユニークスキルの獲得、もといリムルの進化によってもたらされた「祝福」を受け取ったとき、シオンは「料理が上手くなりたい」と願いました。
転スラ世界におけて、ユニークスキル及びアルティメットスキルは心と切っても切れない関係です。
例えばリムルこと三上悟は今の際に童貞だったことを後悔し、「来世では性的な意味で女性を食いまくりたい」と願いました。
その願いを反映したスキルこそがリムルの強さの要となっている「捕食者(クラウモノ)」となります。
シオンの場合はリムルに自身の手料理を振る舞うのが好きでしたが、肝心の腕前は壊滅的で、事故でシオンの料理を口にしたゴブタが毒耐性を獲得してしまうほどです。
そんなわけでシオンは「料理が上手くなりたい」と願い、そうして獲得したユニークスキル「料理人(リョウリニン)」の効果は調理法が無茶苦茶でも、また出来上がった料理の見た目や味がどうであろうとイメージした味となります。
これだけならただのネタですが、実は「料理人(リョウリニン)」に「料理人(サバクモノ)」という一面があり、それが現在でもユニークスキルに留まっている理由です。
結論から言えばユニークスキル「料理人(リョウリニン/サバクモノ)」の権能は「保有者が望む結果をもたらす」ことに尽きます。
どう見ても不味そうな料理なのに美味しい味わいがするのは、不味い料理という現象に「美味しい味」という結果を上書きしているからです。
「自身が望んだ結果を対象に上書きする」、すなわち法則を好きに弄れることがシオンのユニークスキルの本当の能力ではあるものの、シオンは自身のユニークスキルを調理に全振りしています。
もしも「料理人(サバクモノ)」として戦闘に使用された場合、少なくともあらゆる防御はシオンの前には意味がないです。
そうでなくてもリムルの神智核(マナス)ことシエルは「リムルを殺し得る」と判断、幹部たちが魂を譲渡されて進化とともにアルティメットスキルを獲得するなかで1人見送られました。
シオンが能力を使って印象に残ったシーン
シオンがユニークスキル「料理人(リョウリニン/サバクモノ)」を使って印象に残っているシーンはやはり、復活した直後リムルとベニマルに手料理をもてなしたシーンです。
周りが楽しそうに宴会を進めていくなかで、リムルとベニマルだけが重々しい表情でシオンの手料理を待っていました。
リムルが覚醒魔王に進化するための作戦を立てたとき、ベニマルはリムルに「もしも進化が成功して目覚めたら合言葉を言ってほしい」と頼みます。
その合言葉とは「シオンの料理はクソまずい」、あんまりな合言葉にリムルは呆れるものの、ベニマルは「これで丁度いい」と笑いました。
覚醒魔王への進化は強力ではあるものの、進化した個体が以前と同じ性格ひいては理性を維持できるかどうか分からないリスクがあります。
つまりリムルが覚醒魔王になったとしても、大らかなリムルのままであるかどうか誰にも分からなかったのです。
しかしその心配は杞憂で、リムルは何も変わらないまま無事に覚醒魔王になりました。
自分よりも先に目覚めたシオンの笑顔で出迎えられたリムルでしたが、そこでベニマルが例の合言葉を引きずり出そうとします。
一番聞いてほしくないシオンがいるとあってリムルは慌てますが、「智慧之王(ラファエル)」の助言によってベニマルを巻き込むことに成功しました。
けれども自分の料理が不味いと言われたシオンの機嫌が急降下し、リムルとベニマルはシオンの手料理を食べることになったわけです。
そしてやってきたシオンが差し出された料理は想像通りのものでした。
アニメ版ではダークマターでしたが、書籍版では玉ねぎやピーマンなどの食材をそのまま煮込んだシチューらしき料理だそうです。
リムルは覚悟を決め、その料理のようなナニカを口にするものの、見た目を裏切る美味しさで驚きます。
獲得したユニークスキル「料理人(リョウリニン/サバクモノ)」のおかげでドヤ顔をしたシオンが可愛かったですが、「料理人(リョウリニン/サバクモノ)」の本質がとても意外かつ新鮮で、印象に残りました。
シオンの能力の疑問点
シオンはユニークスキル「料理人(リョウリニン/サバクモノ)」によって不味い料理の味を改変したわけですが、匂いも改変することはできるのでしょうか。
そうなるとシオンの上書き能力の対象範囲は単体ではなく、複数も可能ということになります。
それから対象の範囲だけでなく、どこまで通用するのかも知りたいです。
例えばユウキのユニークスキルは「ユニークスキルを生み出す」という能力ですが、「料理人(リョウリニン/サバクモノ)」を使えばこの能力自体を無効にできる気がします。
しかしシオンが料理以外に使っていない以上、「料理人(リョウリニン/サバクモノ)」の汎用性や通用できる対象が分かりません。
いずれにしても具体的なケースや詳細が気になる能力です。
似たような能力を持つ他作品のキャラクターといえば?
名前:トレイ・クローバー
登場作品:ディズニー ツイステッドワンダーランド
能力:ユニーク魔法「薔薇を塗ろう(ドゥードゥル・スート)」、短時間だけ要素を上書きして変えることができる
似ているポイント:上書き能力
2020年3月に配信されて以来、高い支持を得ているソーシャルゲーム「ディズニー ツイステッドワンダーランド(以下、ツイステ)」の登場人物です。
「ツイステ」の世界観や登場人物は全員ディズニーヴィランズをリスペクトしていますが、トレイは「不思議の国のアリス」より赤の女王に仕えるトランプ兵(クローバー)に因んでします。
副寮長であり長男でもあるトレイはその経験から面倒見がよく、寮生たちからも頼りにされている保護者的な生徒です。
トレイ本人も食えないところはあるものの、問題児だらけの魔法学校において優れた協調性があります。
そんなトレイだけが使えるユニーク魔法「薔薇を塗ろう(ドゥードゥル・スート)」は、短時間だけ要素を上書きして変えることができるという魔法です。
トレイは日頃この魔法を使ってお菓子の味を変えていましたが、物語にてこの魔法が味だけでなく、物体や魔法にまで通用することが明らかになりました。
そのためトレイのユニーク魔法は「シオンがユニークスキルをこんな風に使ったら、こうなるのではないか?」というイフの具体例にも見えます。
名前:天国へ到達したDIO
登場作品:ジョジョの奇妙な冒険アイズオブヘブン
能力:スタンドもしくは本体が拳で殴る、あるいは触れたものにDIOの望む真実を上書きする
似ているポイント:上書き能力
2015年に発売されたゲーム「ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン」のラスボスです。
第一部兼第三部のラスボスことDIOと同一人物ですが、天国へ到達したDIO(以下、天国DIO)」は第三部にて空条承太郎に勝利したうえに目指していた「天国」に到達しています。
つまり主人公に勝利した未来のラスボスというわけです。
そんな並行世界のDIOのスタンドは元々あった時間停止が失われたかわりに、「真実の上書き」というシリーズを通して規格外な能力となっています。
「膨大な魂のエネルギー」という中々手に入れられないリソースといった弱点はあるものの、天国DIOが対象の消滅を望めば対象は為す術なく消えるしかないです。
強力なスタンドを持つジョルノ・ジョバーナやファニー・ヴァレンタイン大統領も天国DIOの力には敵いませんでしたが、主人公に勝利してしまったからこそ、空条承太郎のスペックを見抜けなかったことが敗因となります。
何はともあれ、天国DIOの上書き能力はシオンのユニークスキルの上位互換だといっても過言ではないです。
まとめ
シオンの能力と強さをネタバレ解説!
楽しんでいただけましたでしょうか!
アニメも再開され、マンガ版に追いつくかもしれませんね。
ぜひ、事前にマンガも合わせせて読んだり、原作Web小説も読んでみることをおすすめします。
そうするとまた違う絵が見えてくることでしょう。
この記事が皆さんの雑談の種になることを、祈ってます。それではまた!