【テムパル~アイテムの力~】トヴァン(CV水中雅章)キャラクター解説|ツェダカの参謀がグリードを襲った理由と、その後の歩み

テムパル~アイテムの力~は、借金を抱えた青年グリードがVRゲーム〈SATISFY〉で成り上がっていく物語です。グリードがのちに仲間となる少数精鋭のツェダカギルドで、参謀を務めているのがトヴァンです。パラディンランク1位の聖騎士で、盾を構えて仲間を守る前衛。アニメ公式サイトは「情報収集能力と分析力に優れ、ギルドの屋台骨を支えるが、やや堅物すぎるところも」と紹介しています。そんな彼は、グリードとの初対面でその実力を疑い、のちには自分のクエストのためにグリードを襲ってしまいます。本記事では、トヴァンのプロフィールと性格、聖騎士としての力と立場の変化、グリードやツェダカの仲間との関係、水中雅章さんのコメント、原作小説での印象的な場面までを解説します。
ネタバレ警告:この記事は原作小説の終盤までのネタバレを含みます。アニメ公式サイトのあらすじが紹介している範囲(第3話)より先の、ツェダカギルドとの出会い、トヴァンとグリードの衝突、オーバーギアード結成後の役目、地獄での戦いにも触れています。未読・未視聴の方はご注意ください。
この記事の基準:原作小説の話数は英語版(Wuxiaworld『Overgeared』)の章番号です。原作の描写は英語版の本文(公開されている範囲)と英語版ファンWiki、韓国のナムウィキを2026年10月14日に照合しました。韓国の巻・話の表記しか無い出来事は、ナムウィキに基づく目安として書いています。現実世界の設定は韓国の原作のもので、日本語版での扱いは確認できていません。アニメ公式サイトに無い人名・スキル名・アイテム名は英語版と韓国語表記からの訳で、日本語版(ピッコマ)の表記と異なる場合があります。ただし、クラウゼル(英語版 Kraugel)とデミアン(同 Damian)は、ピッコマ版とネクソンのゲーム『HIT : The World』のコラボ告知(2024年)の日本語表記に合わせています。
基本プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | トヴァン(韓国語 토반、英語版 Toban)。本名は不明(ナムウィキ) |
| 声優 | 水中雅章(TVアニメ、2026年10月放送開始) |
| アニメ公式の紹介 | ツェダカギルドの参謀役で、パラディンランク1位のプレイヤー。情報収集能力と分析力に優れ、ギルドの屋台骨を支えるが、やや堅物すぎるところも。戦闘ではパラディンとして盾を構え、仲間を守る前衛として活躍 |
| 職業(ゲーム内) | ジュダル教のパラディン(第一の聖騎士)→ のちにオーバーギアード神の教団の聖騎士(ファンWiki) |
| 所属 | ツェダカギルド(参謀)→ ギルド「オーバーギアード」 |
| 現実(原作) | アメリカに住むプレイヤー(ファンWiki、ナムウィキ) |
| 初登場 | 英語版第11話(レイドの参加者を募る男として登場) |
英語版の第11話で、グリードはレイドの参加者を募っていた黒人の男性に声をかけます。そのIDが「トヴァン」でした。第19話の時点でレベル172のパラディンで、ギルドの参謀。ツェダカギルドの中心となる17人は、〈SATISFY〉が始まる前の「L.T.S」というゲームの頃からの仲間で、トヴァンもそのひとりです。ギルドの長ジシュカのそばで作戦や分配を受け持ち、戦闘では盾を構えて前に立つ。アニメ公式の「ギルドの屋台骨」という言葉どおりの役回りです。

性格・特徴
人を見る目の確かさと、堅さ
トヴァンの持ち味は、相手をよく観察する目です。第12話、鉱石を落とすボス「森の守護者」のレイドに加わろうとしたグリードに、トヴァンはまずレベルを尋ねます。グリードがレベル100だと言い張ると、トヴァンはその大剣がレベル65前後の装備ではないか、鎧も100レベルの装備には見えない、ブーツや籠手やアクセサリーはどうしたのか、と次々に指摘しました。英語版の本文は「トヴァンの評価は正確だった」と書いています。実際のグリードは、アシュルー伯爵のクエストの影響でレベルがマイナス3まで下がっていました。
一方で、融通が利かない堅さもあります。グリードが「自分のように武器の扱いがうまい者には、防具やアクセサリーはいらない」(英語版第12話の台詞の訳)と言い繕ったとき、重い鎧と盾で全身を固めていたトヴァンは、笑顔のまま目だけを冷たくして「ほう……つまり、鎧を着ている者は腕が悪いと?」(英語版第12話の台詞の訳)と返しました。ナムウィキは、このときの印象から、トヴァンが後に再会したグリードを「ほら吹き」と見ていたと書いています。ナムウィキによれば、この第一印象のせいでトヴァンはグリードが仲間に装備を作る順番で後回しにされ、その代わりにジュダル教でSS級クエストを受けることになります。アニメ公式の「やや堅物すぎる」という一言は、この場面によく表れています。
ギルドの台所を預かる現実主義
参謀としてのトヴァンは、現実的な判断を下す人物です。第19話、4度目の挑戦で森の守護者は倒したものの、今回もアメジストの盾は出なかったあと、トヴァンは手に入った鉱石を相場で換算して参加者に分配し、ぎりぎりで赤字を避けました。彼自身は連携クエストのために守護者が落とす「アメジストの盾」を必要としていましたが(ファンWikiによれば、ギルドは2週間に1度このレイドに挑んでいました)、それでも「今は仕方ない」と、レイドをしばらく休んでギルドの力を蓄えることを提案しています。
欲に負けた一面
そんなトヴァンにも、大きな過ちがあります。教主パスカルから受けたSS級クエストの標的がグリードだと分かったとき、彼は仲間を裏切る道を選びました。英語版第131話は、トヴァンが最後までためらい、罪悪感を抱えていたことを書いています。それでも、初めて受けたSS級のクエストで、報酬はレジェンダリーの剣。二度とない機会を逃せず、彼は「すまない、グリード……でも、これは全部お前のせいだ! お前が悪いんだ!」(英語版第131話の内心の訳)と自分に言い聞かせます。ナムウィキは、このあと財産を失ってグリードのおとり役になった顛末を、はっきり「自業自得」と書いています。
考察ポイント:トヴァンの「人を見る目」は、物語の序盤では裏目に出ています。第12話でグリードのレベルの嘘を見抜いたのは正しかったものの、その第一印象は、グリードを「ほら吹き」と侮る色眼鏡にもなりました(ナムウィキ)。同じ場面で、グリードをかばったのは格闘家のレガスです。観察と分析に優れた参謀が、最も大事な相手を読み違える。その失敗から始まる関係が、トヴァンというキャラクターの面白さです。
能力と立場の変遷:ジュダル教の聖騎士からオーバーギアードの盾へ
ジュダル教の第一の聖騎士
トヴァンが仕えたジュダル教は、健康と知恵の神ジュダルを祀る教団です。英語版第128話によれば、ジュダルと戦いの神ドミニオンは光の女神レベッカの息子で、3つの教団の関係は良好でした。ところが、ジュダル教の教主パスカルは、5代教皇フランツがもともとジュダル教の出身だったことを根拠に、レベッカ教の教皇の座を狙っていました。パラディンランク1位のトヴァンは、そのパスカルに仕える第一の聖騎士です。ナムウィキによれば、レベッカ教のデミアン、ドミニオン教のヴァイオレット(韓国語 바이올렛)と並んで「聖騎士三強」と呼ばれていました。
彼の力は、自分の攻撃力より、仲間を強くし、守ることに向いています。主なスキルは次のとおりです(英語版の本文とファンWiki、ナムウィキの説明から)。
- 忍耐の盾:守りのスキル。ヤタン教のマラクスとの戦いでは、ジシュカを狙った黒魔法を防いだ(第87話、ファンWiki)
- 光の栄光:自分とパーティの全能力値を20%上げる(第131話、ファンWiki)
- 猛烈な気勢:パーティの攻撃力を30%上げる代わりに、防御力が20%下がる(ナムウィキ)
- ジュダル神の祝福:5分間、全能力値が20%上がり、10分間、生命力と防御力が30%上がる。2次転職を済ませたパラディンの最上位の支援スキルとされる(英語版第203話)
- 聖なる咆哮:邪悪な存在を苦しめる叫び。強敵クレイ伯爵の耳をしびれさせ、反応を鈍らせた(英語版第720話)
ナムウィキは、トヴァンをツェダカギルドの中だけでなく、上位プレイヤー全体でも最上位のタンクと評し、守護騎士ベントナーとともにアタッカーのジシュカを守る役目だとしています。また、ナムウィキによれば、誰も扱えなかったジュダル教の宝具〈超越神聖剣〉(仮訳。韓国語 초월신성검)を、ジュダル教の第一の聖騎士という資格で装備し、手に入れています。
オーバーギアードの一員として
グリードがツェダカの仲間とギルド「オーバーギアード」を結成したあと(第202話)、トヴァンもその主力として戦います。第203話、ゴーレムの大軍との戦いで、ジシュカは「パラディンランク1位なら、見劣りしないところを見せるべきじゃない?」(英語版第203話の台詞の訳)とトヴァンをけしかけます。この時点のトヴァンはレベル280。ギルドの中では低いほうでしたが、グリードよりは10レベル以上高く、〈ジュダル神の祝福〉で仲間を強化しました。
戦闘以外の役目も担います。ファンWikiによれば、グリードがレイダンを得て公爵となったころ(第205話)、トヴァンもエターナル王国の子爵の地位を得ました(ファンWikiは、のちのオーバーギアード王国での子爵位を推定として扱っています)。その後、黄色ミスリル鉱山の管理を任され(第295話)、王国の建国(第600話)後には、「オーバーギアードの大砲」を扱う砲兵のプレイヤーを集めたギルド「オーバーギアード・フォー」の長になりました(第1010話)。ナムウィキは、時おり新入りの部隊の指導もしていると書いています。

教団を移って
物語の中盤、グリードが神となり、オーバーギアード神の教団が生まれると、トヴァンの立場も変わります。ファンWikiのジュダル教の項は、第1370〜1371話を根拠にトヴァンを「元」第一の聖騎士とし(後任はヤメ)、トヴァンの項は所属にオーバーギアード神の教団を挙げています(話数の注記なし)。いつ、どんな理由で教団を移ったのかは、今回確認した資料では特定できませんでした。ナムウィキも、職業がオーバーギアード神の教団の聖騎士に変わった「ようだ」と推測の形で書いています。なお、トヴァンがかつて仕えた知恵の神ジュダルは、物語の終盤でグリードたちの敵となり、グリードとクラウゼルに討たれます(第1948〜1950話、ファンWiki)。
地獄の最前線へ
悪魔たちとの大戦(人魔大戦)に備えて、グリードたちは地獄へ人を送ります。英語版第1460話では、その遠征に剣聖クラウゼルが加わったことに、トヴァンが「こ、これは本物だ……」とつぶやいて笑みを浮かべています。物語の終盤、第1852話では、地獄で大悪魔バアルが消えたという世界メッセージに、トヴァンは「終わった」と喜びかけます。ところが、目の前の赤い肉塊は無傷のままで、新たな邪神の誕生まで告げられました。「この気色悪い奴と、いつまで向き合わなきゃならないんだ」(英語版第1852話の内心の訳)。ファンWikiのフェイカーの項(第1852話の節)によれば、フェイカーはミル、ユラ、大悪魔レラジェ、トヴァンとともに地獄の月(英語版 Hell Moon)を破壊しています。なお、最終話(第2059話)のファンWikiの登場人物一覧にトヴァンの名前はなく、結末での姿は確認できていません。
人間関係

グリード:疑った相手が、仕える主君に
トヴァンとグリードの関係は、疑いから始まりました。第12話でグリードの嘘を見抜いたトヴァンは、その後もグリードを軽く見ていました。そして第128〜133話、ジュダル教のパスカルからSS級クエスト「フランツの末裔」を受けます。レベッカ教にあるフランツの遺品、「聖なる光」の冠・鎧・手袋を取り戻せ、という依頼です。ところが、教皇ドレヴィゴがひとりの人物に倒され、遺品が奪われたという情報が入り、クエストは「その人物を倒して取り戻せ」に変わりました。その人物こそグリードでした。
ファンWikiによれば、トヴァンは最初、聖なる光の装備を1つ2,000ゴールドで譲ってほしいと持ちかけ、2,200ゴールドまで上げました。グリードの答えは1つ200万ゴールド。装備がレジェンダリー級だと知らないトヴァンは、ぼったくられていると受け取ります。交渉は決裂し、彼はツェダカに加わっていたボックス、アスカ、ブラックテディとともにグリードを襲いますが、グリードに敗れました(ファンWiki)。
この戦いのくだりは、資料で書き方が分かれます。ファンWikiは、トヴァンがボックスのスキル〈パペット〉で戦いに引き込まれたとしています(ナムウィキも、このスキル(ナムウィキでは〈マリオネット〉)はパラディンランク1位のトヴァンでさえ3秒間操れると説明しています)。一方、英語版第131話の冒頭で描かれるのは、操られたふりをするトヴァンの、あまりに下手な芝居です。グリードはそれが嘘だとすぐに見抜き、トヴァンは迷ったすえに、自分の意思で裏切りを選びます。
敗れたあとのトヴァンを待っていたのは、グリードへの「償い」でした。ナムウィキによれば、グリードはジシュカの名前を持ち出して脅し、トヴァンから持ち金をすべて取り上げ、狩りのおとり役にします。第134話では、グリードとトヴァンの2人がグリフォンの生息地に足を踏み入れ、退屈そうなグリードの口をトヴァンが慌ててふさぐ場面があります。それでも彼は、その後もオーバーギアードの盾として、グリードの戦いを支え続けます。
ジシュカとツェダカの仲間
ギルドの長ジシュカにとって、トヴァンは長年の右腕です。第19話でレイドの休止を決めたときも、ジシュカの言葉を受けてトヴァンが方針を示しています。第131話では、ボックスがトヴァンを「チーフ」と呼んで支援魔法を求めており、ボックスからも参謀として扱われていたことが分かります。守護騎士ベントナーとは、ともにジシュカを守る前衛のコンビです(ナムウィキ)。
フロイ:許されない過去
グリードを慕う外交官フロイは、グリードに敵対したことのある人物を、たとえギルドの仲間でもひどく嫌います。ナムウィキは、聖なる光の装備を手に入れるためにグリードを襲おうとした前歴のあるトヴァンを、その筆頭に挙げています。トヴァンの裏切りは、ギルドの中でも尾を引いているわけです。
パスカル:野心ある教主
トヴァンにSS級クエストを与えたのが、ジュダル教の11代教主パスカルです。英語版第128話でパスカルは、5代教皇フランツはもともとジュダル教の人間で、今の教皇ドレヴィゴは教皇にふさわしくない、と語っています。トヴァンの過ちは、この野心に巻き込まれた結果でもありました。
声優・水中雅章のコメント
アニメでトヴァンを演じるのは水中雅章さんです。所属事務所ぷろだくしょんバオバブのプロフィールによれば、山口県出身で、誕生日は1月20日。『東京リベンジャーズ』の場地圭介、『ようこそ実力至上主義の教室へ』の龍園翔、『シュガーアップル・フェアリーテイル』のシャル・フェン・シャル、『後宮の烏』の夏高峻、『WIND BREAKER』の有馬雪成などを演じてきました。
キャストは2026年8月19日、第2弾PVとキービジュアルの公開にあわせて、ツェダカギルドの面々とともに発表されました。水中さんのコメントは、まずグリードの魅力に触れています。「グリードのとてもユーモアな台詞回し、面白い行動力、そして伝説の鍛冶職人〈ファグマの末裔〉!!アフレコの度に彼の魅力に惹かれてばかりでした!」「アクションシーンも非常にカッコよく、アニメーションを皆様に届けられる日がとても楽しみです!」。トヴァンについては「僕はトヴァンのCVを担当いたします。ツェダカギルドのメンバーで、彼が物語にどのように関わってくるのか楽しみにしていてくださいね!!」と結んでいます(ポニーキャニオン)。
2026年10月14日時点で、このコメントのほかに、水中さんがトヴァンの役作りについて語ったインタビューは見つかりませんでした。アニメ公式サイトのあらすじ(第1〜3話)にも、まだトヴァンの名前は出ていません。ジシュカ役の杉山里穂さんは、アニメイトタイムズのインタビューで「ツェダカギルドは後半から物語に本格参戦となる」と予告しています。原作ではグリードの嘘を見抜き、のちに下手な芝居で裏切りをごまかそうとする人物です。堅物の参謀が見せる冷たい笑顔や、欲と罪悪感のあいだで揺れる場面を、水中さんがどう演じるのかは今後の見どころです。
印象的なエピソード
「鎧を着ている者は腕が悪いと?」(第12話)
グリードとトヴァンが最初に言葉を交わす場面です(第11話の終わりで声をかけ、第12話で問答になります)。トヴァンの冷たい笑顔に続いて、周りのプレイヤーも、防具を軽んじる気かとグリードに詰め寄ります。そこへ割って入ったのが、格闘家ランク1位のレガスでした。レガスのとりなしでいったんは参加を認める空気になりますが、グリードは「自分を信用しない人たちとパーティを組むのはよくない」(英語版第12話の台詞の訳)と言って、自分から身を引きます。ナムウィキはトヴァンがグリードを追い払ったと要約していますが、英語版の本文では、最後に引いたのはグリードのほうでした。
「すまない、グリード」——初めてのSS級クエスト(第128〜133話)
本記事の人間関係の節で触れた、グリードへの裏切りの場面です。代価を払うと言ったのに、仲間のために譲ってもくれなかった。トヴァンはそれを理由に、自分の裏切りを正当化します。英語版第131話は、どんな理由があっても仲間を裏切るべきではなく、ごみと呼ばれても反論できないと分かっていながら、それでもクエストを捨てられなかった彼の心の動きを描いています。参謀の冷静さが欲に負ける、トヴァンの人間くささが最も出た場面です。
「おとりは任せてくれ!」(第134〜135話)
グリフォンの生息地では、レベル260のグリフォンを前に緊張するトヴァンと、あくびをするグリードの対比が描かれます。ところが、グリードがグリフォンの隊長を一撃で瀕死に追い込むと、トヴァンの態度は一変します。「そうだ、グリードならできる! おとりは任せてくれ!」(英語版第135話の台詞の訳)。少し前まで疑っていた相手に、あっという間に乗り換える調子のよさは、どこか憎めません。ファンWikiの年表によれば、この攻略のあと、グリードはジュダル神の祝福を得ています。
魔族バラクの剣を受け止める(第153話)
ヴァイラン村が魔族に襲われた場面で、トヴァンは魔族バラク(ナムウィキによればヤタンの5番目の使徒)に追われます。炎をまとった剣は建物の外壁を大根のように切り裂き、トヴァンはかろうじて盾で受け止めました(英語版第153話)。ナムウィキによれば、彼はバラクが直接頭に響かせる魔族の声にも惑わされない抵抗力を見せています。グリードとの因縁を抱えながらも、ツェダカの盾として最前線に立つ姿が描かれる場面です。
赤い肉塊を前に(第1852話)
物語の終盤、地獄の戦場にもトヴァンの姿があります。バアル消滅のメッセージに喜んだのも束の間、無数の死者の顔を貼りつけた赤い肉塊は何事もなかったように残っていました。序盤にグリードを疑い、裏切った参謀が、最後の大戦まで仲間の盾として戦い抜いている。その長い道のりを感じさせる場面です。
人気・評価
トヴァンは、主要キャラクターに比べると出番の多い人物ではありません。英語版の翻訳サイトWuxiaworldが第1000話を記念して行った人気投票でも、男性キャラクター部門の選択肢には入っていませんでした。ただ、発表記事は「選択肢に入れ忘れたが票を集めたキャラクター」として、フロイやフォンとともにトヴァンの名前を挙げています。読者の記憶に残る脇役のひとりと言えます。
評価の中心にあるのは、やはりグリードへの裏切りです。ナムウィキは、財産を失っておとり役にされた結末を「自業自得」とまとめ、英語版ファンWikiも、第一印象の悪さから、グリードの作る装備を最後に受け取る数少ない人物になったと紹介しています。一方で、最上位のタンクとして長く前線に立ち続け、王国の運営や新人の指導まで担う働きぶりは、ツェダカギルドの「屋台骨」という公式の紹介そのものです。失敗も含めて、人間らしい参謀だと言えるでしょう。
まとめ
- どんな人物か:ツェダカギルドの参謀で、パラディンランク1位の聖騎士。ジュダル教の第一の聖騎士として、仲間を強化し、盾で守る前衛
- 性格:観察眼が鋭く現実的だが、堅物で、第一印象にとらわれやすい。欲と罪悪感のあいだで揺れる人間くささもある
- グリードとの関係:第12話で実力を疑い、第128〜133話ではSS級クエストのために襲って敗北。財産を失い、狩りのおとり役になる
- その後の歩み:オーバーギアードの主力として戦い、鉱山の管理や砲兵ギルドの長も務める(ファンWiki)。のちにオーバーギアード神の教団の聖騎士として扱われる
- 終盤:地獄の戦場で赤い肉塊と戦い、仲間とともに地獄の月を破壊する(ファンWikiのフェイカーの項、第1852話の節)
- 声優:水中雅章さん。キャスト発表のコメントで、ツェダカギルドの一員としてトヴァンが物語にどう関わるかに期待を寄せている
テムパル~アイテムの力~の関連記事
- 【テムパル~アイテムの力~】ルビー キャラクター解説|グリードの妹が「最も愛される聖女」になるまで、大悪魔の魂を消す力と神聖教団の誕生
- 【テムパル~アイテムの力~】ロード キャラクター解説|グリードとアイリーンの息子、師たちに育てられた天才が第2代皇帝になるまで
- 【テムパル~アイテムの力~】ベントナー(CV福西勝也)キャラクター解説|双斧の守護騎士から「光」の伝説へ、フォンとの腐れ縁と結末
- 【テムパル~アイテムの力~】フォン(CV天﨑滉平)キャラクター解説|ツェダカの槍騎士、ベントナーとの口げんかから伝説になるまで
- 【テムパル~アイテムの力~】レガス(CV盆子原康)キャラクター解説|グリードをただ一人信じた「拳聖」の歩みと強さ
- 【テムパル~アイテムの力~】イザベル(CV平山ゆりか)キャラクター解説|〈リファエルの槍〉に削られた命と、グリードを「神」と呼んだ聖騎士
- 【テムパル~アイテムの力~】マリーローズ キャラクター解説|封印から目覚めた最強の吸血鬼、母ベリアチェの宿願を越えてグリードの妃へ
- 【テムパル~アイテムの力~】メルセデス キャラクター解説|帝国の第1騎士が「伝説の騎士」となり、グリードの妃になるまで









トヴァンの「鎧を着てる奴は腕が悪いと?」って冷たい笑顔、初見でゾクッとしたんだよね。堅物なのに、SS級の報酬を前にすると「全部お前のせいだ」と自分に言い聞かせちゃうところが人間くさくて好きなんだ。そのあとグリードの強さを認めた途端、「おとりは任せてくれ!」と乗り換えるのも憎めないよね。魔族の剣を盾でガッと受け止める場面も、ツェダカの屋台骨って感じで熱い!
「屋台骨」って聞こえはいいけどさ、要は代わりがいないから前に立たされてるだけじゃないか? 「おとりは任せてくれ」も、本人が選んだ役というより、周りがグリードの使い道を見て決めた役に見えるんだよな。盾が硬いことには感動してるのに、トヴァンが本当は何をしたいのかは誰も見てない気がする。ギャップ萌えで流すには、扱われ方が一方的すぎるだろ。
えーっ!トヴァン、グリードを襲っちゃったの!?びっくり〜!でも「全部お前のせいだ!」って自分に言い聞かせるところ、なんだか分かる気がして切ないよね〜。そのあと「おとりは任せてくれ!」ってグリードを頼るの、ギャップがかわいい〜!水中雅章さんの声でどんなトヴァンになるのか楽しみ〜
りっくんは「ツェダカの屋台骨」って熱く言うけどさ、トヴァンは第12話で人を見誤り、第131話では一番大事な相手を売った男だ。それでも盾として使われ続ける姿は、本人の成長より周りの都合に見えるんだよな。「おとりは任せてくれ」をギャップ萌えで済ませるのは、ちょっと甘くないか。
カイの言いたいこと、分かるよ。でもさ、人を見誤ったり大事な相手を売っちゃったりするやらかしも含めて、トヴァンは人間くさくて好きなんだ。完璧な盾じゃないからこそ、そこに熱くなるんだよね。周りに都合よく使われてるだけなら、グリードのおとりなんて頼まれないでしょ!それでも盾を任せられるのがトヴァンなんだ!
えっ、そうなの!?第131話で一番大事な人を売っちゃったの…?ヒナ、そこまで考えてなかったよ〜!カイさん、そんな真剣な顔で言われたら、なんだかドキッとしちゃう…。でもね、難しいことはよく分かんないけど、「おとりは任せてくれ!」のギャップはやっぱりかわいいと思うの〜 カイさん、ちょっと厳しすぎ〜?
test