沢尻エリカの合成麻薬事件、薬物検査義務化騒動に発展?
沢尻エリカさんが逮捕された合成麻薬MDMA所持事件が、芸能界に波及しています。
ダレノガレ、所属事務所で薬物検査やるべき!「事務所に話した」「まずは私から」
タレントのダレノガレ明美(29)が19日、自身のツイッターを更新。所属事務所に薬物検査の実施を要求したと明かした。
女優の沢尻エリカ容疑者(33)が麻薬取締法違反の疑いで警視庁組織犯罪対策部に逮捕されたことを受け、17日にタレントのJOY(34)がツイッターで「これだけ芸能人の薬物逮捕が多いなら半年なり1年に一度の薬物検査のルールを設けたらいいのに。抜き打ちでもいいですし」と投稿。ダレノガレは「わかる!事務所側がやるべきだと思う!」と賛同。「頭髪検査をしっかりして番組、ドラマ、関係者のみなさんに迷惑がかからないようにするべき!」と反応していた。
スポニチアネックス
やるな、ダレノガレ。
こういう意識高い発言をすると、古参に煙たがられたりするものですが、ぜひがんばってほしいです。
というわけで、ぼくは芸能人の薬物検査義務化にはもちろん賛成です。
沢尻エリカの合成麻薬事件、薬物検査義務化のメリットは?
薬物検査を義務化した場合のメリットについて考えてみましょう。
スポンサー、という観点でいうと、間違いなくYESでしょう。
田代まさし、沢尻エリカと立て続けに、出演者が薬物所持で逮捕されてしまったNHKのようなスポンサーなら尚更です。
特に沢尻エリカが出演予定だった、大河ドラマは、想像を絶する予算をかけて制作しています。
年間30億円近くかけているのだそうです。
「沢尻エリカが出演している回を取り直すだけじゃん」
という声もあるかもしれませんが、一話あたりにしたって七千万円程度かけているそうですから、一話でも取り直しなえれば、とんでもない損失ですよね。
その損失から守る、という意味でも、十分制作側のメリットはありますよね。
次は、検査を受ける側のメリット。
ダレノガレが言っているように、薬物をやっていない、所持していない芸能人からすると、はた迷惑もいいところです。
芸能人はなんだかんだで、みんな違法薬物に手を出している。
差は、捕まっているか、捕まっていないかだけだ。
みたいな名言じみた言い回しでまことしやかに語られても困りますよね。
なので、後ろめたいことがなければ、芸能人で検査のメリットがない人なんていないんじゃないでしょうか。
検査入院が必要なものでもないですし、尿検査でも、髪でもいいそうですしね。
沢尻エリカの合成麻薬事件、薬物検査義務化のデメリットは?
では、逆にデメリットはあるでしょうか。
それは、単純に費用と手間でしょうか。
検査をするのだから、もちろん検査費用はかかります。
検査をするのだから、もちろん検査時間は必要です。
ですが、番組の製作費や、待ち時間を考えてみてください。
メリットとトレードオフできるどころか、メリットの方が何倍、何十倍、何百倍もあると思うんですよ。金額に換算しても。
大河ドラマ一本七千万円。
出演料だって数十万から数百万。
それに引き換え、尿検査なんて10分待ち時間合わせても1時間もあればできる上に、1万2千円 まる。
ですよ。
デメリットはありますが、メリットと比較すると弱いのは間違い無いでしょう。
なので、ぼくは芸能人の薬物検査義務化は賛成です。
むしろ、芸能人だけでなく、健康診断なんかで義務化ではなくて、一般化させてもいいんじゃないかと思いますけどね。
沢尻エリカの合成麻薬事件、薬物検査義務化の落とし穴は?
ただ、ここで考えなければいけないのは、薬物検査を義務化したら、すべてが解決するのでしょうか。
というのも、薬物の所持で逮捕された沢尻エリカですが、検査では陰性(成分検出されず)だったんです。
沢尻エリカ容疑者、違法薬物の成分検出されず
合成麻薬「MDMA」を所持したとして、麻薬取締法違反容疑で女優の沢尻エリカ容疑者(33)=東京都目黒区=が警視庁に逮捕された事件で、沢尻容疑者の尿からMDMAを含む全ての違法薬物の成分が検出されなかったことが20日、捜査関係者への取材で分かった。
全文読む
(livedoor news)
薬物検査は代謝してしまったので後では、意味がありません。
定期検診とした場合、検査の前に代謝が終わるよう、計算してれば良いだけになってしまいます。
しかし、違法薬物は使用だけでなく、所持も規制されており、日本では7年以下の懲役です。
薬物検査義務化は賛成。
むしろ一般化した方がいいとは思いますが、「薬物所持」をどのように見分けることができるか、が肝になるかもしれませんね。
了