佐々木小次郎が優男だと誰が言った!
佐々木小次郎が卑怯者だと誰が広めた!
終末のワルキューレの佐々木小次郎は、ほかの作品に登場する佐々木小次郎と比べても類を見ない強者!
そんな佐々木小次郎のヴェルンドについてネタバレ解説します。
史実の逸話や、ヴェルドの一蓮托生相手であるヴァルキリーについても書いてあるので、
この記事をよめば、
Netflixアニメを見ただけより、くわしくなることができます!
終末のワルキューレの『佐々木小次郎』の『神器錬成』をネタバレ解説!
佐々木小次郎のヴェルンド
神器名
備前長光三尺余寸(びぜんおさみつさんじゃくよすん)通称:物干し竿(ものほしざお)
戦乙女
フリスト
形態1:三尺余りの日本刀
史実において佐々木小次郎が愛用したと言われている三尺(1メートル)を超える太刀。
一般的な刀の1.5倍の長さがある物干し竿を小次郎は使いこなす。
終末のワルキューレの中ではその長さがさらに誇張して描かれており、戦闘の派手な殺陣に一役買っている。
佐々木小次郎もこの神器錬成(ヴェルンド)によって錬成された物干し竿を「重み切れ味ともに申し分なし」と評価した。
形態2:三尺余りの日本刀+小太刀
ポセイドンによって折られてしまった物干し竿を小次郎が拾い上げ、剣士たちが重ねた歴史を背負うことで神器再錬(リ・ヴェルンド)が成され二刀に生まれ変わった姿。
その名に「震える者」「轟かす者」という2つの名(チカラ)が同居するフリストだからこそなし得た形態。
この二刀を構えることで小次郎は宮本武蔵の二天一流をも受け継ぎ、二天岩流 佐々木小次郎として再びポセイドンとの戦いに臨んだ。
これはブリュンヒルデにとっても予想外の展開であり、思いがけない奇貨(ラッキー)を大いに喜んだ。
佐々木小次郎の必殺技
燕返し(つばめがえし)
どんな必殺技か:三尺余りの長刀である物干し竿を全身全霊で振り下ろす渾身の一撃を放った後に、初太刀の軌道をなぞるように斬り上げる佐々木小次郎の代名詞とも言える技。
通常の刀の1.5倍の重さがある物干し竿を急停止させることは本来不可能であるが、佐々木小次郎の重ねた敗北がこの絶技を生み出した。
時速200kmを超える岩燕が身を翻すが如く放たれる神速の一撃。
ポセイドンの反撃:燕返しを受けたポセイドンはこれを躱し傷は負わなかったものの突きを出し遅れ、前髪を散らすこととなった。
これによりポセイドンは初めて人間である小次郎と目を合わせ、自ら攻撃をするために動き出す。
岩流秘奥 虎切(がんりゅうひおう とらきり)
どんな必殺技か:戦いの中で物干し竿を逆手に持ち替えて相手を斬りつける技。
小次郎はポセイドンのトライデントによるラッシュを凌ぎながら、一筋の好機を見出してこの技を繰り出した。
ポセイドンの反撃:ポセイドンはこの虎切を難なく躱して小次郎の背後へと回り込む。
とっさに背後のポセイドンに斬りつける小次郎だが、ポセイドンのトライデントによって物干し竿を折られてしまう結果となった。
二天岩流奥義 双燕斬虎万刃繚乱(にてんがんりゅうおうぎ そうえんざんこばんじんりょうらん)
どんな必殺技か:左手に持つ小太刀を斬り上げるように振るい、返す刀で右手の物干し竿をも振り上げて斬りつける。
この二つの斬撃によりクロスするように振り上げられた両腕を振り下ろし、十字の形に相手を斬りつける剣技。
佐々木小次郎の能力「千手無双」が戦いの中で昇華し「萬手無双」となったことでポセイドンの動作を完全に読み切るに至った。
これによりポセイドンの間合いに踏み込んだ小次郎が剣の歴史を紡ぎし全ての男達に感謝しながら放った最高の一撃。
相手の反撃:一太刀目の切り上げでポセイドンのトライデントは彼の右腕もろとも両断された。
それでも左手でトライデントを掴み小次郎に向かって振り下ろすポセイドンだが、小次郎は二太刀目で左手も断ち切る。
最後はトライデントを口で咥えて襲いかかろうとするポセイドンだが小次郎の斬撃により体を十字に切り裂かれる結果となった。
備前長光三尺余寸の逸話・エピソード
備前長光三尺余寸は史実において佐々木小次郎が実際に使用していたとされる長刀。
一説には備前長船長光の子である二代目将監長光の作と言われている。
宮本武蔵の養子である宮本伊織の建立した碑文にも巌流島の決闘において佐々木小次郎が三尺余りの長刀を用いたことが記されている。
終末のワルキューレ内でも描かれた有名なエピソードとして、物干し竿の鞘を捨てた佐々木小次郎に対して宮本武蔵が「小次郎敗れたり」と挑発するものがある。
当時の武士は二尺三寸(約70cm)程度の刀を好んで用いていたことからも、三尺余寸(100cm)にも達する佐々木小次郎の物干し竿がいかに長いかが分かる。
物干し竿を始めとする大太刀は元々馬上での戦闘に使用されていたものであるが、扱いの難しさもあり武器の主流とはならなかった。
佐々木小次郎の使用していた物干し竿については現存は確認されておらず、レプリカが熊本県にある武蔵博物館に展示されているのみである。