デスゲームの報告書は、無人島で行われたデスゲームの記録を復元する推理アドベンチャーゲームです。記録管理局に届いた任務は、数日前に無人島で行われたデスゲームの全記録を復元し、報告書を提出すること。手元に残されたのは、死者たちが最期に遺した記録と、一台の端末だけです。

プレイヤーはその古びた端末を操作し、壊れた記録を一件ずつ復元しながら、デスゲームに参加した生徒全員の〈死因・凶器・加害者〉を割り出していきます。2026年9月1日にSteamで配信が始まり、Steamユーザーレビューでは「圧倒的に好評」の評価を得ています(2026年9月27日時点)。

作品概要

開発・販売はゲーム実況者のshu3氏です。AUTOMATONの記事によると、shu3氏はゲーム実況グループ「ナポリの男たち」のメンバーとしても知られ、2025年8月には短編アドベンチャーゲーム『でておいで、猫』をSteam向けに無料配信しています。本作はそれに続く作品です。

項目内容
タイトルデスゲームの報告書(Steam英語ページでの表記: The Death Game Report)
開発・販売shu3
発売日2026年9月1日
価格500円(2026年9月27日時点、割引なし)
ジャンルアドベンチャー/カジュアル/インディー(公式サイトでは「モノクロ2色の推理アドベンチャーゲーム」)
対応言語日本語のみ(英語には非対応)
プラットフォームPC(Steam/Windows)
想定プレイ時間4~5時間程度(Steamストア)/約5時間(公式サイト)
プレイ人数・機能シングルプレイヤー、Steam実績(7個)、Steamクラウド、いつでもセーブ可能

Steamストアに記載された最低動作環境は、Windows 10(64bit)、2GHzのプロセッサ、メモリ2GB、グラフィックメモリ128MBです。公式サイトはshu3 no「デスゲームの報告書」ページ、購入はSteamストアページから行えます。

世界観・ストーリー

参加者は生徒たちで、手がかりとして「生徒名簿」が用意されています。AUTOMATONは、映画「バトル・ロワイアル」を想起させる世界観がレビューで評価されていると紹介しています。ただし、デスゲームが開かれた経緯や主催者などの背景は、ストアや公式サイトの説明には書かれていません。物語の詳細はプレイの中で明らかになる部分です。

ネタバレへの配慮について: 本作は推理そのものが体験の中心のため、この記事では個々の死因や加害者、終盤の展開には触れていません。

ゲームシステム・遊び方

操作するのは古びた端末一台です。記録名を打ち込んで壊れた記録を復元し、死者が最期に遺した言葉を読みます。そこに散らばる手がかりを生徒名簿や島の地図と照らし合わせ、一人ひとりの死について〈死因・凶器・加害者〉を報告書に記入していきます。基本の流れは図1のとおりです。

デスゲームの報告書の基本ループを示した図
図1:記録の復元から報告の確定までの流れ(Steamストアの公式説明とAUTOMATON記事をもとに作成)

手がかりは3種類だけ

公式に示されている手がかりは「死者の記録」「生徒名簿」「島の地図」の3つです。AUTOMATONの記事によると、名簿には生徒の所属や支給武器が記され、地図は島内の位置関係を示します。記録の文章に出てくる人物や場所を名簿・地図と突き合わせることで、誰がどこで何によって亡くなったのかを絞り込みます。

3件そろうと「確定」する報告

報告は、正しい報告が3件そろうたびに記録が「確定」する仕組みです。確定を重ねるほど記録どうしが互いにつながり、次の死の輪郭が浮かび上がる、とストアでは説明されています。AUTOMATONも、復元した記録から別の記録につながる情報を見つけて調査を進める構成だと紹介しています。

補助機能

行き詰まったときのためにヒント機能があり、AUTOMATONによると段階的に情報が提示されます。ほかに、文章の一部を保存できる「引用メモ機能」や、文字サイズ変更機能も用意されています。

発売後のアップデートでも、読みやすさと操作性の改善が続いています。Steamのニュース欄で確認できる更新は次のとおりです。

バージョン(配信日)主な内容
1.0.1(9月1日)一部の環境で起動直後にゲームが終了する不具合の修正
1.0.2(9月1日)本文の文字サイズ「大」で行間が詰まる問題の修正など
1.0.3(9月3日)2560×1440以上のモニター向けに表示スケーリング設定を追加
1.0.4(9月6日)記録リストの並び順(復元順・名前順・参照数順)を記憶するよう変更
1.0.5(9月8日)生徒名簿に名前・番号・部活・支給武器のフィルターを追加、Steam Deckの画面キーボードに対応
1.0.6(9月14日)名簿から学籍番号をコピー&ペーストすると記録が復元できない不具合の修正、エンディングの文字を拡大

日付はSteamのお知らせの配信日(UTC)です。1.0.5で画面キーボード対応が入りましたが、Steam Deckの公式互換性表示は情報源によって食い違っており、この記事では断定しません。

見どころ・魅力

記録から人間関係を読み解く構成

AUTOMATONは、生徒たちが残した記録から人間関係や出来事を読み解いていく構成が評価されていると伝えています。

モノクロ2色の端末画面

公式サイトは本作を「モノクロ2色の推理アドベンチャーゲーム」と紹介しています。画面は古びた端末を模したもので、死亡描写もその端末上のテキストが中心です。AUTOMATONの記事では、モノクロ2色のビジュアルやBGMを評価する声も紹介されています。

実況・配信について: Steamストアでは、法人・個人を問わず実況・配信を歓迎し、収益化も可能と明記されています。可能な場合は概要欄にストアページのURLを載せること、サムネイルで核心部分のネタバレを避けることが求められています。

Steamでの評価

発売翌日のAUTOMATON記事の時点では「非常に好評」でしたが、その後レビュー数が増え、9月27日時点では「圧倒的に好評」に上がっています。同記事によると、最大同時接続プレイヤー数は執筆時点で2,363人(SteamDB)を記録しています。

時点レビュー数評価ラベル
2026年9月2日(AUTOMATON記事)203件(98%が好評)非常に好評
2026年9月27日(Steam集計)1,173件(好評1,133件・不評40件)圧倒的に好評

Steamレビューでは、ヒント機能やメモ機能などのUIを挙げる声が一部に見られます。一方で、フォントの読みにくさへの言及もあります。

こんな人におすすめ

向いている人: 文章を読み込み、名簿や地図と照らし合わせて答えを導く推理ゲームが好きな人。断片情報から死の真相を埋めていくタイプの推理ゲームに興味がある人(具体的な作品は「類似作品」を参照)。デスゲームものの設定が好きな人。4~5時間で遊び切れる作品を探している人。

注意点

購入前に確認したい点: 対応言語は日本語のみで、対応OSはWindowsのみです。題材はデスゲームで、参加した生徒全員の死因を扱います。描写は端末上のテキストが中心ですが、死を扱う内容が苦手な方は注意が必要です。

類似作品

  • Return of the Obra Dinn(オブラディン号の帰還): 乗組員の死の真相を特定していく推理ゲームです。AUTOMATONは本作を「『オブラディン』風ゲーム」と紹介し、Game*Sparkも見出しで同作の名前を挙げています。
  • Type Help: Game*Sparkの記事見出しで、『オブラディン』と並んで同作の好きな人に向けた作品として紹介されています。

まとめ

  • 題材: 無人島で行われたデスゲームの記録を復元し、参加した生徒全員の死因・凶器・加害者を報告する推理アドベンチャーです。
  • 遊び方: 手がかりは死者の記録・生徒名簿・島の地図の3つ。正しい報告が3件そろうと確定します。
  • 基本情報: shu3氏の開発で2026年9月1日発売、500円、日本語のみ、Windows対応、想定プレイ時間は4~5時間程度です。
  • 評価: Steamレビューは1,173件で「圧倒的に好評」(2026年9月27日時点)。
  • アップデート: 9月14日の1.0.6まで、読みやすさや名簿フィルターなどの改善が続いています。