令和のダラさんは、山奥の集落にある“忌み地”を舞台にしたTVアニメです。公式サイトのイントロダクションによれば、そこは怪しげな祠が佇み、踏み入れば祟られ、命を落とすことすらあるという土地。ある嵐の夜、その禁忌の地に踏み入った三十木谷日向と薫のきょうだいは、巨大な蛇体を持つ祟り神・屋跨斑(ヤマタギマダラ)に遭遇します。ところが二人は怪異を恐れるどころか「ダラさん」と親しげに呼び、あっさり懐いてしまいました。

原作はともつか治臣さんの漫画(KADOKAWA刊)で、アニメーション制作は旭プロダクション。2026年7月2日(木)に放送が始まり、全13話(本作では各話を「第一怪」「第二怪」…と数えます)で構成されています。

作品概要

公式サイトの「制作・出演」欄と放送・配信情報ページで確認できる基本情報をまとめます。

項目内容
放送開始2026年7月2日(木)21:30〜(AT-X)
話数全13話(第一怪〜第十三怪)
原作ともつか治臣「令和のダラさん」(KADOKAWA刊)
アニメーション制作旭プロダクション
監督鈴木理人
シリーズ構成木村 暢、山田靖智
キャラクターデザイン菊田幸一
音楽石塚玲依(音楽制作:ランティス)
オープニング主題歌「ダラダラ♡ダンシング」ダラさん(CV.田村睦心)、三十木谷日向(CV.津田美波)、三十木谷薫(CV.寺澤百花)、ナレーション(CV.てらそままさき)
エンディング主題歌「ひなたぼっこ」REIRIE
特殊エンディング主題歌「ガン・バルゼーのテーマ」遠藤正明

公式サイトに掲載されたスタッフには、ほかに怪異デザイン(度会竜司、見原由真)、衣装デザイン(竹本佳子、牛ノ濱由惟、山﨑理璃花)、音響監督(桑原一輝)などの名前があります。「怪異デザイン」という役職が独立して置かれている点に、祟り神や化物が登場する作品らしさが表れています。

世界観・あらすじ

物語の中心は、屋跨斑を祀る山の山守を代々務める三十木谷家です。公式サイトの人物紹介では、ダラさんは「半人半蛇の身体と6本の腕を持つ祟り神」とされ、おぞましい見た目とは裏腹に温厚かつ理性的で、現代の文明にも適応していると説明されています。イントロダクションは、怖いもの知らずの日向と薫に振り回され「気づけば怪異がツッコミ役に!?」と紹介しています。

ここから先は公式サイトに掲載された第一怪・第二怪のあらすじに触れます。

第一怪「忌み地の屋跨斑」

豪雨の夜、山を見にいった祖父の兵吾を心配して、日向と薫は禁足地へ向かいます。二人はそこで山に棲む異形の存在「屋跨斑」に遭遇しますが、恐るべき祟り神のはずの相手に、あっさりと懐いてしまいます。

第二怪「初めての学校訪問」

日向と薫の日常を見守るダラさんは、「水鏡」の力で薫の小学校を覗きます。すると担任の筆木が不審な様子で薫を生徒指導室に呼び出していました。カーテンが閉め切られた部屋で、ダラさんは薫が危険な目に遭うのではないかと警戒します。

第三怪以降のタイトルには「禁足地の掟」「復活の谷跨斑」「山守の系譜」などが並び、日常の騒動と並行して、屋跨斑や三十木谷家にまつわる過去へ話が広がっていく構成がうかがえます。

制作陣・キャスト

監督の鈴木理人さんは公式コメントで、本作を「令和の世を生きる、ハチャメチャな登場人物たちの魅力がいっぱい詰まった作品」と紹介しています。原作者のともつか治臣さんは「脚本の段階から参加させていただき」とコメントしており、原作者がシナリオ段階から関わっていることがわかります。キャラクターデザインの菊田幸一さんは「原作の絵を可能な限り再現した設定を鋭意制作中」とコメントしていました。

キャラクター声優
屋跨斑/ダラさん田村睦心
三十木谷日向津田美波
三十木谷薫寺澤百花
初瀬川 周古賀葵
筆木直道杉田智和
五十子美和相沢舞
姉巫女早見沙織
おろち大塚芳忠
ナレーションてらそままさき

主要キャラクター紹介

公式サイトの人物紹介をもとに、主な登場人物の関係を図1にまとめました。

令和のダラさんの主な登場人物の関係の図
図1:主な登場人物の関係(公式サイトの人物紹介をもとに作成)

ダラさん(屋跨斑)/CV:田村睦心

半人半蛇の身体と6本の腕を持つ祟り神。温厚かつ理性的で、現代の文明にも適応しています。威厳ある土地神を自称していますが、公式紹介では「実はちょっとだけ寂しがりや」とされています。

三十木谷日向(みそぎやひなた)/CV:津田美波

屋跨斑を祀る山の山守を務める三十木谷家の長女で、自転車通学の中学2年生。スポーティな雰囲気ですが、根は常にぐうたらしたいタイプ。霊感がとても強いと紹介されています。

三十木谷薫(みそぎやかおる)/CV:寺澤百花

三十木谷家の長男で、地元の小学校に通う小学5年生。普段から女性ものの服を着ており、金髪碧眼の容姿で一見おとなしげに見えますが、実は活発な性格です。画力が高いことも特徴として挙げられています。

初瀬川 周(はせがわあまね)/CV:古賀葵

日向のクラスに転校してきた中学2年生。12歳の夏に突然倒れ、急激に成長したのち、最近になって目を覚ましたという経歴を持ちます。大人っぽい雰囲気で、なぜか日向に興味を持っています。

筆木直道(ふでぎなおみち)/CV:杉田智和

薫のクラスの担任。裁縫が得意で、趣味でコスプレ衣装を制作・販売していますが、副業禁止の公務員であるため隠しています。世話焼きな面があり、生徒からの人望もあるという人物です。

五十子美和(いらこみわ)/CV:相沢舞

三十木谷家のご近所に住むフリーのデザイナーで、同人活動もしています。男性と喋るのが苦手。薫とは幼少時から仲がよく、イラストを手伝ってもらうこともあります。

姉巫女/CV:早見沙織 おろち/CV:大塚芳忠

姉巫女は祓い屋一家の巫女で、双子の姉。妹とともに谷跨斑(ヤマタギマダラ)を討伐し、その首を落としたとされています。おろちは、その谷跨斑と呼ばれた化物の霊で、頭部は西の村に、胴体は東の村に祀られ封じられています。公式紹介では頭部の分霊のような存在とされ、なぜか周に取り憑いています。

ダラさんの正式名「屋跨斑」と、おろちの「谷跨斑」は、どちらも公式サイトで「ヤマタギマダラ」と読みが振られています。漢字が一字違う二つの存在がどう関わるのかは、公式の人物紹介の範囲では明かされていません。

作品のテーマ

公式イントロダクションが示すキーワードは「悲しい過去」と「騒がしくもハートフルな日々」の二つです。ダラさん役の田村睦心さんは公式コメントで、ダラさんの悲惨な過去に触れつつ「現代パートできょうだいによって救われていたのがとても嬉しかった」と述べています。人から恐れられてきた祟り神が、恐れを知らない子どもたちとの日常を通じて変わっていく関係が、作品の軸になっています。

周役の古賀葵さんも、原作について「過去と現在のお話が交互に描かれる構成」に惹かれたとコメントしています。現代パートの日常と、ダラさんや周囲の人々の過去が少しずつ明かされるパートの組み合わせが、本作の語り口の特徴といえます。ナレーションのてらそままさきさんは「過去と現在のナレーションをつとめさせていただきます」と述べ、姉巫女役の早見沙織さんは「陰と陽のはっきり分かれた今作」と表現して、自身は「仄暗ーいパート」を担当していると語っています。

三十木谷日向役の津田美波さんは本作を「令和ホラーどたばたギャグ癖詰まり作品」と表現し、薫役の寺澤百花さんは「ギャグパートとシリアスパートのギャップ」を魅力に挙げています。

見どころ

日常の中に入り込む怪異

公式サイトの各話あらすじには、薫が筆木に作ってもらった巫女服をダラさんに贈る話(第三怪)、日向の誕生日会にダラさんが招かれる話(第五怪)、文化祭を抜け出した薫がダラさんのために「山文化祭」を開く話(第十怪)などが並びます。学校行事や季節の行事に祟り神が巻き込まれていくエピソードが多く並んでいます。津田美波さんも「怖いの苦手な人にも見てもらえたら嬉しい」とコメントしています。

特殊エンディング

通常のEDはREIRIEの「ひなたぼっこ」ですが、公式サイトの音楽ページには特殊エンディング主題歌として遠藤正明さんの「ガン・バルゼーのテーマ」も掲載されています。作詞は原作者のともつか治臣さんです。オリジナルサウンドトラック「音楽のダラさん」は2026年9月30日(水)発売予定で、価格は4,400円(税込)です。

放送・配信情報

放送局放送日時
AT-X2026年7月2日(木)21:30〜放送開始(リピート放送:毎週月曜9:30〜、毎週水曜15:30〜)
TOKYO MX毎週木曜 22:30〜23:00
BS日テレ毎週木曜 23:00〜23:30
関西テレビ(カンテレ)毎週木曜 25:45〜26:15

AT-Xでの放送は、公式サイトで「令和の時代に大丈夫なの!?Ver.」と表記されています。

配信は、ABEMAとdアニメストアで2026年7月2日(木)から最速先行配信が始まりました。一般配信は7月7日(火)22:00から順次行われ、公式サイトには以下のサービスが掲載されています。

  • AnimeFesta、DMM TV、FOD、HAPPY!動画、Hulu、J:COM STREAM、Lemino
  • milplus 見放題パックプライム、Prime Video、TELASA、TVer、U-NEXT
  • アニメ放題、カンテレドーガ、ニコニコ、バンダイチャンネル、ムービーフルPlus

配信日時は変更される場合があります。見放題・無料配信の範囲や期間は各サービスでご確認ください。詳細は公式サイトの放送・配信情報に掲載されています。

原作情報

原作はともつか治臣さんによる同名漫画で、KADOKAWAのWebマンガサービス「カドコミ」(旧ComicWalker)で配信されています。単行本はMFCレーベルから刊行されており、2026年6月23日に第8巻が発売されました。

ともつか治臣さんはアニメ化に際し、公式サイトで「自分の作品がアニメ化されるなんて現実感が無く、いまだに少しふわふわしている」とコメントしています。2026年9月24日には、アニメ公式サイトで原作者による「最終怪イラスト」が公開されています。

まとめ

  • 作品: ともつか治臣さんの漫画(KADOKAWA刊)が原作。旭プロダクション制作、監督は鈴木理人さん、全13話
  • 物語: 忌み地に棲む祟り神・屋跨斑と、彼女を「ダラさん」と呼んで懐いた三十木谷家のきょうだいの日常を描く
  • キャスト: ダラさん役は田村睦心さん、日向役は津田美波さん、薫役は寺澤百花さん
  • 特徴: 現代のドタバタ劇と、ダラさんや周囲の人々の過去を描くシリアスなパートが交互に進む
  • 視聴方法: AT-X・TOKYO MX・BS日テレ・関西テレビで放送、ABEMA・dアニメストアで最速配信、ほか各サービスで順次配信