『Lv2からチートだった元勇者候補のまったり異世界ライフ』の1話をネタバレしつつ、あらすじ解説します。
内容紹介@U-NEXT
栄えある勇者候補として異世界に召喚された青年バナザは、能力値の低さから勇者失格の烙印を押され国外追放処分となる。なんとか生き延びるべくモンスターを倒すと、レベルが２に上がり彼のステータスが見慣れない「∞」の記号に変わっていた……。突然のステータス変化に戸惑いながらもマイペースに生きていくことを決意するが、魔族の娘フェンリースと運命的な出会いを果たし――!?WEBで絶大な人気を誇るチートな異世界スローライフ、第一幕。巻末に原作者書き下ろし小説収録。…
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1分で『Lv2からチートだった元勇者候補のまったり異世界ライフ』のあらすじネタバレ解説
王都パルマで人種を差別することなく良き商人として働いていた「バナザ」は、魔王軍との戦いが長らく続いているクライロード国の召喚で勇者候補として、異世界に呼び出されてしまった。
しかし、呼び出された時の能力値はごく普通。しかもすぐ後に別の世界から勇者候補として召喚された金髪の男は全能力値が９９９だったので、バナザは勇者になることも、しかも城の者の手違いで、元の世界に戻ることもできず、人体に害を及ぼす魔素により汚染されていて魔王軍の基地があると噂される危険なデザベラの森でこれから生活するよう余儀なくされ、追いやられてしまった。
ステータスウィンドウで、クライロード王から手違いで元の世界に戻れなかった謝罪の品としてもらった魔法袋には、GPS、魔物を自動的に誘き寄せる魔法がかけてあり、すぐに魔物に殺されるような残虐な仕打ちだったことに気づく。
その森で襲い掛かってきたスライムをなんとか倒し、レベル２になったことによりバナザの全ての能力値が「∞（無限）」になり数々の魔法も覚えたが、バナザはステータスウィンドウに表示されている「∞（無限マーク）」の意味がわからずバグだと思いこむ。
バナザはステータスメッセージから、デザベラの森の魔素を浄化するか聞かれ、訳もわからずとりあえず浄化を行い、そこに駐在していた魔王軍四天王フェンガリル率いる群をも浄化の強い光にて消滅。これは誰でもできる事ではなく、最上級魔法の究極の魔法ということも知らずに…。
この浄化の強い光は、デザベラの森から遠く離れているクライロード城の王も気づいたが、まさかバナザが放ったものとは気づいていない。
浄化はしたが、やはり森ではなく街で暮らしたいバナザはバナザと気づかれないよう姿形変換魔法にて姿、顔を変えて転移魔法でクライロード城下町へ戻った。
この世界で生きていく上では生活費を稼がないといけず、仕事を請け負える冒険者ギルドを訪ね、昔の愛犬の名前を借り「フリオ」で登録した。登録時の冒険者ランクは駆け出しの一番低いランクからのスタート。
そしてフリオは冒険者ギルドでデザベラの森まで警護してくれる人を探している一人の少女に出会う。
先程まで、フリオはデザベラの森にいたこともあり、転移魔法を使えばすぐに少女の依頼を請けられると思い、声をかけたが、登録を済ませたばかりの駆け出しの冒険者に高等な魔法とされている転移魔法が使える訳がないとギルドにいる冒険者達に不審がられてしまう。
フリオは、クライロード騎士団のバリロッサ一行に誘拐、奴隷化、人身売買を疑われ、疑いを晴らすべく一行に同行を申し出る。
フリオの転移魔法でデザベラの森に移動した一行は、無事にデザベラの森まで転移できたことでバリロッサからの誘拐疑惑は晴れ、フリオに謝罪した。
しかしバリロッサが怪しんでいたのは、フリオだけではなかった。
魔王の手先が占拠している森に行きたがっている少女が怪しいとギルド組合からクライロード騎士団に通報があったのだという。
少女はバナザが浄化魔法で消滅させてしまった魔王軍四天王フェンガリルの妹フェンリースが人間の姿に変身していたものだった。
フェンリースはバリロッサ一行が太刀打ちできないほど強い魔物だったが、無限の力を持つフリオの力には叶わず、一緒に旅をすることになった。一緒に行動するのに上下関係が嫌なフリオは名目上、妻として一緒に行動することを提案し、フェンリースも強くも心優しいフリオに心惹かれて生涯妻として生きることを誓った。
その頃、以前召喚された金髪の勇者と城の兵士達一行は、クライロード城北部近郊の森で魔物に囲まれ苦戦していた…。
『Lv2からチートだった元勇者候補のまったり異世界ライフ』の感想と考察
異世界、転生の漫画の始まり方には大きく分けて２種類あり、最初から最強チートで始まるものと、最初は弱く冒険をしていくうちに最強になっていくもの。
この作品は最初はステータスが弱く、周りから酷い仕打ちをされて、あまり気分の良い始まり方ではなかった。が、絵がとても好みだったので読み進めてみた。
読んでいくうちに、自分の想いと関係なく異世界へ召喚されたのにもかかわらず、自分の他に最強のステータスを持った勇者が召喚され、すぐに用済みになるという不遇の主人公であるバナザの性格がやさぐれることもなく、逆に不撓不屈で前向き、しかも謙虚でいて読んでいてとても気持ちがいい。
この作品の面白いところは、レベル１の時は最弱なのに、レベル２になると全ステータスが無限に成長すること。無限に成長したバナザがその自分の能力にすぐに気づかないところも、今までの異世界・転生漫画にない展開で、今まで酷い仕打ちをしてきたキャラへその力でぎゃふん（死語）と言わせて欲しくて次の巻が読みたくなってしまうところでもある。
そんな報われないバナザに、好意を寄せてくれるキャラが出てきてくれたのが嬉しかった。しかも敵対している魔王軍四天王の妹という設定が新鮮。
マンネリされた漫画ではなく、ワクワクして読めるおすすめできる作品。
まとめ
今回は『Lv2からチートだった元勇者候補のまったり異世界ライフ』についてあらすじをネタバレしつつ、感想、考察をまとめました。
第一話を読んで『Lv2からチートだった元勇者候補のまったり異世界ライフ』へ興味もってもらえたら、ぜひマンガで読んでみてくださいね。U-Nextならかんたんに続きを見ることができますよ！
