「異世界でスキルを解体したらチートな嫁が増殖しました 概念交差のストラクチャー第1話」のネタバレあらすじ解説です。
ネタバレ1話『異世界でスキルを解体したらチートな嫁が増殖しました 概念交差のストラクチャー』の結末まであらすじ
異世界で王宮から追い出される
ソウマナギは外の様子を感心しながら見ていました。
マジモンのファンタジーの世界だな~すげーな~と現実逃避をしていましたが、さすがに身の振り方を考えようと表情を変えました。
ナギは王宮から追い出されたばかりです。
話は少し前に遡って、ナギが学校に行くために乗ったバスが異世界に引っ張られ、乗客全員が異世界トリップしたのです。
異世界の都合で勝手に召喚された彼らは、王様の前に集められて魔王を倒す話をされました。
皆が静かに聞く中で、ナギははっきりと敵の規模や様子を細かく尋ねたのでうっとおしがられたのでした。
しかしいきなり何の情報も無く敵を倒す方が無理なのでナギは気にせず出て行こうとし、そこで同じくこちらの世界に飛ばされたヤマゾエとタキモトに呼び止められます。
この世界を救おうという2人をうっとおしく思うナギでしたが、いざとなれば自分たちの特殊スキルでこの世界を制圧すればいいというヤマゾエを見て、こいつらとはやっていけないと決意を固めます。
そして王宮から出て行ったのでした。
とりあえず現状を把握するために動くナギ
王宮を出たナギは、王様のこともヤマゾエのことももう少し他にやりようがあったかもしれないと少し反省しますが、やってしまったものは仕方がありません。
とりあえずこれから生き延びることを考えようと決意を固めます。
ちなみにナギが今いるのは、サバラサ大陸にあるリーグナダル王国の王都でこの国一番の大都市です。
王都の賑わいを見てナギは、辺境の前線は遠いんだろうなと予想します。
ナギはトリップする前の現実世界で、ネグレクトや親戚たらい回しや数十回の転校を経験していたので、今回の異世界トリップという環境の変化にもそれほど戸惑っていないのでした。
生き残ることと普通の幸せを目標に、ナギは町で生き残る手段を探すことにします。
謎の声、アシュタルテーとの出会い
とりあえずナギは自分の持っているスキルを確認することにしました。
そして自分のスキルは戦闘には向いていなさそうだと思います。
ナギ特有のスキルに1つ不思議なものがありました。
能力再構築というそのスキルをとりあえず発動してみますが、特に何も起こりません。
すると突然、「面白いスキルを持っているな、おまえ」と声をかけられました。
驚いたナギは辺りを見回しますが何もいません。
その声は、自分はゴーストで肉体がないから見えないのだとナギに告げます。
テレパシーみたいなモノだと理解したナギは声と脳内で会話をしながら、町を歩き回って様子を探ります。
ナギが思っていたよりずっと声はついてきて、スキルが売買できることなどをナギに教えます。
そして奴隷を売る店を示して、ナギにこう言いました。
我々は、魔族全ての集合思念体「アシュタルテー」である。
我々と契約してあの店にいる少女を救って欲しい、と。
魔族の少女を無事に保護する
少女はセシルという名で、店ではダークエルフとして取り扱われていましたが、実は絶滅した魔族の最後の生き残りです。
契約してセシルを救ってくれたらこの世界のルールやスキル等知りうる限りを全て教える、というのがアシュタルテーの交換条件でした。
しかしセシルを買い取るお金はありません。
一生懸命考えたナギは、自分の持つスキルである能力再構築の意味についに気づきます。
スキルを書き換える力がその正体である、と。
そこで奴隷店の店主、スキルとセシルの交換を申し出ます。
ナギは能力再構築で作った、低レベルの魔物を掃除用具で吹き飛ばす力を差し出します。
このスキルを使えば、弱い魔物は簡単に追い払って奴隷を移動できる。
旅が早く終わる分諸々のコストを下げることができるけど、どうする?
契約は無事に成立し、ナギはセシルに手を差し伸べました。
ネタバレ1話『異世界でスキルを解体したらチートな嫁が増殖しました 概念交差のストラクチャー』まとめ感想
マイペースなんだけれどもナギの考え方はいちいちもっともで、急に異世界に連れてこられて勇者をやれとか魔物を倒せとか言われて、はいそうですかと受け入れる方が危険だよな、とナギにとても共感しました。
王様としては都合の悪いことは話したくなかったのでしょうが、とりあえず世界を救うつもりでいるヤマゾエやタキモトはどうなるんでしょう?
ナギは彼らとは決別して王宮を出て行きましたが、話が進んでいったらどこかでまた交わることもありそうですね。
セシルは絶滅した魔族の最後の生き残りと言うことですが、魔王と何か関係があったりするのでしょうか?
話が今のところどの方向に行ってもおかしくないので、次の展開がどうなるのか楽しみです。