『異世界建国記』の1話をネタバレしつつ、あらすじ解説します。
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異世界に転生した少年アルムスは、運悪く森の聖域を侵してしまう。しかもその地に住むグリフォンから、聖域に捨てられた子供達の面倒を押しつけられる。仕方なく前世の知識と経験を活かし村の再建を目指すのだが…。
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1分で『異世界建国記』のあらすじネタバレ解説
主人公の男(後のアムルス)は、孤児院育ちの大学生。
大学にバイトと平凡な日常を送っていた彼だったが、死は突然に訪れる。
横断歩道を渡っている途中にトラックに跳ねられた男は、気がつくと深い森の中に転がっていた。
死んだはずなのに、どうして?
そんな疑問を抱くのもそこそこに、見知らぬ場所で最初に男を襲ったのは身体がふらつくほどの猛烈な空腹感だった。
口の中に草が入っていたが、食べられるものでもない。
無意識のうちに草を口に含んでしまうほど空腹だったのかと、男は危機感を覚える。
何か食べるものはないか。
見回すとそこにはモゾモゾと蠢くムカデのような生き物が。
見た目も動きも不気味で、とても食べる気にはなれないと一瞬躊躇うも、今は生死の境目。
コイツを食わなければ死んでしまう!
どうせ死んでいるなら何を食べようと同じ、唐揚げだと思えば大丈夫だと無理やり自己暗示をかけ、近くにあった石を振り上げて謎の生き物を捕獲。
ようやく初めての食事にありつく。
──結局、生まれて初めて口にした生の虫はひどく不味かった。
紆余曲折あったもののひとまず空腹感は収まり、川の水で顔を洗って気分一新に成功した男。
間髪入れず次に訪れたのは、川の水面に映った自分の顔への戸惑いだった。
揺れる水面には見慣れない誰かの姿。
色素の薄い茶髪に、外国人じみた顔立ち。
自分は大学生だったはずなのに、ここに映っているのはそれより若い子供のように見える。
そこで男はある可能性にたどり着いた。
これはもしかして、有名な異世界転生なのではないだろうか。
はたまた、他人の身体に魂が移ってしまう憑依かもしれない。
考えてみれば、夜空に浮かぶ月も心なしか大きく見える。
だが、そんなことが現実に起こり得るのだろうか。
きっと、夢に違いない。
そう願って男は草を枕にして眠りについた。
だが──明るくなっても顔は変わらない。
場所も変わらない。
これは夢ではないのだ。
昨夜と同じ深い森の中で自分の知らない顔で目を覚ました男は、ようやくこの現実を受け入れることができた。
顔は悪くない。
突然いなくなったところで心配する家族だっていない。
日本に帰れるならそれでいい、帰ることができなければ定住という手がある。
何はともあれ生活基盤を整えなければと周囲の散策を始める男の背後に、影が一つ。
「人の子」と男のことを呼んだ声に、人がいるのかと希望を抱いて振り返った彼が見たものは、現実にいるはずのないグリフォンの姿だった。
「ここは我が領地だ。立ち去れ!」
そう威圧するグリフォンに、男はなすすべもなく焦ってしまう。
せめて食べられないようにと、自分は骨と皮しかなく不味いし、昨日はムカデを食べたしと必死に言い訳をするが、もともとグリフォンにその気は無い様子。
だが、逃げようとした男の行く先を阻んだのはそのグリフォンだった。
「森の奥地は人は立ち入ってはならない」ことは皆が知っているのだから、聖域から出る方向が分からないはずがないと言われるも、昨日この世界に来たばかりなのだから分かるはずがない。
ここは一か八か、正直に言うしかない!
身も世もない土下座に加え事情を説明し、なんとかグリフォンに理解してもらえた男。
グリフォンによると、別の世界からこの世界にやってくるモノは「迷い人」と呼ばれるらしい。
だが、過去の「迷い人」も外見が変わったとは言っておらず、どうして男が別人のような姿になってしまったのかは、グリフォンにも分からないと言う。
だが男の場合、「迷い人」という現象に生まれ変わりが加わり別人になったのだろうという推測をされた。
続けて、グリフォンはこう言葉をかける。
「見逃す代わりに一つ仕事を頼むとしよう」
こうして、男は捨てられた子供の面倒を見る役目を与えられることとなる──
『異世界建国記』の感想と考察
最近流行りの、ありがちな異世界転生ものです。
最後まで読んではいないので、これからの展開は分かりませんが、程よいテンポでストーリーが進むので読みやすく、好感が持てます。
アムルスが孤児院育ちということを示す文章が序盤にあり、アムルス自身の過去にも興味が持てるようになっていました。
異世界転生ものは主人公の元の世界での存在が薄くなりがちなので、過去にもフォーカスしている点はとても良いと思います。
またあくまで一話読了後の感想ですが、出てくる言葉が難しすぎないのも魅力の一つだと思いました。
世界観が細部まで作り込まれているものも壮大で良いのですが、あまりに横文字や専門用語が多いと読んでいるうちに疲れてきてしまうため、これくらいが自分にはちょうどよかったです。
また、絵柄にあまり癖がなく見やすいです。
重要なキャラクターであるグリフォンや、アムルスが口にしたムカデのような生き物など、人以外の描写もリアリティがありつつ線が多すぎないため目が疲れません。
スマートフォンの小さな画面で見るのにちょうどいい細かさで、読み進めたいと思えるような絵柄でした。
人の描写についても細かすぎず、顔の輪郭や目が丸っこくて可愛いです。
続きも読めるようなので、ぜひ読んでみたいと思います。
まとめ
今回は『異世界建国記』についてあらすじをネタバレしつつ、感想、考察をまとめました。
第一話を読んで『異世界建国記』へ興味もってもらえたら、ぜひマンガで読んでみてくださいね。U-Nextならかんたんに続きを見ることができますよ!