これまでのあらすじ
アバンシアの自警団と、カメレオンコング狩りをしたルードたちは、町の近くに迷宮を発見したのだった。
わがまま
登場人物
ルード、主人公。最強タンク。シスコン。
ルナ、ヒロイン。ホムンクルス。
マニシア、ルードの妹。
フィール、自警団副団長。
ニン、聖女。元勇者パーティーのヒーラー。
ヴィルド、フィールの父。自警団団長。
クラン
迷宮は人間に大きな利益をもたらす。
それは、迷宮が装備、貴金属、野菜に、肉。
危険と引き換えになんでも人間が欲しがるものを
無尽蔵に与え続けてくれるからだ。
だから、迷宮が近くにできた町は発展する。
人が集まるから。
しかし、そんな冒険を目当てで集まる人々を制御するには、組織が必要である。
複数のパーティーを束ねる、クランが。
酔っ払ったフィールに求婚されたり、ラッキーすけべがあったりするが、町の今後を憂うルードだった。
混乱する町
ルードの不安は的中した。
迷宮が出現して一週間で、過疎を心配していたことが嘘のように、アバンシアに発揮にあふれていた。
しかし、治安が悪化。
あちらこちらで喧嘩が起こっている。
黒竜の牙のブーと白虎の爪のガーリというAランク冒険者同士でも、クラン間で揉める始末だ。
ルードは冒険者ランクAのふたりですら、恐れさせるほどの実力を持っていたので、事無しを得た。
そして、ヴィルドからは
クランリーダーになるか、迷宮を破壊するか、どちらかを達成してほしいと依頼された。
領主命令だという。
マニシアのために、自由な時間が減るクランリーダーはできない。
しかし、迷宮を破壊すれば、町はまた過疎。
その場では決断できず、
話を持ち帰ることにした。
わがまま
家に帰ると、マニシアが発熱していた。
こんな状態でクランリーダーは務まらない、と、ルードは迷宮破壊を決意した。
「おれといっしょに迷宮攻略を手伝ってくれ」
ルードは、ルナとニンに頼んだ。
しかし、ルナから思わぬ提案をされる。
「どちらも叶えればいいじゃないですか」
つまり、こういうことだ。
ルードがクランリーダーをする。
ルナやニンがルードの代わりにクランの面倒をみる。
ルードは迷宮攻略に力を入れられる。
マニシアのために、治療薬を探し続けることができるのだ。
「ルードの役にたちたい」
それはルナとニン、共通の願いであり、言葉だった。
そして、病に苦しみながらも、
お兄ちゃんの好きにして、わたしはもうピンピンですから、というマニシアの姿に心打たれたーールードは言った。
「俺はマニシアもこの町も守る。協力してくれ!」
最強タンクの迷宮攻略8話感想
うおおおお!
熱い展開になってきましたね。
転スラというより、どちらかというとログ・ホライズンなのでしょうか。
拠点型の話になるんですかね。
拠点運営型の話も最近多いですから、あれはあれでたのしいです。
ずっとFF11感あるなあ、とおもってはいましたけど、やっぱり作者もその時期出身なのかもしれませんね。
クランの有り様は、リネージュ2あたりの雰囲気があります。
城主になって納税してもらう仕組みとか、思い出しますね。
それにしても、ルードは社会的欲求のなかだと、養護欲求だけやたら強いですね。こういうキャラクターもめずらしいかもしれません。
これからもかわらず突き進んでくれるのか、
楽しみですね!