アニメ2期2シーズン開始記念!
転スラ人物紹介解説シリーズです。
この記事を読むと、シズについて以下のことがわかるようになります。
シズと教え子優等生ユウキとヒナタの関係
シズと魔王レオンの関係
【転スラ】シズの能力と強さをネタバレ解説!【転生したらスライムだった件】
ゴブリンたちや嵐牙狼族たちの世話をしていたとはいえ、どこか根無し草だったリムルに新しい世界で生きていくきっかけとなった人物こそがシズです。
本名は井沢静江といい、転スラ世界では「爆炎の支配者」という称号を持つ冒険者として名を馳せていました。
そんなシズのユニークスキルや教え子であるユウキとヒナタ、そして因縁深い魔王レオン=クロムウェルとの関係をおさらいしていきます。
ユニークスキル「変質者」のつよさ
シズのユニークスキル「変質者(ウツロウモノ)」は融合と分離という2つの効果を兼ね備えたスキルです。
文字通り、異なる2つの対象を別な1つのものに変えたり対象に備わっている効果を分割したりなどが主に挙げられます。
元々は身体に憑依させられた炎の上位精霊ことイフリートが勝手に身体の自由を奪わないようにするためのスキルでしたが、リムルが「変質者」を受け継いでからは元の役割を凌駕する活躍ぶりをしました。
例えば豚頭帝(オークロード)こと魔王ゲルドと決着をつけた際に魔王ゲルドが獲得していたスキル「飢餓者(ウエルモノ)」をそのまま取得しましたが、リムル自身が持っていたユニークスキル「捕食者(クラウモノ)」と統合させ、ユニークスキル「暴食者(グラトニー)」への進化に一役買っています。
「飢餓者」も「捕食者」も対象を喰らうことで発揮するスキルですが、「暴食者」になったことでリムルの影響下にある魔物たちとの間に能力の受容と供給を行ったり、対象を腐食させたりすることが可能となりました。
一見すると「捕食者」に「飢餓者」のスキル効果が付与されたようにも受け取れますが、それは違います。
「飢餓者」は食べた対象をエネルギーに変換し、もしも食べた対象が何かしらの能力を持っていたらそれを配下に授けられるスキルです。
しかしその代償といわんばかりに「飢餓者」を獲得している豚頭帝は果てしない飢餓感に苛まれます。
これらの「飢餓者」の特徴を踏まえると、魔王ゲルドを喰らったリムルは強い飢餓感に襲われている様子は全くありません。
つまり「飢餓者」のデメリットは解消され、「飢餓者」のメリットはメリットで使いやすくなっているわけです。
これがシズのユニークスキル「変質者」の力となります。
「変質者」はリムルが「覚醒魔王」に進化した際、ユニークスキル「大賢者(エイチアルモノ)」と統合するものの、融合と分離という効果は失われずに引き継がれました。
引き継がれたといってもアルティメットスキル「智慧之王(ラファエル)」へと進化したことによってかなり性能が向上され、「統合分離」と「能力改変(オルタレーション)」という効果に様変わりしています。
物語でリムルたちのスペックはどんどん強力になったり命拾いをしたりしますが、それもこれもシズのユニークスキル「変質者」のおかげです。
シズにとってのユウキとヒナタ
8歳で転スラ世界に召喚され、その後魔王の配下から冒険者となったシズはある時自身の衰えを実感します。
肉体は老いていないものの、精神は年相応になってしまったことでイフリートの制御がおぼつかなくなったことを考慮したシズは冒険者を引退しました。
しかし隠居生活は送らず、西方諸国の大国の1つ・イングラシア王国の冒険者互助組合にて戦闘のノウハウなどを教える教師になります。
といっても冒険者になりたい新人たちではなく、異世界人を集めて転スラ世界のことを教えていた模様です。
そんな折に出会った優秀な2人の生徒、それがユウキとヒナタでした。
ユウキに対しては「明るくて社交的な子」、ヒナタには「内向的な子」という印象を持っていましたが、どちらに対しても「可愛い生徒」であるのは変わらないです。
それはユウキもヒナタも同様で、ユウキは初めて出会ったリムルの姿を目にしてシズの補食を悟り、そのことにキレてリムルに襲いかかります。
反対にヒナタは時間がかかったものの、シズを慕っていたことを打ち明けて素直になれなかったことを詫びました。
実はヒナタは転スラ世界に移動する前に地球で家庭崩壊したことがきっかけで暴力を振るうようになった父親を殺害しており、この事件のせいで人間不信になっていたのです。
転スラ世界に移動してからも直後に野党に襲われ、その際に獲得できたユニークスキルで撃退したものの、しばらくは襲ってくる人間や魔物たちを倒しながらあてもなく旅をしていました。
シズはそんなヒナタに自分の影を重ねて何とかしたいと思っていたものの、人間不信を振り払えなかったヒナタは裏切られることを恐れてシズのもとから立ち去ります。
ヒナタのことを追いかけようとしたシズでしたが、丁度ユウキから新しい組織の立ち上げに協力していたこともあって余裕がなく、結局諦めました。
数年後、ヒナタが西方聖教会で重要なポストに就いたことを知った時は素直に喜んだそうです。
今の際、リムルに自分の過去を打ち明けた時もヒナタのことを気にしていたことからもどれだけヒナタのことが可愛かったかが伺えます。
ユウキはヒナタがシズのもとを離れてからは彼女とは連絡を取り合っていないものの、シズとはよく一緒に行動していたようです。
もっともシズはユウキの正体を知らなかったらしく、もしも知っていたらその記憶がリムルに受け継がれていたと思われます。
魔王レオン=クロムウェルという因縁
魔王レオン=クロムウェルはシズにとって因縁深い相手です。
第二次世界大戦の空襲(東京大空襲だと思われる)に巻き込まれていた8歳のシズを転スラ世界に召喚しましたが、空襲の炎に焼かれていたシズは虫の息でした。
当然シズは目の前にいたレオンに助けを乞うものの、レオンは一瞥するだけで助けようとせず、それどころかその場を立ち去ろうとします。
その仕打ちが8歳のシズにとって深い傷を与えますが、レオンはさらなる地獄へとシズを落としました。
実はシズは転スラ世界に召喚されたことで大火傷を負ったことで火への耐性を獲得していましたが、レオンは立ち去ろうとした間際にそれを見抜き、炎の上位精霊イフリートを召喚させてシズに憑依させます。
何が何だか分からないシズでしたが、先述した仕打ちとイフリートの体の自由を奪われたことででシズのなかでのレオンは憎悪すべき相手になりました。
しかしそれがレオンに心酔していたイフリートとの不仲を招いてしまい、結果レオンへ紹介した初めての友達ピリカとピリカが面倒を見ていた風狐ピズを焼き殺してしまいます。
友達を殺したのはイフリートですが、目の前で焼け死んだ友達が死んだショックでシズは涙さえも流さなくなり、心を深く閉ざしました。
そんな絶望していたシズの心を癒やしたのが「抗魔の仮面」を与えてくれた女勇者です。
レオンは迫りくる女勇者から逃れるために時間稼ぎにシズを置き去りにし、もはやそれしかなかったシズはその命令に従い、女勇者と対峙します。
結果は惨敗しますが、女勇者はシズに手を伸ばしてくれたおかげでシズは事情を説明し、女勇者に保護されます。
その後は「爆炎の支配者」という称号を持つほどに冒険者として名を馳せ、人助けをし、冒険者を引退した後は教師として暮らしました。
けれども同じく召喚者であるクロエを始めとした幼い教え子たちが寿命が危うくなっているのに対し、自分が生き残っていることに気づいたシズはその手がかりを知るためにレオンを探そうと決意します。
そこには「一言文句をいいたい」という気持ちもありましたが、いずれにしてもシズにとってレオンは何を考えているか分からない人物です。
まとめ
シズと教え子優等生ユウキとヒナタの関係は良好で、学園を去ったシズとも交流があった。
シズと魔王レオンの関係は、最後まで誤解を解くことはできなかった。
「【転スラ】シズの能力と強さをネタバレ解説!【転生したらスライムだった件】」
楽しんでいただけましたでしょうか!
アニメも再開され、マンガ版に追いつくかもしれませんね。
ぜひ、事前にマンガも合わせせて読んだり、原作Web小説も読んでみることをおすすめします。
そうするとまた違う絵が見えてくることでしょう。
この記事が皆さんの雑談の種になることを、祈ってます。それではまた!
感想
はじめからヴェルドラの戦った女勇者と同じような面影があったシズですが、ミスリードでした。
しかし、女勇者が誕生するために一番だいじなキーパーソンとなっているのも、シズでしたね。
クロエ、ヒナタ、ユウキ。
物語の中核人物はみんなシズでつながっていて、それがリムルに取り込まれた。
だから、リムルを中心に物語は動き始めたのかもしれません。