「七つの大罪」鈴木央(すずきなかば)先生の新連載で、七つの大罪の続編です!
週刊少年マガジンで連載中「黙示録の四騎士」最新1話のあらすじをネタバレ解説します。
1話少年は旅立つ
ざっくりまとめると・・・
主人公、パーシバルは、祖父バルギスを殺した、イロンシッドを探すため旅立った。
登場人物
パーシバル、主人公。
バルギス、主人公のじいじ。
イロンシッド、主人公の父。バルギスを殺害。
アーサー王、伝説の王。前作に登場したアーサーと同一人物?
パーシバルの日常
主人公、パーシバルは祖父のバルギスとふたりきり幸せな生活をしていました。
ここは、「神の指」。
天空に浮かぶ島です。
「ロック鳥だ!」
人の何倍もある大きな鳥を、仕留め調理し喰らう。
食後は、
「グレーンで勝負だ!」
と上半身ハダカになり、ケルト発祥の相撲勝負。
まだまだ祖父には勝てないパーシバルですが、
幼くしてすでに筋骨隆々のマッチョじいじと互角にやり合うほどの力をもっていました。
16歳の冒険心
いつもどおりの日常。
食器をあらっていると、バルギスは気づきます。
「誕生日だ!」
きょうは主人公、パーシバルの16歳の誕生日だったのです。
前作の主人公メリオダスのように、小柄ですけど、16歳なんですね。
見た感じはまだ小学生ぐらいに見えました。
「神の指」の末端で、祖父のバルギスはパーシバルに語りかけます。
「ここを飛び出して、冒険にでたいとはおもわんか?」
パーシバルは答えました。
「別に」
笑顔でした。
驚く祖父のバルギス。
外の世界の魅力を語りました。
- 天空人と呼ばれた女神族が作った島。
- メリオダスたちが駆け巡った地上、ブリタニア。
- 心を閉ざした魔術士の住むねじれた塔。
- 天空を翔ける幻海の船を操りし騎士。
- 地獄へ通ずる風穴が無数に空く大洞穴。
- 勇者を誘い閉じ込める魔の湖の姫。
- 迷い込んだら二度と出られぬ錯綜する森。
「どうじゃ?」
とパーシバルの顔を伺いましたが、
「じいじ、めしくおう」と
パーシバルはまったく興味を示さず、その理由を「じいじが一緒だから」
毎日がたのしい、幸せだと、食事をしながら語るのでした。
・・・しかし、夜。
ひとり神の指の末端につくと、パーシバルは
「僕も冒険の旅にでてみたいーーーー!!!」と走り回るのでした。
本心では、たびにでたい。
でも、じいじを置いてはいけない。
それが、彼の、パーシバルの本心でした。
天空を翔ける幻海の船を操りし騎士
そのまま寝てしまったパーシバルが目を覚ますと、あたりは霧に包まれていました。
そこに霧の上を船にのって現れたのは、「天空を翔ける幻海の船を操りし騎士」でした。
興奮します。パーシバルは興奮しました。
騎士は祖父のバルギスを探しているというので、パーシバルは案内します。
突然、訪れた理由は、16年前に袂をわかったけれど、急用があり会いに来たのだ、と言います。
そして、パーシバルの顔を見て
「残酷な男だ・・・真実を隠して育ててきたのか」
と意味深なことを言いました。
エヴァンゲリオンの碇ゲンドウ並に意味深な言葉でした。
冨樫先生は言いました「意味深な事を言っておけば読者が勝手に作者が賢いとおもってくれる」と。
その名を《黙示録の四騎士》
霧の騎士は、家につきバルギスを見つけると、突然襲いかかりました。
指先で十字を切る霧の騎士。
指で切ったとおりに、構造物は切り裂けます。
霧の騎士は言いました。
「主を裏切り逃亡から16年。こんな辺境の地でのほほんと暮らしているとは・・・」
バルギスは反論します。
「裏切ったのはお主らの側じゃ! わしは見限ったまで!!!」
そしてお互いの武器を打ち付けあい壮絶な戦闘。
しかし、奮闘虚しく、バルギスは霧の騎士の指で十字に切り裂かれてしまいます。
バルギスを助けようと立ち向かう、主人公のパーシバル。
まったく葉が立ちません。
バルギスはなんとか立ち上がり、霧の騎士を抱きかかえ、動きを封じました。
「いまのうちににげろ!」
と。
その姿たるや、ドラゴンボールZでラディッツを羽交い締めにする悟空そのものでした。
そして、悟空と同じように、羽交い締めにしたまま、死に至る傷を負わされるのでした。
次に、主人公パーシバルも同じように、十字に切り裂かれます。
倒れるバルギスは霧の騎士に語りかけました。
「イロンシッド。なぜ、今更ワシを探し、殺しに来た」
霧の騎士、イロンシッドは、応えます。
「数日前・・・忌まわしい予言が示されてね。我らが主君アーサー王を破滅へと導く存在の出現だ」
その名を《黙示録の四騎士》
ここでタイトルコールが入りました。
続けて、
正体不明のその存在に対抗するため、イロンシッドは可能性がある相手を片っ端から始末して回っているというのです。
「すべては大義のため」
そう言い残して、イロンシッドは消えました。
イロンシッドがいなくなってから、パーシバルは起き上がります。
なんと、無事でした。
身体を十字に切り裂かれ、貫通されたにもかかわらず、主人公パーシバル、無事でした!
大歓声が聞こえてきそうなシーンです。
しかし、祖父のバルギスはだめそうです。
ふたりは末期の会話をします。
そして、祖父のバルギスは言いました。
「あいつはイロンシッド。おまえの父親だ」
イロンシッドを探せ、と。
ひとりぼっちになったパーシバルは祖父の形見の防止をかぶり、旅にでることを決意しました。
感想と考察
帰ってきましたね! 七つの大罪!
導入である第一話はまさに王道! 第一話中の第一話!って感じでしたが、よい滑り出しではないでしょうか。
前作からのファンには、そもそもあのアーサーくんが敵?っというモヤモヤを振りまきつつ、今作からの読者むけに、主人公の父が敵! というアイムユアファーザー、スター・ウォーズ的な引きも用意してリーダビリティばっちりですね。
個人的には、Fateも好きなので、円卓の騎士はもれなく好きなわけですが、見ていて気になったのは、円卓の騎士のイロンシッドって、パーシバルの父親じゃないですよね?
パーシバルは、アーサー王伝説でも、視点人物になることが多い人物でもあるので、主人公ということに違和感はないですが、(聖杯を探す旅をするうちの1人もパーシバルですね)、パーシバルの父親ってペリノアじゃないですか?
それに第一話でパーシバルの父だとされた、イロンシッドも立ち位置的には、アーサーのためにこんなにも尽くすようなタイプではない気がするのですが・・・
そこらへんも、逃げ上手の若君やキングダムのように、こううまいことアレンジしていくのかもしれませんね。
パーシバルだって、パーシバルじゃないかもしれませんし。
楽しみなマンガがはじまりました!
まとめ
週刊少年マガジンで連載中、「黙示録の四騎士」最新1話のあらすじをネタバレ解説してまとめました。
あらすじのネタバレ解説を読んで、興味を持った方はぜひ、マンガを購入して見てください!