第二回目の「人工知能(AI)と職場に関する意識調査」(Oracle社とFuture Workplace社)
なんていう調査が行われたそうです。
日本はAIの普及率が低くあまり実感ありませんが、
生活の至る所でAI使われてたります。
というか、まあ、Google検索使っている時点で
AIの恩恵に預かっているんですけどね。
仕事で利用しているって例はあまりないかもしれません。
もちろん、Google検索以外で、という話です。
PC使う仕事で、Google検索使わない仕事なんて
もうないんじゃないでしょうか。
Google神!
と。
これぐらい媚びておけばいいですかね爆
いえいえ、嘘です。
本当にこのインターネットの時代、Googleは神ですよ、実際。
サイトのランキングを決める仕組みなんかも含めて公正です。
やっぱり評価は実績に伴って公正にして欲しいものですよね。
おいおい、脱線長くね?
と思いましたか?
いいえ、違います。脱線ではないんです。
つまりは、そういう話なんだと思います。
「人工知能(AI)と職場に関する意識調査」で面白い結果が出ました。
それは、十ヶ国、約8000人に対しての調査だったそうなんですが、
「AIを人間の管理職より信頼しますか?」
という質問に対して、なんと、64%以上が「信頼する」と回答したんだそうです。
64%ですよ!
体罰を受けた子どもが暴力性を増す確率と同じくらいですね。
インフルエンザの予防接種で予防効果が期待できる確率くらいですね。
10人いたら、6人以上ってことですから、異常な信頼度ですね。
その話を受けて、ぼくはこう思いました。
AIを使った管理社会はデストピアなんかじゃなくて、ユートピアなんじゃないか
それでは、AIを使った管理社会がなぜユートピアなのか、についてAI上司のメリット・優位性、デメリット・弱点から考えてみましょう。
AI上司のメリット・優位性は?
「人工知能(AI)と職場に関する意識調査」の結果、AI上司の良いところとして挙げられていた内容についてお伝えします。
平等な情報提供
36%の人が、平等な情報提供についてAI上司の方が良いと回答したそうです。
確かに。人間の場合、どうしても好き嫌いだけでなく、手段によっても、平等に情報展開されないことがあります。
例えば、上司と頻繁に使っているツールが違うだけで、情報提供がない、あるいは遅れるかもしれません。
最近はLINEWorksなど、チャットツールのみで完結させて、日々業務をしている職場も増えました。
しかし、上司が昔ながらの人で、基本メールベースでなんでもエビデンスを残すようにしていたとします。
頻繁にメールをみていない人たちは取り残されるはずです。
もし、職場でメール半分、チャット半分だったとします。
その場合でも、AIなら両方に同じ情報を苦もなく送信することが出来ます。
APIで連携すればいいだけですから。
新しいシステムを使いなえれていない上司が、覚えて使うのとはハードルが違います。
そんなこと期待していたって、無駄ですよね。上司がんばれ、人間上司。
それだけではありません。
チャットツールといっているのも、MicrosoftのTeamsのようにチームで利用することをメインに設計されているものではなく、個人間でやり取りすることがメインのツールであった場合どうでしょうか。
あるいは、電話しかない職場だったらどうでしょうか。
(メールがないっていうのは考えにくいですが、例えなので極端にしています)
電話。
他のコミュニケーションツールと違って、連絡をしている相手の時間も奪う悪魔のツール。
と。
ホリエモンも言ってました。
電話をコミュニケーションツールとして使った場合、今ならチャットでもいいですが、使った場合、
同じ時間を共有する必要があります。
つまり、ひとりの人間が同時に、複数人と行うことはできないということです。
まあ、グループチャットという手もありますが、それでは、個人個人との会話をすることはできません。
例えば、Aさんの勤怠についてだとか、素行が悪いだとか、そういう注意も公然でしてはいけませんよね。
ところが、AIの場合は違います。
同時に何人とでも(は言い過ぎですが、お金次第です)双方向コミュニケーションをとることが出来ます。
あたかも同じ人間が同時存在しているようにです。
同時存在だなんて、マジックみたいですね。
プレステージ!
逆立ちしても、人間に真似はできないです。
完璧なスケジュール管理
来週のスケジュールの話をしましょう。
ぼくは朝から4つ連続で打ち合わせです。
しかし、スケジューラーを立ち上げなければ、正確な時間と議題について思い出すことはできません。
思い出そうとすれば、思い出せるかもしれませんが、「うんうん」と唸る必要があります。
「俺はそれくらいできるぜ」
「おまえの能力が低いだけだ」
と思った方もいるでしょう。
なるほど、そうかもしれませんね。
ぼくとあなたの.差なのかもしれません。
ですが、じゃ、来週の金曜日の予定はどうですか?
来月の3日の予定は?
来年の11月22日は?
わからないですよね。
スケジューラーに例え予定が登録されていてもわからないと思います。
まあ、サヴァン症候群の方なら「わかる」という人もいるかもしれませんが、それでもそれって自分の予定だったりただの暦としての記憶ですよね。
赤の他人の予定を、それも10人も20人も100人も1000人も。
覚えていられますか?
あなたの同僚の月曜日の予定を、何人覚えてますか?
何人に正確に指示を出せますか?
そういうことです。
公正な評価
Googleの話をしちゃいましたね。先に。
なので、もう少しヒューマンな人間的な話をしましょう。
あなたの周りにいませんか。
対して仕事していないけど、仕事をしてる風に評価されている人。
仕事をちゃんとこなしているのに、評価されていない人。
まずはっきり宣言しておくと、
残業は悪です。
誤解ないようにもう少し掘り下げて話をしておくと、
成果が同じ場合。
- 残業しない=8時間で成果を出せる人
- 残業する=12時間で成果をやっと出せる人
どちらが評価されるべきでしょうか。
考えるまでもないですね。
成果が同じなら時間が短い方がいいです。
会社から見ても、その方が経済的なわけですから
評価も高くてしかるべきです。
AIならきっとそういう風に評価することは容易いです。
しかし、人間の場合どうでしょうか。
「俺より早く帰りやがって」
というだけで、相手のことを低く見る人。
あなたの職場にはいませんか?
もしいないのなら、いい職場ですね。おめでとうございます。
もしかしたら、あなた以外全員AIなのかもしれませんよ。
いや、意外と、あなた自身も。
(なぜホラー調)
詮索しない
ぼくは悩みがあります。
「悩みなさそうですよね」とよくいわれますが、一丁前にそんなぼくでも悩みがあります。
しかし、その悩みはなかなか人に相談しにくいことだったりします。
ないですか、そういう悩み。
ああ。
もちろん、仕事でという意味ですよ。
上司が頼りないと、「相談しても仕方ないよなあ」と感じてしまいますし、「相談して誰かに話されたら、チームの士気に関わるしなあ」だとか。
なかなか、難しいものです。相談するだけでも。
ぼやかして相談したらしたで、根掘り葉掘り追及されるかもしれませんし。
「俺が解決してやろう!」
なんて。
男気スイッチ入ってしまおうものなら、最悪です。
事故です。大事故です。
ところが、AI上司は違います。
質問に対して適切に回答してくれます。
インプットされた情報の公開範囲はしっかりとシステムで規定されています。
なぜそんな質問をしたのか、なんて根掘り葉掘り聞いたりしません。
(ところで、根を掘るのはわかりますが、なんで、葉も掘るんですかね)
しかも「今は忙しい!」と怒ることもなければ、「なぁにぃ?」とだるそうにすることも、たばこ臭いこともありません。
同時に何人の相談だって受けることが出来ます。
最高じゃないですか。
AI上司のデメリット・弱点は?
と。
持ち上げるだけ、持ち上げたので、デメリットと弱点についても考えてみましょう。
人の気持ちがわからない
人の気持ちがわからない。
確かにそうでしょう。
だって人じゃないんですもん。
しかし、これはデメリットであると考えるべきか微妙なところです。
人の気持ちがわかるの定義にもよりますしね。
人の気持ちがわかるってどういうことでしょうか。
抽象的です。
人間っぽい受け答えができるかどうか、とかそんなことでしょうか。
あるいは、風天の虎さん(古い)のように義理と人情を持っているかでしょうか。
そういうモジュールがあれば、そういう風に振る舞ってもくれるかもしれませんが、それがいいことだとぼくは思いませんし、ぼくはこれらがAIのデメリットだとも思いません。
なぜなら、義理とか、人情っていうのは人によるからです。
たまたま感性が近い上司なら良いでしょう。
しかし、正義が人によって違うように、義理と人情が人によって違うのです。
正義が全世界、全人類で同じなら戦争なんて起こりません。
あの人にはあの人の正義が。
ぼくにはぼくの正義が。
あなたにはあなたの正義があるから、対立は生まれてしまうんです。
つまり、義理、とか、人情、というものの感覚が近くなければ、それは対立を産んでしまうということです。
ところが、AIならそういうことは起こりません。
義理と人情なんてあいまいな、感覚的なものを持っていないから、対立しません。
ということで、人間の気持ちがわからない、というのはデメリットとしてあげられたりもしますが、個人的にはそうは思えません。
効率化を考え指導してくれない
これはそうかもしれません。
ん? どうだろう・・・。やっぱり違うか。
指導しろ、と指示があれば、指導するでしょうが、ロジカルに判断する上司であれば、出来ないやつを教育しようなんて考えないでしょう。
出来の悪い奴は首にするか、減給にして、出来のいいやつを雇ったり、昇級させるでしょう。
もしくは、できる仕事しか与えないでしょう。
個人的にはこれもデメリットだとは感じませんね。
だって、仕事ですよ。仕事。
仕事してお金もらうってことは、みんなプロ。プロフェッショナルってことじゃないですか。
仕事しながら、自分で学習する、成長するはいいとして。
仕事して、お金もらって、その上で指導してほしい、だなんてちょっと学生気分すぎやしませんかね。
AI上司のまとめ
マーベルの世界もそうですけど、
昔からある管理社会を題材にした話はだいたいデストピアものといわれていて、悪く思われがちです。
最近のアニメ(といっても第一期はもう6年以上前でしたっけ)
PSYCHO-PASSなんかもそうですよね。
システムに管理される社会なんて!
みたいな。
でも、あのシステムって人間の脳じゃないですか。
人間の脳で作ったシステムってシステムなんですかね、人間なんですかね。
ともあれ。
例外なく、平等に評価してくれる社会。
そんな世界があるのだとしたら、それは努力が報われる世界。
そんな世界があるのなら、ぼくはそこへ行きたい。
行って、努力して努力して努力して努力して生きていきたい。
そうです。
努力こそが、人を動かす動力なんです。
とか、ゆーときや(ユートピア)
(長々とこれが言いたかっただけ説)
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はい、おもしろくない!
そうですか!
終了!
閉廷!
了