2023年9月7日のアメリカ株式市場の動き
2023年9月7日のアメリカ株式市場の動きについて報告しています。主なポイントは以下の通りです。
株価指数
- ニューヨークダウ平均株価は57ドル高の34,500ドルで取引を終了。
- ナスダック総合指数は123ポイント安の13,748ポイントで取引を終了。
企業動向
- Apple: 中国当局がiPhoneの使用を政府機関で禁止する方針を拡大するとの報道があり、Apple株が下落。
- クアルコム: Apple関連の半導体株として売られました。
- イーライリリー: アナリストが強気な見方を示したことで、株価が2%上昇。
- C3AI: 前日に発表した決算が不評で、株価が12%下落。
経済指標
新規失業保険申請件数が約半年ぶりの低水準に低下。
しかし、金利が高止まりしているため、成長株にとっては重しとなっています。
その他の情報
Google: 選挙広告の送り手に対して、AIツールで編集作成された場合にその旨を明示する方針を発表。
イーライリリーとは
イーライリリーとは、アメリカ合衆国の製薬会社で、糖尿病やがんなどの治療薬を開発しています。同社は1876年にコロニル・イーライ・リリーによって創業されました。現在の社長兼最高経営責任者(CEO)はデイビッド・A・リックスです。
イーライリリーは、2020年12月期の連結売上高が約240億ドル、連結純利益が約65億ドルでした。同社の主要な製品には、糖尿病治療薬のトゥルシティやベイシップ、がん治療薬のサイトクサブやベルゼブ、アルツハイマー病治療薬のドナネムです。
C3AIとは
C3AIとは、人工知能(AI)を活用したエンタープライズソフトウェアの開発と提供を行うアメリカ合衆国の企業です。同社は2009年にトーマス・M・シーベルによって創業されました。現在の社長兼最高経営責任者(CEO)はシーベル自身です。
C3AIは、C3 AI Suiteというプラットフォームを提供しており、これを使って企業や組織が自分たちのニーズに合わせたAIアプリケーションを開発できます。C3 AI Suiteは、ビッグデータやクラウドコンピューティングなどの最新技術を利用しており、高速かつスケーラブルなAIソリューションを実現しています。
C3AIは、さまざまな業界や分野においてAIの活用を支援しています。例えば、エネルギー、製造、金融、防衛、医療などです。同社は、C3 AI Suiteに基づいて作られたいくつかのAIアプリケーションも提供しており、これらは特定の業務や課題に対応できるように設計されています。例えば、C3 AI Energy Managementはエネルギー消費やコストを最適化するためのアプリケーションであり、C3 AI Predictive Maintenanceは機器の故障やメンテナンスを予測するためのアプリケーションです。
C3AIは、2020年12月にニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場しました。同社の株式記号はAIです。上場時の株価は42ドルでしたが、その後急騰して2021年1月には183.90ドルまで上昇しました。しかし、その後は下落傾向にあり、2021年9月7日時点では49.47ドルで取引されています。
C3AIは、AIの分野で革新的な企業として注目されています。同社は、自社のミッションとして「世界中の組織がAIを使ってより良いビジネス成果を達成し、より良い社会を実現すること」を掲げています。