週刊少年マガジンで連載中「なれの果ての僕ら」63話:悲しいだけのあらすじをネタバレ解説します。
前回のあらすじ
坂本殺し、未来殺しの犯人は葉月だった。
葉月はみんなにこれまでの経緯を語る。
坂本に二重スパイをもちかけたが、拒否され襲われたこと。
そして、アレがなければ自分は死んでいたということを、だ。
「なれの果ての僕ら」63話:悲しいだけのネタバレ解説
ここからは、結末、登場人物、あらすじ、感想と考察、まとめの順番で「なれの果ての僕ら」63話:悲しいだけの解説をします。
時間がない人は、結末だけ読んでもらえれば、次回に置いてかれずにすみますよ!
あらすじを読む際は、ぜひ、登場人物を一読して、イメージ膨らませてから読んでもらえるとうれしいです。
「なれの果ての僕ら」63話:悲しいだけの結末
坂本を殺した凶器は、葉月の髪留めだった。
それを隠蔽したのは早乙女であり、隠蔽を提案したのも早乙女だ。
おまえに恩がある。
早乙女は、葉月への想いを語り始めるのだった。
「なれの果ての僕ら」63話:悲しいだけの登場人物
残り17人。
あと2人が・・・死ぬ。
死者候補
出席番号:名前、特徴
2:雨宮鈴子、元いじめられっこ。垢抜けた。
3:安藤いろは、おさげのメガネ。
5:犬飼陽一、野球部。ボウズ。
6:及川龍雄、ぬぼっとしてる。
8:梶原絃、美少年。
11:黒田大輝、坊や。
13:早乙女菊也、オラついてる。いいやつ。
17橘公平、委員長。メガネ。
22:葉月依利奈、元長谷部の恋人。気丈。
23:水野カイト、先生LOVE。
25:山口茉莉花、毒女。
事件解決後生存確認者
出席番号:名前、特徴
7:小山内彩、元いじめっこ。
10:倉本由美、元いじめっこ。
15:真田透、主人公。ネズ。正義感がこの実験で歪んでしまった。
20:月岡小紅、黒髪ロング。根暗。
24:溝口隼也人、気弱なおちびさん。
その他
夢崎亜夜子、首謀者みきおの母。サイコパスな心理学者。
桜庭橋子、先生。三十路独身。
「なれの果ての僕ら」63話:悲しいだけのあらすじ
未来殺しの犯人が自白した。
葉月だった。
葉月が語った真実から、坂本がみきおの共犯であったことに驚きを隠せないクラスメイトたち。
そんななか、及川はひとり笑う。
「すべての元凶は谷口くんじゃないか」
谷口。
同窓会の前日にみきおと坂本によって殺されたいじめっ子だ。
いじめてたやつが悪い、殺されて当然だ。
恨みを口にする及川に、「黙れ及川!」と水野は怒った。
それに対して及川は、水野も加害者側だからそんなふうにいうのだ、と責める。
しかし、ネズは冷静に長谷部といっしょに監獄実験でやった愚行を取り上げ「おまえだって立派な加害者だろ」と言い放つ。
黙るしかない及川。
「おまえはクズ以下だ」
ネズの言葉が及川に突き刺さる。
及川にはクラスメイト全員の視線が自分を責めているように見えた。
たまるストレス。
もう爆発寸前である。
そんな及川を無視して委員長の橘は、坂本殺しに話を戻した。
「でも、どうやって女が男を殺したのか」
葉月が力で、坂本に勝てるとは思えない。
もっともな意見だった。
葉月は、自分が坂本をどうやって殺したのか、語りだした。
葉月が坂本に抑え込まれたとき、鋭利な髪留めをしていた。
それを坂本にむけて突き立てると、目に突き刺さった。
坂本は、痛みに激昂し、今度こそ殺すと言わんばかりに、葉月にまたつかみかかろうとしたが、バランスを崩し、顔面を強打。
ロボトミー手術さながら、髪留めは、目に深く突き刺さり、絶命した。
そこに現れたのは早乙女だった。
トイレに行った際、葉月たちが揉める声が聞こえたのだ。
葉月はみんなに事情を話そうとしたが、それを早乙女は止めた。
絶対に葉月を庇う。確固たる意志をもって。
「どうしてそこまでわたしのために」
葉月は不思議に思った。
早乙女は答えた。
「おまえには恩があるんだ」と。
「なれの果ての僕ら」63話:悲しいだけの感想と考察
坂本の顔をつぶしていたのは、死因から凶器を特定されないためだったんですかね?
坂本殺しと未来殺しの顛末も気になりますが、
及川のストレスも注目ですね。
残り死者は2名です。
かつ、激しく争った末、死亡、となっているので
男同士な気がします。
となると、葉月は死亡していないことになります。
とすると、おかしなことがあります。
未来のネズは目的を果たしたと言っている=未来殺しの犯人をネズが殺したはずです。
でも、それなら葉月が死んでいるはずですが、葉月が銃で殺されたなら激しく争った痕はないはずです。
ということは、葉月すら葉月が未来殺しの犯人だとおもっていたのにもかかわらず、
実際に、殺したのは別人である、という可能性もありますね。
湊かなえの「告白」みたいなパターンですよね。
死んでると思って場を離れたけれど、生きていて、止めをさしてしまったのは別人みたいな。
今の流れだと、ひとりは及川なんだとおもうんです。
となれば、及川と一番衝突しそうなのは、いまのところ、水野ですよね。
ここらへんの流れを注目して今後もみていきたいとおもいます!
「なれの果ての僕ら」63話:悲しいだけのまとめ
今回は、週刊少年マガジンで連載中「なれの果ての僕ら」63話:悲しいだけのネタバレをまとめました!
ぜひ、マンガでも読んでみてくださいね!
マンガを読んだ上でのコメントや、考察お待ちしてます!