アニメ2期2シーズン開始記念!
転スラ人物紹介解説シリーズです。
この記事を読むと、ルミナスについて以下のことがわかるようになります。
「西方聖教会」の神
クソトカゲと大切な友(ひと)
【転スラ】魔王ルミナスの能力と強さをネタバレ解説!【転生したらスライムだった件】
銀色の長い髪にオッドアイ、そしてゴシックロリータな服を着こなす魔王ルミナスは「魔王達の宴(ワルプルギス)」にて登場します。
「魔王達の宴」に差しかかるまで全く情報がなかったため、いまいちピンとしない人もいるかもしれませんが、物語の根幹に関わる情報を知っている重要人物の1人です。
そんなルミナスのアルティメットスキルに深いつながりがある西方聖教会、そしてヴェルドラと勇者クロノアとの関係について紹介していきます。
究極能力「色欲之王(アスモデウス)」
ルミナスのアルティメットスキル「色欲之王(アスモデウス)」はユニークスキル「色欲者(ラスト)」が進化したものです。
どちらも「生と死を司る」能力で、元々吸血鬼であるルミナスが太陽を克服したことから派生したスキルとなります。
「生と死を司る」といっても転スラ世界では蘇生は通用することが明らかになっているため、大したことがない能力にも受け取れますが、そんなことはないです。
転スラ世界における完全な死者蘇生は「覚醒魔王」へ進化しないかぎり難しく、またそれ以外の方法で行ったとしても妖死族のように種族が変わるとともに別人になるだけです。
ルミナスはユニークスキル「色欲者」の時点で並外れた回復と蘇生が行えたものの、「色欲之王」ともなれば魂にさえ干渉してみせました。
実は初登場時におけるルミナスのスキルはユニークスキルで、アルティメットスキルではなかったのです。
ルミナスがアルティメットスキルを獲得した経緯はヒナタが殺されたからです。
「魔王達の宴」のあと、ヒナタはグランベル・ロッゾという人物と死闘を繰り広げますが、このグランベルが放った必殺技によって絶命します。
ただ殺されるならまだしも、その必殺技は対象の魂すらも消滅させる力があり、ヒナタはその力から逃れられませんでした。
しかしヒナタの魂は更なる厄介な状態になってしまっており、リムルでもどうすることもできない事態に陥ってしまいます。
もはや為す術もないかに思われましたが、「魔王達の宴」直後に大切なものを盗まれて怒り狂ったことにより獲得したアルティメットスキル「色欲之王」のおかげで命拾いをします。
この「色欲之王」とリムルの「智慧之王」を使い、厄介な状態になっていたヒナタの魂の救出に成功させました。
まさに生死に特化したアルティメットスキルにふさわしい神業です。
「西方聖教会」の神
結論から言えばルミナスは「西方聖教会」の神様もといご神体です。
西方聖教会はルミナス教を布教する宗教団体ですが、布教者の安全を守るために武力を持つうちにいつしか弱者を守る強靭な組織に変わりました。
その証拠に「西方聖教会」は魔物の討伐を掲げていますが、その理念の源であるルミナスは吸血鬼です。
すなわち魔物というわけですが、これには吸血鬼ならではの事情が関わっています。
転スラ世界でも吸血鬼の主食はどうやら人間の血のようですが、ルミナスはヴェルドラに自身の国を壊滅させられた後に自分たち吸血鬼が生き残るためのシステムを考え出しました。
それが宗教によって人間を保護することです。
ルミナスはこの考えをもとに神聖法皇国ルベリオスを輿し、国を興してから500年後に自身が神ルミナスになるように仕向けました。
結果ルミナスの目論見は成功し、定期的に血を摂取しています。
ルミナスは人間に対しても寛容かつ慈悲深く、死なないだけの血しか飲まないです。
また「血液が上質になる」という理由から人間の幸福感に余念がなく、ルミナスが宗教を布教しようと思ったのはこの幸福感を与えるためでもあります。
この真実を知る者は少なく、ルミナス自身も裏側にいるように徹底しており、実際にロイ・ヴァレンタインという配下を魔王として代役にしているほどです。
もちろん裏方とはいえ、魔王としても神様としても支配者はルミナスただ1人となります。
クソトカゲと大切な友(ひと)
ルミナスの対人関係においてヴェルドラと勇者クロノアは欠かせない存在です。
まずヴェルドラとの関係は犬猿の仲で、高貴な振る舞いを常とするルミナスにしては珍しく「クソトカゲ」や「邪竜」などストレートに毒を吐きます。
これには理由があり、簡単に言ってしまうとヴェルドラが大昔あったルミナスの国を滅ぼしたからです。
元々ルミナスは「夜薔薇宮(ナイト・ローズ)」という美しい都に住んでしましたが、ヴェルドラが暴走してしまい、復興が無理なほどに壊滅させられます。
この件をきっかけにルミナスは表舞台には立たず、またヴェルドラに対してもわざと子供扱いをするほど恨んでいる模様です。
しかし禍福は糾える縄の如しというべきか、このヴェルドラの暴走によってルミナスは勇者クロノアと出会います。
勇者クロノアは暴走するヴェルドラを封印し、ルミナスの命を救いました。
このことがきっかけでルミナスは勇者クロノアと盟友となり、ある事情によって眠りについた勇者クロノアが入った氷の柩を預かります。
ルミナスにとってヴェルドラが忌々しいトカゲなら、勇者クロノアは友であり恩人であり想い人です。
まとめ
超回復能力であり、蘇生すらなし得る。
教会が崇める神様そのものであり、血液を定期的に手に入れるためのシステムとしての宗教。
母国を滅ぼした憎きヴェルドラと、ともにヴェルドラを討った想い人である勇者クロノア(クロエ)。
「【転スラ】魔王ルミナスの能力と強さをネタバレ解説!【転生したらスライムだった件】」
楽しんでいただけましたでしょうか!
アニメも再開され、マンガ版に追いつくかもしれませんね。
ぜひ、事前にマンガも合わせせて読んだり、原作Web小説も読んでみることをおすすめします。
そうするとまた違う絵が見えてくることでしょう。
この記事が皆さんの雑談の種になることを、祈ってます。それではまた!