マンガ

【転スラ】テスタロッサの能力と強さをネタバレ解説!【転生したらスライムだった件】

アニメ2期2シーズン開始記念!
転スラ人物紹介解説シリーズです。

この記事を読むと、テスタロッサについて以下のことがわかるようになります。

アルティメットスキル「死界之王(ベリアル)」
死の祝福(デスストリーク)
テスタロッサの能力の疑問点

【転スラ】テスタロッサの能力と強さをネタバレ解説!【転生したらスライムだった件】

 リムルが好きなあまり、リムルから離れたくなかったディアブロが雑務を押し付けるために無理やり連れてきたのが「原初の悪魔」たちこと「白(ブラン)」・「紫(ヴィオレ)」・「黄(ジョーヌ)」です。

テスタロッサは名付けられるまでは「白」と呼ばれた原初で、七柱のなかでも最も誇り高く苛烈な性格であるため、誰かに従うとは考えられないとされてきました。
しかし貸しをつくるためにディアブロの誘いに乗り、そこで出会ったリムルの実力を見抜いて「紫」と「黄」とともに忠誠を誓います。

そんな見た目は淑女であれど人の命を奪うのは食事程度にしか思っていない悪魔、テスタロッサの能力について触れていきます。

アルティメットスキル「死界之王(ベリアル)」

テスタロッサが保有するアルティメットスキル「死界之王(ベリアル)」はリムルたちが持っている知覚速度を1000倍に引き上げる「思考加速」をはじめ、転スラ世界において隠されていなければあらゆる事象を全て残らず把握できる「森羅万象」、常時発動型の絶対防御な結界「多次元結界」といった権能が行使できます。

他にも「万能感知」や「魔王覇気」、「時空間操作」、「生命支配」に「死後世界」などが挙げられますが、現状「死界之王」の力は未知数です。

その理由は簡単で、テスタロッサが「死界之王」を獲得したのは「灼熱竜」ヴェルグリントとの戦いの後だからです。

「紫(ヴィオレ)」ことウルティマや「黄(ジョーヌ)」とともに襲ってきた帝国軍を蹂躙していたテスタロッサですが、ジュラ・テンペスト連邦国と東の帝国との戦争に参戦した「灼熱竜」ヴェルグリンドの前に敗北しました。
もちろんテスタロッサたちも奮闘するものの、「竜種」相手では児戯に等しく、結局その場に駆けつけたヴェルドラと立ち替わることでテスタロッサたちは命拾いします。
その後テスタロッサたちは他の幹部たちと同じくリムルから魂を譲渡され、覚醒進化を果たし、「魔神の悪魔王」となりました。

このおかげでアルティメットスキルも獲得しますが、テスタロッサの場合はヴェルグリントとの戦いやディアブロとの会話で自身の内面と向き合った結果が「死界之王」の獲得に大きく関わっています。
曰く「死界之王」もまたルミナスのアルティメットスキル「色欲之王(アスモデウス)」と同様に「生と死を司る」らしいですが、回復と蘇生に特化したルミナスとは異なり、テスタロッサの「死界之王」は死に特化している模様です。

アルティメットスキルにしてもユニークスキルにしても、スキルの保有者の願望や欲望を反映している以上、心とは無関係ではいられません。
つまり「死界之王」はテスタロッサの心を忠実に具現化しているというわけですが、いずれにしても「死界之王」の本領発揮が待ち遠しいです。

死の祝福(デスストリーク)

テスタロッサが使った最上位の元素魔法・核撃魔法です。
転スラ世界では軍団魔法(レギオンマジック)という魔法があり、例えば個人が行使したのであればどんな魔法でも防げる「対魔法障壁(アンチマジックシールド)」をかけて軍隊を守っています。

この軍団魔法の防御を打ち破れる魔法こそが核撃魔法です。
人間が使う場合は多くの魔法使いたちが長い詠唱を唱えてようやく発揮されますが、テスタロッサとウルティマ、カレラたちは詠唱も行わずにそれぞれで核撃魔法を展開しました。

核撃魔法はまず「黒炎核(アビスコア)」という地獄の炎を生み出し、制御することで準備が整います。
このうちテスタロッサが行使した「死の祝福(デスストリーク)」は完全に「黒炎核」をコントロールすることで使える魔法で、「原初の悪魔」たちのなかでも魔力操作が精密なテスタロッサならではです。
「死の祝福」は「黒炎核」を握りつぶして発生した黒い光が周辺を照らすと、この光が届く範囲の生物の遺伝子配列を強制的に書き換えて死に至らしめます

この光の正体は霊子ですが、光を浴びても物質を崩壊せず、それどころか戦車の装甲といった物体を透過するのが特徴です。
霊子は制御が困難であるため、魔素を使う元素魔法では避けられません。
もしもこの光を浴びて生き残れる者がいるとするなら、それは精神生命体か脳が破壊されても魂に記憶を残せる者のどちらかです。
ただし例外があり、なんと100万人に1人の確率で魔物へと生まれ変われます。
新しい命として転生する、そういった意味で「祝福」と称されている魔法です。
けれども、悪魔がこの魔法を行使した場合は残らず魂を回収されるので生き残る確率はありません。

テスタロッサが能力を使って印象に残ったシーン

アルティメットスキル「死界之王(ベリアル)」はこれからだと思うので置いておくとして、「死の祝福(デスストリーク)」の印象的なシーンはデイビスの心をへし折ってからのシーンです。
デイビスとは東の帝国に属する帝国皇帝近衛騎士団(インペリアルガーディアン)、そのなかでも「ひとけた数字(ダブルオールナンバー)」と呼ばれる騎士たちの1人で、序列11位に数えられています。
おまけにデイビスはテスタロッサが引き起こした事件「紅に染まる湖畔事変」を解決した立役者だったため、テスタロッサと遭遇しても余裕がありました。
しかし受肉と名付けを得たテスタロッサは以前よりも強くなっていること、またデイビスが解決したと思っていた「紅に染まる湖畔事変」は実はテスタロッサが単純に立ち去っただけであったことを知り、愕然とします。
それでも感情を振り絞って立ち向かおうとするデイビスですが、そこに合流してきたウルティマが「原初」であることを見抜き、絶望のあまり木偶の坊となります。
そんなデイビスにほほ笑みつつ、別れを告げながら行使されたのが「死の祝福(デスストリーク)」でした。
テスタロッサという悪魔がどんな悪魔なのか、それを克明に描いているシーンだと思います。

テスタロッサの能力の疑問点

テスタロッサが使った「死の祝福(デスストリーク)」はあくまで元素魔法であるため、条件さえクリアしてしまえば他のキャラも使えると思います。
それはひとまず置いておくとして「死の祝福」の疑問点を挙げるなら、やはり気になるのは動植物への被害です。
核撃魔法は対軍勢用の魔法であるものの、生物の遺伝子配列を強制的に書き換える以上、人間以外の動物にも影響を与えてもおかしくありません。
実際にテスタロッサは「死の祝福」を使う際に周辺に味方がいるかどうかを確かめています。
また「死の祝福」のモデルはどう見ても放射線であるため、動植物の被害ひいては光を浴びた動植物にも「祝福」が与えられるかが気になるところです。
付け加えるなら、現在は詳細不明のアルティメットスキル「死界之王(ベリアル)」がどんな能力かも気になります。
「死に傾倒している」とはいえ、それは一体どのような状態なのか早く知りたいです。

似たような能力を持つ他作品のキャラクターといえば?

名前:ヴォルデモート
登場作品:ハリー・ポッターシリーズ
能力:闇の魔術など
似ているポイント:即死技(アバダケダブラ)

知らない人はいないだろう「ハリーポッター」シリーズのラスボスことヴォルデモートです。
「魔法界史上最強最悪の魔法使い」と認識されているヴォルデモートは過剰なまでの選民思想を持っており、この思想のもとに魔法界を支配しようとしました。

苛烈な性格の持ち主で、敵味方容赦なく傷つけたり殺したりしていたことも印象深いです。
魔法の腕前はトップクラスであるヴォルデモートは同時に新しい魔法の技術を生み出すことも得意としていました。
なかでも「分霊箱」と呼ばれる不死魔術ホークラックスはハリーをはじめ、ヴォルデモート打倒を目指す登場人物たちを振り回します。
そんなヴォルデモートの代名詞といえば「アバダケダブラ」です。
「アバダケダブラ」は闇の魔術のなかでも最強凶悪とされている魔法で、激しい殺意とともにこの呪文を唱えればかざした杖の先から緑色の閃光が放たれます。
この閃光を浴びた者は例外なく即死しますが、当時赤ん坊だったハリーはこの光を浴びたにもかかわらず生還したため、英雄扱いされました。
とはいえ、それは母親であるリリーの犠牲があったからです。
それ以外もとい愛による守り以外では防ぐ方法はなく、せいぜい物陰に隠れて光を浴びないようにするしかありません。

難易度は少々下がるかもしれませんが、この問答無用ぶりはテスタロッサが使った「死の祝福(デスストリーク)」に似ていると思います。

名前:鬼舞辻無惨
登場作品:鬼滅の刃
能力:人間を鬼に変えるなど
似ているポイント:細胞の変異、それによる死

元々爆発的な人気があったものの、2019年に放送されたアニメによって社会的なブームが引き起こった「鬼滅の刃」のラスボス・鬼舞辻無惨です。
主人公・竈門炭治郎の家族を惨殺し、妹である禰豆子を鬼に変えた元凶でもあります。
そんな無惨の言動や性格は傲慢かつ身勝手で、その無茶苦茶な言い分によって殺される配下の鬼たちの有様も相まって「パワハラ」や「鬼柱」などと揶揄されています。

そんな無惨とテスタロッサの能力の共通点、それは変異です。
知っている人には言うまでもありませんが、無惨は鬼の始祖として「自身の血を他人に飲ませれば鬼に変えられる」という特別な力を持っています。

これにより禰豆子をはじめ、多くの人間が鬼に変えられてしまい、数々の悲劇を生み出しました。
しかし無惨の血は素養がある者しか耐えられず、また素養があったとしても限界を超えてしまえば細胞が耐えられずに崩壊していき、やがて死に至ります。
このあたりが「死の祝福(デスストリーク)」の「遺伝子配列を強制的に書き換える」という効果とぴったりです。

まとめ

「【転スラ】テスタロッサの能力と強さをネタバレ解説!【転生したらスライムだった件】」
楽しんでいただけましたでしょうか!
アニメも再開され、マンガ版に追いつくかもしれませんね。
ぜひ、事前にマンガも合わせせて読んだり、原作Web小説も読んでみることをおすすめします。
そうするとまた違う絵が見えてくることでしょう。
この記事が皆さんの雑談の種になることを、祈ってます。それではまた!

転生したらスライムだった件の記事まとめ

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です