アニメ2期2シーズン開始記念!
転スラ人物紹介解説シリーズです。
この記事を読むと、最高の成り上がり者ヨウムについて以下のことがわかるようになります。
ヨウムの特質級(ユニーククラス)装備
ヨウムのカリスマ性
【転スラ】ヨウムの能力と強さをネタバレ解説!【転生したらスライムだった件】
リムルたちが豚頭帝(オークロード)を討伐したあと、その存在を耳にしたファルムス王国の伯爵ニドルが自分の領地と領民を守るために編成及び派遣したのが辺境調査団でした。
ヨウムはその調査団の団長ですが、元々は生まれ故郷の田舎で悪さをする小悪党です。
ほとんどの団員達も同じ境遇の持ち主であったため、「豚頭帝の軍勢に見つかって全滅した」というシナリオを立てて他国に逃げようとしました。
しかし「ジュラの大森林」でリムルたちと出会ったことで運命が一変します。
性があります。
正確には豚頭帝(オークロード)を倒した英雄という名乗りに恥ずかしくない実力を持つために、朧流の使い手であるハクロウにヨウムは鍛えられました。
その甲斐もあって、獣王国ユーラザニアの使節団の1人として派遣された上位魔人・グルーシス相手に立ちまわってみせたのはアニメ版でも描かれています。
朧流とはハクロウをはじめ、刀や剣を武器にしている転スラ世界の登場人物たちが時々扱う剣技です。
作中ではハクロウにガゼル王、カレラとアゲーラ、そして近藤達也が主な使い手に挙げられます。
ハクロウは異世界人であり祖父である荒木白夜が朧流の剣豪だったため、またガゼル王は子供時代にハクロウと出会ったことをきっかけに朧流を習得できました。
カレラの場合はアゲーラの「刀身変化」により、アゲーラが身につけている朧流の全てを使いこなせます。
そのアゲーラが朧流を使えるのは、アゲーラこそが悪魔として生まれ変わった荒木白夜だからです。
のちにアゲーラはハクロウの腕前を「間違いなく天才だった」と称しています。
東の帝国に属している近藤はこれといって明記されていないものの、転スラ世界に転移する前の近藤は軍人だったため、その教養として習得した可能性が高いです。
ヨウムはあくまで朧流の使い手であるハクロウに徹底的に仕込まれただけで、技を習得した様子はないものの、朧流の剣士を師匠としている以上、門下生として捉えてもよいかもしれません。
ちなみに転スラ世界では個人もしくは個体が努力と修練の末に獲得する技術を「技術(アーツ)」と呼びます。
武術や魔術は「技術」に分類されており、後天的に学べるので能力や魔力が乏しい人間が強くなるための手段として重宝されているようです。
ただし「技術」は上位の魔物も獲得することが可能で、スキルと組み合わせて使えば強力な一撃を繰り出せます。
特質級(ユニーククラス)装備
転スラ世界で生きている冒険者たちにはそれぞれ等級が割り振られていますが、それと同じく冒険者の装備にも等級が与えられています。
一般的に市販されている装備は一般級(ノーマルクラス)、お金を渋らなければ簡単に入手できる少し性能が良い装備は特上級(スペシャルクラス)といった具合です。
その特上級よりも上なのがレアで、これはリムルが初めて出会った人間エレン・カバル・ギドたち冒険者たちにゴブリンの集落を去る前に贈った装備となります。
特質級(ユニーククラス)装備はそのレアよりもさらに等級が高い装備で、Aランクの冒険者が10年かけても購入するのが難しいです。
大帝の場合は大きな武具店のシンボルとして飾られていたり王侯貴族たちが抱えている宝物庫に眠っていたりしますが、リムルたちはこの特質級装備を用意できたのはドワーフのカイジンのおかげです。
特質級装備は名のある職人が厳選された素材を使い、思うがままに制作されていることが共通点に挙げられます。
リムルはヨウムたちがハクロウにしごかれている間、カイジンにヨウムたちが「ジュラの大森林」で対峙した魔物ナイトスパイダーの外骨格などを渡して特質級装備の制作を依頼していたため、用意できたというわけです。
アニメ版や漫画版ではヨウムたちの服装がかなり様変わりしていたため、分かりやすかったと思います。
カリスマ
ヨウムは生まれ育ったニドル領で悪さをしていた小悪党でしたが、矯正施設に収容されていました。
とはいえ矯正とは名ばかりに騎士の剣の相手をさせたりなど、その扱いは囚人だったようです。
そんな折、ファルムス王国の伯爵ニドルの領土が魔物たちの被害に遭い、さらには豚頭帝(オークロード)の噂まで出回るようになりました。
騎士団を動かそうにも人手が足りず、冒険者を頼ってもやはり手が足りません。
王国に頼りたくても噂程度では断られるのがオチ、「まずは情報を」と思ったニドル伯爵は死んでもいい者たちを集めて豚頭帝とその軍勢を確かめさせようとしました。
それがヨウムたち「辺境調査団」です。
もっともヨウムたちには本当の命令は言い渡さず、ヨウムたちに同行することになった法術師のロンメルだけに豚頭帝とその軍勢を確かめるように言い渡しています。
しかしそのロンメルもヨウムに付き従うようになり、ヨウムたち「辺境調査団」は英雄一行として諸国を歩き回ります。
それが出来たのは荒くれ者たちを見事にまとめ上げたヨウムのカリスマ、ひいてはリーダーシップのおかげです。
ヨウムが能力を使って印象に残ったシーン
ヨウムの剣術と装備が活躍したシーンと言えば、獣王国ユーラザニアのグルーシスに引けを取らなかったところでしょうか。
使節団だったとはいえ、新興勢力なリムルたちが同格にふさわしいかどうかを確かめるためにリムル一行は力試しをすることになりました。
獣王国ユーラザニアからはグルーシスとスフィアが、リムルたちからはシオンと丁度リムルたちの街に戻っていたヨウムが勝負することになったのです。
勝負は上手くいき、獣王国ユーラザニアとは交易が結ばれることとなりましたが、ヨウムはのちにこの時勝負したグルーシスと恋敵同士となります。
しかし何より「ジュラの大森林」で対峙した魔物ナイトスパイダーに焦っていたヨウムが、その魔物とは比べ物にならないほどの強者であるグルーシスと対等に渡り合っていたことに対してリムルと同じく感慨深くなりました。
カリスマに関しては、法術師ロンメルを仲間にしたエピソードが印象深いです。
「辺境調査団」は豚頭帝(オークロード)と遭遇して死んだとしても構わない捨て駒の集団ですが、転移魔法を習得していたロンメルは「必ず情報を持ち帰るように」と命令されていました。
そのためヨウムたちに殺されないように契約魔法を用いていたほどですが、1人ヨウムに呼び出されて「辺境調査団」の本当の命令を吐くように脅しをかけられて命乞いをします。
この時ヨウムは荒くれ者な団員たちをまとめ上げており、ロンメル相手に一芝居を打ちますが、これがきっかけでニドル伯爵の子飼いだったロンメルもヨウムの仲間になりました。
ヨウムの能力の疑問点
ヨウムの場合は能力というよりもヨウム自身のスペックといったほうがいいでしょうが、ヨウムのカリスマは何故ここまで光っているのでしょうか。
もっと言えば荒くれ者たちが慕うほどに面倒見が良いのは何故でしょう。
もちろん性分だといってしまえばそれでお終いではあるものの、小悪党なら他人よりも自分を優先するはずです。
調子に乗らず、冷静さも持ち合わせているおかげもありますが、ヨウムが作中のような立ち振る舞いをするきっかけや過去があるなら是非知りたいところです。
似たような能力を持つ他作品のキャラクターといえば?
名前:野比のび太
登場作品:ドラえもん
能力:ひみつ道具を借りて使う
似ているポイント:道具頼りと運
国民的な作品「ドラえもん」に登場するダメな小学生です。
あまりのダメぶりにのび太を何とかしようとタイムマシンを使って過去にやってきた子孫セワシが警告とともにドラえもんを送ったことが物語の始まりとなります。
ジャイアンにいじめられたり学校の宿題がどうしようもならなかったりなど、自分に手に負えない事態になったら「ドラえも~ん!」と泣きつくのは定番です。
睡眠や射撃など思わぬ才能を発揮することもありますが、常日頃の幸運ぶりと高性能な道具を使えること、そして何よりもダメダメなのに憎めないところがヨウムに似ていると思います。
名前:ジャック・スパロウ
登場作品:パイレーツ・オブ・カリビアンシリーズ
能力:幸運、計算高さ、カリスマなど
似ているポイント:カリスマ
映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズの主人公である海賊です。
名優ジョニー・デップの代名詞にもなったジャックは海賊にしては自分の利益を省みないところがあるものの、ノープランで行動する節があったりなどトラブルメーカーな一面も持っています。
のらりくらりと会話しつつ、頭を回転させて場を切り抜けようとする術は見事なものです。
またギロチンにかけられたり、人肉食を好む種族に捕まったりしても生還する幸運ぶりは並外れています。
時に口が悪く、また時に詐術を使って登場人物を巻き込みますが、ジャックを憎み切れないのはジャックならではのカリスマのおかげではないでしょうか。
そのあたりがヨウムに似通っていると考えています。
まとめ
【転スラ】ヨウムの能力と強さをネタバレ解説!【転生したらスライムだった件】
楽しんでいただけましたでしょうか!
アニメも再開され、マンガ版に追いつくかもしれませんね。
ぜひ、事前にマンガも合わせせて読んだり、原作Web小説も読んでみることをおすすめします。
そうするとまた違う絵が見えてくることでしょう。
この記事が皆さんの雑談の種になることを、祈ってます。それではまた!