もし、いま、生きているあなたを、国が「死亡した」と認定したらどんなことになるとおもいますか?
急に、クレジットカードが使えなくなり、銀行口座も凍結され、会社もクビになる。
家財は差し押さえられ、社会的信用を失う・・・。
そんな馬鹿な。
いやいや、これは、フランスのジャンヌ・ポシェンに実際起こったことです。
彼女は、54歳、女性。
ロワール地方のサンジョセフ村に住んでいます。
ポシェンさんは、2017年にリヨンの裁判所から、死亡認定されてしまいました。
死亡診断書がないのにも関わらずです。
こんなドラマみたいなことあるんですね。
なにが怖いって、死人として認定されているってことはですよ。
もちろん、病気になっても日本でいえば、保険つかえません。
保険つかえないどころか、入院すらできないかもしれません。
もっと、重大で恐ろしいことは、
人間が人間を殺してはいけない理由ってわかりますか?
道徳上、倫理上、人が人を殺すなんてもってのほかだ!
そんな意見もあるかもしれませんが、
戦争で、人を殺しても、逮捕されません。
人が人を殺すことが悪いことなら、
戦争でも、なんでも、人を殺したら逮捕されますよね。
では、なんで悪なのでしょう。
それは、法律で禁じられているからです。
法治国家なので、しかたないです。そういうものです。
もし、その法律が悪いなら、放置しないで、法律を直すよう努力する必要があります。
そうしないと、法治国家ならぬ、放置国家になってしまいますからね!
で
なにがいいたいのかなんですけど、
つまり、死人はもう、人、として認定されてないわけですよ。
人権がないってことです。
基本的人権が尊重されないってことです。
もっと極端にいってしまえば、
その人を殺しても、裁く法がないということです。
女性だったら、強姦されても、強姦した相手を取り締まってくれる法律がないということです。
お金持ちだったら、そのお金や金品を強盗からまもってくれる法律がないということです。
・・・考えただけで生きた心地がしませんね。死人だけに。