こんにちわ、ぼくです。
トイレ休憩してますか?
まあ、どこからどこまでがトイレ休憩と呼ぶにふさわしいかは議論があるかと思います。
タバコ休憩なんかは、なんか休憩に含まれないみたいな風潮ありますしね。
最近では、だんだん嫌煙家が増えてきたので、タバコを吸わないぼくからすると、うれしい限りです。
黙れ、ニコチンパンジー。
と、変態は放っておきまして。
最近はスマートフォンなんてものが発達してしまったこともあって、長い時間トイレの個室に籠る人、多くありませんか?
まあ、それぞれの事情もあるとは思うんですけど、働いていて、お金をもらっているのに、籠り「すぎ」はどうかと思いますよね。
適度に休むのはいいと思うんです。
厚生労働省からも以下のように決められています。
6時間以上の労働は45分以上の休憩。
8時間以上の労働は60分以上の休憩
ポイントは「以上」の部分ですね。
つまり、以上はいいけど、以下はダメってことです。
もちろん、休憩分は労働時間に含まれませんから、それは勘違いしてはいけません。
で。
トイレ休憩(タバコ休憩もですが)は、労働ではないけれど、だいたいの場合、労働時間として申請されている問題は確かにありますよね。
雇用側からしたら、悲しい問題です。
だって、じぶんが雇用している側だと思って見てくださいよ。
その人がトイレに入っている間に、お財布からどんどんお金がなくなっていくんですよ?
視点を変えれば善悪なんて簡単に反転するものですよね。
で。
効率的に、お互い不満もなく、トイレ休憩の時間を短くしようっていうコンセプトのアイテムが、販売されました。
それが、StandardToiletです。
StandardToiletとは
「トイレ休憩」の名の通り、トイレが従業員の避難所として機能するがために、職場でトイレの個室がなかなかあかない……という経験をしたことがある人も多いはず。トイレで割かれる多くの時間によって生産性が奪われてしまうということで、従業員がトイレで過ごす時間を25%削減できるようにした便器「StandardToilet」が開発されました。
by GIGAJIN
つまり、トイレの個室に長時間居座るのを防ぐトイレです。
StandardToiletの仕組み
不便ではあるけれど、身体に害を与えない程度の傾斜(13度)を前屈みにつけることで、長時間座りにくくする仕組みです。
StandardToiletのメリット
傾斜がつくことで、空気椅子やスクワットのような筋トレ効果がある
会社から見るとトイレ時間が25%減少するのでコスト減効果がある
StandardToiletのデメリット
トイレに長くいる必要があることもあるが、それが悪いことのように思われる
StandardToiletとトイレ休憩
StandardToiletは基本、トイレ休憩を悪として考えている設計思想です。
と、いうのは言い過ぎかもしれませんが、まあ、はずれでもないでしょう。
学校のトイレ。
会社のトイレ。
どこでもトイレ。
トイレが近い人だっていますし、トイレを我慢することは体に悪いです。
それでもトイレ休憩は悪なのでしょうか。
トイレに長い時間籠っている人は、籠っているなりの理由を考えるということも必要かもしれません。
なぜなら、それは、サボっている人の気持ちを大事にしろとか、そういうことをいっているわけではなくて、StandardToiletの目的でもある、コスト減、経費削減を達成するためにも必要なことだからです。
だって、考えて見てください。
StandardToiletは長時間座りにくい設計のトイレです。
でも、座りにくいだけで、本当にトイレを必要としている人が、座るのを止めると思いますか?
お腹が痛い。
でも、なかなかうんちさんがでない。
そんな人が
ぐらいで席をはずすでしょうか。
席をはずれるでしょうか。
席をはずさせるべきでしょうか。
ぼくはそう思いませんし、そうもならないと思います。
つまりは、StandardToiletは目的を果たさないということです。
次に、トイレ休憩でさぼる人の気持ちになって考えて見ましょう。
という男がいたとしましょう。
座りにくかったら、個室から出ると思いますか?
答えはNoです。
なぜなら、彼らはトイレに座ることが目的なのではなくて、個室の利用が目的だからです。
よって、もし、座りにくいトイレを実装したとしても、個室の中で立っているだけでしょう。
扉か、壁に寄っ掛かりながら。
なので。
ぼく的には、StandardToiletは面白いけれど、意味がないと思います。
了