サブノーティカは、未知の海洋惑星に不時着したプレイヤーが、海中で資源を集め、道具や潜水艇を作りながら生き延びる水中アドベンチャーゲームです。開発・販売はUnknown Worlds Entertainmentで、Steamでは2018年1月23日に正式リリースされました。

Steamストアの説明文は、物語の始まりを「あなたは未知の海洋惑星に不時着し、唯一の帰還手段は失われました」と書いています。この惑星の海には、日差しの降り注ぐ浅瀬の珊瑚礁、海藻の森や台地、とてつもない水深の洞窟、溶岩地帯、そして生物発光に照らされた水中の川があります。手元の酸素残量を気にしながら、どこまで深く潜れるかを少しずつ広げていくのが、このゲームの基本的な体験です。

作品概要

項目内容
タイトルサブノーティカ(Subnautica)
開発・販売Unknown Worlds Entertainment
発売日(Steam)2018年1月23日(早期アクセス開始は2014年12月16日)
価格(Steam)1,075円(通常4,300円、75%オフ。2026年10月9日取得)
ジャンルアドベンチャー、インディー(Steamの分類)
視点・人数一人称視点、シングルプレイヤー
日本語対応あり(インターフェイスと字幕)。フル音声に対応するのは英語のみ
プラットフォームSteam版はWindows・macOS。Steam Deckは「確認済み」、SteamVRに対応。ほかにPlayStation 4、PlayStation 5、Xbox One、Xbox Series X|S、Nintendo Switch、Nintendo Switch 2、iOS、Android版がある
Steamの主な機能フルコントローラサポート、Steam実績、Steamクラウド、ファミリーシェアリング
ストアページSteam「サブノーティカ」/公式サイト(Unknown Worlds)

Steamストアに掲載されているゲーム側の最低動作環境は、Windowsが64bit版のWindows Vista SP2以降、macOSがOS X 10.9 Mavericksで、メモリ4GB、ストレージの空き容量20GBです。ただし、同じストアページには「2024年1月1日(PT)以降、SteamクライアントはWindows 10以降のバージョンのみをサポートします」という注記があり、WindowsでSteam版を遊ぶにはWindows 10以降が必要です。macOSの記載もゲーム側の掲載要件で、Steamクライアント自体が対応するmacOSのバージョンはこのストアページには書かれていません。VRで遊ぶ場合も、Steamストアには「Keyboard or gamepad required」と書かれており、キーボードかゲームパッドが必要です。

開発元のUnknown Worlds

Unknown Worldsの公式サイトによると、同社は2001年にCharlie ClevelandとMax McGuireがカリフォルニア州サンフランシスコで創業したスタジオです。Half-Lifeのmod「Natural Selection」から始まり、のちにマルチプレイの戦略シューター『Natural Selection 2』を手がけています。公式サイトでは、開発チームが世界各地に分散していると紹介されています。2021年10月29日には、KRAFTONがUnknown Worldsの買収を発表し、買収後も独立した開発スタジオとして運営すると説明しました。

サブノーティカは2014年12月16日にSteamの早期アクセスとして公開され、約3年の早期アクセス期間を経て2018年1月23日に正式版になりました(早期アクセスの開始日はUnknown Worldsの公式ニュース(2014年12月16日付)によるもので、同社プレスキットの年表では2015年1月と書かれています)。家庭用機版は2018年12月にPlayStation 4とXbox One向けに発売され、日本向けのPlayStation 4版は2020年3月に登場しています。2021年5月にはNintendo Switch、PlayStation 5、Xbox Series X|S版が出ました。発売から現在までの主な節目は図1のとおりです。

サブノーティカ シリーズの歩みを示した年表の図
図1:サブノーティカ シリーズの歩み(Unknown Worlds公式ニュース・プレスキット、Steamストア、PlayStation公式ページをもとに作成)

世界観・ストーリー

舞台は海に覆われた惑星で、サウンドトラックのSteamページでは「Planet 4546B」と呼ばれています。攻略Wiki(Subnautica Wiki)によると、プレイヤーが乗っていた宇宙船はAlterra社(Alterra Corporation)のオーロラ号(Aurora)で、主人公はその乗員のRyley Robinsonです。オーロラ号が惑星へ落下する途中、主人公は脱出ポッド「Lifepod 5」に乗り込んで墜落を生き延びます。これらの名称と経緯は攻略Wikiの記載に基づくもので、公式資料では確認できていません。

同Wikiによると、ゲームは脱出ポッドの中で始まります。ポッドの中では火が出ていて、主人公は消火器でそれを消し、携帯端末のPDAを起動します。ポッドには、道具を作るファブリケーター、収納、救急キットを作る装置、無線機が備えられていて、海底拠点を建てるまではここに何度も戻ることになります(開始時の状況も攻略Wikiの記載で、公式資料では未確認)。

Steamストアの説明文は、物語の軸となる謎を次のように並べています。この惑星で何が起こったのか、墜落の原因は何か、海洋生物は何かに感染しているのではないか、海にある神秘的な建造物は誰が作ったのか、そしてこの星から脱出する方法はあるのか。これらの謎の解明が、ストーリーの軸になります。

戦わずに生き延びる設計:AUTOMATONに掲載された開発者インタビュー(2019年12月)で、開発側は本作について「『殺さないゲーム』を作ることにしました」と語っています。Steamストアの説明文も、魚を使って敵性生物の注意をそらす、あるいは捕食者からとにかく速く泳いで逃げる、といった生き延び方を挙げています。

ゲームシステム・遊び方

基本ループ:集める・調べる・作る・潜る

Steamストアの説明文によると、脱出ポッドが不時着した後は、水と食料を探しながら、探索に必要な機器を作っていきます。周囲から資源を集め、ナイフやライト、ダイビング機器、個人用潜水艇を作ると、より深い場所へ行けるようになり、より稀少な資源やより高度なアイテムに手が届くようになります。

道具や乗り物の設計図をどう入手するかは、公式資料では説明を確認できていません。攻略Wikiの記載では、海中に散らばった残骸(フラグメント)をスキャナーで調べたり、データボックスを入手したりすると設計図が解放されるとされ、手持ちの水中移動装置シーグライドは残骸を2個スキャンすると設計図が手に入る(Wikily)と書かれています。この流れをまとめたのが図2です(※印の項目は攻略Wikiの記載に基づくもので、公式資料では未確認)。

サブノーティカの基本ループ(集める・調べる・作る・より深く潜る)を示した図
図2:サブノーティカの基本ループ(Steamストアの説明文をもとに作成した概念図。※印の項目は攻略Wikiの記載に基づくもので、公式資料では未確認)

ゲームモードの違い

PlayStation公式サイトの作品ページによると、本作にはサバイバル、フリーダム、ハードコア、クリエイティブの4つのゲームモードがあり、それぞれ難易度が異なります。同ページでは、ハードコアモードが一番難しく、クリエイティブモードは「最も簡単な設定で自由に探索できます」と説明されています。各モードの細かな違いは公式資料では確認できていないため、下の表は攻略Wiki(Subnautica Wiki)の記載に基づいています。同Wikiでは、モードはセーブデータを新しく作るときに選ぶとされています。

モード管理が必要なもの特徴(攻略Wikiの記載・公式資料では未確認)
サバイバル体力・酸素・食料・水分食料か水分が尽きると体力が徐々に減る。死亡すると所持品の一部を失う
フリーダム体力・酸素サバイバルから食料・水分の管理を除いたモード
ハードコア体力・酸素・食料・水分命は1つだけで、死亡するとゲームが終わる。酸素低下の警告がない。ほかのモードのように随時セーブすることはできず、保存できるのはゲームを終了するときだけ
クリエイティブなし死亡しない。素材や設計図なしで製作でき、乗り物や拠点もエネルギーが不要

乗り物と装備

行動範囲を広げる手段が、乗り物と装備です。攻略Wiki(Wikily)の日本語表記では、手持ちの水中移動装置がシーグライド、1人乗りの乗り物がシーモス、巨大な産業用潜水艇がサイクロプスです。同Wikiでは、圧壊深度(耐えられる深さ)が深度モジュールなしの状態でシーモス200m、サイクロプス500mと記載され、どちらも「携帯型乗物建造ベイ」で建造するとされています。これらの名称・数値・建造方法は攻略Wikiの記載に基づくもので、公式資料では確認できていません。

Steamストアの説明文で大きく取り上げられているのが、プラウンスーツです。正式名は耐圧反応防水ナノスーツ(Pressure Re-Active Waterproof Nanosuit)で、超高温エリアや超高圧エリアの探索に使います。掘削ドリル、魚雷発射装置、プロパルションキャノン、グラップリングフックなどを取り付けて強化できます。

海底拠点の建造

Steamストアの説明文によると、プレイヤーは海底に自分の拠点を建てられます。レイアウトと部品を選び、水深とともに増す水圧に耐えられるよう外殻の強度を管理します。拠点は資源の保管、乗り物の駐留、探索中の酸素補給に使えます。2022年12月の大型アップデート「Living Large Update」では、続編『サブノーティカ:ビロウゼロ』にあった大部屋(Large Room)、ガラスドーム(Glass Dome)、地上ハッチが追加されました。

昼と夜、そして海底のさらに下

Steamストアの説明文によると、日が沈むと捕食者がより活発になり、日中は安全だった場所も夜には危険になります。一方で、暗闇から逃げ隠れしていては見られない美しい光景もあると説明されています。また、洞窟は海底のさらに下へ続いていて、狭い抜け道から発光生物に照らされた大空洞、灼熱の溶岩流までつながっています。

見どころ

水中環境が生む怖さ

先のAUTOMATONのインタビューで、開発側は水中の恐怖の要素として「暗闇、未知との遭遇、酸素不足、閉所、広すぎる海、そして孤独など」を挙げています。ファミ通のプレイレビュー(2019年11月、プレイにはSteam版を使用)も「思うように動けない水中で巨大な生き物に襲われるというのは、予想以上に“クる”ものがある」と書いており、海の広さと暗さそのものが緊張感を生む作りになっています。

サウンドトラック

音楽はSimon Chylinskiが担当しています。Steamでは、56曲を収めたDLC「Subnautica Original Soundtrack」が1,479円で販売されています(2026年10月16日時点)。

Steamでの評価

Steamレビューでは、2026年10月9日のデータ取得時点で総レビュー数381,002件、評価ラベルは「圧倒的に好評」です。内訳は好評369,925件、不評11,077件で、好評の割合は約97%になります。

指標数値・内容
Steamレビュー(全期間)圧倒的に好評(381,002件中、好評369,925件・不評11,077件。2026年10月9日時点)
Metacritic(PC版)メタスコア87
主な受賞Golden Joystick Awards 2018「PC Game of the Year」。同年、Unknown Worldsが「Breakthrough Award」を受賞
販売本数2020年1月時点で500万本超(Game Developerの報道)。シリーズ累計は1,850万本超(Unknown Worlds発表、2026年)

海外メディアでは、Destructoidが10点満点中9.5点、Game Informerが10点満点中8.75点を付けています。一方で、Destructoidは時おり見られる軽微なグラフィックの不具合やポップインを、Game Informerは1つのワールドにセーブが1つしかない点を弱点として挙げています。

日本語メディアでは、4Gamerのプレイレポート(2020年3月)が「プレイ開始直後は何をすればいいのか分からず,戸惑う人も多いのではないかと思う」と書いたうえで、「理解してからは,とことん面白いゲームへと変貌する」と評価しています。

アップデートと続編

正式リリース後も更新が続いています。2022年12月13日には、Unknown Worldsが「2.0 update」と呼ぶ大型更新「Living Large Update」の配信開始を公式ニュースで発表しました。告知時点では、パッチノートのWindows Store版とXbox One/Xbox Series版の項目に「Coming soon」と書かれており、この2つは後日配信予定でした。続編『ビロウゼロ』と同じUnityのバージョンに統一し、UIの拡大縮小、PDAを開いている間の一時停止、光の点滅を切る設定などを加え、800件を超えるバグを修正しています。改造データ(mod)を使っている人向けに、Steamでは旧バージョンを「legacy」ベータとして選べるようにしています。2025年7月にはiOS版・Android版が配信され、2026年2月にはNintendo Switch 2版も発売されました。

作品Steamでの状況価格(Steam)
サブノーティカ2018年1月23日に正式リリース1,075円(通常4,300円、75%オフ。2026年10月9日取得)
サブノーティカ:ビロウゼロ2019年1月に早期アクセス開始、2021年5月に正式リリース。別売りの単体作品4,300円(2026年10月16日取得)
サブノーティカ2早期アクセス中(Steamの表示は2026年5月14日開始)。Steam版はWindowsのみ3,370円(2026年10月16日取得)

『サブノーティカ2』は、2025年7月に早期アクセス開始を2026年へ延期すると発表され、日本では2026年5月15日午前0時に早期アクセスが始まりました。正式版(1.0)の時期は発表されていません。

こんな人におすすめ

向いている人:
・戦闘よりも探索と工夫で生き延びるゲームを遊びたい人
・素材集めとクラフトで少しずつ行動範囲を広げる遊びが好きな人
・海底に自分の拠点を設計して建てたい人
・断片的な手がかりから惑星の謎を追うストーリーに興味がある人
・Steam Deckで遊びたい人(「確認済み」判定)や、PC版をVRで遊びたい人
・怖さを抑えたい場合は、PlayStation公式サイトで「最も簡単な設定で自由に探索できます」と説明されているクリエイティブモードで、海を見て回る遊び方もある

注意点

購入前に知っておきたいこと:
・マップが無い:ファミ通は「本作にはマップが存在せず、慣れないうちは非常に迷子になりやすい」、4Gamerは「ゲーム内でマップが確認できず,方角すら分からない」と書いています。
・序盤の目的が分かりにくい:4Gamerは、開始直後に何をすればよいか分からず戸惑う人も多いと指摘しています。
・画面酔い:ファミ通は「一人称視点なうえに波の揺れもあるため、画面酔いしやすい人にはちょっとキビシイかも」と書いています。
・日本語音声は無い:日本語はインターフェイスと字幕に対応していますが、音声は英語です。
・暗い深海の表現:暗闇や巨大な生物に緊張や恐怖を感じる場面があります。海や暗所が苦手な人は、上記のモード選択も含めて検討してください。

類似作品

Steamの「類似作品」欄には、同じシリーズの『サブノーティカ:ビロウゼロ』『サブノーティカ2』のほか、次のような作品が表示されています(表示内容は時期によって変わります)。

  • Raft:Steamの類似欄に表示。海外メディアGfinityの「Subnauticaに似たゲーム」記事(2026年5月)でも挙げられている
  • The Planet Crafter:Steamの類似欄に表示
  • ASTRONEER:Steamの類似欄に表示
  • No Man’s Sky:Steamの類似欄に表示

前述のGfinityの記事は、Raftのほかに『SOMA』『Outer Wilds』『Stranded Deep』『Breathedge』も挙げています。

まとめ

  • どんなゲームか:未知の海洋惑星に不時着したプレイヤーが、資源を集め、道具や潜水艇を作りながら生き延びる一人称視点の水中アドベンチャー
  • 基本情報:開発・販売はUnknown Worlds Entertainment、Steam版は2018年1月23日発売、Steam価格は1,075円(通常4,300円、75%オフ。2026年10月9日取得)
  • 日本語:インターフェイスと字幕に対応、音声は英語のみ
  • 遊び方の幅:サバイバル・フリーダム・ハードコア・クリエイティブの4モード(PlayStation公式サイト)。装備はプラウンスーツ(Steamの説明文)、乗り物はシーモスやサイクロプス(攻略Wikiの日本語表記)など、拠点は海底に建てられる
  • 評価:Steamレビューは381,002件で「圧倒的に好評」(2026年10月9日時点)、Metacritic(PC版)87、Golden Joystick Awards 2018のPC Game of the Year
  • 注意点:マップが無く迷いやすい、序盤の目的が分かりにくい、画面酔いしやすい人には負担になり得る
  • シリーズ:単体の続編『ビロウゼロ』に加え、『サブノーティカ2』が2026年5月から早期アクセス中