【探偵はもう、死んでいる。Season2】あらすじ・声優・放送配信情報まとめ

探偵はもう、死んでいる。Season2は、二語十さんのライトノベル(MF文庫J)を原作とするTVアニメの第2期です。第1期で《名探偵》シエスタの死の真相に辿り着いた助手・君塚君彦たちのその後を描きます。公式サイトのIntroductionは、Season2を、君塚たちが「完全無欠の名探偵が犯したミス」と「《名探偵》の遺志を継ぐことの真の意味」を知っていく物語だと紹介し、「でも、エピローグにはまだ早い。」という一文で結んでいます。
Season2は2026年10月7日に放送が始まりました。当初は2026年7月の放送予定でしたが、2026年3月15日に「制作上の都合」で10月へ延期すると発表されています(電ファミニコゲーマーの報道による)。第1期は2021年7月4日から9月19日まで放送され、全12話でした(ザテレビジョンの番組情報による)。第1期から約5年を経ての続編です。
作品概要
アニメーション制作は第1期と同じENGIです。監督の栗原学さん、シリーズ構成の赤尾でこさん、キャラクターデザインの伊藤陽祐さんも、第1期の公式サイトSTAFF欄と同じ顔ぶれです。音楽は第1期から続投のゆうゆさんと、新たにクレジットされた40mPさんの2名です(第1期は、ゆうゆさん・谷ナオキ(HANO)さん・矢野達也さん)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送開始 | 2026年10月7日(水) |
| 話数 | 全13話(Blu-ray・DVD全3巻の収録内容による) |
| 原作 | 二語十(株式会社KADOKAWA/MF文庫J刊) |
| キャラクター原案 | うみぼうず |
| アニメーション制作 | ENGI |
| 監督 | 栗原 学 |
| シリーズ構成・脚本 | 赤尾でこ |
| キャラクターデザイン | 伊藤陽祐 |
| 音楽 | 40mP、ゆうゆ |
| OPテーマ | 心梅「この心臓に花束を」 |
| EDテーマ | カグラナナ「白昼夢」 |
上記以外の主なスタッフは、美術監督・美術設定が宮田遥可さん、色彩設計が西 詠仔さん、CG監督が佃 将太さん、撮影監督が板倉あゆみさん・山本雄介さん、音響監督が阿部信行さんです(公式サイトSTAFF欄の表記)。
あらすじと物語の位置づけ
物語の前提は公式Introductionのとおりです。巻き込まれ体質の少年・君塚君彦は、《世界の敵》と戦う《名探偵》シエスタから「君、私の助手になってよ」と声をかけられ、助手になりました。二人は三年にわたって世界中を飛び回り、激闘の果てに死に別れます。シエスタの死から一年後、依頼人を名乗る少女・夏凪渚が君塚の前に現れ、再び助手となった君塚は《名探偵》の死の真相に辿り着きます。Season2はその先を描きます。流れは図1を参照してください。

第1話「もう一度、君に会うために」
公式サイトのあらすじによると、シエスタの墓参りへ向かう途中、君塚君彦・夏凪渚・斎川唯・シャーロット有坂・アンダーソンの4人が何者かに連れ去られます。監禁先で見せられたのは、自らの「死の真相」を記録したシエスタの映像でした。映像を見るうちに夏凪がある事実に気づき、そこへ亡くなったはずのシエスタがメイド姿で現れます。
第2話「誰も知らないあの日の話」
シエスタが残した“間違い”を探るため、君塚たちは夏凪の中に封じられたヘルと対面します。ヘルに促されて夏凪が辿るのは、治験の研究施設で過ごした6年前の記憶です。そこにはシエスタとアリシアの姿もあり、夏凪はつらい治験を受けながら二人との仲を深めていきます。ただし、その研究施設には隠された秘密がありました(公式サイトのあらすじによる)。
導入で触れた「完全無欠の名探偵が犯したミス」は、序盤ではシエスタが残した“間違い”を探る調査として描かれています。
2026年10月31日時点で、公式サイトには第4話「生きているわたしたちができること」までのあらすじが掲載されています。第3話のサブタイトルは「アイドルをプロデュースするだけの簡単な推し事」です。
原作との対応:KADOKAWAの書誌ページにある原作第3巻(2020年6月25日発売)の内容紹介は、君塚が夏凪・斎川・シャルと共に誘拐され、シエスタの死の真相を知らされ、生前のシエスタそっくりの少女が過去映像には間違いがあると語り出す、という流れです。第1話のあらすじと重なるため、Season2は原作第3巻の内容から始まるとみられます。ただし、Season2が原作の何巻までを描くかは公式に発表されていません。
制作陣・キャスト
公式サイトCAST欄には12役が掲載されています。シエスタとノーチェスはどちらも宮下早紀さんが担当するため、声優は11名です。ミア・ウィットロック役の小宮山あかりさんとスカーレット役の岡本信彦さんは、2026年9月4日に公式サイトで発表されました。
| キャラクター | 声優 |
|---|---|
| 君塚君彦 | 長井 新 |
| シエスタ | 宮下早紀 |
| 夏凪渚 | 竹達彩奈 |
| 斎川唯 | 高尾奏音 |
| シャーロット・有坂・アンダーソン | 白砂沙帆 |
| 加瀬風靡 | 渕上舞 |
| ヘル | 花守ゆみり |
| アリシア | 長縄まりあ |
| コウモリ | 松岡禎丞 |
| ノーチェス | 宮下早紀 |
| ミア・ウィットロック | 小宮山あかり |
| スカーレット | 岡本信彦 |
各話のスタッフは公式サイトのStoryページに載っています。第1話は脚本 赤尾でこさん・絵コンテ 栗原学さん、第2話も脚本 赤尾でこさん・絵コンテ 栗原学さんで、総作画監督には伊藤陽祐さんが第1話から名を連ねています。第3話の脚本は吉岡南都さん、第4話の脚本は長嶋宏明さんです。
主要キャラクター紹介
以下は公式サイトのキャラクター紹介をもとにした人物像です。主な関係は図2を参照してください。
ネタバレ注意:この節には、公式サイトのキャラクター紹介に書かれている人物の正体(第1期までの展開や第1話以降に明かされる設定)が含まれます。

君塚君彦(CV:長井 新)
18歳の高校生で、生まれながらの巻き込まれ体質です。《名探偵》シエスタの助手として、世界の敵《SPES》と戦ってきました。彼女の死後は「日常という名のぬるま湯」に浸かりきっていましたが、夏凪と出会ってシエスタの死の真相に触れ、再び助手として立ち上がります。
シエスタ(CV:宮下早紀)
本名・年齢不詳の美少女で、公式紹介では「十全十美の《名探偵》」とされています。君塚と共に《SPES》との死闘を繰り広げ、1年前に命を落としました。故人となった後も、自身の死すら見越していたかのように、遺された君塚たちに「ある方法」で接触してきます。
夏凪渚(CV:竹達彩奈)
君塚の同級生で、感情が表情や行動に直結する激情型の少女です。君塚とは初対面の依頼人として出会いました。胸にシエスタの心臓を宿しており、その過去には大きな秘密が隠されています。自身の出自に思い悩む彼女に、本当の意味で《名探偵》の遺志を継ぐ覚悟が問われます。
斎川唯(CV:高尾奏音)
14歳の中学生にして国民的アイドルです。左眼に、あらゆるものを見通すサファイアの義眼を持っています。普段は天真爛漫ですが、早くに両親を亡くしており、時折大人びた一面を見せます。自らに降りかかった事件を解決してもらった縁で、君塚たちと行動をともにしています。
シャーロット・有坂・アンダーソン(CV:白砂沙帆)
アメリカと日本にルーツを持つ17歳の少女で、シエスタの弟子であり、戦闘能力に秀でた軍人です。シエスタを「マーム」と呼んで慕う一方、助手として特別な立場にいる君塚をライバル視していました。《SPES》との激闘を経て、君塚たちとともに《名探偵》の遺志を継ぎます。
ノーチェス(CV:宮下早紀)
シエスタと瓜二つの容姿を持ち、メイド服に身を包んで君塚たちの前に現れる少女です。「あなた方に真実を伝える使命が課されています」と語る彼女の正体は、生前のシエスタの肉体、記憶、能力の一部を参考に作られた生体アンドロイドです。君塚たちに一年前の真実を伝え、亡きシエスタの「間違い探し」を提示します。シエスタとノーチェスはどちらも宮下早紀さんが担当しており、故人の名探偵と、その肉体・記憶・能力の一部を参考に作られた存在をどう演じ分けるかが聴きどころの一つです。
ヘル(CV:花守ゆみり)
《SPES》の最高幹部で、シードを慕っています。高い戦闘能力と、相手の行動に干渉する特殊な力でシエスタと君塚の前に立ち塞がりました。シエスタの心臓を奪ったものの意識を封じられ、記憶を失った後は夏凪渚として生きることになります。公式紹介では、ヘルはかつて幼い夏凪が生み出した別人格であることが明らかになる、と書かれています。
アリシア(CV:長縄まりあ)
ロンドンで君塚が出会った記憶喪失の少女です。おてんばですが素直で正義感が強く、シエスタから探偵代行に任命されました。その正体は姿を変えたヘルでした。本物のアリシアはシエスタ、夏凪とともに幼少期を過ごしており、シードの《種》に適合できず命を落としています。
コウモリ(CV:松岡禎丞)
驚異的な聴力を持つ《SPES》の元構成員です。ハイジャックを起こしたところをシエスタと君塚に制圧され、長らく囚われの身でした。シードの手引きで脱獄したという知らせが君塚たちに入りますが、実際には《SPES》と敵対しており、協力を求めて君塚たちの前に姿を現します。
加瀬風靡(CV:渕上舞)
君塚の顔馴染みの警部補です。口調が荒く、大きく着崩した制服に咥え煙草という、警察官らしからぬ風貌をしています。その真の姿は、世界の危機を防ぐ《調律者》で、役職は《暗殺者》です。《SPES》を標的として暗躍を続ける中で、君塚たちと敵対することになります。
ミア・ウィットロックとスカーレットについては、2026年10月31日時点で公式サイトに個別のキャラクター紹介ページが確認できないため、人物像の説明は省きます。
放送・配信情報
テレビ放送は毎週水曜です。最も早いのはAT-Xの21:30で、TOKYO MXほかが22:30、BS日テレが24:30(木曜0:30)に続きます。配信はdアニメストアが「地上波先行・単独最速配信」で、10月7日(水)から毎週水曜22:00に配信されています。そのほかの配信サイトは10月12日(月)から毎週月曜22:00に順次配信を開始しています(いずれも公式サイトONAIR欄による)。時刻の並びは図3を参照してください。

| 放送局・配信 | 開始日 | 曜日・時刻 |
|---|---|---|
| AT-X | 10月7日 | 毎週水曜 21:30〜(リピート放送:毎週金曜 9:30〜/毎週火曜 15:30〜) |
| dアニメストア(地上波先行・単独最速配信) | 10月7日 | 毎週水曜 22:00〜 |
| TOKYO MXほか | 10月7日 | 毎週水曜 22:30〜 |
| BS日テレ | 10月7日 | 毎週水曜 24:30〜 |
| 各配信サイト | 10月12日から順次 | 毎週月曜 22:00〜 |
公式サイトに掲載されている見放題サイトは、U-NEXT、アニメ放題、ABEMA、ディズニープラス、niconico(ニコニコ生放送/ニコニコチャンネル)、DMM TV、Lemino、FOD、バンダイチャンネル、Hulu、TELASA(見放題プラン)、J:COM STREAM、milplus見放題パックプライム、Prime Video、WOWOWオンデマンドです。都度課金サイトとして、HAPPY!動画、ムービーフルplus、ビデオマーケット、music.jp、カンテレドーガも挙がっています。
確認のポイント:公式サイトは「放送・配信日時は予告なく変更になる可能性がございます」と注記しています。各サービスの無料視聴の有無や見逃し配信の期間は公式ページには書かれていないため、利用前に各サービスの作品ページで確認してください。最新情報は公式サイトのONAIRページにまとまっています。
原作情報
原作は二語十さんのライトノベル『探偵はもう、死んでいる。』で、イラストはうみぼうずさん、レーベルはMF文庫J(KADOKAWA)です。第15回MF文庫Jライトノベル新人賞で《最優秀賞》を受賞し、2019年からシリーズが刊行されています。2026年10月23日には第14巻(定価946円)が発売されました(KADOKAWAの書誌ページによる)。
KADOKAWAの発表によると、『このライトノベルがすごい!2022』(宝島社刊)では文庫部門 第8位、WEBアンケート 第3位に選ばれ、キャラクター女性部門でシエスタが2位、男性部門で君塚君彦が6位、イラストレーター部門でうみぼうずさんが6位に入りました。
第1期の先の物語を原作で読みたい場合、第3巻が候補になります。ただし、Season2冒頭との対応は第3巻の内容紹介と第1話のあらすじを照らし合わせた推定で、各話と原作の巻の対応やSeason2が何巻までを描くかは公式には示されていません。Season2の放送終了後に読む巻の案内ではない点に注意してください。
まとめ
- 放送: 2026年10月7日放送開始、全13話。AT-Xは毎週水曜21:30、TOKYO MXほかは毎週水曜22:30、BS日テレは毎週水曜24:30
- 配信: dアニメストアが毎週水曜22:00に地上波先行・単独最速配信。ほかの配信サイトは10月12日から毎週月曜22:00に順次配信
- 制作: ENGI制作、監督 栗原学さん・シリーズ構成 赤尾でこさん・キャラクターデザイン 伊藤陽祐さんは第1期と同じ。音楽は40mPさんとゆうゆさん
- 物語: シエスタの死の真相に辿り着いた君塚たちが、「完全無欠の名探偵が犯したミス」と遺志を継ぐ意味に向き合う。第1話は原作第3巻の内容紹介と重なる
- キャスト: 君塚君彦役の長井 新さん、シエスタ役の宮下早紀さん、夏凪渚役の竹達彩奈さんら。宮下早紀さんはノーチェスも担当
- 原作: 二語十さん著・うみぼうずさんイラストのMF文庫J。第14巻が2026年10月23日に発売









「完全無欠の名探偵が犯したミス」を助手たちが掘り起こす構図は、シリーズの軸として面白いと思います。死者の残した間違い探しを解くことが、そのまま君塚たちの動機になっています。
ただ、夏凪の出自や《SPES》の秘密へと話題が広がるぶん、君塚自身の推理の手応えが薄くなりやすい点は惜しいと感じます。助手らしく謎に食い込む場面が増えれば、より強い回になったように思います。
君塚の推理が薄くなるって指摘は、まあ分かる。ただ、推理の手応えより先に問題なのは、死者がノーチェスの声で隣に居続けることの方じゃないか。君塚の推理を増やしても、謎を解くたびにシエスタの死は保留のまま残る。助手が冴えても、死んだ人間がまだ喋っている構図は変わらないだろ。君塚を前に出すなら、その前にシエスタの死を死のまま置ける形が要るんじゃない?
死んだはずの名探偵が、ノーチェスとして同じ宮下早紀さんの声で喋り出す。遺志を継ぐ話なのに、死者が声ごと戻ってくる構図は別れの重さを薄めてないか。その声を聞くたびに、シエスタの死がずっと保留のまま残る感じがする。いなくなった人間を、いないままに描けるかどうかがこの作品の勝負どころだと思うけどな。
カイの言う、死者が声ごと戻ってくることで別れの重さが薄まるという見方には、うなずけるところがあります。シエスタの死が保留のまま残るという感覚も分かります。
ただ、だからこそ君塚が推理で遺志に応える場面が要るのだと思います。死者の声に頼るのではなく、残された謎を助手が自分の手で解く。その手応えがあってこそ、いない人間を描く作品として重みが残るように思います。
わ〜、シエスタとノーチェス、同じ宮下早紀さんが演じてるって知ってびっくり! 死んだはずの名探偵がメイド姿で現れるなんて、えーっ!ってなっちゃった〜。夏凪ちゃんの胸にシエスタの心臓があるのも、切なくて泣けちゃうよぉ。君塚くんが助手として真実にたどり着く展開、ずっと応援したいなぁ