【転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます】緋のヴィルフレイの正体ネタバレ解説|グリモの元の主人、魔王の四天王の最期と融合への影響

転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めますは、魔術を愛する第七王子ロイドを主人公にした謙虚なサークルのWeb小説です。その学園編で、ロイドの使い魔グリモを裏切らせた黒幕が「緋のヴィルフレイ」でした。燃えるような赤髪に漆黒の外套。グリモを「グリカス」「クソグリ」と呼んで踏みつけ、ウィリアム=ボルドーの子孫を「雑魚子孫」と嘲笑う魔族は、数百年前に大陸を襲った魔軍の最強戦力、魔軍四天王の一人でした。
この記事では、原作のWeb版(小説家になろう版)の本文をもとに、ヴィルフレイの正体、グリモとの関係、ロイドとの戦いの結末、そして消えたあとに物語へ残した影響までを整理します。
ネタバレ警告:この記事はWeb版の学園編前半、ヴィルフレイとの戦い(第165〜179話)を中心に、学園編後半から聖王・天界の章(第194〜232話)までの重大なネタバレを含みます。TVアニメ(第2期まで)にヴィルフレイは登場していません。
この記事の基準:話数と台詞は、小説家になろう版(作品コードN5657FV)の本文で確かめたものです(2026年10月26日に取得)。漫画版は同じ学園編でも展開が大きく異なるため、最後の節で分けて扱います。
緋のヴィルフレイの正体(結論)
- 魔軍四天王の一人:魔王ベアル直属の四天王「緋のヴィルフレイ」。数百年前の魔軍進撃で、魔術の始祖ウィリアム=ボルドーに封印されていた
- グリモの本来の主人:数百年前、弱くて泣いてばかりいたグリモを拾い、従わせていた。学園編でグリモに毒を盛らせた黒幕
- 下級魔族の出身:成り上がるために自分の魔力体を極限まで鍛え、身体そのものを炎に変えられるようになった。仲間の四天王からは「魔軍四天王でも最弱を自称していたけど、その実力は私たちと大差ないわ」と評される
- 最期:第177話、グリモがロイドの元へ戻ったあと、ロイドの三重詠唱魔術『灰魔神牙』の連環射ちで、欠片ひとつ残さず消滅した
- 消えたあとの影響:魔王ベアルの「融合」で、ヴィルフレイの核だけが欠けていた。ジリエルとグリモは、灰魔神牙で完全に消滅させたために吸収されなかったのだろうと見ている。その穴をロイドが自分の魔力体で埋めたことが、天界の章の発端になる(第215〜216話)
ヴィルフレイと周囲の人物の関係をまとめたのが図1です。

基本プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 緋のヴィルフレイ。仲間の四天王は「ヴィルフ」と呼ぶ(第178・181話) |
| 肩書き | 魔軍四天王の一人。本人の名乗りは「魔軍四天王が一人、緋のヴィルフレイ様」(第174話) |
| 初登場 | Web版第169話「毒と裏切り」。最期は第177話「魔軍四天王とバトルします。後半」 |
| 外見 | 燃えるような赤髪、漆黒の外套、吊り上がった目と深紅の瞳 |
| 出自 | 本人の言では「下級魔族の生まれ」(第176話)。仲間の女性の四天王は「下級貴族の出身」と言う(第178話) |
| 能力 | 魔力の性質変化で魔力体を炎に変える。爆炎体、最強形態の白炎体。魔族でも限られた者にしか作れない結界「裏側」(裏面)を張る |
| 配下 | 魔人グリモワール(グリモ)、双頭の執事ケロベルス |
| 声優 | TVアニメ(第2期まで)は教会編までのため未登場。声優は未発表 |
正体①:魔王ベアル直属の魔軍四天王
ヴィルフレイが属する魔軍四天王は、魔軍の中でも最強の戦力でした。第174話でロイドが振り返る歴史によれば、数百年前、魔界の軍勢が大陸を襲った「魔軍進撃」で、人間は魔人や魔族になすすべなく蹂躙されます。そこで立ち上がったのが、研究していた魔術で魔人・魔族を倒し続けた魔術の始祖ウィリアム=ボルドーでした。人と魔、さらに天界までを巻き込んだ戦いは十五年続き、多くの魔族が封印されてようやく止まります。ジリエルは、四天王はそのウィリアムすら苦戦させた存在で、「奴らを倒す為に多くの犠牲が出たと言われております」と語ります(第174話)。
ヴィルフレイ自身も、ノアとガゼルの前で「かつて俺たちを封印したウィリアムの封印魔術は、掠っただけでも俺らをも封じる凄まじいもの」と振り返っています(第173話)。残る三人の名は、グリモの口から「翠のガンジート=ジルガーディ、蒼のシェラハ=ベイルブルー、黒のゼン=ディークロウ」と明かされました(第178話)。
四天王の主が「魔王様」であることは第178話の三人の会話で示され、その魔王がベアルだとわかるのは学園編後半の第194話です。のちにベアル自身も、四天王を「我が直属の四天王――緋のヴィルフレイ、翠のガンジート、蒼のシェラハ、黒のゼン」と呼びました(第215話)。さらにベアルは四天王を「余の一部」と言い、ロイドは四天王を、ベアルが身を分けた「分体」だと見ています(第194話)。ロイドの見立てでは、四天王の魔力はベアルの一割程度でした(第215話)。
正体②:グリモを拾った「本来の主人」
ヴィルフレイが最初に姿を見せる第169話は、グリモを踏みつける場面から始まります。グリモはお茶会でノアとガゼルの茶に毒を入れましたが、二人は助かっていました。ヴィルフレイは「毒を入れてこいってのは毒殺して来いって意味に決まってるだろが!」とグリモを蹴り飛ばし、こう言い放ちます。
「折角魔軍四天王、緋のヴィルフレイ様が何百年も前から目ぇかけてやったってのに微塵も成長しやがらねぇんだからな」「拾った頃はそりゃもー弱くて弱くて、泣いてばっかりいたなぁお前」。グリモは、数百年前にヴィルフレイが拾って従わせていた魔人だったのです。数日前にグリモがロイドと本気で戦ったのも、「本気で戦え、さもなくば殺す」というヴィルフレイの命令でした。ヴィルフレイは最後に「弱ぇ弱ぇテメェの飼い主は未来永劫このヴィルフレイ様以外ありえねぇ」「次に俺を裏切ったら――消すぞ?」と脅して去ります。
第174話でロイドが「お前がグリモを唆したのか?」と問うと、ヴィルフレイは「唆すも何も俺はあのクソグリの本来の主人だよ。奴は元々こっち側なのさ」と笑いました。グリモは何度も細切れにされては復活させられ、そのうえ「俺の攻撃をどれだけ躱せるかゲェーム」の暇潰しで痛めつけられていました。
そして第177話。ロイドを炎から庇って立ちはだかったグリモに、ヴィルフレイは「そこを退け」と凄みます。グリモはいったん「いつかその身体を奪おうと思っていたからさ」とロイドへの本音を告白してみせ、ヴィルフレイが差し出した手を握ろうとして、払いました。
「――だがなぁ、そんなこの人が、魔術にしか興味ねぇこの人が! こんな俺を助けにきてくれたんだ! ここで日和ってちゃあ男じゃねぇよなぁぁぁっ!」
考察ポイント:グリモは使い魔になった当初から、ロイドの信頼を得て利用するつもりでおり(第8話)、ギザルム戦でも「いつか俺のモンになる身体なんだ」とこぼしていました(第61話)。ヴィルフレイがグリモを「飼い主」として支配し、使い捨てる存在として扱うのに対し、ロイドは自分の魔力を大幅に削ってまでグリモを治しています(第177話でグリモ自身が「自分の魔力を大幅に減らして俺を助けるなんて、間抜けにも程があるぜ」と言っています)。ヴィルフレイは、グリモが最後に「どちらの主を選ぶか」を描くための、もう一人の主人だったといえます。裏切りの罰がデコピン一発で済んだあと、グリモは「相変わらず甘っちょろいぜロイド様はよ。……だが、だからこっち側に来てよかった」とつぶやいています(第178話)。
正体③:下級魔族から成り上がった炎の魔力体
ヴィルフレイの強さの源は、生まれではなく鍛錬でした。第176話で本人はこう語っています。「俺は下級魔族の生まれでね。成り上がる為に自分の魔力体を極限まで鍛え上げた。おかげでこうして魔力体を炎に変えることも出来るようになったんだよ」。
戦いを水晶で見ていた残る四天王の一人(女性)も、「ヴィルフは確かに下級貴族の出身。魔軍四天王でも最弱を自称していたけど、その実力は私たちと大差ないわ」と評しています(第178話)。本人は「下級魔族」、仲間は「下級貴族」と言い方が違いますが、いずれも高い身分の生まれではないことを示す言い方です。それでも、魔界の大貴族の家に代々仕えてきた執事の名を持つ双頭の番犬ケロベルスを従えていました(第171話のジリエルの説明)。
魔力量はロイドを大きく上回っていました。ロイドは「少なくとも俺の倍以上」と見積もり(第174話)、ヴィルフレイ自身は「俺とお前の魔力量の差は数倍」と言っています(第176話)。それでも互角以上に戦われたことに驚くヴィルフレイに、ロイドは「敢えて言うなら知恵、ってやつかな」と答えました。
学園で何をしていたのか
ヴィルフレイがいつ封印から出たのかは書かれていません。わかっているのは、学園の上空に魔族の結界「裏側」を張って潜んでいたこと、そしてウィリアムの子孫を警戒していたことです。第173話でヴィルフレイは「子孫とはいえ侮れねぇから準備が整うまでは警戒して闇に潜んでいたんだが……くくっ、この程度とはガッカリだぜ」と言っています。ノアとガゼルの封印魔術『封魔弓』は、指一本で弾かれました。
毒殺の狙いも、ウィリアムの子孫でした。第169話でヴィルフレイは、ノアとガゼルを「魔王軍の進撃を退けた一族の末裔」と呼び、「念には念ってことでわざわざ面倒くせぇ手を使った」と語っています。ボルドー家には、先祖が封じた魔人・魔族を見張る役目がありました(第168話)。ヴィルフレイ消滅後、ノアとガゼルがほかの四天王の封印の祠を確かめると、祠は壊されて中は空っぽでした。二人は、ヴィルフレイが仲間の封印を解いたのだろうと結論しています(第179話)。
考察ポイント:ヴィルフレイ自身の「企み」が何だったのかは、本文で明かされていません。グリモは「ヴィルフレイ様の企みが成れば、人間どもはおしまい」と独白し(第169話)、ヴィルフレイも「俺の仕事をこなすには、今この状態の方が便利だしな」と言うだけです。ただ、ヴィルフレイが倒れた直後、残る三人は「我らが主、魔王様の復活」を目的に動き出し、水晶の映像は学園の生徒コニーに切り替わります(第178話)。のちにコニーは魔王ベアルの核を宿していたとわかり、四天王の死をきっかけにベアルは復活しました(第194話)。ウィリアムの子孫を消して封印の守りを崩し、仲間を解き放つ動きは、魔王の復活に向けた下準備だったと読むのが自然です。
封印から消滅、そして消滅のあとまでのヴィルフレイの動きを並べたのが図2です。

最期:『灰魔神牙』の連環射ちで完全消滅(第174〜177話)
封印魔術を破り、炎の魔力体へ
ロイドは番犬ケロベルスを、ノアとガゼルの『封魔弓』を解析して再現した封印魔術で倒し、空間に穴を開けてヴィルフレイの前に現れます。ヴィルフレイの蹴りは、ロイドの魔力障壁をめきめきと割って吹き飛ばすほどでした。ロイドは封印魔術を広い範囲を巻き込む型に作り変えてヴィルフレイを封じますが、ヴィルフレイは「こちとら数百年も封印されてたんだ。対抗手段の一つや二つ、用意してないはずがないだろ?」と、すぐに破って出てきます(第174〜175話)。
ロイドはタオから聞いた「心眼」を術式で再現して攻撃を自動でかわし、神聖魔術で反撃します。神聖魔術は人が忌避する存在を祓う魔術ですが、ロイドは自分の行動原理が「好奇心」であることに気づき、威力を引き上げる感情を「忌避」から「好奇心」に変えました。ヴィルフレイは真っ白な塊になりますが、そこから復活し、魔力体そのものを炎に変えます。炎のような意思のない自然現象には神聖魔術がほとんど効かず、ジリエルによれば一割以下しか通りませんでした(第175〜176話)。
グリモの離反と白炎体
全身が燃え盛る「爆炎体」の突進は、避ける場所のない前方すべてへの攻撃でした。熱がロイドの髪先を焼いたとき、巨大化したグリモが前に立ちはだかって熱波を食い止めます(第176話)。グリモが戻ったことでロイドは三つの「口」を取り戻し、三重詠唱が使えるようになりました。
裏切られたヴィルフレイは、熱を身体の中心に集めた最強形態「白炎体」になります。拳の直線上を焼き尽くす一撃に対し、ロイドは水系統大規模魔術『水龍幕』を、詠唱の終わりをずらして継ぎ目なく張り直す「連環詠唱」で防ぎ続けました。破られた水龍幕は十七枚。そしてロイドは、神聖魔術・古代魔術・封印魔術の三重詠唱で、光の弓に黒と白の入り混じった矢を番えて放ちます。グリモの「黒白神牙」とジリエルの「白黒神牙」の名前争いの間を取って名付けられた『灰魔神牙』です。
炎ゆえに再生しようとするヴィルフレイに、連環詠唱で無数に生み出された弓矢が向けられます。「馬鹿な……馬鹿な馬鹿な馬鹿なぁぁぁっ! 知恵だと? 人間如きがンなもん幾ら蓄えようが、この俺に敵うわけがねぇっ!」。灰魔神牙の連環射ちが全身を穿ち、数秒後、辺りにはヴィルフレイの欠片も火の粉ひとつも残っていませんでした(第177話)。

ロイドが苦戦した理由は、魔力量の差だけではありません。ボロボロだったグリモを治すために一気に魔力を注ぎ込み、そのぶん魔力を大きく減らしていたのです(第177話)。図3のとおり、勝負を決めたのは、グリモの復帰で使えるようになった三重詠唱と連環詠唱でした。
消えたあとにヴィルフレイが残したもの
魔王ベアルの融合に、一体だけ足りなかった(第215〜216話)
ヴィルフレイの退場は、物語のずっと先で大きな意味を持ちます。のちに復活した魔王ベアルは、命を捧げた四天王の核を自分の中で休眠させており、彼らと融合すれば力が数倍に膨れ上がると言いました。ところが融合してみると、魔力体は三つしかありません。「ヴィルフレイ! どこへ行ったのだヴィルフレイーーーっ!?」と叫ぶベアルに、ジリエルは「細切れにして消滅させてしまったので、ベアルに吸収されなかったのやもしれません」と説明します(第215話)。
ベアルは「すぐ霧散する魔族の核を完全に破壊するのはそう簡単なことではない」と言い、ヴィルフレイほどの魔族はそういないうえ、融合には魔力の波長が合わなければならないと嘆きます。「責任は俺にもあるしな」と言いつつ、本心では融合そのものに興味を持ったロイドは、ヴィルフレイの魔力波長を再現した自分の魔力体を差し出して融合させました。その結果、ロイドの意識はベアルの体に移り、二度と分離できない融合を解くために天界へ乗り込むことになります(第216〜218話)。天界で神の正体が暴食の魔王グラトニーだと暴かれる章は、ヴィルフレイの核が融合に加わらなかったことから始まったのです。
ギザルムに混じった「学園、炎、光の弓」(第208・232話)
もう一つ、気になる描写があります。聖王の魔曲「よびだしのうた」でよみがえった魔族ギザルムは、自分の魂に何かが混じっている感覚を覚え、「存在しないはずの記憶」として「学園、炎、光の弓……?」を思い浮かべます。ギザルム自身は「恐らく他の魔族が混じっているのだろう」と考えました(第208話)。第232話では聖王も、呼び出したギザルムには「本来の彼だけでなく、ロイドと因縁があるモノが混じっている可能性は高い」と考えています(聖王は、ロイドが倒したグラトニーの記憶ではないかと推測しています)。
考察ポイント:学園、炎、光の弓。この三つは、ウィリアム学園の「裏側」で、炎の魔力体になったところを『灰魔神牙』の光の弓で射抜かれたヴィルフレイの最期とそのまま重なります。本文は、消滅した魔族は粒子となり、何百年もかけて形を取り戻していくと説明しています(第208話)。ヴィルフレイの名前は第208話にも第232話にも出てこないので確定はできませんが、ギザルムの中に混じったのは、灰魔神牙で消されたヴィルフレイの残滓ではないか、と読める描写です。第208話の時点では、ロイドはまだグラトニーと戦っていない(天界の章は第218話から)ことも、この読みと合います。一方で、ギザルムがなぜか知っていて持ち出した融合の魔石は、グラトニーが神の宝物庫に隠していたものでした(第232話)。これは聖王のグラトニー説を支える材料で、ギザルムには複数の存在が混じっている可能性もあります。
書籍版・漫画版・アニメでのヴィルフレイ
書籍版(講談社ラノベ文庫)
書籍版では7巻(2023年12月1日発売)の公式あらすじに登場します。講談社の紹介文は、ロイドが学園でボルドーの子孫の兄弟に目をつけられ、封印されていた魔軍四天王ヴィルフレイと戦うこと、「グリモがおとなしく従うほどの力を持つ」ヴィルフレイがロイドに倒されること、その様子を残る3人の四天王が見ていて、彼らには魔族の王の復活という悲願があることを紹介しています。
漫画版(マガジンポケット)
漫画版のヴィルフレイは、Web版とはまったく違う形で、Web版より早く登場しています。講談社の漫画単行本の紹介文(24巻まで)には名前が出てこないため、公式に確かめられる部分と、読者の資料に頼る部分を分けて紹介します。
公式に確かめられるのは次の点です。漫画版の「スタンピード編」には、サルーム軍の第五部隊長イクシオン・テスタロッサという、焔を生み出すノロワレの人物が登場します。Web版の本文には出てこない漫画版の人物です。講談社のマガポケ公式記事(2026年4月11日)は、スタンピードの裏には「とある黒幕」が潜んでおり、その黒幕に特異体質を持つイクシオンが狙われて体を乗っ取られたこと、ロイドがそのイクシオンに「迎えに行く」と告げたことを紹介しています。ただし、この記事は黒幕の名前を明かしていません。連載は第211話「待ってろ」(2025年11月15日)のあとしばらく間が空き、2026年4月の再開とともに新章に入りました(同じ公式記事の題は「祝・連載再開&新章突入!」)。
黒幕の名前は、読者の資料から読み取れます。日本の読者の感想ブログ「BLACK SWAN 2nd GIG」、Yahoo!知恵袋の質問と回答、noteの読者記事、英語のファンWiki(Fandom)が、そろってスタンピード編の終盤で魔軍四天王「緋のヴィルフレイ」がイクシオンの体を乗っ取ったと書いています。感想ブログと知恵袋の質問は、その登場を第210話「服」(2025年10月25日)としています。燃え続けても再生できるイクシオンの体を「服」(器)として手に入れるため、戦争(スタンピード)を囮にした、という説明も、複数の読者資料で共通しています。
学園編に入ってからの展開は、ほぼ前述の感想ブログ1本の記述しかありません。同ブログによると、第225話「歩く地獄」(2026年10月10日)の時点で、ヴィルフレイ率いる魔族の一団が学院に入り込んでいます。漫画版の正確な描写はマガジンポケットの本編で確かめてください。Web版のヴィルフレイは自分の体のまま現れ、誰にも取り憑かず、大暴走にも関わっていません。紹介した資料の記述に従えば、漫画版は学園編の敵を大暴走の時点から登場させるよう、構成を組み替えていると考えられます。
TVアニメ
TVアニメは第2期(2025年7月放送)の教会編まで放送され、ヴィルフレイは登場していません。2026年10月26日時点で、公式サイトのニュース一覧に第3期の発表は見当たりません。
まとめ
- 正体:緋のヴィルフレイは、魔王ベアル直属の魔軍四天王の一人。数百年前の魔軍進撃でウィリアム=ボルドーに封印されていた
- グリモとの関係:弱くて泣いてばかりいたグリモを数百年前に拾った「本来の主人」。学園編でグリモに毒を盛らせたが、最後にグリモはロイドを選んで手を払った
- 出自と強さ:下級魔族の生まれから、魔力体を炎に変えるまで鍛え上げて四天王に成り上がった。魔力量は本人の言ではロイドの数倍(ロイドの見立てでは倍以上)で、爆炎体・白炎体を持つ
- 学園での動き:ウィリアムの子孫を警戒して「裏側」に潜み、毒殺を図った。ほかの四天王の封印を解いたとみられる
- 最期:第177話、ロイドの三重詠唱『灰魔神牙』の連環射ちで完全に消滅。この魔術の初めての標的だった
- 残した影響:魔王ベアルの融合でヴィルフレイの核だけが欠け(ジリエルとグリモは完全消滅のためと見ている)、ロイドが代わりに融合して天界の章が始まる。ギザルムに混じった「学園、炎、光の弓」の記憶も、ヴィルフレイとの関係を思わせる
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