転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めますは、魔術を愛する第七王子ロイドを主人公にした謙虚なサークルのWeb小説です。大暴走(スタンピード)が迫るサルームに、遠征先から帰ってくるのが第一王子シュナイゼル=ディ=サルームでした。仮面を被り、抑揚のない声で短く話す巨体の将軍は、第一王女クルーゼと並んで「サルーム最強の将軍」と呼ばれています。百万の魔物を迎え撃つ総大将として、十歳のロイドを軍議に残し、副官に推した人物です。

この記事では、原作のWeb版(小説家になろう版)の本文をもとに、シュナイゼルの人物像と体質、将軍としての実力、大暴走での軍略、ロイドやアルベルトとの関係、最新話時点の状況を整理します。

ネタバレ警告:この記事はWeb版の大暴走編(第124〜149話)を中心に、学園編の第193話、アルベルトが倒れる第九部の第235〜236話、天宙城編の第253・256話、最新の第257話までの重大なネタバレを含みます。TVアニメ(第2期まで)にシュナイゼルは登場していません。

この記事の基準:話数と台詞は、小説家になろう版(作品コードN5657FV)の本文で確かめたものです(2026年10月26日に全257話を取得)。書籍版・漫画版・アニメとの違いは最後の節で分けて扱います。

シュナイゼルとは(結論)

  • サルームの第一王子で将軍:サルーム第一部隊を率いる防衛戦の軍略家。「寡兵を用いて十倍以上の敵を幾度も撃退する」戦いぶりから、サルーム最強の将軍と呼ばれる(第125話)
  • 仮面と巨体:顔に仮面を被っているが、理由も素顔もWeb版では明かされていない(第257話時点)。身長229センチ・体重144キロ(第236話)。体から魔力を感じない魔宿体質(第126話)
  • 大暴走の総大将:およそ百万の魔物を大陸門で迎え撃ち、魔物の餌になる森を焼き払う策で崩した。ロイドを軍議に残し、アルベルト隊の副官に推したのもシュナイゼル(第126〜148話)
  • 王位はアルベルトへ:自分は王より将が性に合うと言い、次の王位を第二王子アルベルトに任せるつもりで根回しをしている(第148話)
  • 最新話時点:天宙城編では、サルームの街に押し寄せた兵百足を迎え撃つ指揮を執る(第256話)。第257話には出てこない

シュナイゼルと周囲の人物の関係をまとめたのが図1です。

シュナイゼルとロイド、アルベルト、クルーゼ、リオン、マルス、父王チャールズの関係図
図1:シュナイゼルをめぐる関係(小説家になろう版の本文から整理)

基本プロフィール

項目内容
名前シュナイゼル=ディ=サルーム。第四王子ディアンは「シュナ兄」と呼ぶ(第236話)
立場サルーム王国の第一王子。サルーム第一部隊を率いる将軍で、大暴走では総大将(第125・128話)
登場初登場は第124話の最後(騎馬隊を率いて城門へ帰還)。人物の紹介は第125話「第一王子と第一王女」
外見仮面を被り、目元から鋭い目がのぞく(第125話)。体は傷だらけ(第235話)。身長229センチ・体重144キロ(第236話)
体質魔宿体質。魔力を感じさせない代わりに異常な身体能力を持ち、大量の食事を必要とする(第126話)
ロイドとの関係兄。初対面のロイドを軍議に残し、アルベルト隊の副官に推した。戦後はマルスと書いた兵法書を渡す
能力防衛戦の用兵、魔術の軍事利用(戦争魔術)、兵棋
アニメの声優TVアニメ(第2期まで)は教会編までのため未登場。声優は未発表

仮面の第一王子はどんな人物か

仮面と巨体:仮面の理由は書かれていない

第125話の紹介は「抑揚のない声、顔には仮面を被っており表情はよく見えないが目元からは鋭い目が覗いている」です。仮面に触れるのはこの紹介と、戦後にタオが「あの仮面の人」と呼ぶ場面(第148話)だけで、仮面を付ける理由も素顔も、第257話までのWeb版には書かれていません。年齢も書かれておらず、第125話の地の文は「アルベルトよりもかなり年上に見える」とするだけです(アルベルトはロイドの九つ上、第3話)。

体格も並外れています。第236話の健康診断で看護師が読み上げた数字は「身長229センチ、体重は144キロ」で、ディアンは息を呑みます(第125話では、クルーゼも「シュナイゼルと並んでもその体躯は見劣りはしていない」と書かれています)。注射でも顔色ひとつ変えない兄に、ディアンは「やっぱシュナ兄はスゴすぎるぜ」と感心しますが、座っていた椅子はへし曲がっていました。地の文は「痛みに耐える為に抓っていたからな。怪力ってのも大変だ。」と続けます。

無口で厳しいが、弟思い

クルーゼはシュナイゼルを「口下手の上に無表情であろう? 兵たちから不気味がられることが多くてのう。将としてはまだしも、王となるには強面過ぎる」と評します(第148話)。援軍を求める部下に理由を説明せず、ロイドに「気休めで確実でないことを言うわけにはいかん」と言い切る姿に、ロイドは「うーん、自分にも人にも厳しい人だ。」と感じました(第147話)。

一方で、弟妹の話になると口数が増えます。大暴走の決着後、ロイドに礼を言われて口元を緩めたのが「シュナイゼルが俺に初めて見せた笑み」でした(第148話)。第235話でリオンの過去を語ったあとは「どうもお前の前では口が軽くなっていかん」とこぼし、見送ったシルファは「あの方があんなに喋っている所を見るのは初めてです」と驚いています。ロイドの見立ては「無口で外見も怖いので誤解されやすいが、あの人は意外と弟思いなのである」です。

将軍としての実力

サルーム最強と呼ばれる軍略家

シュナイゼルは第一部隊を率いる防衛戦の名手で、攻めの戦を得意とする第二部隊のクルーゼと並び、どちらもサルーム最強の将軍と呼ばれています。アルベルトは「十年で国土を倍にまで広げた軍略家」と紹介し、地の文は「シュナイゼル式用兵術はサルームで行われているあらゆる戦術の元となった、とも言われている」と書きます(第125話)。ロイドは前世でも、二人の戦いぶりを耳にしていました(第148話)。

魔力を感じさせない体で、魔術を使いこなす

シュナイゼルの体からは魔力が感じられません。ジリエルは「この二人、魔宿体質ですね」と見抜きます(第126話)。強い魔力を持って生まれながら武の道を歩んだため、異常な身体能力を得る代わりに大量の食事が要る体質です。それでも魔術の使い方は巧みで、城門前の戦いでは、誰でも低コストで使える脆い結界『軽天蓋』と敵の足取りを重くする『重足』で魔物の流れを作り、挟み撃ちの形に絡め取りました。ロイドは「少数の魔術師、微弱な魔術を用いて戦闘を有利にする……地味だが面白い魔術の使い方だ」と感心しています(第126話)。

兵棋と大剣

軍議の卓上遊戯「兵棋」では、前世で大会に出ていたロイドを詰ませ、「本来の戦はこう綺麗には決まらん」と一言だけ返しました(第127話)。のちにロイドは、帝国から亡命した元軍師マルスとの目隠し対局で「シュナイゼルに匹敵する腕前」と感じています(第139話)。武器は、第193話でロイドが作った大剣が「以前シュナイゼルが持っていた大剣をモデルにしている」と書かれています。ただし第124話では、帰還した二人の一方が矛、もう一方が大剣を携えていたとだけ書かれ、大剣を振るう指揮官は野性的な動きの追撃部隊の側として描かれているため、本文どうしが食い違います。

人間関係

ロイド:見込んで副官に推した弟

初対面の第125話から、シュナイゼルはロイドを無言で睨み続けます。会議から追い出されかけたロイドに「よい」「構わん」と同席を許し、周りを驚かせました(第126話)。翌朝、父王チャールズがロイドをアルベルト隊の副官に任命し、「ロイドを副官にと言ってきたのはそのシュナイゼルじゃぞ。余程お主を見込んでいなければ、そうは言うまい」と明かします(第128話)。なぜ推したのか、本人は詳しく語っていません。出陣の日には「お前もなロイド。……期待している」と声をかけています(第134話)。ロイド自身の前世や強さの理由はロイドのネタバレ解説にまとめています。

アルベルト:次の王に推す弟

アルベルトはシュナイゼルとクルーゼを「尊敬している」と言い(第125話)、病から回復した第235話でも「シュナイゼル兄上に追いつこうと必死の日々ですよ」と話します。シュナイゼルは次の王位をアルベルトに任せるつもりで(第148話)、地の文は二人を王位継承権の最有力候補としています(第235話)。

クルーゼ:国を守ると誓ったもう一人の将軍

第一王女クルーゼとは、性格は違っても「互いへの確かな信頼」が感じられる間柄です(第141話の地の文)。クルーゼによれば、二人は「二十年近く前」、まだアルベルトが小さく大陸がきな臭かった頃に、この国の平和を守り抜こうと誓いました(第148話)。クルーゼ自身については別の記事で扱います。

リオン:医学の道を勧めた兄

第235話でシュナイゼルは、第六王子リオンが医学を学ぶきっかけをロイドに話します。シュナイゼルによれば、本ばかり読んで遊び相手になってくれないロイドに対抗心を燃やしたのか、リオンは最も難しく人の役に立つ学問を尋ねてきました。「何の気なしに医学ではないかと答えたが、その翌日には父上に留学の願いを出していたらしい」。シュナイゼルはリオンを「大した奴」と認めつつ、それは才能ではなく「偏にその努力量にだ」と言います。話の最後には「このことはくれぐれも内密にな」と口止めしました。

物語での歩み(話数順)

初登場から最新話までの動きを並べたのが図2です。本人が登場するのは大暴走編、第235〜236話、天宙城編です。

シュナイゼルの初登場から最新話までの動きを話数順に並べた年表
図2:シュナイゼルの歩み(小説家になろう版の本文から整理)

帰還と軍議(第124〜128話)

第124話の最後、城門の前に現れた千近い魔物の群れを二つの騎馬隊が挟み撃ちで散らし、アルベルトが「おかえりなさいませ。シュナイゼル兄上、そしてクルーゼ姉上」と出迎えます。軍議でアルベルトが報告した敵は、七つの群れで合計およそ百万。集められる兵は無理をして三十万でした。資料を読んだシュナイゼルの第一声は「……ギリギリだな」で、クルーゼの提案で、一度も突破されたことのない砦「大陸門」で迎え撃つことになります(第126話)。

大陸門の攻防:耐えて、森を焼く(第141〜148話)

天幕での会議で、シュナイゼルは門の前列にクルーゼの第二部隊、門の上に自分の第一部隊、両脇の山に第三・第四部隊、後方の予備にアルベルトの第五部隊を置き、「物見に探らせたが魔物どもはどこか妙な動きをしている。真正面からぶつかるのはリスクが高い」と説明しました(第141話)。配置と勝ち筋をまとめたのが図3です。

大陸門の攻防でのサルーム軍の配置と、シュナイゼルの策が決まるまでの流れの図
図3:大陸門の配置と勝ち筋(小説家になろう版の第141〜148話から整理。位置関係は概念図)

倒した魔物がアンデッドとしてよみがえり始めると、シュナイゼルは火矢で死体を焼かせ、魔力板の通信でロイドに「魔物が復活している。恐らく死霊魔術だろう。クルーゼ隊に加わり、倒した魔物をその都度焼いていけ」と命じます(第142話)。左の山で押し込まれた第三部隊の隊長フリーゲルは「シュナイゼル様が専守防衛に努めろと言った理由が今更ながら理解出来ましたよ」と悔やみ(第144話)、退いた先の渓谷に仕掛けられた狩場を、ロイドは「流石シュナイゼル、見事な策略だ」と見ています(第145話)。

押し込まれた第四部隊に「耐えろ」と返したあと、シュナイゼルはロイドに「無論だ。策とは十重二十重に張り巡らせるもの。その為には他の兵力を動かすわけにはいかぬ」と明かします(第147話)。第148話、ロイドが少ないと思っていた兵は、森を焼く役に回されていました。「魔物どもの食料となり得る森を全て焼き払った。食べるものがなくば戦えないのは道理」。ロイドたちが死体を焼いたことも重なり、餌を失った魔物は散り散りに逃げていきます。シュナイゼルは、策が発動できたのは魔物どもが浮足立った一瞬があったからだと言い、「何者の仕業だろうか……いや、まさかな」とロイドを見つめました。直前に戦場のボス格を『虚空』で数十体まとめて消したのはロイドですが、本人は気のせいだと流しています。

戦後:兵法書と、王より将という選択(第148話)

掃討戦の号令をかけたのはアルベルトでした。クルーゼが「ここまでがお主の計算通りだったかの?」と聞くと、シュナイゼルは「まぁ、な」と答えます。続けて「クルーゼの言う通り俺には王よりも将として国を守る方が性に合っている。次の王位はアルベルトに任せるつもりだ。故に今からこうして根回しをしているのだ」と話し、兵の心をアルベルトに集めさせていたことを認めました。ロイドの使い方については「十分高く評価したつもりだったが、まだまだ足りなかったらしい。俺の副官辺りに加えていれば……ふっ、俺もまだまだ見る目がないな」と悔やんでいます。

戦後処理をアルベルトらに任せ、シュナイゼルとクルーゼはすぐ前線へ戻りました。ロイドに残したのは、マルスと二人で書いたという兵法書で、「また帰ってくる。その時までにこれを熟読しておけ」の言葉つきでした。通常の戦術に魔術師の観点を加えた本で、アルベルトは「これはロイドのために書かれたただ一つの書物だ。すごいことだよこれは!」と興奮しています。なお第149話でロイドは、大暴走のもとが自分の前世の骨の作ったダンジョンで、狙いは転生後の自分だったと気づきますが、誰かに話す場面はありません。大暴走全体の流れはWeb版ストーリー全ネタバレ解説にまとめています。

学園編:ロイドがシュナイゼルの姿を借りる(第193話)

シュナイゼル本人は学園編に出てきませんが、第193話で姿だけが登場します。学園祭のダンスパーティーで魔王ベアル配下の魔軍四天王ゼンと戦ったロイドは、単純な斬り合いでは勝てないと見て、幻想系統魔術『模写姿』でシュナイゼルの姿になりました。地の文は「この身体は幻ではなく実際のシュナイゼルとほぼ同等のものだ」と書きます。ロイドは兄の大剣をまねた刃を作り、「ラングリス流大剣術――鬼神腕」でゼンを槍ごと一撃で倒し、「皆が目を覚ます前に終われてよかった」と術を解いています。

アルベルトの病と健康診断(第235〜236話)

アルベルトが倒れると、シュナイゼルは戦場から急いで戻り、守りをクルーゼに任せて内政を代わりにこなしました。目を覚ましたアルベルトの礼には「このくらい、兄として当然だ」と返し、「アルベルト。お前はしっかり者だが少々一人で頑張りすぎる節がある。王を目指すなら少しは周りに頼れ」と諭します。ロイドはここでシュナイゼルを「恵まれた体躯と優れた頭脳を持つ、サルームの守護神」と紹介しています(同じ「サルームの守護神」は、のちにゼロフのゴーレム、ディガーディアの呼び名にも使われます)。健康診断へ向かう途中、ロイドにリオンの留学のいきさつを明かしたのもこの話です(第235話)。

最新話(第257話)時点のシュナイゼル

天宙城編では、ゼロフのディガーディアを破ったクラウゼンが、戦うか従うかを選ぶ期限を七日と突きつけます。城では「シュナイゼルやアルベルトのみならず、周辺国家の首脳陣を交えての会議」が続いていました(第253話)。第256話では、クラウゼンが空から落とした王百足の中から兵百足が孵ってサルームの街に迫り、シュナイゼルが「一番隊前へ、二番隊は下がれ。六、七番隊は回り込んで挟撃を仕掛けろ。……一体たりとも通すなよ」と、アルベルトの魔術部隊やルゴールのゴーレム部隊を連携させて迎え撃ちます。最新の第257話はロイドたちが天宙城へ潜入する話で、シュナイゼルは出てきません。

まだ明かされていない点

考察ポイント:Web版の第257話までで、シュナイゼルについて答えが出ていない点を挙げます。
・仮面を付けている理由と素顔。タオは「かなりのイケメン」と言い、クルーゼは「かなりの強面」と返します。ロイドの地の文は「まぁシュナイゼルの中身は確かにとても格好いいのだけれども。」と結ぶだけです(第148話)
・ロイドの力にどこまで気づいているか。大暴走で「いや、まさかな」とロイドを見つめましたが(第148話)、その後に確かめる場面はありません
・ロイドを軍議に残し、副官に推した理由。同席を許した場面でアルベルトは「ロイドには軍略の才能があって、シュナイゼル兄上はそれを見抜いたのかも」と推測し(第126話)、副官の任命では父王チャールズが「真の王を目指すお前にはもってこいの試練」と言いますが(第128話)、シュナイゼル本人は何を見て推したのかを語っていません
・王位の行方。シュナイゼルはアルベルトを推しますが、山賊団を率いていたマルスはロイドに「私も次期王座はあなただと思っていましたが」と言っています(第138話)

書籍版・漫画版・アニメでのシュナイゼル

書籍版(講談社ラノベ文庫)

講談社の書籍5巻(2022年7月1日発売)の紹介文は、大暴走に対して「通常は前線で軍の指揮を執る第一王子と第一王女も帰還し大暴走を排除すべく部隊を編成し、その部隊の一つをロイドも率いることになる」と書いています。紹介文に名前は出ませんが、読者のレビューブログ「こもの読書感想」の5巻の記事は、帰還した将軍としてシュナイゼルとクルーゼの名前を挙げています。

漫画版(マガジンポケット)

漫画版の大暴走(スタンピード編)は、18巻(2025年2月7日)の紹介文で「140万体の魔物の群れ、そして7体のSS級ダンジョンボス」がサルームに向かうと書かれ、Web版より規模が大きくなっています。マガポケの配信一覧では、第146話の題が「軍議」(2023年10月7日)、第162話が「大陸門で!」(2024年3月16日)、第209話の題が「シュナイゼル」(2025年10月11日)です。各話の内容はこの記事では確かめていません。

TVアニメ

TVアニメは第2期(第13〜24話)の教会編まで放送され、大暴走編に入っていないため、シュナイゼルは登場していません。2026年10月26日時点で、第3期の発表はありません。

人気投票

マガポケの第4回キャラ人気投票(2025年5月実施、漫画版の読者投票)で、シュナイゼルは31票で35位でした。同じ回のクルーゼは24位、アルベルトは14位です。2024年5月の第3回は、公式の結果画像(10位まで)に名前がありません。

まとめ

  • 立場:サルーム王国の第一王子で、第一部隊を率いる防衛戦の将軍。クルーゼと並んでサルーム最強の将軍と呼ばれる
  • 人物像:仮面の巨体(身長229センチ・体重144キロ)で、無口で厳しいが弟思い。仮面の理由は第257話時点で明かされていない
  • 能力:体から魔力を感じさせない魔宿体質ながら、少数の魔術師と微弱な魔術で戦いを有利にする戦争魔術と、兵棋に長ける
  • 大暴走:総大将として森を焼き払い、魔物の餌を断って勝利。ロイドを副官に推し、戦後は「俺の副官辺りに加えていれば」と悔やんで兵法書を渡した
  • 最新話時点:王位はアルベルトに任せるつもり。天宙城編では兵百足からサルームの街を守る指揮を執った(第256話)