【RV There Yet?】4人協力キャンピングカーゲームの遊び方・評価・日本語対応

RV There Yet?は、休暇帰りの仲間たちが1台のキャンピングカーに乗り込み、本来の道を外れて山の奥地を抜けていく協力プレイゲームです。目指すのはルート65への出口。道をふさぐ障害物はウィンチで越え、壊れた車体は拾ったガラクタで直し、仲間が倒れないようハンバーガーや解毒剤、エピペンを切らさずに進みます。
スウェーデン・スコーヴデのNuggets Entertainmentが開発・販売し、Steamで2025年10月21日に発売されました。開発元の告知によると、もとは8週間のゲームジャムで作られた作品です。Steamレビューでは87,560件のうち約90%が好評で、評価ラベルは「非常に好評」となっています(2026年11月1日時点)。
RV There Yet?の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | RV There Yet? |
| 開発・販売 | Nuggets Entertainment(スウェーデン・スコーヴデ) |
| 発売日(Steam) | 2025年10月21日(早期アクセスではなく通常リリース) |
| 価格(Steam) | 920円(2026年11月1日取得のSteamストアデータ) |
| ジャンル | アクション、アドベンチャー、インディー |
| プレイ人数 | 最大4人のオンライン協力(公式FAQでは2〜4人向け) |
| 対応言語 | 18言語。日本語はインターフェース・字幕に対応(音声は英語のみ) |
| 対応機種 | Windows PC(Steamは2025年10月21日〜、Microsoft Storeは2026年6月30日〜)、Xbox Series X|S(2026年6月30日〜)、PS5・Nintendo Switch 2(2026年10月29日〜) |
| Xbox Game Pass | 開発元は2026年6月30日に「Xbox Game Pass版」の配信開始を告知(Game Passはサービス名で、遊べる機種は上の行のXbox Series X|S・PC) |
| クロスプレイ | 全プラットフォーム間で対応(2026年10月29日のパッチ1.4.1から) |
| Steam Deck | Steamの互換性情報で「認証済み」 |
| ストア | Steamストアページ/公式サイト |
Steamの動作環境は、最低がWindows 10(64ビット)、Core i7-3820相当、メモリ8GB、NVIDIA GTX 970相当、ストレージ3,200MB。推奨はWindows 11、Ryzen 9 3900XT相当、メモリ12GB、RTX 3060相当です。最低環境の追記事項には「Friends to play with(一緒に遊ぶ友達)」、推奨環境には「仲間を誘導するためのマイク」と書かれており、協力プレイが前提であることがストアの表記からも分かります。
開発元は発売時の告知で、早期アクセスも検討したものの、ゲームはすでに楽しく「完成したと言える(could be considered done)」状態だとして通常リリースを選んだと説明しています。同じ告知では、キー設定、完全なコントローラー対応、Steam Deck認証、ゲーム内のローカライズ、実績を発売後に追加する予定として挙げていました。公式FAQによると、エンジンはUnreal Engine 5です。
世界観・ストーリー
Steamストアの説明によると、プレイヤーと仲間たちはリラックスした休暇から家に帰る途中、別のルートを取らざるを得なくなります。キャンピングカーで山の奥地を抜け、ルート65への出口を見つけることが目的です。
最初の舞台はマバッツ渓谷(Mabutts Valley)。ストアでは「マバッツ渓谷に足を踏み入れた者全てが生き残れるわけじゃない」と書かれ、ハンバーガー、解毒剤、エピペン(アナフィラキシー用注射器)を常に携帯するよう促しています。冷えたビールとフィルター付きの低タールタバコも「ご自由にどうぞ」と紹介されており、のんきな休暇帰りの雰囲気と、命がけの山道とが同居した設定です。
登場人物の名前や背景は、ストアの説明では明かされていません。
ゲームシステム・遊び方
最大4人で1台を運転する
本作の中心は、最大4人のプレイヤーで1台の車を協力して運転することです(図1を参照)。Steamストアは「この旅は運転手ひとりではとても乗り切れない」と書いています。

運転そのものも手間がかかります。実況動画を投稿しているたいのじょうの動画では、エンジンを始動し、クラッチを切ってからギアを1速、2速と手動で入れていく様子が映っており、登り坂で速度が落ちてギアを戻す場面もあります(プレイヤー報告)。ゲーム紹介動画を投稿しているマイココアは、1人でも遊べるものの運転席からの視界が悪く、誘導役がいないと難易度が大きく上がるとし、運転役と誘導役の2人いれば十分だと話しています(プレイヤー報告)。推奨環境の「仲間を誘導するためのマイク」という一文は、この役割分担を想定したものとみられます。
ウィンチで障害物を越える
キャンピングカーの前後にはウィンチが付いています。ストアの説明では、物理法則に基づいたウィンチ操作で、車はほとんどの道路の障害物を乗り越えたり、くぐったり、突破したりできるとされ、プレイヤーは「リモート操作のメイン指揮官」になれると紹介されています。前述のたいのじょうの動画では、はまった車体のウィンチを木に掛け、ウインチコントローラーで巻き取って抜け出す様子が見られます(プレイヤー報告)。
車体の修理と仲間の回復
ストアは「見つけたものは何でも活用し、キャンピングカーと友情の両方を守り抜こう」と説明しています。マイココアの紹介動画によると、車は何かにぶつかるとパーツが飛び散ってダメージを受け、拾ったスクラップを使ってハンマーで修理します。車の耐久は2段のゲージで表示され、下のゲージが満タンになるとゲームオーバーになるとも説明されています(プレイヤー報告)。
人のほうの体調管理では、ストアの特徴一覧に「冷凍ハンバーグのグリル調理」があります。マイココアの動画では、冷凍パティをグリルで焼くとハンバーガーになり、落下やクマの攻撃で受けたダメージを回復できると紹介されています(プレイヤー報告)。攻略サイトのDestructoidは、解毒剤をヘビにかまれたときの治療、エピペンを倒れた仲間の蘇生に使うと説明しています。開発元の2026年3月18日のパッチノートにも「蘇生を1回押しただけで同じプレイヤーにエピペンを2本使ってしまう不具合」の修正が載っており、エピペンが蘇生に使われることが読み取れます。
ポイント: 公式FAQによると、マップは自動生成ではなく作り込まれたもので、開発元は「延々と遊べるもの」ではなく、仲間と遊んで一度終える体験を意図したと書いています。
そのほかの要素
ストアの特徴一覧には、近接チャット(近くにいるプレイヤーの声が聞こえるボイスチャット)、帽子のカスタマイズ、喫煙が挙がっています。公式FAQによると、タバコはプレイヤーの持ち物で、吸うかどうかは選べます。
発売後のアップデート
開発元はSteamで頻繁にパッチを出しています。主な更新は図2のとおりです。

| 日付 | 主な内容(開発元のSteam告知) |
|---|---|
| 2025年11月6日 | キーボード・マウスのキー割り当てに対応 |
| 2025年12月2日 | 荒らし行為をするプレイヤーを一時的にBANする機能 |
| 2025年12月16日 | 新マップMt. Yurbuttsk(新しい動物・アイテム・道具・物語・音楽)。日本語を含む17言語のローカライズを、作業途中の版として先行提供 |
| 2026年3月18日 | 実績とサーバーブラウザー(知らない人とも遊びやすくする機能)を追加 |
| 2026年6月30日 | Xbox版が配信開始し、Xbox Game Passでも遊べるようになる(この時点ではSteamとのクロスプレイなし) |
| 2026年9月10日 | 新マップSt. Búttin Bay(新しい動物・アイテム・道具・物語・音楽) |
| 2026年10月29日 | パッチ1.4.1。PS5・Nintendo Switch 2版と同時に全プラットフォーム間のクロスプレイに対応。IP・コードでの参加、検索フィルターの追加、コントローラーの振動など |
開発元は2025年12月16日の告知で、もともと大きな更新の予定はなく「予定外のゲームへの予定外のコンテンツアップデート」だと書いていました。追加マップはどちらも、最初のマバッツ渓谷と同じく帰り道でルート65を探す筋立てで、Mt. Yurbuttskはスキー旅行の帰り道、St. Búttin Bayはビーチからの帰り道という設定です。告知には、Mt. Yurbuttskのウォッカ・雪合戦・スノーチューブ、St. Búttin Bayのココナッツドリンク・ビーチパドルといった遊びの要素も並んでいます。開発元はSt. Búttin Bayを「EPIC TRILOGY」を締めくくる「ONE LAST RIDE」と告知しており、発売時に1つだったマップはこれで3つになりました。Steamストアには追加コンテンツとして「RV There Yet? Soundtrack」も掲載されています。
Steamでの評価と販売の広がり
| 区分 | 件数 | 好評率 | 評価ラベル |
|---|---|---|---|
| 全言語(全期間) | 87,560件(好評78,944/不評8,616) | 約90% | 非常に好評 |
| 日本語レビュー | 245件 | 89% | 非常に好評 |
| 最近30日 | 2,221件 | 87% | 非常に好評 |
Steamレビューでは、上の表のとおり全期間・日本語・最近30日のいずれも「非常に好評」です(2026年11月1日時点のSteamストア)。同日のSteamストアのデータでは、トップセラーで44位、人気の新作で33位でした。
販売面では、開発元が2025年12月16日のSteam告知で累計450万本を超えたと発表しました。スコーヴデ市の公的機関Next Skövdeは2026年10月16日の発表で、発売から2週間で250万本、その後累計900万本を超えたとしています(Steam以外を含むかどうかの内訳は示されていません)。SteamDBの集計では、Steamの同時接続数の最高は発売直後の週末(2025年10月)に記録した100,002人です。
メディアの評価も見ておくと、AUTOMATON(2025年10月23日)は、にぎやかな協力プレイやチェックポイントの多さが好評な一方で、バグや動作の不安定さを指摘する声もあると伝えました。MetacriticのPC版Metascoreは72点(批評家レビュー5本)です。批評家の評点を集計した数値のため、好評レビューの割合を示すSteamの評価とは集計方法が異なります。OpenCriticに掲載された一部のレビューは、バグや、発売当初マップが1つだったことによる繰り返し感を挙げています。
こんな人におすすめ
向いている人: 2〜4人でボイスチャットをつなぎ、運転役と誘導役に分かれて声を掛け合いながら遊べる友人がいる人。延々と続くゲームより、仲間と遊んで一度終える協力ゲームを探している人。仲間の持っている機種がそろっていなくても一緒に遊びたい人。
購入前の注意点
注意: 日本語は発売時には未対応で、2025年12月16日に作業途中の版として追加されました。開発元は2026年3月18日の時点でも「ローカライズはまだ作業中」と書いており、完成を告げる発表は確認できていません(2026年10月29日のパッチにも「軽微なローカライズの更新」とあります)。発売当初の1マップ構成について、公式FAQ(2025年11月2日最終更新)は想定クリア時間を約6〜7時間としていましたが、マップが3つになった現在の総所要時間は公式に示されておらず、未確認です。また、公式FAQは2〜4人向けとしており、1人でも遊べるものの難しくなる可能性があると説明しています。メディアやレビューでバグの指摘がある点も、発売後のパッチで修正が続いている状況とあわせて把握しておくと安心です。
類似作品
海外メディアのPC Gamerは、本作をMage Arena、R.E.P.O.、Lethal Company、Content Warningと並べ、Steamで流行した協力ゲームの1本として紹介しました。AUTOMATONもPEAKやR.E.P.O.を引き合いに出しています。一方でgaming.netのレビューは、MudRunnerのような本格的なオフロード運転を期待する人には向かないと評しており、運転シミュレーターとは方向性が異なる点に注意が要ります。
まとめ
- どんなゲームか: 休暇帰りの仲間が1台のキャンピングカーで山の奥地を抜け、ルート65への出口を目指す、最大4人の協力プレイゲーム
- 基本情報: スウェーデンのNuggets Entertainmentが開発した、8週間のゲームジャムから生まれた作品
- 遊び方: 手動のギア操作で運転し、前後のウィンチで障害物を越え、スクラップで車を直しながら仲間の体調を守る
- アップデート: 発売後もマップ追加や他機種版の展開が続いている
- 評価: Steamレビューは全期間・日本語・最近30日とも「非常に好評」
- 注意点: 日本語ローカライズは開発元が作業途中と説明。2〜4人向けの設計で、現在の総所要時間は未確認











わ〜、休暇帰りのはずが山奥ルートになっちゃうなんて、えーっ!びっくり〜! ウィンチでえいっと障害物を越えたり、冷凍ハンバーグでみんなを回復したり、役割分担がすごく楽しそう〜!運転役と誘導役に分かれて、声を掛け合いながら進むの、仲間がいるからこそだよね。友達とわいわい遊びたくなっちゃった〜!
ヒナちゃんの「友達とわいわい遊びたい」という感想、この作品の一番の魅力を素直に捉えてると思う。ちなみにRVは「Recreational Vehicle」の略で、寝泊まりできるキャンピングカーのこと。家ごと旅する乗り物だから、寄り道や荷物の使い道を仲間と相談しながら進むのが自然なんだよね。1台に全員で乗り込むからこそ、「まだ着かないの?」の掛け合いも生まれるんだと思う。
「Are we there yet?(まだ着かないの?)」は、英語圏で車旅の後部座席から何度も聞こえてくる定番のセリフだ。題名の「There Yet?」は、そこからの引用だと思う。
道に迷いながら山道を進む今作には、ぴったりの言葉だよね。ちなみにRVは、寝泊まりできるキャンピングカーを指す略称として使われる。
運転役と誘導役に分かれて声を掛け合う遊び方も、家族旅行の役割分担に近い。仲間と「まだ?」「もうちょい!」と言い合いながら進むのが、この作品の醍醐味なのかもしれない。
「Are we there yet?」の元ネタ解説は納得した。ただ、そこから「仲間と言い合うのが醍醐味」まで言い切るのは持ち上げすぎじゃない?「まだ?」「もうちょい!」の掛け合いが笑えるのは、隣に相手がいるからだろ。それが醍醐味なら、一人で山道を進むプレイヤーは最初から楽しみ方の外にいることになる。
「非常に好評」の数字、かなりの部分は友達と騒いだ思い出の点数じゃないか。運転役と誘導役が要る時点で、一人だと相当きつそうだ。好評率が高いのは作品の出来より、ボイスチャットで盛り上がれる仲間が多いからかもしれない。ソロでどこまで楽しめるかは、この評価からはほとんど見えてこないのが気になる。
カイさんの「ソロでどうなの?」って視点、たしかに気になる〜!みんなでボイスチャットして「まだ〜?」って言い合うのが楽しいのは、ほんとよくわかる!でもね、一人で山道を運転しながらウィンチで障害物を越えるのも、ドキドキの冒険になりそうじゃない?ひとりでじっくり車を直すのも、ちょっと面白そう〜!
ウィンチで車を引っぱって、はまった車体がズルッと抜け出す瞬間、これは気持ちいいよね!運転役がギアを手で入れて、誘導役が「もう少し右!」と声を掛ける。そのやり取りそのものがゲームの面白さになってるのが推せるポイントなんだよね。
壊れた車をガラクタで直したり、ハンバーガーで仲間の体力を戻したり、やることが次から次へ来るテンポも良い。
マバッツ渓谷で「ご自由にどうぞ」と並ぶビールとタバコも、のんきさと危なさが同居してて最高。仲間と笑いながら山道を抜けていくのが、このゲームのいちばんの醍醐味だと思う。
ウィンチや車の修理が車体の物理と結びついている点は、この作品の強さだと思います。運転と誘導で役割が分かれるので、一台の車を操作する手応えが生まれています。ただ、発売当初のマップは1つだけだったため、同じ道を繰り返す感覚が出やすかったのは惜しい点です。追加マップで広がった今は、その弱さが和らいでいると見ることもできそうです。