【Sifu】評価と加齢システムの仕組み・日本語対応|カンフー復讐アクション

Sifuは、家族を暗殺した者たちへの復讐に、たった一人で挑むカンフーアクションです。主人公はまだ20歳。倒れても古代のペンダントの力で立ち上がれますが、生き返るたびに歳を取り、やがて復活できなくなります。開発元の解説によれば、夕暮れに復讐の道へ踏み出した主人公は、街で知られた暗殺者たちをたった一晩で見つけ出し、倒さなければなりません。
フランス・パリのスタジオSloclapが手がけ、2022年2月にPlayStationとEpic Games Storeで発売されたのち、2023年3月28日にSteam版が登場しました。Steamでは2万9千件を超えるユーザーレビューで「非常に好評」を得ています。以下、基本情報、物語の前提、加齢システムを中心とした遊び方、評価、購入前に知っておきたい点の順にまとめます。
作品概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | Sifu(PlayStation.Blog 日本語版での表記は『師父―Sifu―』) |
| 開発 | Sloclap |
| 販売(Steam) | Sloclap、Kepler Interactive |
| Steam版発売日 | 2023年3月28日(初発売は2022年2月8日のPS4/PS5/PC〈Epic Games Store〉版) |
| 価格(Steam) | 取得価格1,045円(2026年10月13日時点、通常4,180円・75%オフ)。最新価格はSteamストアで確認してください |
| ジャンル | アクション、インディー(Steamの分類)。ストアの紹介文では「三人称視点格闘ゲーム」 |
| プレイ人数 | シングルプレイヤー |
| 日本語対応 | あり(インターフェイス・字幕)。日本語音声はなし。フル音声対応は英語・中国語(簡体字/繁体字) |
| プラットフォーム | Steam版はWindows。Steam Deckは「確認済み」。ほかにPS4/PS5、Epic Games Store、Nintendo Switch(海外では2022年11月8日発売)、Xbox(2023年3月28日発売) |
| 公式サイト | sifugame.com/Steamストアページ |
Sloclapはパリを拠点とする独立系スタジオで、デビュー作はリアルタイム戦闘のオンライン対戦アクション『Absolver』(2017年)です。Sifu公式サイトのニュースでは、Absolverで培った武術ゲームの経験を土台にSifuを作ったと説明しています。
作中の武術はパク・メイ(Pak-Mei Kung-Fu。国内メディアのファミ通は「白眉拳」と表記)を参照しています。公式サイトの制作舞台裏ページによると、パリでパク・メイの道場を開くBenjamin Colussi氏が協力し、戦闘デザインのワークショップやモーションキャプチャー、文化的な描写の確認に関わりました。
世界観・ストーリー
Steamストアの紹介文によると、主人公は男性・女性のどちらかを選べます。目的は家族を暗殺した者たちを追うことで、仲間はおらず、敵は数を頼みに襲ってきます。主人公を死から呼び戻すのは「謎のお守り」で、その力には加齢という代償があります。PlayStation.Blog 日本語版に掲載された開発者の解説では、このお守りを「古代のペンダント」と呼び、生命エネルギーを使って持ち主を生き返らせると説明しています。
同じ解説によれば、復讐の相手は厳重に守られた砦を拠点とする暗殺者たちで、主人公は5人の敵についての手掛かりや物語の要素を集めながら復讐を進めます。開発チームがGame Developerに寄稿した記事では、舞台を「架空の中国の都市」と説明しています。Steamの紹介文にはナイトクラブの暗部での戦いや、高層オフィスビルを上へ上へと登る場面が挙げられています。
海外の攻略サイトでは、5人の標的をFajar、Sean、Kuroki、Jinfeng、Yangとしています。日本語版での表記は攻略サイトによって異なり、公式の日本語表記は確認できていません。
ゲームシステム・遊び方
敵は順番を待たない近接戦闘
Steamの紹介文は、本作の戦いを「敵は順番を待つことも、意思表示もしない」と表現しています。プレイヤーは回避、受け流し、攻撃、連携技を組み合わせ、囲まれないように位置を取りながら戦います。投げられるオブジェクトやその場で拾った武器、窓や棚といった周囲の環境も使えます。
戦闘の軸になるのが、ストラクチャー(構え)のゲージです。PlayStation.Blogの開発者解説によると、このゲージはプレイヤーと敵の両方にあります。敵のゲージが満タンになると強力なとどめの攻撃を狙え、自分のゲージが満タンになると一時的に攻撃も防御もできない危険な状態になります。ゲームメディアAUTOMATONの解説動画では、敵の攻撃に合わせて直前でガードする「跳ね返し」が、敵のゲージを大きく増やす手段として紹介されています。
序盤のコツ(プレイヤー報告): AUTOMATONの動画は、余計なダメージを受けないことが「長生き」の秘訣だとし、跳ね返しを積極的に狙うよう勧めています。YouTubeチャンネル「つむんGAMES」も、防御の手段を受け・跳ね返し・受け流し・見切りに分けて解説した動画を公開しています。
死ぬたびに歳を取る加齢システム
本作を特徴づけるのが加齢システムです(図1を参照)。PlayStation.Blog 日本語版の開発者解説によると、主人公は20歳で始まり、倒れるとデスカウンターが増え、その数だけ歳を取って復活します。Disciple/Masterでは、1回目の死亡では1歳、2回目は2歳、3回目は3歳と、続けて倒れるほど一度に取る歳が増えていきます。2022年5月の更新で追加された易しい難易度のStudentでは、公式パッチノートによるとデスカウンターは1を超えません。海外の攻略サイト(Cultured Vultures)によると、デスカウンターは経験値やスキルとともに次のステージへ持ち越され、特定の中ボスやステージ最後のボスを倒すと1つ減ります。祠の報酬「Death Counter」を選ぶと、経験値1,000で0に戻せます(2回まで)。

歳を取ると最大HPが攻撃力に変換され、キャラクターの見た目も年齢に合わせて変わります。開発者解説は「歳を取っても技が弱体化されることはなく、どの年齢でもゲームをクリアすることは可能」と説明しています。特定の年齢を過ぎると復活できなくなり、その状態で倒れるとゲームオーバーです。公式解説はその年齢を数字で示していませんが、攻略サイト(TheLoadout)によると、復活後の年齢が70歳以上になると、次に倒れた際は復活できません。デスカウンターの加算で70歳を超えた場合も同じ扱いで、最後の1回の挑戦になると説明されています。YouTubeのつむんGAMES・AUTOMATONの動画でも、70歳を区切りとするプレイヤー報告があります。
周回で積み上げる要素
スキルは死亡画面のほか、章と章の合間に立ち寄る拠点「Wuguan(武館)」や、ステージ内の祠で経験値を使ってアンロックします。祠ではテイクダウン時のHP回復量の増加、フォーカスチャージの追加、最大ストラクチャーの増加、武器の耐久度アップといった強化も選べます。
ゲームオーバーになるとアンロックしたスキルや強化は失われますが、残るものもあります(図2を参照)。章を終えるたびに、そのときの年齢つきのセーブポイントが作られ、そこから次の章へ進むことも、同じ章をやり直してより若い年齢でのクリアを狙うこともできます。経験値を多めに払ってスキルを恒久的にアンロックすれば、新しい周回の最初から使えます。集めた手掛かりや、開けた近道・隠し部屋・ドアは「探偵掲示板」に記録され、ゲームオーバー後も残ります。

ポイント: 前の章を若い年齢でクリアし直すほど、次の章を若い状態で始められます。ファミ通も、ステージをやり直して最終ステージに入る年齢を低く保つ遊び方を紹介しています。AUTOMATONの動画は、SEKIROと比べられることが多い本作の面白さを、むしろゲームセンターのアーケードゲームを繰り返し攻略する感覚に近いと論じています。
発売後のアップデートと追加コンテンツ
本作は発売後に無料アップデートで遊びの幅を広げてきました(図3を参照)。2022年5月3日のアップデートで難易度選択が加わり、Student/Disciple/Masterの3段階から選べるようになりました(国内メディアの表記は、Game*Spark〈2022年5月4日〉が生徒/弟子/師匠、AUTOMATON〈2022年4月27日〉が生徒/弟子/師範。ゲーム内の日本語表記は未確認)。公式のパッチノートによると、発売時の難易度は中間のDiscipleに相当します。同じ更新で、ストーリーで倒した敵やボスを相手に練習できる高度な鍛錬モードも追加されています。2022年12月8日の更新ではリプレイエディターのほか、チートや修正要素(モディファイア)も加わりました。

Steam版の発売日と同じ2023年3月28日には、無料の「闘技場(Arenas)」拡張が配信されました。2023年9月7日の更新が公式に「最後のコンテンツアップデート」とされており、Steamストアの紹介文では闘技場の内容を新モード5種、ステージ15種、チャレンジ120種としています。
Steamでは有料DLCとして、「Sifu Deluxe Cosmetic Pack」「The Sound of Sifu」「The Art of Sifu」の3本が販売されています。Steamの日本向けストアデータで2026年11月7日に確認した価格は、いずれも580円です。
Steamでの評価
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 評価ラベル(全期間) | 非常に好評 |
| レビュー総数 | 29,109件 |
| 好評/不評 | 26,729件/2,380件(好評率 約92%) |
Steamレビューでは、2026年10月13日の取得時点で上の数値となっています。Steamストアのページには「Steamアワード 2023」で「高難易度のベストゲーム」賞を受賞したことも掲示されています。
Steam以外では、The Game Awards 2022でベストアクション、ベストファイティング、ベストインディーの3部門にノミネートされました(海外メディアGematsuの候補一覧)。販売面では、発売から3週間で100万本を超えたと報じられ、2024年2月の公式発表では300万本に達しています。
海外メディアのレビューでは、Push Squareが10点満点中8点を付け、戦闘とレベルデザイン、サウンドトラックを評価する一方で、試行錯誤を強いる場面や一部のカメラの挙動を短所に挙げました。Destructoidも難しさに触れつつ高く評価し、カメラが動きに追いつかない場面があったと書いています。
こんな人におすすめ
向いている人: 同じステージを何度もやり直して敵の動きを覚えるのが苦にならない人、多対一の近接戦闘を練習で上達させたい人、カンフー映画のような立ち回りを自分の手で再現したい人。開発者インタビュー(Input)では、映画『ザ・レイド』やジャッキー・チェン作品、『オールド・ボーイ』が影響元として挙がっています。
注意点
購入前に確認したい点: 難易度選択は発売後のアップデートで加わったもので、現在はStudent(易しめ)を選べます。ただし海外レビューでは、難しさに加えて試行錯誤を強いる場面やカメラの挙動が指摘されています。日本語は字幕・インターフェイスのみで、音声は英語・中国語(2023年3月の更新で広東語音声も追加)。Steamの分類はシングルプレイヤーのみです。
関連作品
- Absolver: 同じSloclapのデビュー作。オンライン対戦が中心の武術アクションで、公式はSifuをその経験の上に作ったと説明しています。
- SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE: 体勢ゲージを崩し合う戦闘が似ていることから比べられることが多い作品です(AUTOMATONの解説動画)。
まとめ
- 作品: Sloclap開発の三人称視点カンフーアクション。Steam版は2023年3月28日発売、取得価格1,045円(2026年10月13日時点、通常4,180円・75%オフ。最新価格はSteamストアで確認してください)、日本語は字幕・インターフェイスに対応
- 加齢システム: 倒れるたびにデスカウンター分だけ歳を取り、最大HPが攻撃力へ変わる。Disciple/Masterでは続けて倒れるほど一度に取る歳が増え、Studentではデスカウンターの上限は1。攻略サイトによると、復活後の年齢が70歳以上になると、次に倒れた際は復活できない
- 周回要素: 章ごとの年齢つきセーブ、恒久アンロックのスキル、探偵掲示板の情報が次の挑戦に引き継がれる
- 追加要素: 難易度3段階、高度な鍛錬、リプレイエディター、無料の闘技場(モード5種・ステージ15種・チャレンジ120種)
- 評価: Steamレビューは29,109件で「非常に好評」。Steamアワード2023「高難易度のベストゲーム」賞











わ〜、Sifuすごい!倒れるたびに歳をとっちゃうなんて、切なすぎて胸がキュッとなる〜! でも年を重ねるほど体力が攻撃力に変わって強くなるって、なんだか人生みたいで感動しちゃった!家族のために一人で立ち向かう主人公、応援したくなるよね〜!ヒナも若いうちにクリアできるように頑張ってみようかな!
その気持ちは分かる。倒れても立ち上がる主人公を見ると、人生と重ねたくなるよな。ただ、年を取るほど強くなるなら、加齢は罰というより強化の裏返しだと思うんだ。切ないより先に、ちょっと得した気分になる設計なんだよ。このゲームで効いているのは歳の数字そのものより、あと何回倒れられるか見えにくい緊張感じゃない? 残りが読めないから、一回一回の挑戦が重くなる。人生っぽさも、たぶんそこから来てるんだと思うけどな。
「師父」は広東語で先生や師匠を指す呼び方で、香港のカンフー映画では弟子が師に向けて使う言葉としておなじみだ。作中の白眉拳(Pak-Mei)も、白い眉の高僧にまつわる伝承が名前の由来と言われている。若い主人公が歳を重ねていく仕組みと合わせると、師から受け継いだ技を何度も磨き直す話にも見えてくるんだよね。
へぇ〜、「師父」って広東語で師匠のことなんだ!知らなかった〜! 香港映画で弟子が先生を呼ぶ言葉だったんだね。白眉拳(Pak-Mei)も白い眉の高僧が名前の由来なんて、びっくり!ともっち先生、教えてくれてありがとう〜 歳をとるたびに師匠に近づくって、すごく素敵だなぁ。ヒナも少しずつ先生に近づけるように頑張ろっと
「年を取るほど強くなる」なら、加齢は罰というより強化の裏返しだろ。切なさより先に、ちょっと得した気分になる。人生に重ねるのは分かるけど、このゲームで効いているのは歳そのものじゃなくて、あと何回倒れられるかが見えにくい緊張感だと思う。若いうちにクリアしたい理由も、体力より残り回数を数えたくないからじゃない? 年齢の数字に泣くより、数え直しの手間を楽しむゲームなんだよな。