週刊少年マガジンで連載中『不滅のあなたへ』#136こばむいのち(2)のあらすじをネタバレ解説します。
前回のあらすじ
ひろとしは、フシが作った剣を手に、ノッカーに戦いを挑むのであった。
『不滅のあなたへ』#136こばむいのち(2)のネタバレ解説
ここからは、結末、登場人物、あらすじ、感想と考察、まとめの順番で『不滅のあなたへ』#136こばむいのち(2)の解説をします。
時間がない人は、結末だけ読んでもらえれば、次回に置いてかれずにすみますよ!
あらすじを読む際は、ぜひ、登場人物を一読して、イメージ膨らませてから読んでもらえるとうれしいです。
『不滅のあなたへ』#136こばむいのち(2)の結末
ジャスティスソードを構え、立ち向かったひろとしは、
ノッカー(みもり)の蹴りを喰らい、50mは吹き飛ばされ散った。
ひろとしは死んでしまっただろう。
ふつうの人間であったとしたら。
でもそうではないとしたら?
『不滅のあなたへ』#136こばむいのち(2)の登場人物
フシ、主人公。不滅の人。
ひろとし、変態の王。タイヘンナヘンタイ。
みもり、ひろとしの妹。ノッカーの宿主。
ボン、霊能力王子。ボンボン。
『不滅のあなたへ』#136こばむいのち(2)のあらすじ
生きなくてもいい言い訳
ノッカーに乗っ取られたみもりを前に、
みもりの兄にして変態王ひろとしは、フシから奪い取ったジャスティスソード(仮)で、ノッカー(みもり)に斬りかかる。
「お前を倒して、みもりをとりかえす!」
あっけなく返り討ちに合うひろとし。
にしても、けっこう耐久力あるなひろとし。
痛そう、パンっ!からの、ドン! でも無事、不思議。
ノッカー(みもり)は言う。
「オレはいわば、みもりが生きなくてもいいいい訳だ」
おれだけか? みもりの「心」を救いたいのは、と。
詭弁だ!
と、反論するフシたち。
達観した表情のノッカー(みもり)は言った。
「壊れてたみもりの世界を平和にしたんだ」
おれが住むことで、と。
いまは心の時代だぜ
ノッカー(みもり)は、自分がみもりの中に住むことになった経緯を話し出す。
みもりの母はネグレクト(育児放棄)していた。
母の注意を引きたくて。
わざと怪我をした。
母の注意を引くことには成功したけれど、
心配してもらうことはできなかった。
叱られた。
注意された。
育児放棄された。
変わらなかった。
夜。
現実に絶望し、泣くみもりの部屋を訪れて
母親は言った。
「うるさい」
みもりは死にたいと思った。
「このときさ、オレがみもりの中に入ったのは」
自慢げにノッカーは語る。
以来4年間。
みもりの心にストレスがかかるたび、ノッカーがストレスを受け止めてきたのだという。
解離性同一性障害の乖離癖に近い状況である。
乖離対象が内なのか外なのかは別であるが。
「助けてきた」というノッカーに、フシは言った。
それなら「みもりが死ぬのも止められたはずだ」と。
ノッカーは、やれやれ「いまは心の時代だぜ」とたしなめる。
「体が健康でも心がこわれちゃ、そりゃ不幸だ」
そして叫ぶ!
「オレはいつだって、死ぬ方に賛成だぜ!!」
ノッカーがみもりの、自身の体にジャスティスソードを充てがうと
ひろとしがみもりの体を突き飛ばし、止める。
「みもりのために、守るために!」
本物の勇者にならなきゃだめなんだ!!!
とジャスティスソードを構えたひろとしは、
ノッカーのケリ一撃を喰らい50mは吹き飛ばされ、校舎へ激突した。
『不滅のあなたへ』#136こばむいのち(2)の感想と考察
今回は、問答で終わりましたね。
136のこばむいのち(1)のラストのシーンから、こばむいのち(2)のラストのシーンにつなげてもアクションとしては成立するとおもいます。
ただ、こんなにも吹き飛ばされて生きていたとしたら、いろとしもまた、人間ではないのかもしれません。
心になにかを抱えている人間にノッカーが宿っているのだとしたら・・・
考えすぎですかね?
問答の内容については、自殺の是非という部分もあるので時期が時期なら
カットされてしまうかもしれませんね。
電子書籍の場合、改変されちゃったりするから
もし、いまの構成のまま保管したいひとはやっぱり紙媒体で購入したほうがいいかもしれません。
たとえば、人間失格なんかは、
文豪ストレイドッグスがはじまるやいなや、表紙がアニメの太宰に変更勝手にされてしまいましたし、江戸川乱歩死後50年たち、著作権が切れ、乱歩作品をモチーフにした新作が乱歩してた頃には、江戸川乱歩全集の表紙が、江戸川乱歩奇譚のアニメキャラクターに勝手に置き換えられてしまいました・・・
いや、いいんですけどね。アニメも見てますから。
ただ、こう、ううむ・・・
まあ、そういうことです。察してください、ファン心理。
で
こういう乖離って心理現象は、
うまく利用することで自分を助けることができるのは確かなんですけど
無自覚にそれをやってしまう癖がつくと、乖離癖がつくと、病気とされることがおおいですよね。
心頭滅却すれば火もまた涼し
なんて誰もが知っている名言?ありますが、
これも乖離の一種ですから。
アニメ・ゲームでいえば、
ゼノギアスのフェイなんかがいい例ですよね。
ちなみに、フェイのノッカー的な役割が、イドです。
この手の話が好きな人は、ぜひゼノギアスもプレイしてみてください!
『不滅のあなたへ』#136こばむいのち(2)のまとめ
今回は、週刊少年マガジンで連載中『不滅のあなたへ』#136こばむいのち(2)のネタバレをまとめました!
ぜひ、マンガでも読んでみてくださいね!
マンガを読んだ上でのコメントや、考察お待ちしてます!