アニメ2期2シーズン開始記念!
転スラ人物紹介解説シリーズです。
この記事を読むと、原初の紫ウルティマについて以下のことがわかるようになります。
破滅の炎(ニュークリアフレイム)
ウルティマの能力の疑問点
【転スラ】ウルティマの能力と強さをネタバレ解説!【転生したらスライムだった件】
「原初の紫(ヴィオレ)」という異名を持っているウルティマ、その見た目はサイドポニーテールの愛らしい少女です。
明るい振る舞いとボクッ娘ということもあり、作中の登場人物たちはもちろん、ファンたちの間でも「可愛い」と親しまれています。
しかし愛らしい見た目とは裏腹に悪魔らしく陰気で陰湿、残虐非道な性格の主です。
そんなウルティマがリムルたちの輪を乱さずにいるのは本気でリムルに忠誠を誓っており、なおかつリムルが下すだろう罰を恐れているからに尽きます。
今回は可愛いけれども残虐なウルティマの能力や疑問点、似たような能力を持つ他作品のキャラクターを紹介していきます。
アルティメットスキル「死毒之王(サマエル)」
ウルティマが獲得したアルティメットスキル「死毒之王(サマエル)」はその名称通り、即死と致死毒を対象にもたらすスキルです。
「原初の紫(ヴィオレ)」だった頃のウルティマは努力などしなくても自分は勝てると信じ、勝てるのは同じく「原初の悪魔」たちだけだと考えていました。
しかしリムルに忠誠を誓ってからというもの、ジュラ・テンペスト連邦国で出会った魔物たちやテスタロッサやカレラとともに戦っても歯牙にもかけられなかったヴェルグリントと出会ってその考えは誤りだと気づきます。
それは同時に「原初のなかでも己が未熟」という自覚を深めました。
「勝ちたい」、生まれて初めてそう強くと思ったウルティマが覚醒進化によって獲得した「死毒之王」はまさにその願いを叶えられるスキルです。
それでも以前とは異なってディアブロの忠告を胸に決して奢らず、戦いを挑むウルティマの向上心は好感を持てます。
破滅の炎(ニュークリアフレイム)
「破滅の炎(ニュークリアフレイム)」はアルティメットスキル「死毒之王(サマエル)」を獲得する前にウルティマが使用した核撃魔法です。
テスタロッサは核撃魔法の要である「黒炎核(アビスコア)」を完全に制御したうえで握りつぶしていたものの、ウルティマは「黒炎核」を敵対した東の帝国の少々ファラガに放り出して飛び去ってしまいます。
核撃魔法を知っていたファラガは為す術なく、「黒炎核」の放置によって引き起こされた「破滅の炎」により、100隻の飛行船とともに蒸発しました。
「破滅の炎」、それは周辺一帯に全てを蒸発させる熱量を放つ魔法です。
ウルティマが能力を使って印象に残ったシーン
作中では「あらゆる生命体の弱点を見抜き、それに適した状態変化を生じさせる」ともいわれている「死毒之王(サマエル)」は東の帝国との大きな戦争後、リムルが幹部たちに魂を譲渡したことで起こった覚醒進化とともに獲得できました。
のちにウルティマは「死毒之王」をコントロールするために、ある人物との戦いにてその人物の技を模範します。
その人物とはダムラダ、ユウキ・カグラザカが管轄していた東の帝国に跋扈する犯罪組織「三巨頭」の頭領であり近衛騎士団(インペリアルガーディアン)の副団長でもある男です。
ユウキと同様に裏の顔と表の顔を持っているものの、ダムラダの場合は表の顔もとい騎士団の副団長としての立場が本物となります。
ダムダラは団長である近藤よりも長くルドラに仕えていましたが、そのルドラから「自分が正気を失ったら殺すように」と勅命を下されていました。
ルドラは始まりの勇者ではあるものの、度重なる転生に魂をすり減らしてしまい、現在はギィとのゲームに勝つことしか頭に入っていないです。
そのためダムダラは同じく「自分を殺せる者を探すこと」という命も果たすため、探し回っていたところ、ユウキと出会ってルドラの勅命を果たすためにもユウキに協力してきました。
そんなダムダラの異名は「拳聖」、人間でも魔物でも格闘戦における能力は極まっており、臨機応変かつ隙もなく迎撃できます。
ウルティマはそのダムダラの戦いにて「死毒之王」を使い、編み出した新たな技が「貫手技紅蛇死毒手(ブラッディーバイト)」です。
「貫手技紅蛇死毒手(ブラッディーバイト)」は一見すると古典的な殴打技である貫手ですが、「貫手技紅蛇死毒手(ブラッディーバイト)」を繰り出したウルティマの五本指の爪は全て紫色に染まっています。
これは「死毒之王」がもたらす致死量の毒をまとっている証拠で、受けた者がどうなるかは言うまでもありません。
ダムラダはこの技を認め、ウルティマに自分の魂と技を託すかわりにルドラの誅殺と勇者マサユキの保護を頼みました。
反対に「破滅の炎(ニュークリアフレイム)」を使ったシーンで印象深いのは、それを受けたファラガです。
魔法を封じたものの、受肉したうえに名付けもされた悪魔公には意味がなく、それどころかファラガ以外の部下たちが全員皆殺しにされるシーンは圧倒的でした。
しかもわざわざ1人1人頭をもいでいったのは、情報を抜き取るためであったことには驚きました。
その後1人生き残ったファラガは放置された「黒炎核(アビスコア)」を受け取り、そのまま呆然と立ち尽くすしかありませんでしたが、その絶望感が何とも言えません。
対するウルティマは興味をなくしたように戦線離脱するのも相まって、とても無常でした。
ウルティマの能力の疑問点
ウルティマの能力について気になる点、それは限界です。
例えば「破滅の炎(ニュークリアフレイム)」であれば、その熱量の範囲は一体どこまで及ぶのか気になります。
作中ウルティマは何でもないように「黒炎核(アビスコア)」を生み出し、それを放置しました。
けれどもしも「黒炎核」を限界まで大きくした場合、その大きさに比例して破壊力も倍増するか否かが明言されていません。
同じくウルティマのアルティメットスキル「死毒之王(サマエル)」は対象にもたらす致死毒の量は自動的のようですが、ウルティマが意図をもってその自動で盛られる量を超えられるかどうかが引っかかります。
例えば対象がその場でウルティマの毒を克服し続けた場合、恐らくはウルティマの毒は相手を死なせるまで変化を続けると思いますが、そうなったらウルティマ自身はその変化についていけるのでしょうか。
毒が毒で死に至るなんてナンセンスですが、どうかその可能性だけは杞憂であってほしいです。
似たような能力を持つ他作品のキャラクターといえば?
名前:霊烏路空
登場作品:東宝Project
能力:核融合を操る程度の能力
似ているポイント:破壊的な熱量の使い手
個人サークル「上海アリス幻樂団」が製作した弾幕シューティングゲームをはじめとした作品「東宝Project」、その作品の舞台の1つである地霊殿のペットこと霊烏路空は亡者をついばむ地獄の鴉でした。
しかしある日やってきた山の神たちによって八咫烏の力を得た空は核融合を操る程度の力を手にし、暴走してしまいます。
騒ぎを起こした後は間欠泉地下センターという妖怪の山の麓に建てられた研究施設にて働きつつ、以前のような暮らしをしている模様です。
お調子者で元が鴉だったせいか鳥頭なうえに子供っぽい空ですが、現在の技術でも確立が難しい核融合炉を1人で行えるあたり、その力は破格と言えます。
技術的な違いはあるものの、ウルティマが放った「破滅の炎(ニュークリアフレイム)」と共通していると思います。
名前:涅マユリ
登場作品:BLEACH
能力:卍解・金色疋殺地蔵
似ているポイント:毒
漫画「BLEACH」にて死神を率いる十二番隊隊長兼技術開発局局長を担っている人物です。
人間離れをした奇抜な出で立ちをしているものの、それは化粧でしかなく、特殊なパーツに改造されている耳や顎を除けば普通の顔をしています。
理性的かつ合理的な振る舞いをしますが、生粋のマッドサイエンティストです。
敵対者にはモルモットのように接しており、実際に趣味は実験、特技は人体実験だと豪語しています。
そんなマユリの能力もとい斬魄刀には斬った相手に毒を注ぎ込む能力があり、始解なら相手の四肢の動きを封じる程度ですが、卍解したらおよそ周辺182メートルに致死毒をまき散らすのが特徴です。
この致死毒はマユリの血から生成されているうえに、相手に抗体をつくらせないために毎回その配合を変えています。
そのためマユリと同じ血を引くネムには通用せず、反対に使い手以外には毒から逃れる術はないです。
毒性といい容赦のなさといい、アルティメットスキル「死毒之王(サマエル)」に似ているのではないのでしょうか。
まとめ
【転スラ】ウルティマの能力と強さをネタバレ解説!【転生したらスライムだった件】
楽しんでいただけましたでしょうか!
アニメも再開され、マンガ版に追いつくかもしれませんね。
ぜひ、事前にマンガも合わせせて読んだり、原作Web小説も読んでみることをおすすめします。
そうするとまた違う絵が見えてくることでしょう。
この記事が皆さんの雑談の種になることを、祈ってます。それではまた!