週刊少年マガジンで連載中「なれの果ての僕ら」65話:夜と霧のあらすじをネタバレ解説します。
前回のあらすじ
早乙女がなぜ葉月のために偽装工作をしたのか、理由がわかった。
それは、小学生のときたすけてもらったから。
ただそれだけのこと。
他人からすればそうだろう。
しかし、彼からすればそれはそれだけのことじゃなかった。
自分が罪を犯してでも、助けたい。そうおもうに十分なものだったのだ。
「なれの果ての僕ら」65話:夜と霧のネタバレ解説
ここからは、結末、登場人物、あらすじ、感想と考察、まとめの順番で「なれの果ての僕ら」65話:夜と霧の解説をします。
時間がない人は、結末だけ読んでもらえれば、次回に置いてかれずにすみますよ!
あらすじを読む際は、ぜひ、登場人物を一読して、イメージ膨らませてから読んでもらえるとうれしいです。
「なれの果ての僕ら」65話:夜と霧の結末
坂本殺しと未来殺しは、葉月の落としたヘアピンでつながっていたのだ。
みきおを殺して、屋上へ避難していた未来は、落ちていたヘアピンから坂本殺しの犯人が葉月だと
気づいてしまう。
殺人犯同士。
正当防衛同士。
下へ戻ったみんなに話しましょう、という未来に、葉月は胸が締め付けられる思いだった。
「なれの果ての僕ら」65話:夜と霧の登場人物
残り17人。
あと2人が・・・死ぬ。
死者候補
出席番号:名前、特徴
2:雨宮鈴子、元いじめられっこ。垢抜けた。
3:安藤いろは、おさげのメガネ。
5:犬飼陽一、野球部。ボウズ。
6:及川龍雄、ぬぼっとしてる。
8:梶原絃、美少年。
11:黒田大輝、坊や。
13:早乙女菊也、オラついてる。いいやつ。葉月が犯人だと知った上でかばっていた。
17橘公平、委員長。メガネ。
22:葉月依利奈、元長谷部の恋人。気丈。坂本殺し、未来殺しの犯人。
23:水野カイト、先生LOVE。
25:山口茉莉花、毒女。
事件解決後生存確認者
出席番号:名前、特徴
7:小山内彩、元いじめっこ。
10:倉本由美、元いじめっこ。
15:真田透、主人公。ネズ。正義感がこの実験で歪んでしまった。
20:月岡小紅、黒髪ロング。根暗。
24:溝口隼也人、気弱なおちびさん。
その他
夢崎亜夜子、首謀者みきおの母。サイコパスな心理学者。
桜庭橋子、先生。三十路独身。
「なれの果ての僕ら」65話:夜と霧のあらすじ
未来殺しの犯人は、葉月だった。
そして、早乙女はそれを知りながらかばっていたのだ。
なぜ、葉月をかばっていたのか。
それを語るにはふたりの小学生時代の思い出が必要だった。
語られる思い出。
しかし、それをネズは止める。
「どうせ時間稼ぎだろ」
オレが知りたいのは、なぜ未来を殺したかだ、と銃をかまえたまま冷酷に告げる。
元の生活
葉月はネズに言われ、坂本殺しに続き、
未来殺しの真相を語り始める。
葉月は雨宮、安藤と桐島未来がみきお殺しをするための計画に参加していた。
なので、21時30分の時点で、みきおが殺されていることを理解した。
共犯の早乙女とふたりで、みきおの死亡を確認。
(これで日常に戻れる・・・)
ほっとする葉月だが、ふと思う。
(私は戻れるの・・・?)
だって
ワタシハヒトゴロシナノダカラ
そして、自分が坂本を殺したときになくしたヘアピンのことを思い出し、屋上へ回収しにむかった。
名探偵未来
屋上にいくとそこには未来がいた。
未来は、みきおを殺したことで、ネズにどう思われるのかが怖くて、屋上に逃げてきたのだという。
不安がる未来を励ます葉月。
肩を貸すからいっしょにもどりましょ、とあるき出す・・・まではよかったのだ。
借りた肩の上で、未来は突然こんなことをいった。
「どうして坂本くんを殺したの?」
未来はすぐれた洞察力から、
屋上にヘアピンがおちていた、ただそれだけで、
坂本殺しの犯人に行き着いてしまったのだ。
葉月は、弁明した。
ことの顛末をしり、未来は同情する。
心の底から(よかった)と微笑む葉月。
人殺しと謗られるかもしれない。
犯罪者として扱われるかもしれない。
それは正義感の人、葉月には耐えられることではなかったのだ。
そうとは知らない未来は、葉月の地雷を踏む。
あるいは、引き金を引いてしまった。
「すべて話しましょう、わたしたちがしたこと全部」
と。
「なれの果ての僕ら」65話:夜と霧の感想と考察
未来が屋上にいた理由と、葉月が屋上へ向かった理由が明らかになりましたね!
残念ながら、これは、推理ではなくて、あくまで予想だったので、過去に考えていた内容とは大きく違いました。
坂本殺しの顛末がヘアピンで、未来殺しにつながっていたということですね。
にしても、未来は洞察力優れすぎ!
なのにもかかわらず、鈍感すぎ! でしたね。
なんで、あそこで、葉月に何故殺したのか聞いてしまったのでしょうか。
そりゃね、推理小説なら名探偵役は死なないので、
どんどん犯人吊し上げていいとおもうんですよ。
ただ、リアルに考えるとそれってすごく危険なことですよね。
ポアロのオリエント急行殺人事件を思い出します。
あれって、容疑者が全員犯人ってすごいオチなんですけど(アガサ・クリスティすごすぎる)
そのなかで堂々と犯行を暴くポアロってぼくはばかなんじゃあないのか、とおいました。
だって、自分以外犯人で、
完全アウェーのクローズドサークルなら、
犯罪を看破して、犯人を指摘した時点で殺されますよね?
殺人犯の中に自分だけ、なんて状態で
おまえらが殺人犯だ!
なんて言ったら。
未来も似たようなことしてしまって、殺されたってのはかなしいです。
もしかしたら、ネズのこともありますし、
人殺し同士共感できる相手がほしかったのかもしれませんね。
「なれの果ての僕ら」65話:夜と霧のまとめ
今回は、週刊少年マガジンで連載中「なれの果ての僕ら」65話:夜と霧のネタバレをまとめました!
ぜひ、マンガでも読んでみてくださいね!
マンガを読んだ上でのコメントや、考察お待ちしてます!