週刊少年マガジンで連載中「シャングリラ・フロンティア」第26話:未練だけがそこにいるのあらすじをネタバレ解説します。
前回のあらすじ
ライブスタイド・レイクサーペントを倒したサンラクたち。
レベルアップしたサンクラたちを見て、満足げなアーサーは、ウェザエモンと戦うため、次はユニークNPC「遠い日のセツナ」に会いに行くと言った。
ざっくりまとめ
サンラクたちは、セツナから《ユニーククエストEX》「此岸から彼岸へ愛を込めて」を受諾、開始し、墓守のウェザエモン打倒を誓うのだった。
登場人物
サンラク、主人公。鳥あたま。
オイカッツオ、ネカマのナカマ。名誉3女。
エルム、うさぎさん。
アーサー・ペンシルゴン、魔王。中の人は読者モデル。
セツナ、女NPC。ウェザエモンの恋人。なぜか現代っぽい服装で、透明な幽霊。
あらすじ
遠い日のセツナ
千紫万紅の樹海窟。
到着したサンラクたちは、満月の夜にだけ現れる隠しエリアを進む。
そこにはNPC「遠い日のセツナ」がいた。
セツナの服装は、ファンタジーらしさがなく、現代の私服のような格好をしていた。
セツナと会話することで、クエストが発生。
《ユニークシナリオEX》
「此岸より彼岸へ愛を込めて」を開始しますか?
サンラクたちは、「OK」ボタンを押下し、クエストを受諾した。
此岸より彼岸へ愛を込めて
クエストのフレーバーテキストはこうだ。
セツナが死に、その墓を恋人であったウェザエモンがずっと守り続けている。
もうどれだけたったかもわからない。
セツナは言った。
「どうか、ウェザエモンを、あの人を眠らせてあげてください」
アーサーは力強く、セツナにウェザエモン打倒を誓った。
ゲームに本気で感情移入することくらいある
その様子を見てサンラクとオイカッツォは笑う。
あの悪名高い、ゲームの中であれば、NPCの王や王女を市中引き回しにすらしたアーサー・ペンシルゴン様が、ゲームのNPCと談笑している、と。
彼らのリアクションにアーサーは恥ずかしさからはじめは怒るが、「わたしだってねぇ! ゲームに本気で感情移入することくらいあるわけでぇーっ!」と、素直に自分が、セツナに感情移入していることを認めると
「おういいんじゃね?」
サンラクもオイカッツォも
何事も本気で取り組んだほうがたのしいと、アーサーの葛藤を吹き飛ばしてしまうような笑顔で、同調した。
アーサー「君たちも大概大馬鹿だった」
いままで見せたことのない少女のまっすぐな笑顔。
そして
相手は古今東西、どんな大ボスもびっくりな、レベル差150を強制するユニークモンスター「墓守のウェザエモン」。
「わたしたちならできる。本気でやって、勝ちに行こう!」
拳を重ねるのであった。
感想と考察
FF11をやっている人が言いました。
「FF11は遊びじゃないから」
ギスギスオンラインと呼ばれているころのFF11はレベル上げに一回行けば、三時間は最低参加していないと、空気の読めないやつと思われるようなすごい世界でした。
そのレベル上げにいくために、パーティーを集めることにも1時間くらいかかることはざらでしたし、狩場まで移動するのに1時間かかることだってありました。
レベル上げするだけで、1日が終わる。
そんなMMO。今日日流行らないですよね。
「FF11は遊びじゃないから」
これは、最期に(笑)を付けて「なにこんなゲームでムキになっちゃってるの?」と、ギスギスを、揶揄するときにもちいられていたような気がします。
自称まったり勢の方々に。
ガチ勢だろうが、まったり勢だろうが。
相手の遊び方を避難する道理はないはずです。
サンラクたちがいうとおり、楽しむためにやっていることは、真剣にやったほうが楽しい。
それはゲームを真剣にプレイするという意味だけではなくて、
ただ思い切り、「たのしむ」ためにゲームをプレイするということです。
それは、ゲームでも他の遊びでも。
仕事でも、そして人生でも同じなんじゃないでしょうか。
人生はいつ、なにが起こるかわかりません。
だから、
一日一日
一秒一秒
そのときが最後であっても悔いがないように生きる。
そんな人生オンラインゲームでありたいものです。
人生には、レベル差強制150なんてものじゃきかないチャレンジはいくらでもあります。
ということは、ぼくらだって、サンラクたちと同じかそれ以上のゲームを日々たのしむことができるわけです。
次回のっシャングリラ・フロンティアもたのしみですが、
ぼくらの人生オンラインもなにより続きをたのしみに、たのしんでいこうじゃありませんか!
まとめ
今回は、週刊少年マガジンで連載中「「シャングリラ・フロンティア」第26話:未練だけがそこにいる」のあらすじをまとめました。
ぜひ、興味をもっていただけたら、週刊少年マガジンか、コミックスを購入してマンガで読んでみてくださいね!