アニメ2期2シーズン開始記念!
転スラ人物紹介解説シリーズです。
この記事を読むと、エルフの令嬢エレンについて以下のことがわかるようになります。
エレンとリムルの馴れ初め
エレンに似た能力のキャラクター
【転スラ】エレンの能力と強さをネタバレ解説!【転生したらスライムだった件】
物語序盤にてヴェルドラを捕食したあと、洞窟から抜け出そうとしたリムルが鉢合わせしそうになった3人組の冒険者たちことエレン・カバル・ギドは作中で度々登場します。
ポジティブで仲は良いものの、軽率な行動のせいで危険な目に遭いがちな彼らをブルムンド王国の「自由組合(ギルド)」の支部長(ギルドマスター)をつとめているフューズは「三馬鹿」と評していますが、カバルたちはリムルの理解者としてかけがえのない存在です。
特にエレンはテンペストの住民が殺されて茫然自失になっていたリムルに「竜の皇女の御伽噺」を聞かせ、蘇生の手段を教えてくれました。
この御伽噺は獣王国ユーラザニアにも伝わっているものの、実は覚醒魔王に進化する旨は伝わっていないようです。
伝わっているのはエルフの国・魔導王朝サリオンのみで、本来であればエレンも知るはずはありませんでしたが、エレンは魔導王朝サリオンの女帝エルメシア・エルリュ・サリオンとは従姉妹にあたる貴族の令嬢という身分を隠していました。
なので「竜の皇女の御伽噺」も正しく知っていたというわけです。
今回はそんなエレンの能力や似たような能力を持つ他作品のキャラクターなどをまとめてきます。
元素魔法
日頃は薬によって人間の姿に変え、冒険者として奮闘しているエレンは「法術師(ソーサラ)」とも呼ばれています。
「法術師(ソーサラ)」とは転スラ世界でメジャーな魔法の1つ、元素魔法を得意としている者たちを示す称号です。
転スラ世界における魔法は能力兼技術であるため、使い手のセンスと保有しているスキル、そして技量が問われます。
これはエレンが使う元素魔法だけではなく、精霊が使う精霊魔法や「神」の力を借りることでようやく行使できる神聖魔法も同様です。
また全ての魔法は「何らかの効果を生じさせるイメージを特定の法則で具現化するもの」だとされており、そのために消費されるリソースが魔素となります。
転スラ世界の魔法はその特定の法則というわけですが、なかでも元素魔法はとても魔法らしい魔法です。
というのも元素魔法は物理法則を書き換えて発動するため、当たり前の現象を完全にスルーします。
例えば真空状態であっても火を燃やせたり、マグカップをひっくり返しても中身のコーヒーが落ちなかったりといった常識はずれな現象を引き起こすことも可能です。
エレンは作中、「泥手(マッドハンド)」をはじめ、「水氷大魔散弾(アイシクルショット)」に「水氷大魔槍(アイシクルランス)」、「土石大魔弾(ストーンショット)」などの魔法を行使してみせました。
「泥手(マッドハンド)」は足止めに使った地味な魔法ですが、他の3つの魔法は派手だったため、覚えている人は多いと思います。
特に「水氷大魔散弾(アイシクルショット)」に「水氷大魔槍(アイシクルランス)」はイフリート戦で披露され、リムルはこの魔法の氷を捕食して自分の技にしていました。
思えば大地を焦がすほど熱量があったにも関わらず、氷が解けずにいたのは不自然だった気がします。
このように元素魔法は理を無視し、術者のイメージを優先させるうえにその効果は継続的です。
ただし法則性を定めるのは難しいらしく、応用しようとなると途端に発動が上手くいかなくなるとされています。
また基本的に詠唱が必要な魔法であるため、発動するまで時間がかかることと近接攻撃との組み合わせは難しいことがデメリットです。
とはいえ元素魔法の奥義・核撃魔法はアルティメットスキルにも通用するといわれるほどの破壊力を持っており、実際に東の帝国との戦争でテスタロッサたちが使った核撃魔法によって十数万の帝国兵の命があっという間に奪われました。
なお魔法には属性があり、大地や水、火に風といったファンタジーではおなじみの四大属性に空間属性という空、そして光・闇・時という上位属性があります。
このうち相克しているのは四大属性と空を合わせた五大属性のみで、光と闇は互いに相殺しており、時だけが全ての属性からかけ離れたトップだそうです。
エレンが魔法を使って印象に残ったシーン
エレンが元素魔法を使って印象に残っているシーンはイフリート戦です。
エレンたち一行はフューズからヴェルドラの気配が消失したことにより、「ジュラの大森林」の調査を依頼されました。
リムルが鉢合わせしそうになった時にエレンたちがいたのはそれが理由ですが、フューズは「今度は洞窟ではなく、大森林のほうを調べてこい」と命じます。
一度街に帰ってきたエレンたちはその命令に「休みをくれ!」と憤慨しますが、そんな時に声をかけてきたのがシズでした。
レオンの行方を探していたシズは「ジュラの大森林」に手がかりがあるかもしれないと思ったものの、結果は期待外れとなります。
しかし魂のみとはいえ、同じ日本からやってきたリムルや明るいエレンたちと出会えてまんざらでもありませんでした。
ところがリムルたちの集落からエレンたちとともに立ち去ろうとした矢先、その身に宿していた炎の上位精霊イフリートがシズの体の主導権を握ってしまいます。
これによりエレンたちはシズの正体に思い至り、同時にイフリートが顕現しました。
「どうしたって勝てない」、そうボヤきながらもエレンたちは戦闘態勢に移ります。
リムルが逃げるようにうながしても、「仲間を放っておけない」といって引き下がりませんでした。
イフリートが召喚した3体の炎の精霊・炎蜥蜴(サラマンダー)を相手取り、カバルが前衛で盾となり、エレンが「水氷大魔散弾(アイシクルショット)」に「水氷大魔槍(アイシクルランス)」で攻撃、そしてギドがサポートするという連携を発揮します。
もっとも2体倒したところで残った1体が自爆をし、その爆発でリタイアしたものの、エレンたちが善戦したのは間違いありません。
エレンの魔法の疑問点
魔法と超能力の違いは学んで身につけるか、元々備わっているかだそうです。
魔法は一から学んで身につけていくものの、超能力は元々備わっている器官のようなものであるため、コントロールしていく術を覚えていくのが魔法と超能力の違いだと言われています。
もちろん諸説はありますが、そういった意味ではきっとエレンはまだまだ強くなれる可能性がありです。
現在は16歳だそうですが、ミュウランのように長い寿命があるのなら魔導師(ウィザード)以上の実力者になれる見込みがあります。
それはエレンが耳長族であり魔導王朝サリオンの女帝と血の繋がりがある令嬢でもあるのが理由ではあるものの、元素魔法自体が未知数だからです。
元素魔法はいわば自分の都合を世界に押し付ける魔法で、その究極形態が核撃魔法となっています。
しかし核撃魔法を踏まえるに元素魔法は破壊力に特化している模様です。
ですが理論上は超能力のような効果、例えば「1時間だけ誰にも会わないようにする」といったこともできると思います。
「法則を定めるのが難しい」とされているものの、その法則さえカタチにすればさらなる発展はあると思うのですが、実際のところはどうでしょうか?
似たような能力を持つ他作品のキャラクターといえば?
名前:木之本桜
登場作品:カードキャプターさくら
能力:魔法のカードを使う
似ているポイント:魔法
アニメやゲームなどメディアミックスされ、現在は「クリアカード編」という新しい展開が迎えている人気漫画「カードキャプターさくら」の主人公です。
町中に散った魔法のカードを回収するために奮闘する姿は見ていて愛らしいものの、謎めいた描写や登場人物たちが物語に緊張感を与えています。
その物語の要となっている魔法のカードは「盾」の能力を持ったカードから自然現象をもたらすカードなど多彩です。
回収しなければならない魔法のカードに対して一番効く手持ちのカードは何か、その解決法もまた「カードキャプターさくら」の面白さの1つに数えられます。
エレンたちの戦闘はあまり描かれていないものの、多彩な魔法を使うといった意味では共通しているポイントだと思います。
名前:ミント
登場作品:デュープリズム
能力:魔法、飛び蹴り、破天荒な性格など
似ているポイント:魔法
1999年に発売されたゲーム「デュープリズム」の女主人公です。
このゲームはRPGで、どんな願いでも叶える「遺産」を求めてある街にやってきた男主人公ルウと女主人公ミントを1人だけ選び、同じ舞台でありながらも別々のストーリーを楽しめます。
例えばルウは徹頭徹尾シリアスな物語ですが、ミントは反対に徹頭徹尾コメディです。
東天王国という魔法の大国の第一王女兼第一王位継承者でしたが、食いしん坊・我儘・自分勝手など破天荒な性格が祟り、国の最高会議で廃されてしまいます。
当然ミントは歯向かいますが、妹マヤが持っていた遺産「ブック・オブ・コスモス」には自身の力は通用しませんでした。
そこでミントはマヤにぎゃふんと言わせるために、遺産を探しに国を出たというわけです。
ミントの代名詞といえば飛び蹴りですが、「デュアル・ハーロゥ」という二個で一対のリングを媒介にした素早い魔法攻撃を得意としています。
この魔法は色によって分けられており、また効果の組み合わせによって攻撃のスタイルが変わるのが特徴です。
この多彩ぶりがエレンに似ていると思うので、推させてもらいます。
まとめ
【転スラ】エレンの能力と強さをネタバレ解説!【転生したらスライムだった件】
楽しんでいただけましたでしょうか!
アニメも再開され、マンガ版に追いつくかもしれませんね。
ぜひ、事前にマンガも合わせせて読んだり、原作Web小説も読んでみることをおすすめします。
そうするとまた違う絵が見えてくることでしょう。
この記事が皆さんの雑談の種になることを、祈ってます。それではまた!