こんにちは!
ミステリーが好きというには、ミステリーを読まなすぎているけれど、本格推理小説と社会派推理小説の違いがわからない人との会話は若干物足りない、中途半端なミステリーファンのーーぼくです!
ウィッチャー6話「神秘なる生物」で、サー・アイクを殺したのが誰か、仮説を持つことができます。
Netflixウィッチャーの6話「神秘なる生物」で一番気になることといえば?
イェネファーとゲラルトを結び付けていた願いですよね!?
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いいえ、違います!
なんといっても、サー・アイクを誰が殺したのか、これに尽きるでしょう!(本当か
まあ、ほとんどの人にとってはどうでもいい、賑やかしのキャラだったかもしれないので、死んだ、といっても何も興味を持たなかったかもしれません。
しかしです。
6話「神秘なる生物」最後まで視聴しても、誰がサー・アイクを殺したのか。なぜ殺したのか。どのように殺したのか。
推理小説のお作法でいうところの、犯人、動機、犯行が明かされることはありませんでした。
と、なれば。
考察するしかないですよ!
ここではお作法にのっとり、Netflix版のウィッチャーで提示されている情報のみからそれらを考察します。
それでは行ってみましょう!
サー・アイク殺人事件の真相は?
犯人ヴィア説をぼくは推したいと思います。
フーダニット(犯人)
名前:ヴィア。
性別:女性
国籍:ゼリカニア
ハウダニット(犯行)
背後から剣で首を切り裂いた。
ホワイダニット(動機)
ボルクの奥さんであり、崇拝の対象であるグリーンドラゴンと、その子ども(卵)を慈悲なく殺すと判断したから。
サー・アイク殺人事件の状況
なぜ、サー・アイクを殺したのがヴィアであると判断したのか、推理過程を記載します。
容疑者
以下が今回の事件(サー・アイク殺人事件)の容疑者です。
- ヒリッカの呪い
- 通りすがりの第三者(ヒリッカ含む)
- ゲラルト
- イェネファー
- ヤスキエル
- ヤーペン・ジグリン
- ボホールト
- ボルク
- ティア
- ヴィア
それでは、一つ一つ容疑者に対する考察をまとめ、ヴィアが犯人であるということを証明したいと思います。
ヒリッカの呪い
ヴァンダイン、金田一少年の事件簿よろしく、ミステリーといえばオカルト。
「◯◯の呪いだー!」などと、見立て殺人が行われるのは世の常ですが、今回はそういうことはなかったようです。
展開もなかったですが、ウィッチャーは世界観的に魔物に対する考察が進んでいて、ヒリッカにはそういう能力がないことは確定されているので、除外します。
通りすがりの第三者(ヒリッカ含む)
犯人は登場人物内にいる、というメタ要素があるので、考慮から外します。
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でも良いのですが、
ドラゴン退治の道中はクローズドサークルなのと、第三者がいた痕跡も認められなかったです。
ゲラルト
ヴァンダインの二十則から主人公なので除外。
というメタ推理はおいておいて・・・
アリバイがある上に、動機が存在せず、犯行に使われたと思われる武器も所持していなかったため、除外。
イェネファー
魔法使いは犯人ではいけない。
というノックスの十戒があるので、除外。
で、終わらせてしまうのも野暮ですが、
ゲラルト同様、
アリバイがある上に、動機が存在せず、犯行に使われたと思われる武器も所持していなかったため、除外。
ヤスキエル
ヴァンダインの二十則から、相棒は犯人に慣れないので除外。
というメタ推理はおいておいて・・・
アリバイがある上に、動機が存在せず、犯行に使われたと思われる武器も所持していなかったため、除外。
ヤスキエルが実は、同じ吟遊詩人であり、戦記ものの登場人物でもあるアルスラーン戦記のギーヴみたいに戦闘能力にも長けていたらもう少し深い考察も必要だったかもしれません。
ヤーペン・ジグリン
第一発見者。怪しい。
がしかし、
犯行用の道具がないこと、身体的な障壁、身長差により除外。
犯行時、サー・アイクは用を足していた、あるいは足すところであったということは、現場調査からわかっています。
「でも大きい方ならしゃがむんじゃないの?」
と考えたあなた。
きっとあなたは女性でしょう。
金田一少年の事件簿でも、用をたす際の男女差で犯人を特定する話ありましたね。
あれは便座の上げ下げの話でしたが。
あれと似たようなものです。
大きいものだったとして。
想像してください。
あんな開けた場所でしますか?
隠すように草木の生茂る場所でするはずです。
自分が外で大きい方をすると考えれば、わかるはずです。
で。
「そんなの男も女も同じじゃないの?」
と、考えたあなた。
だから、それが女性だというのです。
女性はそうでしょう。
どちらをするときも、基本スタイルは同じ、屈んでします。
しかし、男は小さい方をするとき・・・屈まないんです!
タッション。
立ったままするのが当たり前なんです。
現代、男用トイレですら、それは変わりません。
大便器は座れるようになってますが、小便器は立ったままするように設計されています。
横に何個も一蘭の席のように、いや、一蘭の席の方がプライバシーを考慮されてますね、あの敷居すらなく、ただ横に立って、小便をするのです。
そして、ここからが本番なのですが、
何の修正なのか。
男は小便をかける目標物を求めます。
現代でも、そうです。
立ってする小便器にちゃんと命中させられず、周りを汚してしまう人対策で、小便器に目標物のシンボルを書いてあるところすらあるくらいです。
はい、なぜそんな話をしているのか。
殺人現場に戻ってみましょう。
サー・アイクの前を見てください。
木があるでしょう!
これがサー・アイクが大便ではなく小便であった根拠です。
彼は、あの木を目標物に小便をしようとしていた。
なので、彼は座らずに立ったまま、用をたしていた、あるいは足そうとしていた。
それを背後から、手を回し、首を掻っ切るのは、同じくらいの身長が必要である。
つまり、低身長ーードワーフーーであるヤーペンに犯行は不可能である!
ということですね。
ボホールト
犯行方法より除外。
ボホールトはあからさまに怪しく描かれています。
わざわざキャンプ地を去る前に「獲物を狩るか先にお前らを狩るか、さて、どうしようかな」と不敵な笑みを浮かべたりします。
数々のミステリーを読んだり、見たりしている身からすると・・・この時点で白です!(爆)
では根拠にならないので、もう少し真面目にかくと、
ボホールトには動機がないわけではありません。
それは、報酬を独り占めする、ということです。
ただ、本当に殺そうとしたのだとしたら、あのタイミングでサー・アイクだけ殺して、先に進みますか?
どう考えても、ドラゴン退治の競争相手として手強いのは、ゲラルトか、イェネファーです。
寝ているところを闇討ちするのなら、そのどちらかを狙うし、もっといって仕舞えば、多勢に無勢。
数の暴力で、夜襲をかけ、全員を殺そうとするのではないでしょうか。
ところが、ボホールトは「抜け駆けして、先に進む」という手段をとります。
つまり、ああは行ったものの、この時点では明確に殺意はなかったわけです。
見た目と扱いはあれですが、荒くれ者集団に見えましたが、設定では、レッドドラゴンも倒したことがある、高名な傭兵団ですしね。
最後の戦闘のように、自分たちの仕事を直接邪魔する、となれば話は別だと思いますが。
なので除外します。
ボルク
ノックスの十戒より魔法使いは犯人ではいけないんで、除外。
以外でいうと、まず身長問題があります。
ただし、問題があるとすると、ボルクはゴールデンドラゴンで姿を変えることができるんですよね。
しかし、犯行のためにわざわざ高身長のキャラクターに造形を変えるとも考えにくい。
また、ボルクの立場であれば、ボホールトのところでも解説した通り、寝ているところを火吹いて焼き殺してしまう方が早かったですよね。
でも、それをしなかった。
ボルクは例え、自分の子どもを守ることだとはいえ、
無駄な殺生を好まなかったのでしょう。
だから、サー・アイクだけこんなまどろっこしい方法で殺す、ということはなかったのだと思います。
ティア
こっからが本番です。
ティアとヴィア。
どちらもゼリカニア人。
ボルクへの信仰心も同じです。
つまり、動機はあります。
そして、犯行できる身長もあり、武器も持っています。
犯行現場に現れた際も武器を右手に持っていましたね。
サー・アイクの傷口から察するに、右利きの犯行ですから、それも合致しています。
なのに、なぜティアは除外したか。
それは、彼女の犯行現場に達したときの顔です。
驚きと哀れみの合わさった顔をしています。
これは犯人の顔ではないですね。
ところが・・・問題のヴィアです。
ヴィア
この現場に駆けつけたときの顔を見てください。
犯人の顔です(確信)
サー・アイクのことを見下した表情。
そして、驚きもありません。
無感情です。
この事実を最初から知っていたかのように・・・。
なので、
犯行が可能で、動機もある中、状況から見て、犯人は・・・
ヴィアです!
了