こんにちわ!
AI関連のニュースだとついついかじりついてしまうーーぼくです。
以前取り上げたSVF(ソフトバンクビジョンファンド)の続報です。
SVFの問題で今回のソフトバンクグループの決算は最悪でした。
WeWorkやUberの問題がありましたからね。
それだけでなく、インドの最大ホテル事業であるOYOにも出資しているわけですが、日本で展開するOYOのビジネスに黄色信号が点滅しているようです。
OYOとは?
創業6年で世界2位になった不動産会社。
ソフトバンクが出資する他の企業よろしくマッチングサービス系です。
AIがホテルの需給を計算し、部屋の料金設定するという斬新なビジネスモデルであり、
投資判断も早く、急激に事業を拡大した。
OYOの何が問題?
日本で展開した場合において、部屋料金設定が不適切であったり、オーナーとの契約にある最低料金(売り上げを達成できなかった場合、オーナーにOYOが支払う料金)が不明瞭かつ、不公平であると被害者の会が結成される始末です。
まあ、自称被害者はどこでもいるものなので、どこまでが本物の被害者で、どこからが偽物なのかは言及しませんが、確かに、報道で紹介されている部屋の料金設定はおかしかったです。
オーシャンヴューの4人部屋くらいで、露天風呂付きが¥2,000でした・・・
ただ、AIを使ったビジネスは日本の場合、同じような問題を多く孕んでいます。
OYOだけじゃないAIの問題
日本語は、日本でしか使われていないから。
どういうことかというと、AIは学習が命なんです。
で。
世界、という単位で考えると、英語がほぼ公用語で、多くのデータを得ることができます。
しかし、日本で展開する場合、日本語のデータを多く取り込まなければならないのですが、日本語は、ほぼ日本でしか使われておらず、
データの絶対量が少ないわけです。
「でも数字だから関係ないんじゃないの?」
でもないんです。
考えてもみてください。
数字だけで、こういうビジネスが拡大していたのだとしたら、そもそも優秀な数学者さえいればそれでOKなわけです。
それが、ほとんどの場合どうでない。
どういうことかといえば、それは数字には表せられないーー正確には、今の技術ではまだ数字に置き換えられないーー要素が必要と言うことです。
非構造体、つまり言語的なモノのことですね。
となったときに、さっきの問題にぶち当たるわけです。
日本語、好きなんですけどね・・・
OYO問題から見えてくる違う未来
でも、しかしです。
待ってください。本当にOYOが悪いのでしょうか。
それはわかりません。
早合点かもしれません。
さっきあげた部屋だって、本当に市場価値が¥2,000なのかもしれないじゃないですか。
そう考えると、別の考えが浮かんできます。
日本のホテルビジネスってピンチなんじゃないの?
ってことです。
AIが多くのデーターから算出する価値が低い=単純に価値が低い
ってだけの可能性もありますよね。
人間が気づいていない。
あるいは、気づいていないフリをしているだけで・・・
了