【幻想水滸伝】ロッカクの里をシリーズ通して解説|Ⅰでの里の壊滅とハンゾウの生還、Ⅱで初めて入れる忍びの隠れ里、STAR LEAP第3章の副頭領ツバキまで

ロッカクの里は、幻想水滸伝シリーズに登場する、地図に載らない森の奥の忍びの隠れ里です。解放軍の本拠地に一人のくノ一が駆け込み、「わがロッカクの村は、帝国にていこうをつづけていましたが、ついにテオ・マクドール率いる討伐軍によって……」と言葉を詰まらせる。『幻想水滸伝Ⅰ』でこの里は、主人公が実の父テオと戦場で向き合うきっかけとして登場しました。ところがⅠでは、プレイヤーはこの里に一度も足を踏み入れられません。里の中を歩けるようになるのは続編のⅡからで、2026年9月24日にはスマホ向けの『幻想水滸伝 STAR LEAP』第3章で、ロッカクの里が物語の舞台になりました。本記事では、Ⅰでの里の壊滅から、統領ハンゾウの生還、Ⅱでの再建と忍びたちの加入、作品をまたいだ宿星の配置、STAR LEAPの副頭領ツバキまで、シリーズを通したロッカクの里の姿を整理します。
ネタバレ注意:この記事は『幻想水滸伝Ⅰ』『幻想水滸伝Ⅱ』の中盤から終盤の展開(テオ・マクドールとの戦い、ハンゾウの再登場、エンディングの後日談)と、『幻想水滸伝 STAR LEAP』第3章の人物設定に触れています。
出典に関する注記:Ⅰの台詞は、PSP版『幻想水滸伝I&II』の台詞を書き起こした個人の台詞集サイトで確認しました(ゲーム内で筆者が直接確認したものではありません)。Ⅰ・Ⅱの加入条件、宿星、里への行き方、入手アイテムは攻略サイト(ゲームエイト・神ゲー攻略・RRPG)に基づきます。STAR LEAPの情報は、KONAMIのプレスリリース、ファミ通の記事、攻略サイト(Kaiden.gg・神ゲー攻略・GameWith・Gamerch)によるものです。里の成り立ち、Ⅰの後の再建、ハンゾウの経歴などは、ファンが運営する百科事典「Gensopedia」(書籍を出典としている記述)と日本語版Wikipediaの内容で、KONAMI刊の公式攻略本・設定資料集とは照合していません。本文では「攻略サイト準拠」「ファン資料準拠」と区分して書きます。記事中の図解は本記事用に作成した概念図です。
ロッカクの里とは|基本データ
ロッカクの里は、忍者たちが暮らす隠れ里です。統領(頭領)のハンゾウが里を率い、副頭領が置かれています。里の出身者はⅠ・Ⅱで108星に加わりました。Ⅰの戦争イベントでは、カスミとフウマが敵の次の策を読む「忍者」として働きます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 種別 | 忍者の隠れ里。Ⅰのエンディングでは「ロッカクのかくれざと」とも表示される |
| 所在 | Ⅱではトランの山道の途中から入る(攻略サイト準拠)。ファン資料では「グレッグミンスターとバナーの村の間、森の道から外れた場所」 |
| 里の長 | ハンゾウ。Ⅰの台詞では本人が「ロッカクの忍びを率いるハンゾウ」と名乗り、カスミは「われらの統領ハンゾウさま」と呼ぶ。日本語版Wikipediaの表記は「頭領」 |
| 主な出身者 | カスミ(Ⅰ・Ⅱ)、フウマ(Ⅰ)、モンド(Ⅱ)、サスケ(Ⅱ)、ツバキ(STAR LEAP) |
| 英語表記 | Rokkaku Hamlet(Gensopedia・英語版攻略サイトの表記) |
作品ごとの扱いをまとめると、次の表のようになります。里そのものに入れると確認できたのはⅡとSTAR LEAPです。Ⅲ以降のナンバリング作品では、ロッカクの里やその出身者への言及を今回の調査では確認できませんでした。
| 作品 | 里に入れるか | ロッカクの扱い |
|---|---|---|
| 幻想水滸伝Ⅰ | 入れない | カスミの報告と台詞の中で語られる。テオ軍に落とされ、終盤にハンゾウが再登場 |
| 幻想水滸伝Ⅱ | 入れる(入れる場所は一部) | モンドとサスケが里で仲間になる。交易所やアイテムもある |
| 幻想水滸外伝Vol.2 | 未確認 | カスミが登場する(日本語版Wikipediaの登場作品欄)。里の描写は未確認 |
| Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ・ティアクライス・紡がれし百年の時など | ― | 言及を確認できず |
| 幻想水滸伝 STAR LEAP | 入れる | 第3章の舞台。カスミ・サスケ・副頭領ツバキが登場し、里のさまざまな場所を歩ける |
ファミ通のTGS2026の記事も、「『幻想水滸伝I』では入ることができず、『幻想水滸伝II』でも入れる場所は一部に限られていた」と説明しています。長いあいだ名前と人物だけが知られ、中の様子はほとんど描かれてこなかった里だと言えます。

ロッカクの里はどこにあるのか
里の位置をゲーム内の地図で示せるのは、実際に入れるⅡだけです。神ゲー攻略によると、Ⅱではトラン共和国からの帰り道、トランの山道のはしごを登った次のエリアで、エリアを移る直前の木から下側に入ると里にたどり着きます。ワールドマップ上に独立した地点として置かれているわけではなく、山道の脇道の先に隠れているという作りです。
ファン資料(Gensopedia)は、里の場所を「グレッグミンスターとバナーの村の間、森の道から外れた場所」と説明しています。地図に載らない隠れ里で、よそ者が入り込もうとしても、忍術で森の道へ戻されてしまうという設定です。Ⅱの攻略サイトにも、条件を満たさずに入ろうとすると追い出されるだけだという記述があり、この設定とかみ合っています。図2は、この二つの説明を重ねた概念図です。

国との関係について、ファン資料(Gensopedia)は、里が昔から他国の支配を受けずにきて、赤月帝国が影響力を及ぼそうとするのにも抵抗してきたと説明しています。Ⅰのカスミの台詞にある「帝国にていこうをつづけていました」という一文は、この里が赤月帝国の支配に従わず、独立した立場を守ってきたことを示しています。
幻想水滸伝Ⅰ|テオ・マクドールの討伐軍による里の壊滅
カスミの報告から始まる父との戦い
Ⅰの物語でロッカクの里が大きく取り上げられるのは、スカーレティシア城を攻略した後です。本拠地の4階でマッシュが、「ロッカクのかくれざとからきた忍びのカスミ」を主人公に引き合わせます。台詞集で確認できるカスミの報告は、次のとおりです。
カスミの報告(Ⅰ・台詞集より):「わたしはロッカクの忍び、カスミと申します。わがロッカクの村は、帝国にていこうをつづけていましたが、ついにテオ・マクドール率いる討伐軍によって・・・・・・・ われらの統領ハンゾウさまは、このことを解放軍に知らせろと、わたしを逃がしてくれました。」
報告を終えたカスミはそのまま仲間になり、「テオの率いる討伐軍は、すぐそこまで来ているはずです」と告げます。直後に、テオ軍との戦争イベントが始まります。攻略サイトによると、この1回目の戦争はどの命令を出しても勝てない負けイベントです。カスミは戦場で「敵の次の策は、鉄甲騎馬兵です」と敵の手を読みますが、解放軍の攻撃はテオの鉄甲騎馬兵にまったく通じず、全軍が退却します。追ってくるテオの前に立ちふさがるのが、かつてテオに仕えたパーンです。ゲームエイトによると、この一騎打ちでパーンが倒されると108星全員を仲間にできなくなり、グッドエンディングにたどり着けなくなります。攻略サイトがこの戦いを「取り返しのつかない要素」として扱うのはそのためです。
つまりロッカクの里の陥落は、主人公が父テオと敵として向き合う一連の流れの起点になっています。里がどれほどの被害を受けたか、死者が何人出たかといった具体的な数字は、ゲーム内の台詞からは確認できませんでした。カスミの報告は「討伐軍によって……」のところで途切れており、何が起きたかをはっきり言葉にしないまま、帝国の猛将が迫っていることだけが伝わる構成です。
なぜ里は狙われたのか
ゲーム内で示される理由は、カスミの「帝国にていこうをつづけていました」という一文だけです。日本語版Wikipediaは、テオが反乱鎮圧の命を受けて「ロッカクの隠れ里を襲撃し大打撃を与え」たと書いています。
ファン資料(Gensopedia)はもう少し踏み込み、帝国の使者が降伏を求め、里長ハンゾウが最終的にそれを拒んだために攻撃を受けたとしています。また、戦わない住民の多くはジョウストン都市同盟の側へ逃れて生き延びたとも書いています。いずれも書籍を出典とする記述ですが、本記事では原典と照合できていないため、ファン資料準拠の情報として扱います。
考察:Ⅰの物語で、テオは「帝国の軍人としての務め」と「息子への情」の間で揺れる人物として描かれます。そのテオが最初に解放軍の前に現れるとき、彼はすでに一つの里を攻め落とした後です。ロッカクの里は、テオが命令とあれば容赦なく動く将軍であることを、プレイヤーに一言で伝える役割を持っていると読めます。カスミが敗戦の報せを持ち込む「伝令」として登場するのも、忍びという立場にかなっています。
統領ハンゾウの生還
里を失ったハンゾウは、物語の最終盤で再び姿を現します。台詞集によると、帝都グレッグミンスターへ突入する直前、ユーバーとの最後の戦争に勝った後の場面で、ハンゾウは主人公の前に進み出てこう名乗ります。
ハンゾウとカスミの再会(Ⅰ・台詞集より):ハンゾウ「それがしは、ロッカクの忍びを率いるハンゾウと申すもの。いままで野にかくれ時をまっていました。」
カスミ「ハンゾウさま! 生きていらっしゃったんですか。」
ハンゾウ「ああ、しかしそれを知らせるわけにはいかなかったんだ。ゆるしてくれ。」
カスミは、統領が生きていることを知らされないまま解放軍で戦っていたことになります。ハンゾウが108星に加わることはなく、この再会の場面が、Ⅰでのロッカクの物語の締めくくりになります。ファン資料(Gensopedia)は、このあとハンゾウがグレッグミンスターの城攻めに力を貸したとしていますが、ゲーム内の具体的な描写は今回確認できていません。
エンディングで語られる里のその後
Ⅰのエンディングでは、108星それぞれのその後が短く表示されます。台詞集で確認できるロッカク関係の2人の後日談は次のとおりです。
- 地急星カスミ:「ロッカクのかくれざとに戻る」
- 地好星フウマ:「ロッカクの里にまねかれる」
フウマは、日本語版Wikipediaで「ロッカクの里出身の忍者だが、抜け忍である」と説明される人物です。攻略サイトによると、フウマは城レベル3以上のとき、竜騎士の砦の北東の外壁の陰に隠れているところに話しかけると仲間になります。里を捨てた忍びが、戦いが終わって里に「まねかれる」。短い一文ですが、討伐軍に落とされた里が、出ていった者まで呼び戻して立て直そうとしていることが読み取れます。
なお、Ⅰには同じく忍者のカゲ(天異星)もいます。攻略サイトによると、カゲは城レベル2以上で秘密工場にいるところに話しかけ、20000ポッチを払うと仲間になります。戦争イベントではカスミ・フウマと並んで「忍者」として敵の策を読みますが、カゲをロッカク出身とする記述は見つかりませんでした。ファン資料は、カゲを別の忍者集団の側の人物として扱っています。

ⅠとⅡの間|里の再建(ファン資料準拠)
Ⅰの舞台は太陽暦457年、Ⅱの舞台は太陽暦460年です(いずれも日本語版Wikipediaの作品解説)。この間にロッカクの里で何があったのかは、ゲーム本編では描かれていません。
ファン資料(Gensopedia)は、戦後の3年間で、身分や年齢に関係なく里の者が総出で里を建て直したとしています。ハンゾウは戻ってきたカスミを副頭領に任じ、里を出ていたフウマを里に迎え入れたとも書かれています。日本語版Wikipediaも、カスミについて「戦後はロッカクの里に戻り副頭領となっており」と説明しています。
Ⅰのエンディングの「カスミはかくれざとに戻る」「フウマは里にまねかれる」という2行と、Ⅱで描かれる再建後の里。その間を埋めているのがこれらの設定です。ゲーム本編に書かれていることと、ファン資料で補われていることを分けて読むと、Ⅰのエンディングの2行が、Ⅱへの前振りとしてきちんと働いていることが分かります。
幻想水滸伝Ⅱ|初めて足を踏み入れる忍びの里
カスミとバレリアの二択
Ⅱでは、トラン共和国との同盟が成立する場面で、グレッグミンスター城の玉座でレパントと会見した後、カスミかバレリアのどちらか一方を仲間にできます。選ばなかった側は仲間にできません。RRPGのプロフィールでは、Ⅱのカスミは「前作の108星の一人。ロッカクの里の副頭領」で、19歳です。宿星は地急星で、固有の「もずの紋章」を宿しています。バレリアを選んだ場合、地急星にはトモが入ります(攻略サイト準拠)。
ゲームエイトによると、ⅡでⅠの主人公を仲間にするイベントのときにカスミをパーティーに入れていると、カスミがⅠの主人公への想いを語る会話を見られます。Ⅰで里を失った少女が、3年後に副頭領として同じ人物の前に立つ場面です。
里への入り方と加入する忍び
Ⅱでロッカクの里に入れる時期は、カスミを選んだかどうかで変わります。神ゲー攻略は、カスミを仲間にしていればトラン共和国からの帰りに里へ寄れる一方、バレリアを選んだ場合は城レベルが4になる終盤まで入れないとしています。
| 仲間 | 宿星 | 加入条件(攻略サイト準拠) | 人物 |
|---|---|---|---|
| カスミ | 地急星 | レパントとの会見後、バレリアとの二択で選ぶ | 里の副頭領。19歳。もずの紋章を宿す |
| モンド | 地好星 | 城レベル4以上で里に入る。カスミを仲間にしていれば城レベル3から(ゲームエイトはパーティーにカスミを入れて行くと記載) | 里の忍者。35歳。固有の「かげろうの紋章」 |
| サスケ | 地狂星 | モンドと同じ条件。里の交易所の前で話しかける | 里の少年忍者。13歳 |
神ゲー攻略によると、里に入ると自動で屋敷まで進んでモンドが仲間になり、サスケは外へ出ていってしまうので、交易所の前まで追いかけて話しかけます。サスケはすぐ本拠地へ移動するため、パーティーに入れたい場合は一度本拠地の酒場へ戻る必要があります。日本語版Wikipediaは、サスケの父親がかつて里の副頭領だったとも書いています。
里で手に入るもの
神ゲー攻略によると、サスケを仲間にした後、里では次のものが手に入ります。
- またたきの封印球:ハンゾウの屋敷の前にいる男から受け取る
- 音セット6:交易所の地下でNPCと話して入手
- 子豚:3000ポッチで購入できる
日本語版Wikipediaの登場作品欄では、統領ハンゾウもⅠ・Ⅱの両方に登場する人物とされており、Ⅱの里には「ハンゾウの屋敷」があります。里には交易所もあり、Ⅱの交易品の売り買いにも使えます。ストーリーを進めるために寄る必要はありませんが、108星を集めるにはモンドとサスケの加入のために訪れる必要があります。
考察:Ⅱのロッカクの里は、Ⅰで討伐軍に落とされた里が立ち直った姿です。里の奥にはハンゾウの屋敷があり、交易所が開かれ、里の外へ出たがる少年忍者サスケがいる。Ⅰでは台詞でしか存在しなかった場所が、Ⅱで実際に歩ける場所として描かれたことで、Ⅰで失われたものが3年のうちに取り戻されたことが伝わります。ファン資料が書く「同盟の証としてモンドとサスケを送り出した」という設定も、Ⅰで解放軍に助けを求めた里が、今度は隣国の戦いに人を出す側に回った、と読むと筋が通ります。
宿星で見るロッカクの忍び
幻想水滸伝シリーズでは、作品ごとに108星の顔ぶれが変わり、同じ宿星を別の人物が担うことも珍しくありません。ロッカク出身者の宿星を並べると、地急星・地好星・地狂星の3つに集まっていることが分かります(図4)。

- 地急星:Ⅰはカスミ。Ⅱはカスミを選んだ場合はカスミ、バレリアを選んだ場合はトモ。STAR LEAPでは副頭領のツバキが担う
- 地好星:Ⅰはフウマ、Ⅱはモンド。どちらもロッカクの男性忍者。STAR LEAPはKaidenの宿星一覧で空欄
- 地狂星:Ⅰは鍛冶屋のムース、Ⅱはサスケ、STAR LEAPはリヒョウ
Ⅱでカスミを選んだ場合、Ⅰ・Ⅱ・STAR LEAPの地急星にはロッカクのくノ一が並びます。この点は、偶然にしては揃いすぎているようにも見えます。ただし、制作側が意図して宿星を揃えたと説明した資料は見つかっていません。あくまで並べてみると一致している、という観察にとどめます。
幻想水滸伝 STAR LEAP|第3章の舞台になったロッカクの里
カスミ・サスケ・副頭領ツバキの登場
2026年9月24日に配信された『幻想水滸伝 STAR LEAP』のメインストーリー第3章は、仙郷シャンピアとロッカクの里を中心に物語が進みます。KONAMIのプレスリリースは「『幻想水滸伝II』でも活躍したサスケやカスミの登場」をうたい、ファミ通の記事は、里では次の3人が登場すると紹介しています。
| キャラクター | 声優 | 紹介(ファミ通の記事より) |
|---|---|---|
| カスミ | 綾瀬みゆう | 年若いながらモズの紋章を宿す、里屈指の実力を持つ忍び |
| サスケ | 大鈴功起 | 実戦経験こそ少ないものの、高い身体能力と勇敢さを備える少年 |
| ツバキ | 呉羽藍依 | 副頭領を務める。責任感が強く、強さと優しさ、愛情の深さを併せ持ち、里の人々から慕われている |
ファミ通は、STAR LEAPでは里のさまざまな場所を歩き回れるようだとも伝えています。攻略サイトのGamerchのストーリー表では、3章2話1節の欄に、ツバキ戦とあわせて「ロッカクの里探索解放」と書かれています。紋章名の表記は、原作Ⅱの攻略サイトや幻想水滸伝公式Xが「もずの紋章」、STAR LEAP関連のファミ通記事が「モズの紋章」と、ひらがなとカタカナで分かれています。
ツバキ|忍びの道と心が望む道
ツバキは第3章で追加された108星の一人です。攻略サイトによると、宿星は地急星です。神ゲー攻略とGameWithは3章3話で自動的に仲間になるとしていますが、Kaiden.ggの108星一覧ではツバキが「4章0話」の欄に載っており、話数の表記はサイトで割れています。Kaiden.ggの人物ページには、ゲーム内の書庫の文章が載っています。そこでのツバキは「ロッカクの里で副頭領を務めていたくノ一」で、一般的な忍びが持ち運びやすい武器を好むなか、戦闘任務に特化しているためあえて大きな槍を使うとされています。
書庫の「心が望む道」の項では、ツバキはテンリュウに夫スイゲツと弟ウラクを殺され、仇討ちを決意します。しかし副頭領という立場がそれを簡単には許さず、「忍びの道」と「心が望む道」の間で悩んだ末に、自らの心に従ったと書かれています。
考察:Ⅰのカスミは、統領の命を受けて里を離れ、解放軍に報せを届けました。里のために動いた忍びです。STAR LEAPのツバキは反対に、里の役職を背負いながら、個人の復讐のために里の外へ出る道を選びます。同じ地急星のくノ一でも、里と個人のどちらを優先するかで対照的な描かれ方をしています。「掟」を重んじる仙郷シャンピアと同じ章で描かれていることを考えると、第3章は「共同体の決まり」と「個人の心」の衝突を共通のテーマにしている、と読むこともできます。
カスミとサスケは仲間になるのか
2026年9月26日時点で、Kaiden.ggのキャラクター一覧にある「ロッカクの里」所属の108星はツバキだけです。GameWithの108星一覧とSSR一覧にも、カスミ・サスケの名前は見当たりません。神ゲー攻略のカスミ・サスケのページは、配信前の予想の段階で、レアリティや属性は「詳細は不明」となっています。現時点では、2人はストーリーに登場する人物で、プレイアブルとしての実装は確認できていません。今後の実装の有無も公式には発表されていません。
モンドとフウマについては、STAR LEAPへの登場を伝える公式発表やメディア記事は見つかりませんでした。
原作との時系列はまだ分からない
Gamerchのストーリー攻略ページは、STAR LEAPの章見出しを1章=太陽暦453年、2章=455年、3章=458年と整理しています。一方、原作Ⅰは太陽暦457年、Ⅱは460年の物語です。数字だけを並べると、STAR LEAPの第3章(458年)は原作Ⅰの翌年、Ⅱの2年前にあたります。Kaiden.ggの108星一覧も同じ458年を表示しています。
ただし、STAR LEAPの物語が原作Ⅰでの里の壊滅とどう関係するのか、STAR LEAPのカスミやサスケが原作と同じ人生をたどるのかについて、公式の説明は確認できていません。原作のファン資料にある生年と、STAR LEAPでの2人の年齢の関係も確かめられていないため、本記事では時系列のつなげ方を推測で書くことは控えます。第3章以降の展開や公式の説明を待って判断したい部分です。
小説・その他の展開
ゲーム以外の展開では、次のものが確認できました(いずれもファン資料・日本語版Wikipedia準拠で、現物は未確認です)。
- 幻想水滸外伝Vol.2:カスミが登場作品に含まれている(日本語版Wikipedia)。ロッカクの里が描かれるかは未確認
- 電撃文庫『幻想水滸伝 短編集2』:収録作「少年忍者奮戦記」は、Ⅰの後に再建中のロッカクの里を舞台に、サスケを中心にした話だとGensopediaは紹介している
- カードゲーム:Gensopediaは、カスミ・モンド・サスケのカードが紙のトレーディングカードゲーム「幻想水滸伝カードストーリーズ」にあると記載している
ロッカクの里がシリーズで果たしてきた役割
シリーズ全体で見ると、ロッカクの里は大きな国や軍の陰にある「小さな共同体」として描かれ続けています。Ⅰでは、帝国の支配を拒んだために討伐軍に落とされ、その報せが父と子の戦いの引き金になりました。Ⅱでは、再建された里が人を送り出し、隣国の戦争に手を貸しました。STAR LEAPでは、里の掟と個人の思いの間で揺れる副頭領が描かれています。
Ⅰ・Ⅱを通して、忍びたちは主役の軍勢の中心には立ちません。Ⅰの戦争イベントで敵の次の策を読み、報せを運び、影から支える役回りです。そうした目立たない立場の人々にも、それぞれの故郷と事情がある。108人の物語を描くシリーズらしい奥行きを、この小さな隠れ里はよく表しています。
Ⅰ・Ⅱの物語全体の流れは幻想水滸伝Ⅰのストーリー解説と幻想水滸伝Ⅱのストーリー解説で、STAR LEAP第3章で加わったツバキたち新108星の性能は第3章の新108星10人の紹介・考察で詳しく扱っています。
まとめ
- ロッカクの里は忍びの隠れ里:統領(頭領)ハンゾウが率いる。地図に載らず、Ⅱではトランの山道の脇道から入る
- Ⅰでは入れない:スカーレティシア城の攻略後、カスミが「テオ・マクドール率いる討伐軍」による里の陥落を伝え、テオ軍との戦いが始まる
- ハンゾウは生きていた:最後の戦争の後に「ロッカクの忍びを率いるハンゾウ」と名乗り出て、カスミと再会する
- エンディングの後日談:カスミは「ロッカクのかくれざとに戻る」、抜け忍のフウマは「ロッカクの里にまねかれる」
- Ⅱで初めて里に入れる:カスミはバレリアとの二択。里ではモンド(地好星)とサスケ(地狂星)が加入し、またたきの封印球や子豚が手に入る
- 地急星はロッカクのくノ一:Ⅰのカスミ、Ⅱのカスミ(バレリアを選ぶとトモ)、STAR LEAPのツバキ。ただし意図的な配置かは公式に説明されていない
- STAR LEAP第3章で里を歩ける:カスミ・サスケ・副頭領ツバキが登場。3人のうちプレイアブルとして確認できたのはツバキのみで、カスミ・サスケの実装は2026年9月26日時点で未確認
- 原作との時系列は未確定:攻略サイト上の章の年代はⅠに近いが、公式の説明がなく、つながり方は断定できない







