Overcooked! 2は、客の注文に追われながら仲間と厨房を回す協力型のクッキングアクションです。前作で「満たされぬもの」から世界を救ったオニオン王国に、今度はパンの怪物「ゾンビ・ブレッド」が現れます。シェフたちは熱気球の上や宇宙人の惑星といった厨房に立ち、食材を刻み、火にかけ、ときには部屋の反対側まで放り投げて注文をさばいていきます。

開発は英国のGhost Town Games Ltd.とTeam17、販売はTeam17で、Steam版は2018年8月7日に発売されました。2026年9月30日時点のSteamでは「非常に好評」の評価を受けており、同日の売上上位(トップセラー)で20位に入っています。

作品概要

項目内容
タイトルOvercooked! 2
開発Ghost Town Games Ltd.、Team17
販売Team17
発売日(Steam)2018年8月7日
価格(Steam)通常2,570円(2026年9月30日時点のストア表示は75%オフの642円)
ジャンルアクション、カジュアル、インディー
日本語対応(インターフェイスと字幕。音声は日本語を含む全言語で対応表示なし)
対応言語英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、日本語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、ポーランド語、ポルトガル語(ブラジル)、ロシア語
プラットフォーム(Steam)Windows、macOS、SteamOS+Linux。Steam Deckは「確認済み」
プレイ人数1〜4人(ローカル・オンラインの協力と対戦)
ストアページSteam「Overcooked! 2」

シリーズ1作目『Overcooked!』はGhost Town Gamesが開発し、Team17が販売した作品でした。Team17公式サイトの記事「The A-Z of Overcooked! 2」によると、2作目は企画段階から両スタジオの共同作業となり、開発の大部分はTeam17のWakefieldスタジオが担当しています。人員が増えたことで、オンラインプレイや新しいステージ、シェフの追加が可能になったと同記事は説明しています。

家庭用機ではPlayStation 4、Xbox One、Nintendo Switchでも2018年8月7日に同時発売されました。Steamの機能表示には、シングルプレイヤー、オンライン協力・対戦、画面共有での協力・対戦、Remote Play Together、フルコントローラサポート、Steamクラウドが並んでいます。

世界観・ストーリー

舞台は前作と同じオニオン王国です。Steamストアの説明文によると、プレイヤーは前作で「満たされぬもの」(The Ever Peckish)から世界を救ったシェフで、今回は新たな脅威であるゾンビ・ブレッド(The Unbread)を食い止めるためにキッチンへ戻ります。Xboxの公式ブログ(Xbox Wire)の紹介記事では、オニオン王がケビンの制止を聞かずに一冊の本を読み上げたことが、この騒動のきっかけとして書かれています。

冒険の舞台は陸・海・空に広がり、ストアの説明文ではスシレストラン、魔法学校、鉱山、宇宙人の惑星といったテーマが挙げられています。ステージ間の移動は、地形に合わせて陸・海・空用に姿を変えるフードトラックでワールドマップを走る形式です(Team17公式記事)。

ゲームシステム・遊び方

1ステージの流れは、表示された注文のレシピを確認し、食材を集めて切る・加熱するなどの下ごしらえをし、皿に盛って提供する、の繰り返しです(図1を参照)。制限時間内にどれだけ注文をこなせたかでスコアが決まり、そのスコアに応じて星で評価されます。レシピはスシ、ケーキ、バーガー、ピザのほか、Team17公式記事ではポテトやチキンナゲット、ブリトーも紹介されています。

Overcooked! 2の1ステージの基本の流れの図
図1:1ステージの基本の流れ(Steamストアの説明文とTeam17公式記事をもとに作成)

2作目で加わった「投げる」操作

本作の特徴として公式が挙げるのが、食材を投げる操作です。Team17公式記事によると、仲間に向かって食材を投げてキャッチさせたり、鍋へ直接放り込んだりでき、後半のステージでは仲間と分断されて投げるしか受け渡しの手段がない場面も出てきます。対戦モードでは、相手チームの食材を奪って投げることもできます。

コンボと星評価

注文を並んでいる順番どおりに完成させると、スコアに倍率がかかるコンボが発生します。Team17公式記事は、全ステージで3つ星を取るにはこのコンボを使いこなす必要があると説明しています。Steamの公式更新告知によると、キャンペーンのストーリーレベルをすべてクリアすると「New Game+」が解放され、4つ目の星に挑戦できるようになります。

形を変えるキッチン

ステージは固定された厨房ばかりではありません。ストアの説明文には、テレポーターや動くプラットフォームがあるキッチン、シェフを別の場所へ飛ばしてしまうキッチンが登場すると書かれています。Team17公式記事では、熱気球の上でサラダを作っていたら寿司レストランに墜落し、2つのレシピを同時にこなしながら火を消すことになる、という例が紹介されています。

モード構成

本編の主なモードは図2のとおりです。ストーリーのほか、キッチンのテーマを選ぶとランダムなステージが読み込まれる「アーケード」、2チームが1つのキッチンを共有して得点を競う「対戦(Versus)」があります。ストーリー中の秘密の目標を達成すると、難度の高い「ケビンのボーナスステージ」が解放されます。本編のキッチン数は発売時点で計45です(Team17公式記事)。

Overcooked! 2の本編で遊べる主なモードの図
図2:本編で遊べる主なモード(Team17公式記事・公式FAQ、Steamストアの機能表示と公式更新告知をもとに作成)

1人でも遊べ、レビュー記事によるとその場合は2人のシェフを切り替えながら操作します。オンラインについてTeam17公式記事は、全モードがオンラインに対応していること、ボイスチャットに対応していること、ゲーム中やロビーで使えるエモートがあることを挙げています。Team17公式FAQによると、ストーリー(キャンペーン)はフレンドリストから招待して一緒に遊ぶ形式で、アーケードと対戦ではロビー/マッチングで見知らぬプレイヤーを探すこともできます。

見どころ

切る、焼く、皿に盛って運ぶといった作業を仲間とどう分担するかが、このゲームの中心にあります。Team17公式記事は、オンラインでボイスチャットを使わないプレイヤー向けにエモートを用意した理由として「Overcooked!はコミュニケーションがすべて」と書いています。Team17公式記事は、ローカル協力プレイを「Overcooked! 2の中心」と位置づけ、コントローラーを初めて握る人も一緒に遊ぶ姿を見てきたと書いています。

追加コンテンツも長く配信されました(図3を参照)。単体の有料DLCは5本(ほかにSeason Pass)で、ビーチが舞台のSurf ‘n’ Turfは12のキャンペーンステージと串焼き・スムージーのレシピを追加し、火を消したり他のシェフの邪魔をしたりできる水鉄砲も登場します。無料の季節アップデートもあり、メインメニューの「Extras」から遊べます。

Overcooked! 2の追加コンテンツ配信時期の図
図3:追加コンテンツの配信時期(Steamストアの各DLCページとTeam17公式ニュースをもとに作成)
有料DLC(Steam)配信日通常価格
Too Many Cooks Pack(新シェフ5人)2018年8月7日310円
Surf ‘n’ Turf2018年10月3日620円
Campfire Cook Off2019年4月18日620円
Night of the Hangry Horde2019年6月13日1,010円
Carnival of Chaos(コンボミール、キャノン)2019年9月12日620円
Season Pass2019年4月18日2,050円

ポイント:SteamのNight of the Hangry Horde のページには、Season Pass購入者は追加料金なしで遊べると記載されています。複数のDLCを買う予定があるなら、Season Passとの価格差を先に確認しておくと無駄がありません。

Steamでの評価

項目数値(2026年9月30日時点)
総合評価(全言語)非常に好評
レビュー総数84,555件(好評76,438件・不評8,117件、好評率約90%)
日本語レビュー非常に好評(243件中90%)
最近のレビュー非常に好評(429件中90%)
Metacriticスコア(Steamの表示)81

Steamレビューでは、全言語で84,555件のうち76,438件が好評で、評価ラベルは「非常に好評」です。一部の英語レビューでは、友人や家族と遊んで盛り上がった体験や、モード・レシピ・キッチンの多さが好意的に書かれています。

こんな人におすすめ

向いている人:家族や友人と同じ画面で遊べるゲームを探している人、オンラインで知人と協力プレイをしたい人、短時間の区切りで遊べるゲームがほしい人。1ステージは制限時間制で、アーケードモードはキッチンのテーマを選ぶだけで始められます。Steam Deckは「確認済み」なので、携帯機として持ち出して遊ぶこともできます。

購入前の注意点

注意:Team17のサポートページによると、本作のクロスプレイはPC版同士に限られ、PlayStationやNintendo Switchなど家庭用機のプレイヤーとは一緒に遊べません。家庭用機を含むクロスプレイは別作品の『Overcooked! All You Can Eat』だけが対応しており、本作と『All You Can Eat』の間でも一緒には遊べません。また、日本語は字幕とインターフェイスのみの対応です。

類似作品

作品開発/販売・Steam発売日Steamストアでの説明
Overcooked! All You Can EatTeam17 Digital・Ghost Town Games/Team17 Digital、2021年3月23日1作目と2作目を4K・60fpsでリマスター。200以上のステージ(新ステージ22)と80人以上のシェフを収録
Moving OutSMG Studio・Devm Games/Team17、2020年4月28日物理演算を使った協力型の引っ越しシミュレーター
プレートアップ!(PlateUp!)It’s happening/Yogscast Games・Gamersky Games、2022年8月4日クッキングアクションに永続型のローグライト進行要素を組み合わせたレストラン運営

『Overcooked! All You Can Eat』は本作の本編とDLCをまとめたリマスター版で、Steamでの通常価格は4,100円です。家庭用機の友人とクロスプレイをしたい場合は、こちらが選択肢になります。

まとめ

  • 作品の軸: 注文の料理を仲間と分担して作り、制限時間内のスコアで星を競う最大4人の協力クッキングアクション
  • 2作目の新要素: 食材を投げる操作、形を変えるキッチン、全モード対応のオンラインプレイ
  • やり込み: コンボで3つ星を狙い、ストーリーキャンペーンをクリアするとNew Game+が解放され、4つ星に挑戦できる
  • 評価: Steamレビューは84,555件で「非常に好評」、Metacriticスコア81
  • 購入前の確認: 日本語は字幕とインターフェイスのみ。クロスプレイはPC同士に限られる