AION2は、レベル45に着いてから日課・週課や本格的な装備育成が始まるMMORPGです。2026年10月5日にグローバル版の正式サービスが始まり、まず目指すのは「いかに早く45にするか」です。ところが、メインクエストを追いかけるだけでは、Lv22前後とLv32前後でストーリーが急に止まります。さらに、必要な経験値の大半はゲームの終盤に集中しています。

この記事では、グローバル版クライアントから読み取られた経験値表と、公式ガイドの覚醒の仕組み、Lv45まで走ったプレイヤーの報告を突き合わせて、どこで時間を削れて、どこは削れないのかを考察します。初日にやることや設定全般は序盤攻略ガイドで扱っているので、ここでは「最速」に絞ります。

出典に関する注記:本記事は2026年10月9日時点の情報で、筆者自身のプレイ記録ではありません。覚醒・クエスト・自動移動・飛行の仕様は日本語の公式ガイド(aion2.ncsoft.jp、「2026年9月30日時点の情報」と明記)によります。経験値表とクエスト経験値の集計は、MetaBot.GGがグローバル版クライアントのデータを読み取って掲載している非公式の値です。所要時間や進め方のコツは攻略サイトとYouTube動画(自動字幕から要約、チャンネル名を併記。山鼠ネムさんのチャンネル名は「-Yamane NemuCh-山鼠ネム」)によるプレイヤー報告で、公式の数字ではありません。りょーとさんの動画はグローバル版のテスト期間(Lv37まで)、みりりんさんの比較は台湾版での検証です。アイキャッチ画像は『AION2』公式ファンキットの素材です(© NC Corporation. All Rights Reserved.)。

結論|最速化で効くのは「止まらないこと」と「戦闘の速さ」

  • レベルキャップはLv45(攻略サイト・プレイヤー情報。公式にLv45と明記した告知は見当たらない)
  • 経験値の約70%はLv40→45で使う。Lv30までの経験値は全体の2.7%にすぎない
  • 一度きりのクエスト(エピソード・地域・覚醒)の経験値を全部足しても、Lv45までの必要量の約98〜101%。覚醒のための寄り道は、経験値の面でも無駄にならない
  • Lv22前後とLv32前後で止まったら、近くの封印ダンジョンを先に。テスト版の報告では、封印ダンジョン1回と地域クエスト1件でディーヴァ ゲージは同じ3.7%上がり、封印ダンジョンのほうが早く終わった
  • キベリスク(テレポート地点)は通りがかりに必ず解放。グローバル版はクエスト地点への直接テレポートがほとんど使えず、止まったときの地域クエストで移動距離が効いてくる
  • 装備はほとんど強化しないまま45まで行けたという報告があり、強化・製作・羽集めは45以降に回すのが最速寄り。ただし寄り道ゼロだと戦闘が遅くなるトレードオフがある

グローバル版のレベルキャップはLv45

グローバル版の現在の上限はLv45で、攻略サイト(MetaBot.GG、Aion 2 Maps など)がクライアントのデータをもとに「ローンチ時の上限は45」と書いています。公式の文面では、10月3日の不具合のお知らせに「レベル45到達前にマップ内の『使命』タブを開いた場合」「レベル45に到達するまで『使命』タブを開かないことで回避できます」とあり、Lv45を到達点として扱っています。ただし、「最大レベル45」と明記した公式告知や公式ガイドは、2026年10月9日時点で見つかりませんでした。

韓国版・台湾版は、2026年7月のアップデート「Chapter 1」で上限がLv50に引き上げられています(NCSOFTの発表)。韓国版の攻略情報にはLv45〜50の地域やクエストが含まれるので、グローバル版のルートには混ぜないよう注意が必要です。

経験値の約7割はLv40→45で使う

AION2のLv1から45までに必要な経験値の区間別の割合の図
図1:Lv1→45の必要経験値の内訳(MetaBot.GGの経験値表から作成。非公式値)

MetaBot.GGの経験値表では、Lv1からLv45までに必要な経験値は合計754,816,909です。区間ごとに見ると、偏りがはっきりしています(図1)。

到達レベル累計経験値Lv45までに占める割合
Lv222,976,681約0.4%
Lv3020,704,499約2.7%
Lv3233,476,667約4.4%
Lv3568,756,377約9.1%
Lv40227,879,947約30.2%
Lv45754,816,909100%

1レベルに必要な経験値は、Lv10前後から先はおおむね1レベルごとに約1.27倍ずつ増えていきます。Lv44→45だけで160,765,875と、Lv1→38の累計(141,123,197)より多い量です。

ただし、これは「Lv40以降に7割の時間がかかる」という意味ではありません。後半のクエストほど1件でもらえる経験値も大きいからです。同じMetaBot.GGの集計でも、一度きりのエピソード・地域・覚醒クエストの経験値は後半ほど大きく、推奨レベルLv41〜45帯のクエストだけで天族約5.5億・魔族約4.6億あります。ただし、経験値の割合と時間の割合は一致しません。経験値の量で見ればLv30までは全体のわずか2.7%ですが、Aion 2 Database(dbaion2.ru)は、慣れたプレイヤーでもLv1〜21に2〜2.5時間かかり、ここが一番長い区間だとしています。寄り道の多くがこの区間にあるためです。序盤は経験値が少ないぶん、寄り道の量がそのまま時間の差になると考えられます。

考察:覚醒のための寄り道は経験値の面でも無駄にならない。MetaBot.GGの集計では、Lv45未満の一度きりのクエスト(エピソード・地域・覚醒、繰り返しクエストは除く)の経験値を全部足すと、天族で約7.42億、魔族で約7.60億です。Lv45までの必要量7.55億に対して、天族は約98%、魔族は約101%にあたります。天族は約1,310万足りず、その分はクエスト中に倒すモンスターやダンジョンの経験値で埋まる計算です。魔族はクエストだけで約540万上回ります。つまり一度きりのクエストを全部こなしてほぼ届く量で、クエストを飛ばした分はモンスター討伐などで補うことになります。エピソードクエスト単独の経験値は公開されていないので、メインだけで何レベルまで届くかは分かりませんが、ゲージ不足で止まったときの寄り道は、経験値も同時に稼げる時間と考えられます。

Lv22・32で止まったときの最短の抜け方

AION2でメインクエストが止まったときにディーヴァゲージを埋めて覚醒クエストへ進む流れの図
図2:メインクエストが止まったときの回り道(公式ガイドの覚醒の仕組みと、プレイヤー報告から整理)

公式ガイド「クエストの種類」によると、ディーヴァ ゲージは次の段階の覚醒までの進み具合を示すもので、エピソードクエスト、地域クエスト、駐屯地、封印ダンジョンなどを進めると上がります。100%になると次の段階の覚醒クエストが発動し、ゲージは初期化されます。攻略サイトでは「覚醒ゲージ」と呼ばれることも多いゲージです。覚醒しないと次のエピソードクエストが出てこないので、ここが「突然止まる」場面です。

止まる時期は、攻略サイト(Daeva Guides・Aion 2 Database)と山鼠ネムさん、りょーとさんの動画がそろってLv22前後とLv32前後を挙げています。NAHAKUさんの動画の自動字幕では「レベル23とか38くらい」と聞き取れますが、他の報告とは異なり、聞き取りの誤りの可能性もあります。

封印ダンジョンを先に、地域クエストは報酬で選ぶ

グローバル版のテスト期間にLv37まで進めたりょーとさんは、地域クエスト(サブクエスト)1件と封印ダンジョン1回で、ゲージの上昇はどちらも3.7%と同じだったと報告しています。そのうえで、地域クエストは装備がもらえる代わりに時間がかかり、封印ダンジョンは入ってボスを倒せば終わるので、急ぐなら封印ダンジョンという結論でした。攻略サイトのVGC(10月2日)は地域クエスト1件で5%弱としていて、数値には幅があります。毎回3.7%として計算すると、0%からは28回必要ですが、ゲージはエピソードクエストでも上がるので、止まった時点で必要な残りはもっと少なくなります。

封印ダンジョンには速さ以外の利点もあります。公式ガイドによると、封印ダンジョンではタイトル・翼の羽根・彫像などが手に入り、マップ上の「?」の表示をたどると入口が見つかります。selegamesさん(グローバル版アーリーアクセス)は、自陣営の封印ダンジョンでスキルポイントやディーヴァニオン結晶ももらえるようになったと報告しています。

地域クエストを使う場合は、報酬を見て選ぶのが近道です。公式ガイドでは地域クエストの主な報酬はディーヴァニオン結晶とキューブ(インベントリ)の拡張で、一部で装備やタイトルも出ます。山鼠ネムさんは装備がもらえるクエストを優先し、全身が青装備になるくらいを目安にするよう勧めています。NAHAKUさんによると、覚醒前の地域クエストは2回の停止で合計10個ほどこなし、Lv45でもゲージを埋めるにはかなりの数が必要だったとのことで、覚醒クエストはジャーナル(Jキー)の「覚醒」から目的地へ飛べるとのことです。

移動の時間を削る

グローバル版で最速を狙うなら、移動の詰め方が一番効きます。

  • クエスト自動移動を使う:公式ガイドによると、クエストをクリックするかAlt+数字キーで目的地まで自動で移動します。W・A・S・Dなどで動かすとキャンセルされます
  • 飛行と乗り物を交互に使う:飛行はVキーで開始・終了し、飛行中にShiftで高速飛行です(公式ガイド)。山鼠ネムさん・NAHAKUさんによるとLv5で翼が手に入ります。NAHAKUさんは、今のところ羽が最速で、次が乗り物なので、どちらかのスタミナが切れるたびに切り替えるとしています。山鼠ネムさんは、羽の自動移動でスタミナが切れて谷底や崖に引っかかり、かえって遅くなることがあると注意しています
  • キベリスクは近くを通ったら必ず解放:近くに寄るだけで自動で解放されます(NAHAKUさん)。NAHAKUさんは、解放しておかなかったせいで、覚醒前の地域クエストで長い距離を歩くことになり後悔したと話しています
  • クエスト地点への直接テレポートは期待しない:台湾版にあったクエストのテレポートは、グローバル版ではほとんど使えません(selegamesさん)。Aion 2 Mapsは、クライアントのデータ比較で、テレポートが付いたクエスト目的地はアジア版の583件に対してグローバル版は43件だと集計しています(非公式)

Aion 2 Mapsは同じ比較で、グローバル版のベルテロン・アルトガルドのストーリーはアジア版の約1.9倍の討伐数を求めるとも書いています(非公式)。台湾版・韓国版の所要時間の報告がそのまま当てはまらない理由の一つで、次の章の戦闘の速さがグローバル版ではより効いてきます。

飛行の操作の詳細は飛行システムの解説記事にまとめています。

戦闘の時間を削る

クエストの大半は「何体倒す」「どこへ行く」の繰り返しなので、敵を早く倒せるかどうかが総時間に直結します。りょーとさんは、スキルを広く育てず、1本の主力スキルを強くする方法を勧めています。

  • 主力スキルを最初にLv8へ:りょーとさんは、すぐ使えて連打できる主力スキルをまずLv8にし、特化を選んで装着するよう勧めています。Lv8で特化欄が全部光るので全部効いていると思いがちですが、選んで装着しないと効果が出ないという注意つきです。NAHAKUさんは、アクティブスキルはとりあえずLv8まで振ればよいとしています
  • 通常攻撃も上げる:りょーとさんによると、主力スキルと通常攻撃を同時に押し続けると通常攻撃のMP回復が挟まり、通常攻撃をLv8にするとMP回復量が増えるので、主力スキルを撃ち続けやすくなります
  • スキルマクロを割り当てる:公式マクロは初期状態ではキーに割り当てられていません(NAHAKUさん)。NAHAKUさんは、覚えたスキルを全部マクロに入れておくのが最速向けだとしています
  • 振り直しを恐れない:スキル・特化・スティグマはリセットできるので、レベル上げ中は適当でよく、45になってから組み直せばよい(NAHAKUさん・りょーとさん)

装備については、NAHAKUさんがLv45到達時の装備を見せたうえで、強化してあるのは2か所くらいで、ほとんどはストーリーで手に入れた未強化の装備のまま45まで来られたと話しています。メインストーリーの敵は弱いので、強化素材やお金は45以降に取っておくのが最速向けです。使わなくなった装備はキューブの一括抽出で処分できます(NAHAKUさん)。

寄り道をどこまで削るか

最速だけを追うと、羽(神の痕跡)集めや駐屯地は通り道のものだけになり、製作と装備強化は後回しになります。ただし、削りすぎると戦闘そのものが遅くなります。台湾版で同じテンプラーを2体育てたみりりんさんの比較では、メイン直行のキャラクター(約8時間)はフィールドで敵を倒すのに時間がかかり、寄り道を多めにしたキャラクター(約15時間)と比べて、DPSの計測で平均倍近い差が出ました(序盤攻略ガイドで詳しく紹介)。

この2つを両立させる線引きは、動画の説明をまとめると次のようになります。

寄り道最速向けの扱い理由
キベリスクの解放必ずやる近寄るだけで済み、覚醒前の移動が短くなる
通り道の封印ダンジョン見つけたら入るゲージ上昇が地域クエストと同じで早く終わる。スキルポイントなども出る
地域クエスト止まったときに報酬で選ぶ装備・キューブ拡張が出る。経験値の面でもいずれ必要
駐屯地通り道にあれば遠くまで探しに行かない(山鼠ネムさん)
羽(神の痕跡)目に入ったものだけ探し回らない(山鼠ネムさん)。2キャラ目以降はモノリスの継承で回収不要
装備強化・製作45以降強化なしで45まで行けた報告あり。製作は時間がかかる(りょーとさん)

2キャラ目以降は条件が変わります。公式ガイドによると、モノリスのレベルは継承によって同じサーバーの他のキャラクターと共有できます。1人目で羽を集めておけば、2人目は羽集めを飛ばしてさらに速く進めます。

Lv45までにかかる時間の目安

AION2のLv45までの所要時間の目安を比べた図
図3:Lv45までの所要時間の目安(攻略サイト・YouTubeのプレイヤー報告。公式の数字ではない)

攻略サイトの目安は、ルートを最適化して約3〜4時間、慣れたプレイヤーで4〜5時間、初回プレイで5〜10時間です(Daeva Guidesは慣れた人3〜4時間・初回5〜6時間・クエストを読むと約10時間、Aion 2 Databaseは慣れた人4〜5時間・初回7〜10時間、Corpusは最適化で約3時間半)。NAHAKUさんも、動画のポイントを押さえれば4〜5時間くらいで45になるだろうとしています。一方で、システムを調べながら進めたIceXgameさんは約12時間かかったと話しています。より長めの目安もあり、KeenGamerはメインのみで12〜15時間、サイドコンテンツ込みで20〜25時間としています。図3のとおり、報告された目安は約3〜15時間(長めの目安ではそれ以上)と幅があります。みりりんさんの約15時間は台湾版での記録で、版や計測の条件もそろっていない点には注意が必要です。

なお、Redditには「3時間21分でLv45」という投稿がありますが、投稿日が2026年9月1日でグローバル版の一般向けテストより前のため、グローバル版の正式サービスでの記録とは確認できません。「2時間7分の動画がある」というコメントも伝聞で、記録としては確かめられませんでした。

経験値を増やす手段はほぼ無い

経験値の倍率を上げる手段は、グローバル版ではほとんど確認できませんでした。

  • レギオン:レギオンのパッシブ効果で経験値獲得量が上がり、最大+3%(MetaBot.GGのクライアントデータ解析。非公式)
  • メンバーシップ:クァイリン特級メンバーシップ(月2,350円)の特典に経験値の倍率アップは見当たらない。課金要素の中身は課金要素まとめを参照
  • 経験値ポーション・休息経験値・パーティーボーナス:グローバル版での存在は確認できなかった(無いと公式が明言したわけではない)

確認できた倍率の上昇がレギオンの最大+3%だけである以上、最速化は「止まらない」「移動を短くする」「敵を早く倒す」の3つに尽きます。パーティーを組むと経験値が増えるという根拠も見つからなかったので、パーティー集めに時間をかけるより、ソロでクエストを進めるほうが速いと考えられます。死亡しても経験値やアイテムを失うペナルティはないので(公式ガイド)、多少の無理をして進めても損はありません。

まとめ

AION2のグローバル版でLv45まで最速で進める要点は、メインクエストを軸に「止まらない」ことです。経験値表では必要量の約7割がLv40→45に集中し、一度きりのクエストを全部足してようやく必要量に届くので、Lv22・32前後のゲージ不足は避けられない寄り道と考えます。止まったら近くの封印ダンジョンを先に回り、地域クエストは装備やキューブ拡張など欲しい報酬で選ぶ。キベリスクは通りがかりに解放し、自動移動と飛行・乗り物を使い分け、主力スキル1本をLv8にして戦闘を短くする。装備強化と製作は45まで待つ。これで攻略サイトの目安では4〜5時間ほどです。

45に着いたら、デイリーやアビスなど週単位の回数が使えるようになります。レベル上げ中に集めなかった羽やスキルポイントの回収は、そこからでも間に合います。