こんにちは!
このサイトに検索できている人の中に、「ウィッチャーエロ」できている人たちがいるのはなぜかわからないけれど、作品の考察を共有してもらえるならまあ、良いか、と前向きにとらえているーーぼくです。
- 10分程度で、1時間ドラマのウィッチャー5話の内容を振り返ることができます。
- また、劇中だけでは描かれていない情報を知ることができます。
- そして、それら情報を踏まえた考察を得ることができます。
第5話では、とうとうイェネファーとゲラルトが出会います!
シーズン1屈指の熱い話です。
というのも、イェネファーとゲラルトでなく、ゲラルトがあれだけ煙たそうにしているヤスキエルに対して、強い友情を感じているということもわかるからです。
それでは、結末からあらすじネタバレ考察! いきましょう!
ウィッチャー5話の結末をネタバレ
Netflixドラマ版ウィッチャーシーズン1第5話の結末をまとめます。
第5話の舞台になった地図
シリラ王女視点:ブロキロンの森(マウスサックと再会)
ゲラルトとイェネファー視点の5話結末
ゲラルトはジンからヤスキエルとイェネファーを救う。
そして、ゲラルトとイェネファーの運命は、心と体と同じくして結びつくのでした。
シリラ視点の5話結末
ブロキロンの森に残ることを決意したシリラ王女。
しかし、マウスサック(に化けたドップラー)が迎えにくることで、マウスサックとダーラと共に、森を後にするのでした。
ウィッチャー5話のあらすじをネタバレ
Netflixドラマ版ウィッチャーシーズン1第5話のあらすじをまとめます。
ゲラルト視点の5話あらすじ
Netflixドラマ版ウィッチャーシーズン1第5話のゲラルト視点のあらすじをまとめます。
序:眠れない
必死の形相で網漁をしているゲラルト。
そこへヤスキエルが現れる。「やあ、どれくらいぶりだろうね。何しているんだい?」笑顔で「君は漁師に向いてない」
ゲラルトは「眠れないんだ」怖い顔で「ジンを探している」とヤスキエルに答える。
雑談をしていると、ゲラルトは不眠のストレスからか、ヤスキエルにひどいことーーヤスキエルの歌を馬鹿にすることーーを言ってしまう。
珍しく怒るヤスキエル。ゲラルトに謝罪を求めていると、ゲラルトの網が瓶を捉える「ジンだ」
ヤスキエルはそれを奪い取り、返して欲しければ謝罪しろ、と続ける。
謝罪しないゲラルト。
二人で取り合いを続けていると、びんの蓋が開き、ジンが解き放たれる。
破:願いを叶えたまへ
蓋を開いた時、瓶を持っていたのはヤスキエル。
ヤスキエルは(ジンなんているはずない)と思いながら、願い事をーー下世話な下ネタな願い事をーージンに2つ願う。
3つめを言おうとしたときに、ゲラルトが止める。「願いは3つまでなんだ」
騒ぐヤスキエルに「安らぎがほしい」とぼやくゲラルト。
次の瞬間、ヤスキエルの喉は腫れ上がる。
ゲラルトはそれがジンの怒りに触れたのだと、考える。
急:エルフの治療師
「安心しろ、絶対にお前を死なせない」
ゲラルトは、普段のヤスキエルへの態度とは裏腹に必死に助けようと、馬ーーローチーーを走らせる。
たどり着いた野営地。
そこにはエルフの治療師チリーダンがいた。
ゲラルトはヤスキエルを治療師に見せる。「助かるか」
チリーダンは答える。「これは魔法の傷だ、このままでは助からない」
ゲラルトは「どうすればいい」必死に問い詰める。
チリーダンは魔法使いにしか直すことができず、この近くには1人しか魔法使いがいないと話す。
ゲラルトは「そいつはどこにいる」と場所を無理やり聞き出し、そこへヤスキエルを連れて行く。
イェネファー視点の5話あらすじ
Netflixドラマ版ウィッチャーシーズン1第5話のイェネファー視点のあらすじをまとめます。
序:ビジネス
イェネファーはエイダーンの王付き魔法使いをやめて、子どもを授かるための秘術、秘宝を求める毎日をおくっていた。
いつもの行きつけの店に今日も材料を買い付けにきたが思いがけないことを言われる。「これじゃ、(金が)足りない」
「常に、価値は変わって行くものだ」と店主は苦情をいうイェネファーに言い聞かせる。「おまえも魔法で金稼ぎしたらいい」
それが、ビジネスというものだ、と。
破:呪い師イェネファー
イェネファーは店主の客の足下をみるやり方に納得していないけれど、背に腹は変えられず、リンデの街で呪い師の仕事を始める。
町人には喜ばれ、順調にビジネスを推進して行く。
医学ではなかなかどうにもならない問題や、人に言いにくい悩みの解決の専門だ。
今日も、イェネファーは愛し合うが旦那のEDでセックスをできなく困っている夫婦を助ける。
(奥さんが「キンカン」というと、旦那が勃起するという謎の呪い笑)
急:市長の主張
夫婦が喜び、金を払い、店をさろうとしているところに、横柄な男が、護衛を連れて店に入ってくる。
横柄な男の名はボウ・ベラント。リンデの市長だった。
ベラントは言う。「この街では魔法を使うと金を納めなければならない」
そして、イェネファーを拘束し、連れ去るのだった。
ゲラルトとイェネファー視点5話あらすじ
Netflixドラマ版ウィッチャーシーズン1第5話のゲラルトとイェネファー視点のあらすじをまとめます。
起:イェネファー
ヤスキエルを救うため、魔法使いがいる市長の館へついたゲラルト。
門番が道を塞ぐが「金で開かない扉はない」といやらしく笑う。
ゲラルトは「ならば」と金で門番を殴りKOする。
館の中に侵入すると、市長がいた。
全裸で。
市長はどこか虚で、「りんごジュースをとりにきた」と言う。「あの方のために」
ゲラルトは代わりにりんごジュースを持って奥の部屋に進むことにした。
奥の部屋では、多くの男女が混ざり合っていた。
セックスしていた。
ゲラルトむずむず(ウィッチャーセンス)は、魔力を感じ取り、それに自然と抵抗する。
一番奥には黒衣の女がいた。
イェネファーだ。
承:ライラックとスグリの香り
ゲラルトは、進み出てイェネファーに「おれたちを助けてくれ」と懇願する。
「どんな代償でも払う」
それくらいゲラルトにとって、ヤスキエルは大事な人物となっているのだ。
それをイェネファーは快く承諾する。
一眼でゲラルトのことを気に入ったようだ。
ゲラルトとイェネファーはふたりで入浴しながら語らう。
イェネファーはゲラルトがジンを求める理由を問う。
「不眠症を直したいんだ」
イェネファーは「嘘はやめて」と笑う。
この女。
なんでもお見通しなのだ。
いや、なんでもではない。運命を呪うものは、運命を呪うものがわかるのだ。
ロマンスもなく風呂から上がると、ヤスキエルが寝かされている寝室へ移動する。
ゲラルトはヤスキエルを侮辱してしまったことを悔やんでいた。「あれを最後にしたくない」
部屋の中には、寝かされたヤスキエル。
だけではなく。
ジンを封印していた瓶と同じ刻印、魔法陣が敷かれていた。
ふたりはわかりあえたかのように思えていたが、イェネファーはゲラルトと、ヤスキエルを利用するために、ヤスキエルを救おうとしていると言うことに、部屋の様子からゲラルトは気づく。
イェネファーはヤスキエルに最後の願いを叶えさせ、解放されたジンの器に自らがなろうと考えたのだ。
なんでも願いを叶えられる精霊。
ジン。
その力を自分のものにできれば、きっと子宝を授かることだって可能なはず。
それが、イェネファーの考えだった。
気づいたときにはもう遅い。
ゲラルトは、イェネファーの術中にはまり気を失う。
転:ジンの主
ゲラルトが目を覚ますと、そこは牢屋の中だった。
チリーダンも同じ牢に収監されている。
チリーダンの話では、ゲラルトはイェネファーに操られ、リンデの街で狼藉の限りを尽くしたそうだ。
それのそれをけしかけたのがチリーダンとされ、彼も捕まったのだとか。
「リンデの制度ですぐにでも処刑されるだろう」だから行くなと言ったんだ。チリーダンが諦めと怒りをゲラルトにぶつけていると、男が現れる。
ゲラルトに金でKOされた男だ。
男はゲラルトに私刑を加える。
調子に乗る男に、ゲラルトは「頭が吹っ飛べばいい」とぼやく。
すると微かに風。
魔力の反応があり、私刑を加えていた男の頭は吹き飛んだ。
ジンだ。
ジンの主はヤスキエルではなく、ゲラルトだったのだ。
このままではヤスキエルも、イェネファーも勘違いしたまま儀式を行い死にいたると焦り、助けに向かう。
イェネファーへの想いが、呪いなのか、自発的なものなのかはわからない。
結:The last wish
ヤスキエルは、イェネファーがジンを自分に閉じ込める儀式に全力を注いでいる間にひとり脱出済だった。
ヤスキエルを助ける、という目的は達したわけだが、ゲラルトはひとり危険なーージンの怒りに溢れるーー館に向かう。
イェネファーを助けるために。
館の中はすでにジンの怒りにあふれていた。
ゲラルトには、イェネファーも長くはもたないことが一目でわかった。
ゲラルトは、イェネファーにジンの主が自分であったことを告げる。
「イェネファーおまえの願いを言え! 代わりに俺が叶えてやる!」
イェネファーは「すべてが欲しい!」と、本心を明かそうとはしない。
見かねたゲラルトはとっさに願いを決める。
ゲラルトが何を願ったのかはわからない。
しかし、ジンは去り、ゲラルトとイェネファーは助かった。
ふたりはお互いを罵り合いながらも交わる。
そこへゲラルトが死んでしまったと、心配していたヤスキエルが到着。
その様子を覗き見たヤスキエルはいう。「元気でよかった」
「本当に元気でよかった」
ヤスキエルが元気な何を見たのかは、誰にもわからない。
事後。
お互いを称え合いながら、寝転がるゲラルトとイェネファー。
そして、ゲラルトはぐっすりと眠る。
不眠の悩みからとき放たれたように。
シリラ視点の5話あらすじ
Netflixドラマ版ウィッチャーシーズン1第5話のシリラ視点のあらすじをまとめます。
序:ドップラー、マウスサックの凶日
自分の顔。裸体を見つめ、うっとりとした表情を浮かべる男がいた。
彼はドップラーという怪物だった。
彼らは目に見た人間に姿を変えること能力がある。
見た目だけでなく、その経験も得ることができるのだ。
ニルフガードはシリラを奪還するために、それを利用しようとする。
捕らえていたマウスサックをドップラーにコピーさせる。
マウスサックはこの前日、自決を考えていたのだという。
拷問が怖かったわけではない。
自分が利用されることを恐れて。
そして、その恐れは現実のものとなってしまった。
思い立ったが吉日。それ以外は凶日。
今となって悔やんでももう遅い。
破:去るか、残るか
ブロキロンの森でドライアドたちはミーティングを開いている。
議題はシリラの取り扱いについてだ。
嘘をついていたシリラは仲間にならない、仲間にすべきではない、森の災をもたらす、と主張する者もいる中、女王エイスネはシリラに好意的であった。
それは優しさだけではない。
森に残り、ドライアドになれば、「源流」が強い力になるということをよくわかっていたからだ。
エイスネ女王はシリラ王女が森に残ることを許可した上で、「運命の剣には刃が2つある」と告げ「残るか、旅を続けるか、決断しなければならない」とシリラに選択を迫る。
急:運命の二つの刃
結果。
残ることを決め、ドライアドとしての生活を始めようとしていた矢先(そして矢先を矢にむすびつけていた矢先)、マウスサックが現れる。
もちろん、本物ではない。ドップラーのなりすました姿だ。
しかし、シリラには見分けることができず、マウスサック(偽)の口車にのせられ森を出て旅を続けることを決める。
シリラはいう。「彼がもう一つの刃かも」。
もちろん、勘違いである。源流の力も万能ではないようだ。
シリラは、マウスサックに連れられ、ダーラも連れてブロキロンの森を後にした。
ウィッチャー5話の登場人物をネタバレ
マウスサック(偽)
ドップラーという人の姿を模倣する怪物が、マウスサックになりすました姿。
ブロキロンの森からシリラ王女奪還に成功する。
チリーダン
レダニアのリンデで働く医師。
イェネファーに恋い焦がれている。
カヒル
ニルフガードの騎士。
シントラのエイスト王を弓矢で殺した。
シリラ王女を捕縛する命を受けている。
5話ではドップラーを使い、ブロキロンの森からシリラ王女を奪還する作戦を考案する。
ボウ・ペティグリン市長
エロ市長。
もとい、レダニアのリンデ市の長。
ウィッチャー5話の用語をネタバレ
ドップラー
人の姿を模倣する怪物。
ポケモンでいえば、メタモン。
違うところがあるとすれば、見た目だけでなく、経験もコピーできるということ。
能力についてはできるものと、できないものがあるみたいです。
ジン
願いを3つ叶えてくれる魔人。
アラジンでお馴染み。
「悪魔はいない」という世界観であるけれど、「魔人はいるのか?!」、というツッコミは野暮。
ウィッチャー5話のネタバレまとめ
ゲラルトとイェネファーは、ジンの脅威を共に乗り越えることで、恋仲になる。
シリラはとうとうニルフガードに捕縛されるが、本人はそのことにまだ気づいていない。
ウィッチャー5話のネタバレ考察
ウィッチャー5話の考察は以下のテーマで行いたいと思います。
ゲラルトはジンに願った最後の願いは何か?
これが何より一番の謎であり、今回の考察ポイントではないでしょうか。
ゲラルトがジンに願った願いは、ゲラルトとイェネファーの今後の関係に大きく影響するポイントです。
この後ふたりの運命は、ふたりが死ぬまで混じり合い続けるわけですから、ある意味、シリラの源流と同じくらい大きなプロットポイントですね。
で。
ゲラルトは、最後の願いでイェネファーの願いを叶えようとしていたわけですから、この考察には、イェネファーの願いを考える必要があるではないでしょうか。
イェネファーの本当の願いは?
答え:子どもを授かりたかった
ではないようです。
第6話で明かされるイェネファーの本当の願いとは・・・
答え:誰かの大事な人になりたかった。
だ、そうです。
5話「内なる望み」の時点ではゲラルトとの信頼関係なのか、自尊心のためなのか、「おまえの願いを教えろ! 代わりに叶えてやる!」
というゲラルトの呼びかけにイェネファーは答えることができません。
正確には「すべてよ!(怒)&(照)」
と叫ぶわけですが。
6話「神秘なる生物」で、ふたりはーー”この後めっちゃエッチした”のあとでーーピロートークで、「ずっと母親になりたかったのか?」と聞くゲラルトに対して、イェネファーはいいます。
「いいえ、ずっと誰かの大切な人になりたかったの」
からの「オレはイェン。君を心から大切に思う」とキスするゲラルト。
まとめます。
イェネファーは子どもが欲しいというのは、目的ではなく、あくまで手段。
5話「内なる欲望」時点でのイェネファーの願いは「誰かの大切な人になりたかった」であり、それは叶った、ということが事実です。
最後の願い仮説
原作は1990年代に発刊されたもので、2020年の今であっても、まだ作者から明言された答えはありません。
なので、ファンは10年、20年とこの問いに対する答えを求め続けてきました。
その中での2大仮説を提示するところで、今回は終わりにしておこうと思います。
仮説に対する考察はまた、別に書きます・・・(長くなったので・・・)
仮説1:ふたりの運命を結びつける
ふたりの運命を結びつける説がコミュニティーでは最有力候補とされている仮説です。
仮説2:ふたりの子どもが欲しい
ふたりの子どもが欲しい説がコミュニティーで仮説1に続き有力とされる候補です。
ドップラーの原作とドラマ版の違いは?
ドップラーは原作ウィッチャーでは善良な怪物です。
ところが、Netflix版ウィッチャーでは、明らかに泣く子も黙る凶悪な怪物として描かれています。
なぜこんな変更が必要だったのかといえば、Netflix版は基本的に悪と小さな悪は区別してる上で、ニルフガードを巨悪と設定しているからなのだろうなあ、と思います。
朱に交われば赤くなる、というように、悪の手先としては、悪の属性が必要だったのではないでしょうか。
個人的に気になるシーンは、マウスサックに「Run!(走れ)」というシーンです。
最初、原作も設定も知らずあれを見たぼくはドップラーという怪物はまあ、日本のファンタジーでもよくある(のかは個人の見解)ように、恐怖を覗き見ることで、相手の姿を奪う、みたいな能力なのかと思ったわけです。
しかし、そんな設定もなく
ドップラーは目にしたものに成り代わることができます(凄すぎる・・・)。
それゆえに、迫害されている生き物でもあるらしいのですが。
そりゃそうですよ。
王様だってなんだって成り代り放題なわけですから。
一国を滅ぼすことだって容易いでしょう。
もしかしたら、ぼくが知らないだけで、王侯貴族が使う食器はすべて銀食器という設定があって、それはドップラーの成り代りを見破るため、なんて設定もあるかもしれませんね。
怪物はなんか全員銀に弱いみたいなんで。
成り代りといえば・・・
ロードス島戦記亡国の王子シリーズに出てくるドッペルゲンガーという怪物の話を思い出しました。
ウィッチャーが面白いと思った人にはぜひおすすめです。
ちなみに、ドッペルゲンガーはドップラーのように明確な弱点が存在しません。
銀? 太陽? 塩? ニンニク? すべてへっちゃらです。
ゆえにあの世界で最大の最悪を招いたのは低級モンスターであるにもかかわらず、ドッペルゲンガーだったりするわけですが。
6話はこちら
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