【Hades II】冥界の王女が挑むローグライクのあらすじ・遊び方・Steam評価と日本語対応

Hades IIは、冥界の王ハデスの娘メリノエが、冥界を侵略した時の巨神クロノスに挑むローグライク・アクションです。開発したのは、前作『Hades』を手がけたサンフランシスコのインディースタジオ Supergiant Games。同スタジオにとって5作目のタイトルで、公式サイトのFAQでは「スタジオ史上初の続編」と位置づけられています。
倒れるたびに拠点へ戻り、敗北しても失われない強化を積み重ねながら、同じ冥界へ何度も挑む。前作で好評を博したこの仕組みを発展させ、本作では魔術を操る主人公、魔法陣で敵の動きを鈍らせる「魔陣」、地上からオリュンポスを目指すもう一つのルートなどが加わりました。Supergiant Games の公式FAQによると、本作は Metacritic と OpenCritic で2025年に最も評価の高いゲームとなり、The Game Awards で Best Action Game を受賞しています。
Hades II の作品概要
Steamでは2024年5月6日に早期アクセスとして配信が始まり、2025年9月25日に正式版(v1.0)が発売されました。Steamストアの基本情報は次のとおりです(価格は2026年10月9日時点のデータ)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | Hades II |
| 開発・販売 | Supergiant Games |
| 発売日(Steam) | 2025年9月25日(早期アクセス開始は2024年5月6日) |
| 価格(Steam) | 通常価格3,400円(2026年10月9日時点では30%オフの2,380円。セール価格は時期によって変わります) |
| ジャンル | アクション、インディー、RPG(公式FAQでは「ローグライク・ダンジョンクローラー」) |
| 日本語対応 | あり(インターフェイス・字幕)。音声は英語のみで、日本語音声はなし |
| 対応言語 | 日本語を含む15言語(フル音声は英語のみ) |
| プラットフォーム | Steam版はWindows・macOS(Apple M1以降)。ほかにEpic Games Store、Nintendo Switch 2、Nintendo Switch、Xbox Series X|S、PlayStation 5 |
| プレイ人数 | 1人(公式FAQではマルチプレイの予定はないと説明) |
| Steam Deck | Verified(公式FAQ) |
機種ごとの展開は図1のとおりです。公式FAQによると、正式版は2025年9月25日にSteam、Epic Games Store、Nintendo Switch 2、Nintendo Switchで同時に発売され、Switch系のパッケージ版が同年11月20日、Xbox Series X|S版とPlayStation 5版が2026年4月14日に続きました。Steam版とSwitch/Switch 2版の間ではセーブデータを引き継げます(クロスセーブ)。開発チームは約25人で、2021年初頭から正式版まで約4年半をかけたと公式FAQは説明しています。
正式版の後も更新は続いています。Xbox版・PS5版の発売に合わせた2026年4月の公式ブログでは、追加コンテンツと遊びやすさの改善を最新パッチで全バージョンに入れたと案内されました。海外メディアのRPG Siteなどは、2025年10月末に配信された Post-Launch Patch 1 で真エンディングへの道筋とエンディング後の新しいイベントが加わったと報じています。Steamで販売されているDLCは、2026年10月30日時点でサウンドトラックのみです。

Steam版の最低動作環境は、WindowsがWindows 10 64-bit・メモリ8GB・GeForce GTX 950/Radeon R7 360/Intel HD Graphics 630、macOSがmacOS 12以降・Apple M1で、いずれも空き容量11GBです(Steamストアのシステム要件)。macOS版は「Appleプロセッサーが必要」と表示されています。
世界観・ストーリー
舞台はギリシャ神話の冥界とその周辺です。公式FAQによると、時の巨神クロノスは、ハデスとその兄弟たちの父にあたる存在で、冥界の深部に囚われていましたが、そこから逃れてオリュンポスに戦争を仕掛けました。任天堂の紹介記事では、冥界はクロノスに侵略され、メリノエはその支配から逃れた数少ない存在として、復讐のために立ち上がると説明されています。Steamストアの短い紹介文の言葉では、「黒魔術を駆使して冥界を脱し、時の巨神クロノス打倒を目指す」物語です。
主人公のメリノエ(Melinoë)は、公式FAQでは「冥界の王女」で、強い魔力を持つ不死の魔女・魔術師と紹介されています。前作の主人公ザグレウスの妹にあたり、ザグレウスと同じく古代の冥界の神をもとにしたキャラクターです。本作のもう一つの柱が魔術で、公式FAQは、魔術・魔法・十字路の女神ヘカテ(Hecate)が、ハデスと冥界をめぐる神話で大きな役割を持つことを、本作を作った理由の一つに挙げています。
時系列は前作の出来事の後で、公式FAQは本作を前作の「直接の続編」としています。一方で、前作やギリシャ神話を知らなくても楽しめるとも明記しており、前作を知っている人は随所につながりを見つけられるという作りです。Steamストアの説明文によると、登場するキャラクターは数十名で、前作でおなじみの面々と新顔の両方が英語フルボイスで話し、物語は敗北と勝利を繰り返すたびに少しずつ明かされていきます。
前作から変わった視点:任天堂の紹介記事によると、前作『Hades』は冥界の王ハデスの息子ザグレウスが、自らの出生の秘密を巡って父親とその配下と戦う物語でした。本作は、ハデスの娘が冥界を奪った敵に挑む物語です。任天堂の紹介記事では、叔父にあたるポセイドンなどオリュンポスの神々が力を貸す様子も紹介されています。
ゲームシステム・遊び方
基本ループ:挑戦と拠点「辻の郷」
1回の挑戦では、拠点「辻の郷」から出発し、エリアを区切られた部屋(攻略Wikiの表記では「区画」)ごとに戦いながら奥へ進みます。任天堂の紹介記事によると、敵に敗れるたびにランダムなダンジョンへ最初から挑み直しますが、次の挑戦に引き継がれる要素があるため、プレイするたびに少しずつ強くなっていきます。全体の流れは図2を参照してください。

道中で得る強化の中心は、オリュンポスの神々から授かる「功徳」です。Steamストアの説明文では、アポロからゼウスまで十二柱以上の神々が功徳を授けるとされ、任天堂の紹介記事によると、授かれる能力は神ごとに異なります。功徳は戦闘に敗れるとリセットされ、次の挑戦はまたレベル1から始まります。どの神の功徳を組み合わせるかで戦い方が変わる点が、毎回の挑戦に変化を生みます。
敗北しても残る強化
一方、敗北しても失われない強化が「魔札」です。任天堂の紹介記事によると、魔札はダンジョンで見つけた素材で手に入り、種類ごとにメリノエの能力を上げる効果が違います。Steam実績には「遺灰の祭壇で霊智を30に上げる」「辻の郷の大釜で50件の術を為す」といった項目があり、拠点の祭壇や大釜で素材を使って強化や機能の解放を進めることがわかります。「術」はSteam実績の表記です。攻略Wikiの使い魔の解説では、大釜で「使い魔の忠誠」を解禁することが使い魔を仲間にする手順の一つとされており、大釜の術が新しい要素の解禁につながっていることがわかります。
武器は、Steamストアの説明文で「夜母神より授かった伝説の武具」と紹介されている「冥夜の武具」です(この呼び名はSteam実績にも登場します)。日本語攻略Wikiによると全6種類で、名称は魔女の杖・姉妹刃・暗影の松明・月長斧・銀白の頭骨・漆黒甲。最初に使えるのは杖だけで、銀などの素材を使って残りを解禁します。武具は挑戦の前にだけ選べ、道中では変更できません。
魔陣・マナ・Ω技
本作で新しく加わった操作の一つが「魔陣」です。任天堂の紹介記事によると、地面に魔法陣を置くと範囲内の敵の動きを鈍らせることができ、強化すればダメージも与えられるようになります。さらに、攻撃を強化できるエネルギー「マナ」を使うと、より強力な「Ω技(オメガ技)」が発動し、攻撃アクションが変化します。魔陣で敵を鈍らせてから攻撃を重ねるといった組み立てができるようになりました。
採取・使い魔・交流
戦闘以外の要素も増えました。Steamストアの説明文によると、「見えざる者の具」と呼ばれる道具で「魔素材」を採取し、使い魔を手懐けることができます。日本語攻略Wikiは、採取用の道具として三日月のつるはし・安息の石盤・銀の鋤・釣り竿の4種を挙げ、使い魔としてカエルのフリノス、猫のトゥーラ、カラスのラキ、猟犬のヘカベ、イタチのガラの5匹を掲載しています。同Wikiによると、同時に連れて行ける使い魔は1匹です。Steam実績には、「友1名と連れだって」泉で湯浴みをする、釣り場で釣りをする、酒場へ出向くといった項目もあり、キャラクターとの交流の幅も広がっています。
冥界ルートと地上ルート
本作の大きな変化が、2つのルートです。一つはクロノスのいる冥界の奥へ下るルート、もう一つは地上からオリュンポス方面へ向かうルートで、Supergiant Games は公式のアップデート記事で「Surface Route(地上ルート)」を案内しています。Steam実績に記載されたエリア名を、日本語攻略Wikiのエリア一覧の順に並べると図3のようになります。各ルートの解放条件は、ここでは扱いません。

ゴッドモード
Steamストアの説明文によると、前作にもあった「ゴッドモード」を搭載しており、アクションが得意でない人でも物語を最後まで追えるよう配慮されています。プレイヤーの報告では、YouTubeチャンネル「えゔぇいゔ」のスタートガイド動画が、オンにするとダメージ耐性が20%付き、倒されるたびに2%ずつ上がって最大80%になる、と説明しています(動画の字幕より。数値はゲーム内の表示で確認してください)。逆に腕に自信のあるプレイヤー向けには、より困難な試練に挑んで報酬を狙う仕組みも用意されています(Steamストアの説明文)。
始める前のコツ(プレイヤー報告):同じ動画では、PCで遊ぶ場合はキーボードとマウスよりコントローラーを勧めているほか、道中で手に入る「ネクタル」をキャラクターに贈ると、特殊な効果を持つ装備品をもらえると紹介しています。序盤は先へ進めなくても素材集めを目標に挑戦を重ねる、というのも同動画の助言です。
見どころ
Steamストアの説明文がうたう「Supergiantスタイル」は、手塗りの背景、挙動がなめらかになったリアルタイム3Dキャラクター、オリジナルサウンドトラックの組み合わせです。公式FAQによると、サウンドトラックはスタジオの作曲家 Darren Korb によるもので、収録時間は約4時間と同スタジオ史上最大の規模。Austin Wintory と共作したオーケストラ曲は、ロンドンのアビー・ロード・スタジオの Studio 1 で録音されました。サウンドトラックはSteamでDLC「Hades II Original Soundtrack」(1,200円)として販売されています。
受賞歴も多く、公式FAQは The Game Awards と D.I.C.E. Awards の Best Action Game、Steamアワードの「Steam Deckのベストゲーム」、フランスの Pégases Awards の Best Foreign Game などを挙げています。公式ブログによると、The Game Awards 2025 では Best Action Game を受賞したほか、ゲーム・オブ・ザ・イヤー、ゲームディレクション、アートディレクション、音楽、インディーゲームの各部門にもノミネートされました。Steamストアのページには metacritic のスコア94と、IGN(10/10)・GameSpot(10/10)・Eurogamer(5/5)のレビュー評点が掲載されています。
Steamでの評価
Steamレビューでは、2026年10月9日時点の全言語の集計で、総数123,642件のうち好評118,339件・不評5,303件、評価は「圧倒的に好評」です。好評の割合は約95.7%になります。
| 集計 | 評価 | 件数・割合 |
|---|---|---|
| 全言語(2026年10月9日時点) | 圧倒的に好評 | 123,642件(好評118,339件・不評5,303件) |
| 最近のレビュー(過去30日、2026年10月30日の表示) | 非常に好評 | 921件中93%が好評 |
| 日本語のレビュー(2026年10月30日の表示) | 非常に好評 | 370件中84%が好評 |
日本語のレビューに絞ると評価ラベルは「非常に好評」で、全言語の集計より好評の割合がやや低くなっています。海外メディアでは、Kotaku が否定的なSteamレビューの中にv1.0のエンディングを性急とする声があったことを紹介しています。エンディングまわりは、前述の Post-Launch Patch 1 で手が加えられたと報じられています。
こんな人におすすめ
おすすめしたい人:前作『Hades』を遊び、その後の冥界とハデス一家の物語を見届けたい人。何度も挑んで少しずつ先へ進むローグライクの手応えが好きな人。ギリシャ神話の神々や怪物が好きな人。アクションに自信がなくても、ゴッドモードを使って物語を追いたい人。
購入前の注意点
注意点:日本語は字幕とインターフェイスのみで、音声は英語です。Steamストアによると数十名のキャラクターが英語フルボイスで話すため、会話は字幕で追うことになります。日本語の用語の一部(武具名など)は、本記事では非公式の日本語攻略Wikiの表記を参考にしており、Wiki運営者も独自の解釈を含む可能性を明記しています。公式FAQによると、クロスセーブはSteam版とSwitch/Switch 2版の間で可能で、それ以外のバージョンとは技術的な制約により利用できません。
類似作品
- Hades: 本作の前作で、冥界の王ハデスの息子ザグレウスが主人公のローグライク・アクション。前作の公式FAQによると、Steamの早期アクセスを経て2020年9月17日に正式版が発売され、50以上の媒体で2020年のゲーム・オブ・ザ・イヤーに選ばれました。本作の物語はこの作品の後の出来事です。SteamではHadesとHades II、両作のサウンドトラックをまとめたバンドルも販売されています。
- Bastion/Transistor/Pyre: Supergiant Games の過去作。Steamでの発売日はBastionが2011年8月16日、Transistorが2014年5月20日、Pyreが2017年7月25日です。日本語対応の有無は作品ごとにSteamストアで確認してください。
- 同系統のローグライト・アクション: 海外のローグライク専門サイト Rogueliker の「Hades 2に似たゲーム」をまとめた記事では、Enter the Gungeon、The Binding of Isaac: Rebirth、Warm Snow などが挙げられています。
まとめ
- どんなゲームか: Supergiant Games 初の続編となる、ギリシャ神話の冥界を舞台にしたローグライク・アクション。ハデスの娘メリノエが時の巨神クロノスに挑みます
- 基本情報: Steam版の正式版は2025年9月25日発売(早期アクセスは2024年5月6日から)。通常価格3,400円、日本語は字幕・インターフェイス対応で音声は英語
- 遊び方: 拠点「辻の郷」から出発し、神々の功徳で強くなりながら奥へ進む。敗れると功徳はリセットされ、魔札や大釜の術など残る強化を積み重ねて再挑戦
- 新要素: 魔陣・マナ・Ω技による戦い方、採取と使い魔、冥界ルートと地上ルートの2系統
- 評価: Steamレビューは123,642件で「圧倒的に好評」。The Game Awards の Best Action Game などを受賞
購入・最新価格の確認は Steamストアページ、作品の公式情報は Supergiant Games 公式サイト で確認できます。











負けても功徳はリセットされるけど、魔札や大釜の術は残ってくれるのがいいんだよね。
だから何度倒れても前の挑戦がちゃんと積み上がっていく感覚があって、「次こそ」って自然に手が伸びちゃう。
それと魔陣が推せる!
敵の動きを鈍らせてからΩ技で畳みかける流れは、使ってて本当に気持ちいい。
メリノエが魔術で戦場を組み立てていく姿も、王女様らしくて似合ってるんだよね。
魔陣が推せるという点、同じ気持ちです。敵の動きを鈍らせてからΩ技へつなぐ流れは、戦いの段取りを自分で組む楽しさにつながっています。魔陣があることで、戦いが「その場の反射」から「事前の設計」に近づいた点が大きいと思います。段取りを試したくなるので、倒れたあとも別の組み合わせを試す理由が生まれます。そのぶん、同じ冥界を歩き直す理由も増えているように感じます。
わ〜、ハデスの娘のメリノエが主人公なんだ!えーっ、前作のザグレウスの妹ってこと?びっくり〜!魔法陣で敵の動きを鈍らせたり、かわいい使い魔と冒険できたりするのも楽しそう!何度負けても少しずつ強くなれるって、ほんと感動しちゃう〜!ゴッドモードもあるから、アクションが苦手な私でも物語を最後まで追えそう。うれしい〜
わかる〜、負けるたびに少しずつ前に進んでる感覚、ほんとにいいよね!ヒナちゃんの言う通り、次の挑戦に前の積み重ねが残ってるから、また挑みたくなっちゃうんだよね。ゴッドモードがあるのも大きくて、アクションが苦手でも最後まで冥界の物語を追えるのは安心できる設計だと思う。ヒナちゃんが素直に楽しんでるのが伝わってきて、こっちまで嬉しくなるよ。
「ハデスの娘が冥界の敵に挑む」という視点の切り替えが、本作の面白さの核だと思います。前作の敗北しても残る強化の仕組みを受け継ぎつつ、魔陣で敵の動きを止める新しい戦い方が加わりました。そのため、同じ冥界を何度も歩く理由が増えています。ただ、登場人物が英語フルボイスで、字幕頼みになる点は物語を追いたい人には少し惜しいところです。
字幕で追えるのは確かにそうなんだよね。でも、冥界のざわめきや、キャラがぽろっと漏らす一言って、声ごと届いて初めて熱くなると思うんだ。メリノエの一言一言を字幕で読むのと、耳で聞くのとじゃ、倒れた後にもう一回降りたくなる度合いが全然違う。物語を追うなら字幕でも十分だけど、何度でも挑みたくなる熱はボイス込みでこそ味わえるんだよ。
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