【Noita】杖と呪文で地下へ潜るローグライト|遊び方・評価・日本語対応

Noitaは、画面に映る世界のすべてのピクセルが物理的にシミュレートされる、魔法アクションローグライトです。Steamストアの説明文によれば、何でも燃やし、爆発させ、溶かすことができ、倒した敵の血の海で泳ぐことさえできます。プレイヤーは自分で組み上げた呪文を杖に込め、進行に沿って生成される地下世界を、石炭鉱山から凍った荒地へと深く潜っていきます。死は永久で、倒れればその挑戦はそこで終わりです。
開発はフィンランド・ヘルシンキのNolla Games。『Crayon Physics Deluxe』『The Swapper』『Baba Is You』で知られる3人のインディー開発者が立ち上げたスタジオで、2019年9月24日の早期アクセス開始を経て、2020年10月15日に正式版(1.0)が発売されました。タイトルの「noita」は、フィンランド語で「魔女」を意味する言葉です。
作品概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | Noita |
| 開発・販売 | Nolla Games(フィンランド・ヘルシンキ) |
| 発売日 | 2020年10月15日(早期アクセス開始は2019年9月24日) |
| 価格(Steam) | 820円(通常2,050円から60%オフ、2026年10月15日取得時点。セールで変動するため、購入時の価格はSteamストアで確認) |
| ジャンル(Steam表記) | アクション、アドベンチャー、インディー、RPG、シミュレーション |
| 対応言語 | 日本語対応(インターフェース)。ほかに英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語・韓国語・ポルトガル語(ブラジル)・ロシア語・中国語(簡体字)・イタリア語・ポーランド語の計11言語 |
| プラットフォーム | PC(Windows)。Steamのほか、公式プレスキットではHumble Store・itch.io・GOGも販売先に挙がっています |
| Steamの機能 | シングルプレイヤー、Steam実績、Steamワークショップ、部分的コントローラサポート、Steamクラウド |
| Steam Deck | 認証済み(Verified) |
| 公式サイト | noitagame.com |
Steamストアの最低動作環境は、OSがWindows Vista/7/8/8.1/10、メモリー4GB、グラフィックは512MB VRAMでOpenGL 3.0対応、ストレージは1600MBです。macOS版・Linux版はSteamストアには用意されていません。
公式プレスキットによると、ゲームはNolla Games自社の「Falling Everything Engine」で作られています。
世界観と開発チーム
攻略Wiki(noita.wiki.gg、有志による非公式Wiki)によると、ゲームは地上の森から始まり、山の短い通路を東へ進んだ先にある鉱山から地下へ降りていきます。最深部のエリアにはボスが待ち、各地に散らばる「真の知識のオーブ」の収集数などによって結末が分かれる、と同Wikiは整理しています。
3人の開発者
| 開発者 | 代表作・紹介(Steamストアと公式プレスキットより) |
|---|---|
| Petri Purho | 『Crayon Physics Deluxe』のクリエイター。若い頃から小規模なフリーウェアゲームを多数制作 |
| Olli Harjola | SFパズル『The Swapper』(2013年)で知られる。音楽やライブ映像、プログラミング言語の制作も手掛ける |
| Arvi Teikari | 別名Hempuli。小規模な実験的ゲームを多数発表し、その1つが『Baba Is You』 |
公式プレスキットでは、制作協力者としてAntti Tiihonen(ビジュアル・ゲームプレイ担当。『Legend of Grimrock』のAlmost Human共同創業者)、サウンドデザインのNiilo Takalainenの名前も紹介されています。音楽はフィンランドのサイケデリックロックバンドFrom GrottoとNiilo Takalainenの共作で、Steamでは「Noita Official Soundtrack」が1,010円で販売されています。
ゲームシステム・遊び方
すべてのピクセルが動く世界
Noitaでは世界の各ピクセルが個別に計算されます。Steamストアはこの仕組みを「ピクセルベースの物理」と呼び、魔法で敵を倒すだけでなく「周りの世界を操る」ことも遊びの一部に挙げています。攻略Wikiによると、物質には液体・気体・粉末・固体などがあり、物質ごとに密度や反応といった性質が異なります。攻撃に使う魔法がそのまま地形や物質を変える手段にもなる点が、本作の特徴です。
ポイント:公式プレスキットでは、本作はGame Developers Choice Awards 2020の「Best Technology」部門にノミネートされています。このほかIndependent Games Festival 2019では、Seumas McNally Grand Prize、Excellence in Design、Nuovo Awardの3部門でノミネートされています。
1回の挑戦の流れ
1回の挑戦は、地上から地下の階層を順に下っていく形で進みます(図1を参照)。階層の合間には「聖なる山(Holy Mountain)」と呼ばれる区画があり、攻略Wikiによると、ここで敵が落とした金塊(ゴールド)を使って杖や呪文を買い、杖に入れる呪文を編集し、HPを全回復(最大HPも10増加)し、3つ並んだ「特典(パーク)」から1つを選べます。HPは通常100で始まります。

攻略Wikiによると、開始時の持ち物は杖2本とポーション1本で、杖に入っている呪文やポーションの中身にはランダム要素があります。世界は挑戦のたびに生成し直され、Steamストアの説明どおり、死んでしまえばその挑戦は終わりです。ストアの説明文は、死んでも失望せず、学んだことを次の冒険に活かすよう呼びかけています。
杖と呪文の組み合わせ
Steamストアが「自分だけの魔法」として紹介しているのが、杖と呪文の組み合わせです。杖にはそれぞれ性能値があり、攻略Wiki日本語版では「シャッフル」「呪文/詠唱」「詠唱遅延」「リチャージ時間」「最大マナ」「マナチャージ速度」「容量」「拡散」「速度」「常時詠唱」といった項目で整理されています(図2を参照)。容量の数だけ呪文をセットでき、シャッフルが「いいえ」の杖は左から順に呪文を詠唱します。

呪文は同Wikiで「放射物」「静電放射物」「受け身」「ユーティリティー」「放射物調整盤」「資材」「マルチキャスト」「その他」の8分類に分けられています。放射物調整盤は他の呪文に効果を加え、マルチキャストは複数の呪文を同時に詠唱させます。どの呪文をどの順で、どの性能の杖に入れるかによって、同じ呪文でも撃ち方が変わります。
メインルートのエリア
攻略Wikiは、メインルートを8つのエリア(バイオーム)として整理しています(図3を参照)。英語版Wikiでの名称は、Mines、Coal Pits、Snowy Depths、Hiisi Base、Underground Jungle、The Vault、Temple of the Art、The Laboratoryの順です。最深部のThe LaboratoryにはボスのKolmisilmäがいます。同Wikiには、このメインルート以外の場所も別に掲載されています。

表記について:日本語版ゲーム内での各エリアの名称は今回確認できなかったため、英語版Wikiの表記のまま載せています。杖・呪文・特典などの用語も攻略Wiki日本語版の表記で、ゲーム内の表示と一字一句同じとは限りません。
アップデートの経緯
正式版の公開後も、Nolla GamesはEpilogue UpdateとEpilogue 2 Updateという大型アップデートを配信しています。開発元がitch.ioに掲載した開発ログ(devlog)では、次のように告知されています。
| 時期 | 内容(開発元の告知より) |
|---|---|
| 2019年9月24日 | Steam早期アクセス開始 |
| 2020年10月15日 | 正式版(1.0)公開。Steamの告知ではデイリープラクティスモードやTwitch連携などが追加要素として挙がった |
| 2021年3月30日 | Epilogue Update(Steamの告知・devlogの投稿日)。変更点は319項目で、当時は「Noita最後の大型アップデート」と告知された |
| 2024年4月8日 | Epilogue 2 Update。新しい呪文・敵・ボス・エリア・秘密を追加。以前のセーブデータは引き継げないと告知された |
Steamワークショップにも対応しており、2020年にSteamの告知で対応が発表されました。有志が作ったModをワークショップから導入できます。
Steamでの評価
Steamレビューでは、2026年10月15日の取得時点で全89,293件のうち好評が84,938件、不評が4,355件で、評価ラベルは「圧倒的に好評」です。好評の割合は約95%になります。Steamのストアページでは、日本語のレビューに限った評価も「非常に好評」と表示されています(調査時点)。
Steamの日本語レビューでは、ピクセル単位の物理シミュレーションや杖と呪文を組み合わせる楽しさを挙げる声がある一方、一部のレビューでは、難易度の高さ、杖や呪文の引き運に左右される点、ゲーム内の説明の少なさを不満点に挙げています。批評サイトではMetacritic(PC版)が76点、OpenCriticのTop Critic Averageが79となっています。
こんな人におすすめ
向いている人:物理演算で地形や液体が連鎖的に変化する遊びが好きな人、杖の性能値と呪文の並びを試行錯誤して自分なりの撃ち方を作りたい人、死んで最初からやり直すローグライトの緊張感を楽しめる人。Steam Deckでも認証済みのため、携帯機で遊びたい人にも候補になります。
注意点
購入前に確認したい点:Steamのユーザータグには「Difficult」が付いており、日本のゲームメディアAUTOMATONも正式版の発売時に「高難度魔法ローグライト」と紹介しています。死ねばその挑戦は終わりです。日本語はSteamストア上でインターフェースのみの対応で、Steamのレビューには一部の表示が英語のまま残っているという報告もあります。対応OSはWindowsのみです。
類似作品
海外のレビュー記事では、次の作品がNoitaの比較対象として挙がっています。
- Spelunky: KeenGamerのレビューは洞窟を下へ潜る点で比較し、Dread Centralのレビューは「Spelunkyと違って機動力がずっと高い」という対比で挙げています
- Dead Cells/Rogue Legacy: KeenGamerのレビューが、1回の挑戦のリズムが似て感じられる作品として挙げつつ、壊せる地形によって違いがすぐに出ると書いています
- Terraria: Dread Centralのレビューが、壊せる地形の比較対象に挙げています
- The Binding of Isaac: Dread Centralのレビューが、呪文の組み合わせによる相乗効果の比較に挙げています
また、開発元の公式プレスキットは、影響を受けた作品として『Liero』、「落ちる砂」系のゲーム(falling sand games)、近年のローグライク/ローグライト作品を挙げています。
まとめ
- どんなゲームか: 世界のすべてのピクセルが物理シミュレートされる魔法アクションローグライト。開発・販売はフィンランドのNolla Games
- 発売と価格: 2020年10月15日に正式版が発売。Steamでは820円(通常2,050円から60%オフ、2026年10月15日取得時点。購入時の価格はSteamストアで確認)
- 遊びの中心: 杖の性能値と呪文の組み合わせで攻撃と地形操作を行い、聖なる山で杖を整えながら地下深くへ進む
- 評価: Steamレビューは89,293件で「圧倒的に好評」(好評約95%)
- 注意点: 高難度で死は永久。日本語はインターフェース対応。Steamの対応OSはWindowsのみで、Steam Deckは認証済み
Noitaの購入はSteamストアのページから行えます:Noita(Steamストア)











杖の組み方で撃ち方がガラッと変わるのが、まさに沼だよね。同じ呪文でも杖次第で別物になるのが最高に楽しい。
そして何より、炎や液体が地形を書き換えていくのが熱い。敵を倒すだけじゃなくて、周りの世界ごと動かしていく感覚がたまらないんだよね。
死んだらそこで終わりという緊張感も含めて、一度ハマると抜けられないゲームだと思う。
わ〜、りっくんのその感覚、すっごくわかる〜! 周りの世界ごと動いていくのが熱いよね!炎がじわ〜っと広がったり、液体がドバーって流れたりするの、見てるだけでキャッキャしちゃう 死んだらおしまいなのに、なぜか「もう一回!」ってなっちゃうのもわかる〜!一度ハマったら抜けられない沼、りっくんと一緒に沈みたい〜!
わ〜、Noitaすごい〜!画面のピクセルが全部物理で動くなんて、びっくり!
りっくんの言う通り、炎や液体で地形がどんどん変わっていくのが本当に熱いよね〜!
杖と呪文の組み合わせで撃ち方が変わるのも、どんな形になるかワクワクしちゃう!
杖の引き運があるのはちょっとドキドキだけど、それも含めて楽しそう〜!
死んだらそこで終わりなのは怖いけど、次こそは!って思えるのが素敵だなぁ
ヒナちゃんの『どんな形になるかワクワク』、その感覚がちょうどいいんだ。タイトルのnoitaはフィンランド語で『魔女』という意味なんだよ。開発のNolla Gamesがヘルシンキの拠点だから、名前も母語で付けるのが自然な流れなんだね。最深部のボスKolmisilmäも同じ発想で、杖の組み方で予想外の形になる魔術っぽさと、タイトルの『魔女』がつながってる気がするな。
杖の組み方で撃ち方が変わるのは、同じ呪文でも別の道具として使い分ける感覚に近いからだと思う。ちなみに最深部のボス、Kolmisilmäはフィンランド語で「三つの目」という意味なんだ。フィンランドの言葉を名前に使っているのも、タイトルの「noita」と同じ流れなんだよね。名前ひとつにも、フィンランドらしさを出そうという意図がうかがえる。
いやいや、理屈じゃなくて沼なんだよ! 杖を組み替えるたびに「次はこれでいこう」って試したくなって、気づいたら時間が溶けてるのがたまらないんだよね。別の道具として使い分けるって、ちょっと冷静すぎない? 同じ呪文でも杖の組み方ひとつで全然違う顔になるから、そこを味わうのが楽しいんだと思う。
あと、ボスの名前がフィンランド語で「三つの目」だったのは知らなかった! 名前の由来まで拾ってくれると、作品の見え方が一段深くなるよね。
杖の性能値と呪文の組み合わせが、撃ち方だけでなく引き運の不満も受け止める仕組みになっているのが面白いと思います。杖が悪くても、聖なる山で呪文を組み直せるからです。ただ、シャッフルや詠唱遅延の意味はゲーム内で分かりにくいという声もあります。最初の数回の挑戦で、その読み方を自然に学べる導入があれば、死を繰り返す緊張感がもっと素直に楽しめそうです。
サキ、その気持ちは分かるけど、分からないまま死を繰り返すのも含めて沼なんだよ! シャッフルの意味が掴めないまま撃って、爆発して、「なんで?」ってなるところから既に楽しいんだよね。導入があるのは確かに親切かも。でも全部説明されちゃうと、自分で杖を組んで「そういうことか!」と気づく瞬間の快感が薄れちゃう気がするんだ。