『異世界からの企業進出!? ~元社畜が異世界転職して成り上がる! 勇者が攻略できない迷宮を作り上げろ~』第1話のネタバレあらすじ解説です。
ネタバレ1話『異世界からの企業進出!? ~元社畜が異世界転職して成り上がる! 勇者が攻略できない迷宮を作り上げろ~』の結末まであらすじ
ブラック企業を辞めてニートになる
田中次郎は自宅のベッドでくつろいでいました。
28歳の彼は全てから解放されて、自由を満喫しているところです。
1週間前までの次郎はブラック企業で限界まで働いていました。
月の残業時間は120時間を超え、休日出勤は当たり前で残業代など満額出たこともありませんでした。
そんな次郎は上司の一言で完全に我慢の糸が切れ、その場で退職を告げて私物だけを持ってそのまま帰宅し、ニートになったのでした。
そのことに後悔など少しも感じていない次郎ですが、唯一自分が面倒を見ていた後輩のことだけは少し気がかりです。
多分大丈夫だろうと自分に言い聞かせた次郎は、少し落ち着いて現実を考えました。
ブラック企業で休み無く働いていてお金を使う暇も無かった次郎には十分な蓄えはありましたが、それでもずっとこのままというわけにはいきません。
次郎は次の仕事のことを考え始めました。
気になる求人広告「ダンジョンテスター募集」との出会い
家には寝に帰るだけの状態だった次郎宅の郵便受けには、公告や郵便物がぎっしり詰まっていました。
その量に苦笑しつつ求人広告がないかを探します。
そして1つのおかしな求人広告を見つけました。
ダンジョンテスター募集、と書かれたその求人広告は、正社員30名とアルバイト70名の計100名を募集していました。
提示されている給与や勤務時間等の内容もホワイトなものでしたが、業務内容が理解できません。
我ら魔王軍が設計したダンジョンが勇者に対して有効か皆様にテストして頂きます。
いたずらにしても大概だと思う次郎ですが、広告の出来が良くて好条件で勤務場所も隣町であることが気になります。
とりあえずその日は眠ることにしました。
次の日の朝、次郎はまだ昨日の求人広告が気になっていました。
昔はRPGゲームが大好きでよくプレイしていた次郎は、魔王やダンジョンという言葉にやはりワクワクしてしまうのです。
次郎は応募の連絡をしました。
いざ、面接へ
面接当日、次郎は社名MAOと書かれた立派なビルに驚いていました。
中に入ろうとした次郎は一瞬何かを感じます。
受付には浅黒くて耳の長い可愛い受付嬢が2人いて、次郎は混乱します。
あの容貌はもしかして、と考えている次郎のもとに面接官の女性がやって来ます。
受付嬢と似た風貌をしたその女性はスエラと名乗りました。
スエラがペンを落としてしまったのを拾おうとした次郎は、スエラの手に触れてしまいます。
スエラは気にした様子もなく、面接会場に次郎を案内しました。
そして開口一番に、次郎に自分がどう見えているのかを尋ねました。
次郎は言葉に詰まりましたが小さな声で、ダークエルフですかね…と答えました。
そんな次郎に、スエラは合格と告げます。
先天的なものである魔力適性の強さは10段階あり、次郎には少なくとも4以上はあるというのがステラの見立てでした。
手が触れた時にステラは次郎の人格や思想もチェック済みだったのです。
採用されてダンジョンテスター決定
ステラは次郎に業務内容の説明をしました。
ステラ達魔王軍は異世界イスアルと長い間戦争をしているのですが、戦争の要となる両世界を結ぶダンジョンがイスアルからの勇者に毎回踏破されているのです。
そこでダンジョンを難攻不落に昇格させるためのダンジョンテスターを求めていたのでした。
ステラにダンジョンを見学させてもらった次郎は、魔王軍の戦争の理由を尋ねます。
魔王軍とイスアルは元々1つの存在で、五千年前にイスアル内で起きた争いにより滅亡しかけたところを祖神によって光と影に分割されたのでした。
ダンジョンはかつて和睦のための連絡路でしたが、溝は埋まりませんでした。
その争いが今も続いているものの、魔王軍は本能がイスアルを求めており、スエラも自分で実際に見たこともないイスアルに帰りたいと願っているのです。
それを聞いて次郎は、ダンジョンテスターとして働くことを決めたのでした。
ネタバレ1話『異世界からの企業進出!? ~元社畜が異世界転職して成り上がる! 勇者が攻略できない迷宮を作り上げろ~』感想と考察
次郎はダンジョンテスターとして働くことを決めましたが、募集は社員とアルバイトを合わせて100名と大人数だったので、次郎以外にどんな人間がどれだけ採用されるのかはかなり気になるところです。
おそらくクセの強いキャラが増えるんじゃないでしょうか。
次郎がブラック企業に残してきた後輩が登場してくるんじゃないかという気もします。
今のところ目立った女性キャラがスエラだけなので、ダンジョンテスターにも女の子が入るともっと展開が広がるかもしれません。
異世界が絡むと大概主人公は勇者側につくことが多いですが、魔王軍というのは勇者に敵対する形になるので、その逆転の発想はちょっと面白いと思いました。
次の話から次郎は早速ダンジョンテスターとして働き始めるのか、それともさらなる人材の面接編になるのか、どちらになっても展開が楽しみです。
『異世界からの企業進出!? ~元社畜が異世界転職して成り上がる! 勇者が攻略できない迷宮を作り上げろ~』まとめ
『異世界からの企業進出!? ~元社畜が異世界転職して成り上がる! 勇者が攻略できない迷宮を作り上げろ~』についてあらすじをネタバレしつつ、感想、考察をまとめました。
第一話を読んで『異世界からの企業進出!? ~元社畜が異世界転職して成り上がる! 勇者が攻略できない迷宮を作り上げろ~』へ興味もってもらえたら、ぜひマンガで読んでみてくださいね。