!!!!本記事は自殺をすすめているわけではありません。!!!!
こんにちわ、ぼくです。
世界初! 安楽死マシンがローチンするということで、安楽死マシンについて製品名、発明者とその仕組みを紹介した後で、安楽死について考えていきたいと思います。
この記事を読み終わった後で、安楽死マシンがなんでこの2020年になろうとしている今、世界初なのか、人と雑談のネタにできるようになっていることを目的にします。
それではいきましょう!
安楽死マシンとは
安楽死するための機械です。
ポイントは、安楽死するための機械という点です。
え? わからないですか。
安楽死「する」ための機械っていうところがポイントです。
もう一息ですかね。
今まであったのは安楽死「させる」ための機械でした。
しかし、今回の発明は安楽死「する」ための機械です。
製品名
Sarco(サルコ)
語源は、「sarcophagus:石棺」だそうです。
発明者
フィリップ・ニッチケ。
ニックネームは、ドクター死神。
仕組み
安楽死マシンに入り、安楽死を承認するボタンを押すと、安楽死マシンの内部の酸素濃度が低下していき、苦しむことなく数分後には安楽死できるという仕組みです。
自然に分解される物質で作っているため、そのまま埋葬、火葬もできるそうです。
堆肥葬はできなそうですね。マシンinマシンにはサイズという障壁がありそうです。
なぜ作ったのか
だ、そうです。
さきにも言ったいままでの安楽死させるための機械は、あくまで医師が患者の意志(ダジャレではない)を代行して、安楽死させるわけです。
ただ、安楽死を選ぶのは患者なわけで、安楽死するタイミングも、患者に任せられるべきではないか、それが患者の尊厳を守るということではないか?
と、かんがえて作ったそうです。
安楽死の話をすると、倫理観の問題になりやすいですが、死刑の問題もそうですけど、賛成派には賛成派の、否定派には否定派の正義があるんですよね。
難しい問題です。
安楽死の方法
安楽死には、大きくわけて、二種類あります。
種類
- 消極的安楽死
- 積極的安楽死
消極的安楽死は、安楽死を基本的には進めない姿勢のもので、積極的安楽死は、安楽死を肯定的にとらえているものです。
積極的安楽死が認められている国
- 大韓民国
- オーストラリア
- アメリカ
- ルクセンブルク
- ベルギー
手続き
国によってちがいますが、日本の場合は積極的安楽死は認められておらず、消極的安楽死のみです。
簡単にいえば、終末期の患者のみ許されています。
ただ、一部海外の積極的安楽死の仕組みを利用する方法もあります。
スイスのライフサークルという団体であれば、旅費込みで150万円程度で可能とのこと。
なぜなら、スイスは意志が直接手を下すことが禁止されているものの、医師が患者が苦しまないように、自殺することを助けることは法律で認められているからです。
安楽死と尊厳死
患者の尊厳を保つために、安楽死マシンや、スイスのライフサークルのような団体が自殺幇助しているとしたら、その安楽死は尊厳死なのではないか、という疑問がでてくるかとおもいます。
しかし、その答えはノーです。
類似点
患者の尊厳をまもるための自殺幇助であること
相違点
- 安楽死は医師など第三者か、当人が安楽死をする仕組みをつかって自殺すること
- 尊厳死は、延命措置をやめて、自然死すること
安楽死マシンのまとめ
安楽死マシンと安楽死、尊厳死についてこれでお友だちに話できるようになったのではないでしょうか。
最後に、今日話した安楽死マシンについての話をまとめますね。
世界初、安楽死マシンSarcoが発表された。
開発者はニッチケ。ドクター死神で、患者の尊厳をまもるために安楽死マシンを作った。
尊厳を守るといっても、尊厳死ではなく、あくまでも安楽死用のマシン。
尊厳死は、延命処置をやめること。
日本では、積極的安楽死は認められていないが、スイスのライフサークルという団体なら約150万程度で、外国人の安楽死を合法的に受け入れてくれる。
で。
ぼくは安楽死を悪いことだとは思ってないんです。
宗教観だとか、倫理観だとか、経済の問題もあるかもしれませんけど、ほんとうに苦しんでいる患者との面会を八ヶ月続けたことがある身からすれば、自分の終わり方は自分で選ばせてあげたいと思うし、思ったし、自分もそうしたいと思います。
!!!!!本記事は自殺をすすめているわけではありません!!!!!
了