この記事は、週刊少年マガジンで連載中!「黙示録の四騎士」の主人公パーシバルについて、基になっているアーサー王の伝説群からその人物を考察・紹介・妄想します。
「黙示録の四騎士」人物考察:パーシバル
パーシバルの人物像
パーシバルは最終的には悲劇的に終わるアーサー王の物語の中で、ザ主人公、いわゆる少年漫画の主人公のような活躍をし、生涯を終えた人物です。
なので、その名前の語源にも諸説ありますが、
Perceval= perce(突く)+val(谷)で、「谷を駆け抜けるモノ」という説が有力だそうです。
冒険者! ってイメージってことですね。
「黙示録の四騎士」でも第1話から早速、冒険に旅立ちましたし、同じような造形なのだと思います。
パーシバルの登場作品
『ペルスヴァルまたは聖杯の物語』フランス語
『パルチヴァール』ドイツ語
『マビノギオン』英語
『アーサー王の死』英語
とくに「アーサー王の死」は最も有名な作品です。
他には、舞台として『パルジファル』が存在します。
パーシバルの家族構成
祖父:聖杯王
父:ペリノア王
母:無名
姉:ディンドラン
兄弟:トー、アグロヴァル、ラモラック、ダーナー
息子:ローエングリン
パーシバルの役割
円卓の騎士、第2席。
聖杯の探索者。
パーシバルの生涯の結末と最後
パーシバルの旅には何通りかのスタートがあります。
ひとつは、祖父(聖杯王)を救うために聖杯を求め旅をするというもの。
もうひとつは、父を殺されウェールズの森で過ごしたあと、騎士に憧れ、アーサー王の下で円卓の騎士になり、その後、聖杯を探す旅にでるとういものです。
前者は最終的に、聖杯を見つけ、祖父を救います。
後者は最終的に、聖杯を見つけ、探索を成功させた3騎士のうち1人として讃えられます。
そして、戯曲の『パルジファル』では、パーシバルは聖杯を手に入れ、王となります。
パーシバルについて考察
ここまで、パーシバルの家族構成、役割、生涯をまとめてきて、色々な妄想のヒントを得ることができました。
キーワードは聖杯。
そして、祖父が聖杯王であるということ。
また、戯曲『パルジファル』の第二幕から、面白い記述を発見することができました。
王道ファンタジーとしては、
聖杯の力で、アーサーを助ける。しかし、アーサーはブリテンからアヴァロンへ。王不在。
パーシバルが王となる。
というエンディングが予想されなくもないですね。
アーサーに訪れる危機とは、ブリテンの危機であり、黙示録の四騎士が関係してくることでしょう。
「アーサー王の死」ではアーサーを滅ぼす予言は、黙示録の四騎士ではなくて、1人でした(モードレッド)。
ただ、家族構成を見てもらえばわかるとおり、
パーシバルの父は、パーシバルのじいじが言っているのとは違って、どこぞの王様です。
パーシバルの父は、イロンシッドではありません。
ここをどう解釈するかが面白いところですが、
ひらめきがあったので、次の記事でシェアしたいとおもいます。
パーシバルについてまとめ
「黙示録の四騎士」主人公パーシバルについて情報をまとめましたが、いかがだったでしょうか。
そうですね、まとめただけってところもあるので考察を期待していた方には少し物足りないかもしれません。
なので!
当たるも八景当たらぬも八景!
次の記事では、ここから妄想を膨らませて、
ふたつの説について仮説を立ててみたいと思います。
1.パーシバルはパーシバルではない説
2.聖杯はすでに手に入れている説
それではみなさまに聖杯の祝福があらんことを!
「黙示録の四騎士」と言うのは「七つの大罪」の【正統続編】なのですから、【メリオダスとエリザベスの息子のトリスタンやバンとエレインの息子のランスロットの様に】親族関係が無くては成らないのです
そう、つまり 【パーシバルとガウェインがキャメロットの人間と親族関係が在ると言う思い込み】が間違っているのです 読者の皆様は勿論の事、パーシバルやガウェインも感付いているのでは無いでしょうか?
パーシバルはイロンシッドの顔を見てバルギスと似ていると思い動揺する様に成ってしまいますが、果たしてバルギスとイロンシッドも親子なのでしょうか
何故なら、バルギスはイロンシッドの事を「自分【わし】の息子」と一度も言った事が無いし、一話で戦った時も「息子」及び「父さん」と言い合わなかった
それ処か回想でも髭の形は違っていましたし、顔だって髭を除けば似てもすらいない【バルギスは縦に長く、イロンシッドは横に太い】
つまり、パーシバルとバルギス、そしてイロンシッドの三人は最初から家族では無い事に成ります
「実の父親」とは【実際は血の繋がらない義理の父親】、「実父」とは【実際は直接的な認知すら無い名目上の義父】、の意味なのです
そしてメリオダスこそ【パーシバルの遺伝子上の実父】なのです
そう、パーシバルはメリオダスから、ガウェインはエスカノールから、それぞれマーリンの錬金術で造られた【ホムンクルス】、つまり【人造人間】と言う事に成ります
パーシバルはメリオダスのクローンとも呼べるので、メリオダスの思う人物の能力をコピーしたし、ガウェインもエスカノールの蘇り位置ですが、その反面として親族の悪い所も継承して【パーシバル→遺伝子上の実父のメリオダスのセクハラしたり、暴走を含め周囲に災いをもたらす魔神族の体質、便宜上の養祖父のバルギスの責任能力の無さ、名目上の義父のイロンシッドの自分の身勝手な言動や復讐の為なら仲間や身内の迷惑を顧みない歪んだ正義感 ガウェイン→開発者にして便宜上の伯母はおろか事実上の実母のマーリンの上から目線や自分の目的の為なら手段を選ばない残虐性、遺伝子上の実父のエスカノールの傲慢や弱くなると情けなくなる場面、名目上の義理の叔父のアーサーの残忍で幼稚な性格】しまった【負のスパイラル】でも在ります
この無様っぷりに、義父から【できそこない】や義理の叔父から【じゃじゃ馬】と、それぞれ罵倒された程